言語系統 |
リパラオネ語族 |
話される国 |
文語 |
話される地域 |
話者数 |
不明(文語) |
公的地位 |
公用語 |
なし |
Wioxa no'd lkurftless at niv firlex li lo'raihel.
Miss kin ple la lkurftless fúa le ple tvasnarl.
Shrlo xel kurnononj mal is le ple lart'c co's.現在の言語はロライヘルのようにいずれ理解されなくなるであろう。
我々は正しい信仰のために正しい言語を示す。
迷いて見よ、そして貴方はより良い人間となるのだ。――
Skyl.5:1 6:1-3
詩語体(理:
durxevirel)とは、リパライン語の書き言葉の一種であり、エスポーノ・ドーハによって発掘された原本
スキュリオーティエ叙事詩の現代語訳版であるスキュリオーテイエ・ユナ理語(詩語)版を規範とし、その後に続く詩人や文学者によって涵養されてきたある種の文体である。
概要
リパライン語による詩は古くはMp.1995年に作られたスキュリオーティエ叙事詩に基礎を持つ。スキュリオーティエ叙事詩はラネーメ圏の各地の口承伝承を集めたものであり、紀元前からリパライン語詩の伝統に繋がる韻文の形式は口承によって言い伝えられてきた基礎があったと思われる。スキュリオーティエ叙事詩は戦乱などによって、その存在を一般にはphil.1500年代になるまで知られなかった。1540年ごろから始まるスキュリオーティエ叙事詩を元とする伝統的な韻文のリバイバルである韻詩文復興運動が始まるまでは、パイグ語詩の定型音節数詩に影響を受けた、もしくはその形式をそのままリパライン語に転用した形の詩がリパライン語詩の中心であった。1530年代に活躍した考古学者、詩人であるエスポーノ・ドーハの原本スキュリオーティエ叙事詩の発掘と翻訳を皮切りにリパライン語詩文界において伝統的な韻文のリバイバルである韻詩文復興運動が始まり、スキュリオーティエ叙事詩を規範とし、短スキュル詩形やヌクソラスタ詩、ドーハ詩、ヴェナラスタネン詩などの定型詩を発達させた。韻詩文復興運動は1500年代中盤から2000年代初頭までの五百年間ほど支配的な詩の形式思想となったが、ユエスレオネ時代以降は2003年の社会主義政権の成立などによって、この支配的な韻律・音数から脱却する詩文自由運動が新世代の詩人たちの主流となることになる。デュイン戦争後のハタ王国との交流を経て、ユーゲ人の言語であるユーゴック語文学へのフロンティア的精神による文学的模倣であるレスバスカラスタン運動は2010年のデュイン・アレス独立戦争へのハタ王国の参加やハタ王国からの多くの出稼ぎ労働者、宗教家、事業者の流入によるユエスレオネでの公での芸術活動の変革により、詩文自由主義に沿っていることもあり、急速にリパラオネ人・ラネーメ人のリパライン語韻詩文創作者の間に広がった。
詩語は理語の単語利用分割の一つに当たる。単語の省略があるなど最適化されている。口語のように話されたり、文語のように広く文章で使われるわけではなく詩においてのみ使われる。起源は文語を更に省略したエスポーノ・ドーハ(esporno.dorha)による語法とスキュリオーティエ叙事詩の単語利用から来ている。日常的に使われるわけでもなく、詩やそもそもスキュリオーティエ叙事詩のようなものに書かれているものなので、口語に混ぜて使うと衒っているような、格好付けているような印象を与えてしまう。また、口語や文語と同語形で違う意味になっている場合もあるので誤解される可能性も高いのでリパライン語話者(特に本土人やデュイン人)は会話には混ぜてこない。小説や歌にはよく出てくるが、それは衒っているなどという評価を受ける事はない。ただ必要なかった表現だと思われれば格好付けているといわれることもある。
実例
意味 |
詩語体 |
標準体 |
解説 |
良い |
vyn' |
vynut |
単純な縮約。 |
地面、地上 |
harda laj |
avimens |
「地面に手をついて座る」"la harda lot perne"から派生している。本来は「俗に」という意味であるが、行動系の表現では「地面に何ら準備や道具を伴わずに」という意味で使われることが多いために派生した。 |
風が吹く |
farves |
fiur |
「風が吹く」"fiur"は本来風に由来する語であるものの、他動詞「息を吹く、吐く」の意味で普通使われたり、文脈上不適切な場合があるため、使われる。なお、この語は"far"の動詞派生"-(v)es"である。"far"は標準体では「環境」を意味するが、詩語では「風」を意味する。"far"と"fiur"は同根で、古典リパライン語の"fur"「風」に由来する。 |
木 |
esko |
cyfoi |
普通体の語は「森」を表すこともあるため、区別するために用いられることがある。"e"+"-sko"の構成であり、後者はリナエスト語の"-vscko"「~の木」に由来する。ローシャヘラ法が一般化していくうちにリパライン語における木の名前にも多くの影響がある。 |
優しい |
haxt |
snenst |
本来"haxt"は一般的ではない詩語及び古語であった。2013年に放映さあれた国民的恋愛ドラマ「ベルチェの休日」にて地元から去る運命になったサブヒロインが主人公に述べた"co es haxt ti."「あなたはやさしいね」というセリフが多くの視聴者から理解されず、「(私が街から去ろうというのに)あなたは無関心なのね」というふうに受け取られたことから、口語では「他人に無関心な」という意味の形容詞として定着している。なお、ドラマが放映されていないファルトクノアやクラナで話される口語リパライン語では通用しないため注意が必要である。 |
食べる |
knloan |
綴りの外見上は違わないが、発音が異なる。"knloan""tvasnk"では、成節子音が脱落し、"notul"では母音が脱落して成節子音が出現し、"lecu"では母音が脱落する。詩語では様々な音声現象が発現し、韻律に合わせるために単語が変化するのである。 |
信じる |
tvasnk |
怪しい |
notul |
~しよう |
lecu |
関連項目
最終更新:2024年12月12日 17:27