アレフィスリパライン語alefis)とは、リパラオネ教の唯一神であり、唯一の信仰の対象である。


名称

語源

 アレフィスという名称の語源はよく分かっていない。リナエスト人言語学者のユレイシア・アレスは、リパラオネ歴史言語学の観点から語源を検討し、フレリオン語源の*aræspʰɪjsʧʰə(人に近づき弓で暴れる者)であると説明しているが、広く認められた解釈ではない*1

比較宗教学的論点

ユレイシア・アレス

 原始的リパラオネ教においては神を様々な自然的、運命的に人間に対して大きな影響(特に死など)を与えるような存在であり、その原始的存在を現在に残すのは最も古いリパラオネ教の聖典であるファシャグノタールにも記述が残る神族のヴェルガナであるとした。その原始的存在を現在に残すのは最も古いリパラオネ教の聖典であるファシャグノタールにも記述が残る神族のヴェルガナであるとした。また、自説のフレリオン・リナエスト影響説を根拠としてリナエスト人の古典的信仰にリパラオネ教信仰の原点があると主張した*1

キャスカ・ファルザー・ユミリア

 ラネーメ系リパラオネ人言語学者のキャスカ・ファルザー・ユミリアは、アレフィスは悠里人類の祖先が話していたとされる悠里祖語に基づく古典的な一神教の神であるとし、本質的にはアレフィスとトイター教のアルムレイと同一存在であると主張した。

リパラオネ教におけるアレフィス

 アンポールネムによると、アレフィスは世界を想像した創造主であるという。そして、レチをリパラオネ教の宣教者として祝福を与え、宣教の旅に出るように命じたという。リパラオネ教の歴史観であるジルフィアに基づけば、アレフィスが失った力は人間たちの信仰によって再び取り戻され、最後には世界を支配しようとするドルムの軍勢に対して神の軍勢を率いて最終戦争を行い、世界を浄化すると言われている*2

語録

ban missen tonir l'es alefis io

我々の神、恵みのアレフィスにおいて

――スキュリオーティエ叙事詩

 バンミスは最も一般的なリパラオネ教の祈りの言葉である。

"Tvasnko alefis es lipalaone mal alefis es tonir'd ferlk"

アレフィスを信仰することはリパラオネ教で、アレフィスは神の名前よ。

――異世界転生したけど日本語が通じなかった #48

 リパラオネ教に関するアレス・シャリヤの説明、一般的なリパラオネ人の解釈である。

alefis es jukarlen molo fal cirla.

真にアレフィスは慈悲のある御方である。

――ミーゲン・ラネーミャン解放のファラヴェ 決起声明

 アレフィスと慈悲は強く結びつけられており、アレフィスに行為を表す "-ust" を付けた "alefisust" は慈悲を意味する。

枝葉末節

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最終更新:2025年11月16日 20:59