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ゼクト

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ゼクト
種族	人間
クラス	探索者
生年	不明
没年	暗黒暦1350年頃
所属	紫水花

ゼクト（? - 暗黒暦1350年頃）は、西グリニアの探索者ギルド『紫水花』所属のゼクト班リーダー。

来歴

紫水花とフェイの両親の殺害

暗黒暦1350年頃、西グリニアのギルド『紫水花』に所属し、探索者として活動。
あるとき、ギルド内で暗殺計画が持ち上がり、紫水花で活躍する探索者の夫婦の資産を狙った一部のギルド員によって、ゼクトは実行役として利用される。迷宮内で夫婦を殺害することに成功するも、報酬は僅かな金銭のみ。さらに、夫婦の遺児であったフェイを押し付けられることとなる。

ゼクト班

フェイを引き取った後、探索班のリーダーに任命され、ゼクト班を結成。班員は剣士クランク、槍使いジズ、斥候バード、ロビン、荷物持ちフェイの5名で構成された。
ゼクト班では、探索の報酬は基本的に班員で等分としたが、フェイの取り分は常に僅かだった。ゼクトはフェイを荷物持ちとして扱い、支配下に置いた。

フェイの大金と告発

ある日、迷宮探索中にギルド仲間から羨望の目を向けられるという不可解な出来事が起こる。集中力を欠いた結果、班員のジズが大怪我を負う。
後に、ギルド内での噂を調べた結果、フェイが個人的に大金を得ていたことを知る。ゼクトは「班の一員が得た利益は、班全体のもの」と考え、フェイを調査。斥候バードによる追跡の結果、フェイが魔神教の禁忌を犯し、魔物と交流していたことを発見。魔物との交流が発覚すれば、ゼクト班も連帯責任で咎人にされる危険があったため、ゼクトは先手を打ち聖堂に告発。その結果、フェイは咎人にされ、ギルドから追放される。また、神官に対し、フェイが大金を持っていることを報告し、拷問によって財産を吐き出させるよう共謀した。

アバ・ローウェル戦

暗黒暦1350年頃、西グリニアの首都アバ・ローウェルが魔族の軍勢に占拠される。アンジェリーナ率いる西グリニア軍は、都市奪還のための別働隊を編成し、ゼクト班もその一員として参戦した。
戦闘中、かつて咎人に落としたはずのフェイを発見したゼクトは、自身の過去の行動が露見することを恐れ、フェイの追跡・殺害を決断。ゼクト班はフェイを捕捉し、殺害することに成功した。しかし、フェイと親しくしていた魔物の羽兎ルーが、主であるアリエットを呼び寄せる。ゼクト班はアリエットによって五人まとめて抹殺された。