東武鉄道。
それはいうまでもなく関東地区最大規模を誇る私鉄であり、100年以上もの長い歴史を有している由緒ある鉄道会社であります。
そんな会社ですから、例えば車両一つ取ってみても様々な歴史があるわけで、
長年の使用による改造での形態の変化や設計変更などによるバリエーションの増大、さらには仕様の変更やら更新工事やら…
と、趣味的に見てもなかなか面白い経歴をたどっているものも多く、なかなか侮れません。
歴史的に見ればまず蒸気機関車とマッチ箱客車に始まり木造ボギー客車、木造電車から半鋼製・全鋼製電車、電気機関車から路面電車、
それに気動車、さらには「走る宮殿」と呼ばれた展望車トク1形、「私鉄の103系」とまで渾名された8000系、
「デラックスロマンスカー」こと1720系・1700系更新車、「赤い急行」1800系…。
現在の車両においても、豪華設備と狂ったような超スペックを持った「スペーシア」こと100系や5扉車もある20000系列、
そしてロングシートからクロスシートに変換可能な座席を持った「TJライナー」こと50090系、果ては6050系を展望車に改造した「スカイツリートレイン」こと634系…と個性派ぞろい。
そんな東武鉄道の車両たちをイラストで再現したいと思いまして、この企画を立ち上げた次第です。
全ての形態を完全に網羅できるわけではありませんが、できるだけ代表的な姿を再現していけたらな…そう思いつつ日々イラストを作成しております。
東武鉄道の栄光と混沌に満ちた車両史をどうぞお楽しみくださいませ。
最終更新:2012年12月16日 08:41