CONCERT TOUR GOOD TIME
概要
『CONCERT TOUR GOOD TIME』は、ASKAが2000年に開催したソロ・コンサートツアー。
2000年7月12日に発売されたシングル「good time」を冠し、同年10月7日の真駒内アイスアリーナ公演から12月1日の仙台市体育館公演まで、全国8会場で19公演が行われた。
選曲はシングル「good time」「judge by myself」を中心に、アルバム『ONE』『kicks』の楽曲や、それまでライブで披露される機会が少なかった楽曲で構成された。後年の映像作品紹介では、演奏曲の約半数が、それまでASKAのステージでは披露されたことのない楽曲だったと説明されている。
ツアータイトルの「GOOD TIME」は、単に楽しい時間という意味だけではなく、ASKAとバンド、観客が同じ空間で音楽を共有する時間そのものを示すものとなった。
ステージは派手な物語演出を前面に押し出すのではなく、ASKAの歌、演奏、照明、楽曲同士の流れを重視した構成となった。観客からは、従来以上に男っぽく、ASKA自身の進む方向が強く表れたステージだったという感想も寄せられた。
公演データ
開催日程
| 日程 |
会場 |
開場 |
開演 |
| 2000年10月7日(土) |
真駒内アイスアリーナ |
17:30 |
18:30 |
| 2000年10月8日(日) |
真駒内アイスアリーナ |
16:00 |
17:00 |
| 2000年10月15日(日) |
名古屋市総合体育館 レインボーホール |
17:30 |
18:30 |
| 2000年10月16日(月) |
名古屋市総合体育館 レインボーホール |
17:30 |
18:30 |
| 2000年10月18日(水) |
名古屋市総合体育館 レインボーホール |
17:30 |
18:30 |
| 2000年10月19日(木) |
名古屋市総合体育館 レインボーホール |
17:30 |
18:30 |
| 2000年10月25日(水) |
国立代々木競技場第一体育館 |
17:30 |
18:30 |
| 2000年10月26日(木) |
国立代々木競技場第一体育館 |
17:30 |
18:30 |
| 2000年10月28日(土) |
国立代々木競技場第一体育館 |
16:00 |
17:00 |
| 2000年10月29日(日) |
国立代々木競技場第一体育館 |
16:00 |
17:00 |
| 2000年11月2日(木) |
広島サンプラザ |
17:30 |
18:30 |
| 2000年11月3日(金・祝) |
広島サンプラザ |
16:30 |
17:30 |
| 2000年11月7日(火) |
大阪城ホール |
17:30 |
18:30 |
| 2000年11月8日(水) |
大阪城ホール |
17:30 |
18:30 |
| 2000年11月10日(金) |
大阪城ホール |
17:30 |
18:30 |
| 2000年11月11日(土) |
大阪城ホール |
16:00 |
17:00 |
| 2000年11月14日(火) |
マリンメッセ福岡 |
17:30 |
18:30 |
| 2000年11月15日(水) |
マリンメッセ福岡 |
17:30 |
18:30 |
| 2000年11月30日(木) |
仙台市体育館 |
17:30 |
18:30 |
| 2000年12月1日(金) |
仙台市体育館 |
17:30 |
18:30 |
セットリスト
''2000年10月25日・29日 国立代々木競技場第一体育館(東京都)''
- good life~はじまりはいつも雨
- Tattoo
- judge by myself
- 僕はすっかり
- 君が家に帰ったときに
- DAYS OF DREAM
- you & me
- good time
- 同じ時代を
- ID
- 月が近づけば少しはましだろう
- HELLO
- Girl
- Now
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- はるかな国から
- next door
- 止まった時計
- Cry
- けれど空は青~close friend~
3度目のASKAソロツアー
本ツアーは、『ASKA CONCERT TOUR ID』『CONCERT TOUR kicks』に続く、ASKAにとって3度目の本格的なソロツアーとなった。
1997年から1998年にかけてのソロ活動では、CHAGE&ASKAとは異なるサウンドやステージ表現を追求していた。その後、1999年にCHAGE&ASKAとして活動を再開し、アルバム『NO DOUBT』やアジアツアーなどを経た上で、2000年に再びソロツアーへ戻った。
そのため、本ツアーは前2作のソロツアーの単純な延長ではなく、CHAGE&ASKAとしての活動を一度経験した後に、ASKA個人の楽曲を改めて見つめ直すステージとなった。
会報では、前2回のソロツアーとは異なる「新鮮なASKA像」が打ち出されたツアーとして総括されている。
リハーサルと楽曲構成
ツアーの構成では、個々の楽曲だけではなく、ステージ全体の流れが重視された。
リハーサル中には、曲の配置やつながりについてバンドメンバーと繰り返し検討が行われた。セットリストに入れる予定だった楽曲が外れたり、逆に終盤になってから新たな楽曲が追加されたりするなど、構成は最後まで調整された。
「next door」は、ASKAが他の楽曲の中に自然に混ざるかどうかを心配していた曲だった。しかし、バンドメンバーから「絶対にやりましょう」という強い意見が出たことで、最後の段階でセットリストへ組み込まれた。
本編最後の1曲として配置されたことで、「next door」はツアー全体を象徴する楽曲のひとつとなった。過去から現在を経て、次の場所へ進むという曲の内容が、ツアー終了後のASKA自身の姿とも重ねられた。
「good time」の位置づけ
「good time」は、2000年7月12日に発売されたASKAのソロシングル。
日本テレビ系『知ってるつもり?!』のエンディングテーマとして使用され、本ツアーでは中盤の重要な位置で演奏された。
楽曲そのものをツアータイトルに用いたことで、「good time」はステージ全体のテーマを示す曲となった。
ライブでは、観客と過ごす時間を単に楽しいものとして描くのではなく、過去を振り返りながら現在を受け入れ、次の時間へ進んでいくという意味も持たせていた。
12弦ギターの使用
「judge by myself」と「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」では、ASKAが12弦ギターを演奏した。
会報では、本ツアーがASKAによる12弦ギターのステージ初披露だったと紹介されている。
使用された2本の12弦ギターは、いずれもASKA本人の所有物ではなく、身近な「誰か」の私物だったことも明かされている。
通常の6弦ギターとは異なる厚みと広がりのある音色が、楽曲の響きを特徴づけた。
ASKA PRE-FINAL AT THE GARDEN HALL
『ASKA PRE-FINAL AT THE GARDEN HALL』は、『CONCERT TOUR GOOD TIME』の期間中に急遽行われた、1日限りのライブハウス公演。
ASKAにとって初となる、オールスタンディング形式のライブハウス・パフォーマンスだった。
アリーナ会場で展開されていた『GOOD TIME』とは異なり、観客とステージの距離が近い空間で、より直接的なバンド演奏が行われた。
公演にはCHAGEがサプライズゲストとして登場し、ASKAと「no no darlin'」を披露した。
後年、2004年に発売された映像作品『ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME』の初回限定版へ、特典映像として収録された。
収録曲
- Opening
- Tattoo
- どうってことないさ
- I'm busy
- no no darlin'
- 着地点
テレビオンエア
ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME
| 項目 |
内容 |
| 放送日 |
2001年1月 |
| 再放送日 |
2001年4月6日 |
| 放送局 |
WOWOW |
| 番組名 |
ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME |
| 収録公演 |
大阪城ホール公演 |
| 放送時間 |
14:00~16:00(再放送) |
| 放送内容 |
『CONCERT TOUR GOOD TIME』のライブ映像 |
放送曲
- good life~はじまりはいつも雨
- Tattoo
- judge by myself
- 僕はすっかり
- 君が家に帰ったときに
- DAYS OF DREAM
- you & me
- good time
- 同じ時代を
- ID
- 月が近づけば少しはましだろう
- HELLO
- Girl
- Now
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- はるかな国から
- next door
- 止まった時計
- Cry
- けれど空は青~close friend~
映像作品
ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME
2004年1月28日に、本ツアーの映像作品がDVDおよびVHSで発売された。
ツアー終了から3年以上が経過していたが、映像化を求める声が各方面から寄せられていたことから、CHAGE&ASKAのデビュー25周年記念企画の一環として完全版が制作された。
本編には、大阪城ホール公演の模様が収録されている。
初回限定版
| 項目 |
内容 |
| タイトル |
ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME |
| 発売日 |
2004年1月28日 |
| DVD品番 |
UMBK-9066/9067 |
| VHS品番 |
UMVK-9068/9069 |
| 仕様 |
DVD2枚組/VHS2本組 |
| 価格 |
6,090円(税込) |
| 特典映像 |
ASKA PRE-FINAL AT THE GARDEN HALL |
初回限定版は、本編と『ASKA PRE-FINAL AT THE GARDEN HALL』を収録した2枚組・2本組仕様。
通常版
| 項目 |
内容 |
| タイトル |
ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME |
| 発売日 |
2004年1月28日 |
| DVD品番 |
UMBK-1075 |
| VHS品番 |
UMVK-1075 |
| 価格 |
5,040円(税込) |
| 収録内容 |
GOOD TIME本編 |
| 販売状況 |
VHS版は廃盤 |
本編収録曲
- good life~はじまりはいつも雨
- Tattoo
- judge by myself
- 僕はすっかり
- 君が家に帰ったときに
- DAYS OF DREAM
- you & me
- good time
- 同じ時代を
- ID
- 月が近づけば少しはましだろう
- HELLO
- Girl
- Now
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- はるかな国から
- next door
- 止まった時計
- Cry
- けれど空は青~close friend~
Blu-ray版
| 項目 |
内容 |
| タイトル |
ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME |
| 発売日 |
2012年4月25日 |
| 媒体 |
Blu-ray |
| 品番 |
POXS-22008 |
| 価格 |
6,090円(税込) |
| 音声 |
2chステレオ/5.1chサラウンド |
ハイビジョン・ライブシリーズの1作としてBlu-ray化された。
大阪城ホール公演の本編に加え、『ASKA PRE-FINAL AT THE GARDEN HALL』の映像も収録されている。
DVD版と比較して高画質・高音質化され、ステージの照明、奥行き、ASKAやバンドメンバーの表情をより鮮明に確認できる作品となった。
各映像版の違い
| 作品 |
特徴 |
| DVD初回限定版 |
GOOD TIME本編と『ASKA PRE-FINAL AT THE GARDEN HALL』を収録した2枚組。 |
| VHS初回限定版 |
DVD初回限定版と同内容の2本組。 |
| DVD通常版 |
GOOD TIME本編のみを収録。 |
| VHS通常版 |
GOOD TIME本編のみを収録。現在は廃盤。 |
| Blu-ray版 |
本編とPRE-FINAL公演を高画質・高音質で収録。 |
備考
- ツアーの正式表記は『ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME』。
- 協賛名を含む告知では『ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME SUPPORTED BY NEC』と表記された。
- 2000年10月7日の真駒内アイスアリーナ公演から12月1日の仙台市体育館公演まで、8会場19公演が行われた。
- ASKAにとって3度目の本格的なソロツアーとなった。
- セットリストの約半数は、それまでASKAのステージで披露される機会が少なかった楽曲で構成された。
- 「next door」は構成上の不安から一度は選曲が危ぶまれたが、バンドメンバーの強い要望によって最後の段階で加えられた。
- 「judge by myself」と「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」では、ASKAが12弦ギターを演奏した。
- 広島公演では、衣装チェンジが見られたことを喜ぶ観客の感想が会報に掲載された。
- 大阪公演では、ASKAとバンドメンバーが楽しんで演奏している様子が観客へ伝わったという感想が寄せられた。
- ツアー終盤には、メンバーから追加公演を望む声が上がったが、ASKAは予定どおり終了することを選んだ。
- ツアー期間中には、1日限りのライブハウス公演『ASKA PRE-FINAL AT THE GARDEN HALL』が行われた。
- PRE-FINAL公演にはCHAGEがサプライズ出演し、「no no darlin'」を披露した。
- 本ツアーの模様は2001年にWOWOWで放送された。
- 映像作品は2004年1月28日にDVD・VHSで発売され、2012年4月25日にBlu-ray化された。
最終更新:2026年07月01日 22:13