タグボート(Tug)

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データ

種類 メーカー 和名 名前の由来 定員 動力
ボート バッキンガム タグボート ※解説参照 1人(運転のみ) 大型ディーゼルエンジン
モデル ラジオ 主な選局
デフォルトでは未選曲
プラットフォーム 価格
オンライン専用
PS4 / Xbox One / PC限定 $1,250,000

詳細

「金と権力と野望」アップデートで追加された大型船。
前作『GTAIV』から続投*1しており、今作ではオフラインやオンライン初期からオブジェクトとして登場していた。
外見のほとんどは乾ドックに置かれているものと同じであるが、フロント側面の船の名前は削除されている。

「タグボート」とは船舶や水上構造物を押したり引いたりするための船で、日本では「引船」や「押船」、「曳船」と呼ばれるもの。
そのため船の先端はゴム等の柔らかい素材で構成されており、後部には牽引ロープと巻き取り機があるのが特徴。
動力は自身の船体を動かすだけでなく、自身よりはるかに大きく重い他船や構造物をも動かす必要があるため、自身の船体サイズには不相応な強力なエンジンを搭載している*2

ただしエンジンやスクリューは速度よりもトルクを重視した低速型のセッティングになっており、馬力の割に速度は出ない。
そのため加速、最高速とも非常に遅く、後進に至ってはもはや動いているか否かというほどの速度しか出ないレベル。
現実世界のタグボートと比較すれば相当速い部類だが、他のモーターボートに比べて大きく後れを取るのは言うまでもない。

クラクションの音は、船らしい重低音の独特な汽笛。
1人乗りではあるが甲板上に多数のプレイヤーを乗せることができ、高速ボートと違い振り落とされる心配もない。
速度と相まって遊覧船や密入国船ごっことしての運用は誂え向きだろう。
船体後部の広いスペースには、バザードや乗用車などの大きくない乗り物も載せることができるが、波の影響で船体との接触ダメージが蓄積されていくので注意。
オプレッサーMK2を載せると船の揺れで車体が転がって、再び乗り込むのが困難になる。

以上のことから実用性はほぼ皆無で、遊び要素の強い乗り物と言える。
前作では座礁や転覆でもしない限り、RPGなどで攻撃しても出火したエンジンが水で消火されてなかなか爆発しないというタフさを持っていたが、今作では手榴弾一個でも呆気なく破壊されてしまうので注意。
船扱いなので操縦手はドライブバイでSMG Mk2が使用可能だが、この船で敵とやり合うのは無謀もいいとこ。

ちなみに船体上部に掲げられている国際信号旗の意味はIP「潜水夫を早急に送る」という意味。
鈍足極まる本船に対する皮肉だろうか。

解説

頭金さえ払えば、船旅のスリルを味わうまであと一歩です。
順風と船体に溢れんばかりの不法入国者と共に出航しましょう。
数時間経てば、波しぶきと驚くほど遅いトップスピードにより心に平穏が訪れるでしょう。
やがてあなたは港湾当局を通り過ぎ、船員達への「夜のご奉仕」を始めることでしょう。
これが人生です。
DockTease サイト内の解説より)

出現場所

オフライン

  • 乗ることは不可能だがエンシリアン島の船倉庫の中に置いてある。
  • 海に沈んでいる

オンライン

  • DockTeaseで購入する。ボート系なのでペガサス配送。
  • 一部のミッションやビジネスで海に浮かべられた艀の牽引船として配置されている。船体に敵が乗っていることもある。
  • CEOの貨物売却ミッションで登場する。爆破耐性付き。
    • お察しの通り超がつくほどの鈍足のため売却に時間がかかるが、現在では招待限定セッションで安全に売却が可能な為、どんなに貨物が多かろうと一回配達するだけで済むタグボートは極秘貨物売却における最大級の当りパターンと言える。
    • アップグレードで速度の強化ができるので、気休め程度でも行っておくといい。
  • 極秘空輸調達の一部パターンで撃沈対象として出現。
  • カヨ・ペリコ強盗の「アーマー妨害」で登場。最後のアーマーを出港直前のこの船が積んでいるので貨物ごと撃沈することになる。
    • ロックオンジャマー付きだが耐爆性能は無いので、ヘリやオプレッサーMK2のノーロックミサイルでも沈めるのは容易い。
      付近にシーシャークも置かれているので、それに乗り込みコンパクトグレネードや粘着爆弾を叩き付けたり、いっそ陸からホーミングランチャーで狙撃してもいい。
  • FIBファイル「ブラックボックスファイル」の「ソナー機材」で登場。
    • 「ソナー機材」では前方の収納ボックスに目当ての機材が積まれており、サルベージ業者を殲滅して回収することになる。おそらく無敵判定。

参考

最終更新:2025年04月13日 13:46

*1 ミッション中に一度だけ登場する(ただし単に航行しているのみ)が、使用することは一度もない。また、固定出現位置が3か所もありながら、比較的綺麗な見た目の今作とは違い、船全体が完全に錆びていて廃船オブジェクトと勘違いされがちだったため、非常に地味な存在であった。動かせるものとは別に、錆が浮いて穴の空いた船が陸地に放置されている完全な廃船オブジェクトも存在した。さらに、陸地にこの船を近づけると処理が非常に重くなり、プレイに支障が出る不具合が存在した。

*2 5000トン級の船であれば通常5000-6000馬力程度のエンジンを搭載するが、タグボートは300-400トン程度でも4000馬力程度のエンジンを積む