内海アオバ(ブルーアーカイブ)

登録日:2025/05/05 Mon 23:41:07
更新日:2025/05/12 Mon 15:16:19
所要時間:や、約 10 分で読めるんですけど……。






た、叩いたら直ると思ってますけど……だめですか、そうですか……



内海(うつみ)アオバとは、ゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』に登場するキャラクター。


【プロフィール】

学園:ハイランダー鉄道学園(2年生)
部活:貨物輸送管理部
年齢:16歳
誕生日:7月19日
身長:151cm
趣味:妄想、さりげない毒舌発言
イラスト:nemoga
CV:田蔦紗蘭



【人物】

キヴォトスの鉄道路線の維持管理や運行に特化した「ハイランダー鉄道学園」。
乗客を運ぶ客車だけでなく貨物列車の運行も担当しており、その貨物列車の整備や貨物の運行などを担当する「貨物輸送管理部」に所属するエンジニア。

内気で怖がりな性格。あまり社交的ではないためか基本的にはぼっちであり、食事も一人でコンビニ弁当というかなり寂しい生活を送っている。
というのも、所属する貨物輸送管理部は現場最前線の役割。トラブルが絶えないキヴォトスにおいて人手は常に不足しているため、1人が背負うには絶望的な激務を毎日のようにこなしている上に、上層部からの指示で急に仕事が降って湧いたり、業務用の消耗品ですら一部自費購入というド級のブラック職場
かくして限界OLめいた環境に身を置いて精神に影響が出ないはずもなく……


あ、頭お花畑なんですね……。せ、世界はもともと冷たくて酷いんですけど……。

ふ、ふふ……期待をするから、失望するんです……。
お、お馬鹿さん、ですね……。

き、期待しなければ、傷つくこともないのに……ふふふ……。


とんでもないレベルのネガティブ思考に身も心も染まり切ってしまった卑屈な諦観主義者になってしまった。
要は教育環境とか関係なく素でばにばにの境地に至りかけている。虚しい……
アオバの場合、上述したブラック環境も相まって日頃からこの世界に対する不満や鬱憤が溜まっており、それが誰にも聞こえないほどの毒舌となって発散されている。
アオバが発している負のオーラは相当強く、並大抵の外的要因では晴らすことができないどころか、因縁をふっかけてきたチンピラすら退散させるほど。
モモトークのプロフィール欄もLife is disaster.(人生は災難だ)と書かれている。

この価値観故に、先生に対してもかなりの塩対応だったのだが……

もちろん整備工としては優秀。……ではあるが、何事においても愛用のパイプレンチで「叩けば直る」を実戦する危うい面もあるが、一応成果は出ているので結果オーライである。※この手しか知りません
分解修理もできるとのことだが、そちらはプランBらしい。
かなり酷い乗り物酔いをしやすい体質らしく、特に自動車では想像しただけで吐き気を催すレベル。逆に列車は何ともないらしく、ハイランダーに進学したのもそれが理由である。



愛用する武器はショットガン「半端な期待」。
「何事にも期待しない」という価値観を逆説的に表しているという。気に障るものを消し飛ばすのに最適らしく……

む、ムカつく人がいたら……こ、これで撃ち抜いちゃえばいいんですよね……?
*1

と物騒なことを宣っている。実際キヴォトスでは正解であり日常茶飯事なのだが

デザインの元ネタとなったのは、アメリカ製のポンプアクション式ショットガン「ウィンチェスターM1897」とみられる。
第一次世界大戦の塹壕(Trench)戦で活躍したことから「トレンチガン」の異名も持つ。
トリガーを引いたままポンプアクションを行うことで連射できる「スラムファイア」ができるモデル。





【ストーリーでの動向】

初登場はイベントストーリー「ハイランダー鉄道爆走事件 ~そして列車はなくなった~」。
それまでに明らかになっていたハイランダー所属の生徒は橘姉妹とスオウのみだったが、イベントが告知されたブルアカらいぶにおいて突然のネームド生徒登場となった*2ため、コメントやSNSでは「誰!?」と話題を集めた。

+ イベントストーリー「ハイランダー鉄道爆走事件 ~そして列車はなくなった~」
重要な貨物を積んだ列車の運行を任されたヒカリ&ノゾミ。
上層部から宛がわれたのがアオバであり、年下かつ年上にも生意気な態度を崩さない2人に辟易しながらも仕事を始める。……はずだったのだが、なぜか無人のまま貨物列車が動き出してしまう。
ヒカリが呼んだ先生と共に列車を追いかけることになったのだが、たまたま取材に来ていたクロノススクールが積み荷についてあらぬ話をでっち上げはじめ、さらに生中継だったため瞬く間に拡散。
その話を信じたキヴォトス中のアウトロー達が列車を巡っての争奪戦が始まってしまう。

騒ぎを聞きつけ飛び入りで加勢したイオリの助力もあって全員追い払うことには成功したものの、戦闘の余波で非常ブレーキも含めたブレーキシステムが全て故障。
ビルにクモの糸を発射して止めようとしたり線路に降りて全身で止めてみたりと無茶な提案をするヒカリに対し、アオバは落ちていた爆弾で車輪を爆破し、無理やりブレーキをかけるという、停車「は」できる案(摩擦係数オーバードライブ)*3を提示。今できる最善はこれしかないということで2人と先生も承諾し、タイミングを見計らって起爆。
列車および線路、駅舎一部を破壊しながらも、ピッタリと停車に成功するのだった。

貨物の引き渡し後、困ったらいつでも呼んでといつものように別れようとする先生に対し、私も呼んでいいかと問うアオバに対し、当然先生はもちろんと快諾。

はぁ……だ、ダメだって分かってるのに……。
こ、こんなの、期待しちゃうじゃないですかぁ……。


+ 絆ストーリーでは…… ※ネタバレにつき折り畳み
全4話で、4話でメモロビが解放される。
しかし、エピソードタイトルが

  • 第1話:I hate people(人が嫌い)
  • 第2話:I hate this world(この世界が嫌い)
  • 第3話:I hate being alone(孤独が嫌い)

となかなかに闇が深いものとなっている。
先生との交流を経て悲観主義が若干改善……したようだが、同時に先生の優しさに触れたことでガッツリ依存してしまった節が見受けられるようになった。
それこそ先生のためならば周囲を火の海に変えることも厭わない一途な脱獄犯や、魔女と謗られ暴走してもなお先生が手を差し伸べたことで救われたトリニティのお姫様にも引けを取らないレベル。
先生からすれば他の生徒と同様に等しく接していただけなのに、アオバからは救済や信仰の領域にまで至っており、その存在がアオバの中でいかに大きくなったかを窺わせるものとなっている。
そして第4話のタイトルは……



I hate this world(without you)((先生のいない)この世界が嫌い)






【性能】


ど、退いてほしいんですけど~~!!
む、無理……。


レアリティ:★1
戦術的な役割:STRIKER
ポジション:FRONT
クラス:タンク
武器種:SG
攻撃タイプ:振動
防御タイプ:軽装備
市街地:B 屋外:C→A(固有武器★3) 屋内:A
装備品:シューズ/バッグ/お守り

EXスキル:しゅ、修理に行かなきゃ……! COST:3
指定した位置に移動しながらぶつかった敵にダメージ。移動後、自身の攻撃力と攻撃速度を割合で増加(22秒間)

ノーマルスキル:じゅ、準備完了……
40秒毎に、防御力を割合で増加(32秒間)

パッシブスキル:絶望的な激務 → 絶望的な激務+(固有武器★2)
HPを割合で増加 → HPを固定値で増加し、さらにHPを割合で増加

サブスキル:期待なんて、してません
通常攻撃12回毎に、防御力を割合で増加(20秒間)



イベントストーリー「ハイランダー鉄道爆走事件 ~そして列車はなくなった~」の配布生徒。
アイテムを消費してプレイできるミニゲームのクリア報酬として神名文字が入手できる。現状では唯一ガチャ以外の手段でも入手できる振動攻撃持ち生徒である。*4

回避が低く、HPと防御力で耐える「受け」タイプのタンク。方向性としてはハルカに似ている。
ノーマルスキルとサブスキルで防御力を増加させ、バッグを装備可能ということで全て乗った状態での防御力はかなりのもの。
ただナツレイサのように自力で回復できないため、長持ちさせるなら外部からのフォローも必要。

EXスキルは単独移動型のスキルで、移動後に攻撃力と攻撃速度を上げる攻撃的なスキルとなっている。
単独移動できるタンクにはネル(バニーガール)ミネホシノ(臨戦):1番がいるが、特筆すべきは移動距離。
かなり広範囲に移動することができ、移動距離ではトップレベル。
タンクのため攻撃性能はお察しだが、他のタンクと比較すると基本の攻撃力は高めであるため、EXスキル使用後は雑魚敵散らしに十分採用可能。
トロッコに乗り込み、指定した場所に向かって突進し、経路上にいる敵を轢きながらコケる。トロッコ問題
ただし戦術対抗戦のようにオートで使用すると移動せずその場でコケるため、タゲ逸らし要員としては機能しない。

現時点ではギミック対策要員としての出番であり、実装と同時に登場した、制約解除決戦の新規ボス「ティファレト(弾力装甲)」に出番がある。というより必須レベル。

専用モーション家具は「ハイランダー自動改札機」。アオバが修理している様子が見られる。
改札機を飛び越えて無賃乗車をする乗客が後を絶たないため車内改札が必須になっており、その上不良から蹴られることもあり、頻繁に故障してしまうとか……。
実装と同時にカフェ内装の新シリーズ「ハイランダー列車」が追加されており、シリーズを構成する家具の一つとなっている。



【余談】

  • 名前の由来となったのは、1982年から1997年までの間、宮城県・仙台駅を発着点とする各駅停車の「あおば」とみられる。名称の由来は伊達政宗の居城でもあった「仙台城(青葉城)」から。
    現在は東北新幹線や北陸新幹線の開通の余波を受け、岩手県・盛岡駅を発着点とする「やまびこ」に統合され現存していない。
  • 実は「内海(うつみ)」さんが一番多いのは宮城県。関東では「うちうみ」、関西では「うつみ」と呼ばれる傾向にあるらしく、また宮城県では「うちみ」という読み方もあるとか。
  • メモロビは仕事を終えて作業服を脱ぐシーン…だがキャミソールまで見えてしまっている。当然先生たちの間でも話題になり、そのせいかファンアートも下着姿などセンシティブな姿が多く投稿されている。エ駄死!
  • 実装発表をもって公開された=キャラの初出時に担当声優が明らかだったのもあり、担当声優の著名な持ち役でありアオバの印象に通じる「超内弁慶な小動物キャラ」である福丸小糸を引き合いに出されることも多い。戒野ミサキ樋口円香(小糸と同ユニット)という前例もあったので尚更。
    • 実装されると第一印象以上にネガティブ色の強いキャラなうえに「ですけど……」が口癖なのが判明し、アイマスP各位からは打って変わって森久保乃々を連想する声が増えることに。
  • Xで検索をかけると、「アオバ 依存」とサジェストされるくらいには話題になっている。
    実際、イベントストーリーや絆ストーリーを通して、ただの生意気ガキンチョかと思いきや使命感も責任感も並以上にある一面が(それまでの描写でも片鱗はあったが)描かれたヒカリとノゾミに対し、その2人に巻き込まれる苦労人かと思いきや闇が深く、あのミカですら鉄壁の距離感を保った先生に深く依存しているというギャップで話題を集めた。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ブルーアーカイブ
  • ブルアカ
  • 内海アオバ
  • ハイランダー鉄道学園
  • 貨物輸送管理部
  • 社畜
  • ショットガン
  • 半端な期待
  • 毒舌
  • Life is disaster.
  • I hate this world(without you)
  • 高校生
  • 整備士
  • 田嶌紗蘭
  • 依存
最終更新:2025年05月12日 15:16

*1 固有武器装備時

*2 ツクヨとミチルが公開と同時に実装になった前例はある

*3 ヒカリ命名

*4 振動属性の低レアは他にモミジとアツコ(水着)しかいない。モミジはまだガチャ以外の入手手段が存在せず、アツコ(水着)は純粋なSP枠ヒーラーであり攻撃手段が存在しない。