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ヤナカーギー/チャリジャ

登録日:2026/07/17 Fri 19:00:00
更新日:2026/08/24 Mon 22:49:26
所要時間:約 7 分で読めます




ヤナカーギーよ…チャリジャが迎えに来たぞ!
出でよ、ヤナカーギー!
宇宙一の暴れん坊・ヤナカーギーよ、大暴れしようぞ!


宇宙恐竜 ヤナカーギーとは、『ウルトラマンティガ』49話「ウルトラの星」に登場する怪獣。
同エピソードにて共演した、宇宙魔人 チャリジャについても紹介する。



宇宙恐竜 ヤナカーギー


身長:58m
体重:6万t

1965年の竜ヶ森湖においてウルトラマンが青い球に封印していた怪獣で、チャリジャが封印を解いたことで復活した。
宇宙一の暴れん坊と評される獰猛な性格で、チャリジャの指示により見境なく大暴れしたほか、ティガの額のティガクリスタルからエネルギーを吸収する能力も見せている。
しかしながら鳴き声は「にゃ〜」といった、見た目や気質らしかぬ可愛いものなのが特徴。


宇宙魔人 チャリジャ


身長:2m
体重:120kg
演:町田剛(現:町田政則)

異次元から地球に現れ、ヤナカーギーを復活させた"怪獣バイヤー"
人間体は白い肌で小太りのチャップリンのような姿の男。本来の姿は黒い体に捻じれた布を巻いたような奇妙な左右非対称の怪人。
鞄のような形のタイムマシンを用いて1965年の円谷プロへとタイムスリップしている。他にも空中浮遊は両手から光弾を放って攻撃する能力を持つ。
ヤナカーギーを復活させて暴れさせる一方で、ウルトラマンに対しては敵意を見せず、どことなく嬉しがる様子を見せていた。


劇中での活躍


ダイゴが街の子供たちに花と怪獣を交換して、と迫る白い肌で小太りの奇妙な男を尾行する中、円谷プロに行けば、と子供に言われた男は円谷プロへと向かう。
円谷プロへ辿り着いた男は怪獣バイヤー・チャリジャを名乗ると円谷英二監督に会いたがるが、故人なので勿論会えない。冗談半分で1965年に行けば、と言われたため、1965年の円谷プロへタイムスリップ。一度本部で報告を済ませたダイゴも後を追うと、1965年の砧に着いてしまう。

チャリジャは円谷プロのスタッフから怪獣を買おうとするが空想の産物、と返されて相手にされない。
一方ダイゴは、"長野"と円谷プロのスタッフに呼ばれ、当時制作中の特撮番組の撮影に参加することに。
「長野って誰だよ…」

何とか撮影を乗り切って本物の長野(演:長野)と入れ替わったダイゴはチャリジャを追うが、不思議な力を前に取り逃がしてしまう。

暫く後、円谷英二監督は円谷プロの社運を賭けた新番組の脚本制作に難航していた脚本家・金城哲夫に対して、ほのかに温かい不思議な赤い石を見せる。
円谷は自身が金星人であると言い出した*1のみならず、その赤い石・"ウルトラの星"を、ある寝付けなかった日に竜ヶ森湖を散歩していた時M78星雲から来た"ウルトラマン"という宇宙人が怪獣を封印する場に居合わせ、その時友情の証として託された…と語っていた。

この話を盗み聞きしていたチャリジャは有頂天で竜ヶ森湖を訪れると、青い球からヤナカーギーを解き放ち、大暴れさせる。
大暴れするヤナカーギーを前にダイゴはウルトラマンティガに変身、互角の戦いを繰り広げるも、エネルギーを吸い取られ、カラータイマーが点滅を開始する。戦いを見守っていた円谷監督はティガに声援を送る。その時……

円谷監督の想いが、オーラとなって奇跡を呼んだ!

円谷監督の想いが届き、赤い球が現れると、そこからはウルトラマンが登場した。

ウルトラマン…!懐かしい〜!

ウルトラマンはエネルギーが消耗したティガにエネルギーを分け与えて回復させ、それぞれの得意技であるゼペリオン光線スペシウム光線を放ち、見事ヤナカーギーを打ち倒す。
ヤナカーギーを倒されたチャリジャは悔しさと悲しさを滲ませながらも「ウルトラマン!また会おう!」と言い放ってその場を去り、戦闘後にウルトラマンとティガは固い握手を交わすのだった。


ヒーローが必要なんだよ、金城君。
ヒーローが必要なんだ、ヒーローが…。

監修:円谷英二、脚本:金城哲夫、監督:円谷一。
特撮TV番組『ウルトラマン』はこうして始まった。

ウルトラの星は、皆に大きな勇気と力を与えるため、いつも空の彼方で瞬いている。

余談


  • ヤナカーギーの名前の由来は沖縄の方言で「醜い顔」という意味であるほか、着ぐるみは36話に登場したゴルドラス改造であり、デザインモチーフや設定は『ウルトラマン』1話に登場したベムラー。腹部には「円谷」の文字がだまし絵風に仕込まれている。
    • また、種別は「宇宙恐竜」だが、宇宙恐竜という種別の怪獣がウルトラシリーズにおいてどのような怪獣なのかは、ファンにとって説明不要だろう。


  • この回のEDはこれまでと変わらず「Brave Love,TIGA」だが、映像は本編でなく『ウルトラマン』の戦闘シーン集となっており、サビの途中で〆のCパートに移る。
    • ダイゴはなんだかんだで元の時代に帰還しているが、後に彼の息子もタイムスリップを経験することになる。

  • 劇中に円谷プロそのもの、ひいては『ウルトラマン』という作品が存在するというメタフィクション要素の強いエピソード。第1話でダイゴが「ウルトラマンティガ」という名前を出してから特に言及はないため、おそらくこの回限定の設定。
    • なお、実際の円谷プロ社屋や円谷邸が使われたのは1965年パートの方。現代の社屋として登場した建物は有明スポーツセンターである。「10年後にはこんな立派な社屋があったらいいな」という願望が反映されたかは定かではない。
    • ダイゴが報告する場面では、サワイ総監が夢中になったという円谷英二の作品としてゴジラモスラの名前を出している。後年の作品含めても非ウルトラ作品にまで言及するメタ発言は珍しい。

  • 1965年の円谷プロにて撮影されていたのは『ウルトラQ』5話「ペギラが来た!」。
    • これを踏まえ、「ルーツ・オブ・ウルトラマン」というウルトラマン・ティガ・ペギラの3体が収録されたソフビセットが、21世紀最初の日である2001年1月1日に2001セット限定で2001円で販売されていた。
    • ヤナカーギーの造形物は『ウルトラモンスター超全集 ティガtoダイナ』ぐらいしかなかったが、元号が令和になってから発売された特撮STAGEMENTにヤナカーギーがラインナップされていたほか、『ウルトラマンクロニクルD』放送時にソフビが発売されている。



  • 初代ウルトラマンが単独で客演したのは意外にもこのエピソードが初で、セブンジャックと異なり、昭和期に単独で客演したことがない*2



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最終更新:2026年08月24日 22:49

*1 史実の本人も自称していた

*2 エース・タロウ・レオ(と昭和最終作の80)に関しても、『ウルトラマンメビウス』まで単独客演がなかった。