8000形
1998年登場
概要
特急の居住性、サービスレベル向上、従前より使用されてきた5000形の置き換え(5000形は3扉化のうえ通勤用に転用)、および速度向上を図るべく
1998年より製造・投入が開始された車両である。
2001年までに6連8本の計48両が製造・投入された。
車体および車内
6000形後期車以降の各型式で採用実績のあるアルミ合金製車体を採用しており、軽量化を図ると同時に、
耐食性に優れたアルミ合金を使用することでメンテナンスフリー化を図っている。
車体は18m級の片側2扉となっており、側窓は車端部が一段下降窓となっているほかはすべて固定窓としている。
また先頭車両(デハ8000形)の運転台背後の窓は吹き寄せ部分寸法との兼ね合いから戸袋窓となっている。
車内は扉間に転換クロスシートを配置し、車端部はボックスシートとしたほか、運転台背後は固定式クロスシートを設けて前面展望を可能とするなど、
特急車としての風格を持った車内外デザインとしている。
車体前頭部分は傾斜角を大きくとった形状とし、スピード感を強調したスタイリングとし、前面窓の下に前照灯・尾灯・種別表示等をまとめた
パラレル型のライトケーシングを設けて精悍な印象とした。この関係で先頭車の車体長は18000mmと長くなっている(中間車の車体長は17500mm)。
性能
VVVFインバータ制御を宮急の特急型車両としては初めて採用、さらに電力回生ブレーキの採用により省エネルギー化を図っている。
制御回路の無接点化により、メンテナンスフリー化も実現した。
基礎ブレーキ装置は電空併用の電気指令式ブレーキを搭載しており、120km/h走行に対応すべく増圧ブレーキ装置を併設している。
編成表
<-一関市
デハ8000(MNc) |
デハ8000(MN) |
サハ8000(TN) |
サハ8000(TS) |
デハ8000(MS) |
デハ8000(MNc) |
8001 |
8002 |
8003 |
8004 |
8005 |
8006 |
8007 |
8008 |
8009 |
8010 |
8011 |
8012 |
8013 |
8014 |
8015 |
8016 |
8017 |
8018 |
8019 |
8020 |
8021 |
8022 |
8023 |
8024 |
8025 |
8026 |
8027 |
8028 |
8029 |
8030 |
8031 |
8032 |
8033 |
8034 |
8035 |
8036 |
8037 |
8038 |
8039 |
8040 |
8041 |
8042 |
8043 |
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最終更新:2025年09月29日 21:54