草薙柴舟

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草薙柴舟 - (2010/02/18 (木) 01:57:58) の編集履歴(バックアップ)





「ワシもお前も草薙の宿命からは
                                        逃れられん様じゃな」



格闘スタイル: 草薙流古武術(元草薙流伝承者)
出身地: 日本
誕生日: 11月27日(50歳)
身長: 177cm
体重: 68kg
血液型: B型
趣味: 釣り、オヤジ狩り狩り
大切なもの: 草薙家のプライド、妻(草薙静)
好きな食べ物: カレーうどん、いちごのシャルロット
嫌いなもの: 高いところ(高所恐怖症)
得意スポーツ: ゴルフ

THE KING OF FIGHTERS』 のキャラクター。 名前は 「さいしゅう」 と読む。
'94のデモで初登場、翌'95では中ボスとして立ちはだかる。 以降プレイヤーキャラとしては'98、NW、'94Re-Bout、'98UMに登場。
KOFオロチ編の主人公、草薙京の実父。 草薙流古武術の先代正統継承者で、京と同じく赤い炎を操る。
担当声優は'95、'94Re-Boutではハイデルンルガールオリジナルゼロを演じている新居利光氏、
'98、NWなどでは餓狼伝説SPタン・フー・ルーを演じている逆木圭一郎氏。

「三種の神器」 としての使命を受け継いだ草薙流正統継承者。
彼もまた草薙と八神の宿命から逃れることはできず、かつては先代八神流継承者 (の父、名前不明) と拳を交えているらしい。
詳しいことは定かではないが、タクマ鎮元斎とは旧知の仲。
息子の京が幼い頃から草薙流継承者としての厳しい教育を行っていたが、京が15歳にして父を破ったため当主の座を譲り隠居。
武者修行の旅に出るとして行方を眩ませていた。
ちなみに京本人は、柴舟がわざと負けてさっさと楽隠居したんじゃないかと不審に思っている(XIIストーリー参照)。
それを考えると実に上記の台詞が寒々しい響きを感じさせる。

その後'94の主人公チームでCPU戦を進めると、ルガール戦前のデモで突如登場。
ルガールの持つ強大な力に引き寄せられ、格闘家として勝負を挑むも返り討ちにされてしまったらしく、
血まみれの状態で空母 「ブラックノア」 の通路の壁にもたれかかっていた。
壁には血がこびりついているため「ゴッドプレス」(Re-Boutで超必殺技扱い) で敗れたと思われ、
本気を出させるところまでは追い込んだようだ。
その後EDで救出された様子がなかったため事実上見殺しにされ、爆発炎上し沈没する空母と運命を共にしたかと思われた。
しかし何者かの手によって救出されており、翌年の'95ではバイスに蘇生・洗脳を施され、
ルガールにオロチ一族の暗黒パワーを授けられて中ボスとして京たちの前に立ちはだかった。*1
最後は京の一撃を受けて正気を取り戻すがそのまま昏倒し、その後また息子に置き去りにされる京達と脱出したが、EDでは既にいなくなっていた。

'96ではちづる戦に背景キャラとして登場。
しかしゲーニッツが突風とともに会場に乱入すると、他の観客共々どこかに吹き飛ばされた
親父も一応草薙流の正統継承者なのに、宿敵であるはずのオロチ八傑集にも完全にスルーされるというひどい扱いである。
2001EDでは老後の楽しみだろうか、真吾の師匠として草薙流の手ほどきを始めたようだが、その後の音沙汰はない。
働いている様子も真吾以外の弟子がいる様子もない(いたら設定的に変だが)が…とりあえず家計は医者の妻がまかなっているらしい。

なお、'98において対ルガールとのイントロで、「勝てると思うのか、わしに?」とかつて殺された事があるとは思えない自信満々な発言を行う。



KOF登場キャラの中でもとりわけ謎が多い親父。
当初は開発陣の間でも'94で本当に死んだという設定になっていたが、
'95の開発終盤に入って急遽中ボスとして登場させることになったため無理矢理復活させた結果、
予期せぬ形でオロチ編のストーリーに関連性を持つこととなってしまい、最後まで彼の存在は宙ぶらりんなままに終わった…
というのが実際のところのようだ。 彼の残した謎を順次挙げてみると、
 ・なぜ息子の京に'94で置き去りにされたのか*2
 ・なぜオロチの力を与えられたのに赤い炎を操れるのか
 ・なぜオロチの力で洗脳されているのにそんなに血色が良いのか
 ・なぜ気を失うほどの傷が少なくとも数時間以内に全快しているのか
 ・なぜルガールやバイスが滅んだ後も平気で生きているのか
 ・なぜ八傑集はおろか神楽家からも総スルーされているのか
 ・そもそも人間なのか
など、細かい点まで気にしていくと枚挙に暇がない。
下手をすると 「龍の気」 絡みのストーリーよりも謎だらけだが、
幸い…と言って良いのかどうか、柴舟はあくまでオロチ編のストーリーにおいて
それほど重要なキャラではなかったため、あまり深く追求されることはなかった。
しかしよくよく考えるとその扱いはかなりひどい

プレイヤーキャラクターとなった'98では京と組んだ場合の相性が悪く、掛け合いでは無視を決め込まれている。*3
正史ではないが、小説版'98のパロディ編では息子が命がけで戦っていたときに何もせず、オロチ封印後にノコノコ現れたために
京の怒りを買い(作者の嬉野氏がストーリーを担当したXIIで描かれた京の柴舟に対する不信感はこの辺りが流用されたように思える)、
さらに愛する妻と死に別れているタクマやハイデルンの前で妻とのノロケ話をして2人の逆鱗にまで触れ、京とのタイマンを強いられた挙句、
怒りに燃える京にパーフェクト負けしてしまう。おまけにこの後、「この父を超えたな…」とカッコつけたため、
「父親らしい事なんか1度もした事無いくせに今更父親面すんな!大体俺は15の時に親父を超えてるんだよ!」と京の怒りに油を注いでしまい、ゲシゲシ踏まれる。
そして、タクマとハイデルンに助けを求めるも、「体力を1ドットも減らせなかった。やはり柴舟殿は甘い」と見捨てられ、
タクマには「ジェフさえ生きていれば…いや、幸せボケした柴舟殿に比べれば、出番に餓えている藤堂の方がマシかも知れん」とまで言われている。
いくら自業自得とはいえ、あんまりといえばあんまりな役回りだった。紅丸大門は同情していたが。
さらに小説版2000のパロディ編では、正月に妻とまったりしてたら急に(お年玉目当てで)帰ってきた京にまたもや踏まれ、
怒って決闘しようとしたら京に家から閉め出されて寒い思いをしたり、
やっと家に帰ったら新年の挨拶に来た紅丸やお年玉をたかりに来た庵にまで踏まれたりと、こちらもロクな目にあっていない。
まぁ実際のところ、ろくでなし具合では親子五分なのだが。

趣味は親父狩り狩り。 おっさんからカツアゲしてる若者を見るたびに草薙の拳で焼いているのであろうか…。
好物がカレーうどんなので、冷凍うどんが好きな真吾とは気が合うのかもしれない。
なお'94の時点では設定が固まっていなかったためか、「父」 としか名前が出てこなかったため、
ファンの間では単に「親父」、もしくは 「キョーヤジ (京の親父の意)」 と呼ばれていた。
名前が判明してからもよく「紫舟」と間違えられる。
よりにもよって、小説版'95が全編それで統一されている。
まぁ、'96で作者が変わったのでめでたく小説版'95は黒歴史になった。
ちなみに、同小説版では仮面を被った柴舟が京に襲いかかるのだが、京は相手が柴舟と気付かなかったばかりか、庵ではないかと疑っていた。
もちろん炎の色が違うので後で京も勘違いに気付くのだが、この小説はKOF開催前という設定なので、
京は最後まで相手が柴舟だと気付かない。
まぁ、この小説の京は柴舟が死んだものと思い込んでいたので無理はないのかもしれないが…いくらなんでも酷くね?
'95稼動初期は「中ボスの名前当てキャンペーン」という企画を行っていた雑誌もあった。

また、柴舟が乱入した'94Re-Boutの企画を考えたのも彼自身ということになっている。
公式サイト内の特設コーナー 「柴舟&真吾のワシらにまかせろ!」 にてKOF10周年記念と称し真吾と一緒に色々提案した結果、
'94Re-Boutの企画が持ち上がったというあらまし。
真吾は時間軸の関係で背景のみのゲスト出演となっており、背景を極めし漢と共演を果たした。

なお、EXシリーズにおける京のチームメイト葉花萌柴舟の隠し子という没設定があったらしい。
没になったから良かったものの、この設定が正式に採用されていたら、柴舟は京に焼き殺されても文句は言えなかったであろう。
っつーか、柴舟の大切なもの「妻」が完全に台無しである。その辺が没になった理由と信じたい。



原作中の性能

主に飛び道具 「闇払い」 で飛ばせて無敵がある対空技 「鬼焼き」 で落とす、いわゆる波動昇龍キャラ。
多少操作感覚の違いはあるが'95までの京と非常によく似た構成で、とりあえずこの2つの技さえあればある程度戦える。
超必殺技の「裏百八式・大蛇薙」は使い慣れてるのか年の功か、常に京よりも高威力で発生も早く、連続の締めに安定して叩き込める。

'95ではデモで凶悪な表情を見せたあと中ボスとして登場。
非常に強く、オメガルガールの露払いとして数多くのプレイヤーを苦しめた。
彼とルガールの厳しい連戦が印象に残っている人も多いのではないだろうか。
しかしそれはCPUならではの超反応によるもので、性能的にはほぼ劣化京で中堅~下位。
ただし攻撃力は高めに設定されているほか、全キャラで唯一しゃがみ弱攻撃が'94並に連打が効き、
特に屈弱Pはそれのみで気絶させる事も可能と、親父の意地は見せている。
'98では発生が非常に早く、ゲージがあればそこから特殊技 「外式・轟鎚」→「大蛇薙」 と繋いで半分持って行ける近立ち強P、
下段をスカせて先端をガードさせれば隙が少なく、ヒットすれば 「鉈車」 にも繋げられる特殊技 「外式・頭椎」 が軸となる。
この他中段突進技 「四百弐拾七式・神懸」 が奇襲や崩しに、連続入力技 「七百弐拾式・炎重」 が連続技に使えるが隙も大きく、
無式」 の原型とされる 「千百弐拾七式・都牟刈」 も連続技に使えるものの、これまた隙が大きく、あまり使いどころがない。
柴舟最終的には無敵がない代わりに連続技に組み込むのが簡単な 「裏百八式・大蛇薙」 をいかに当てるかが鍵となっている。
超必の中でも屈指の威力なので、強さは中堅どころながらゲージがあれば破壊力は高い部類に入るため、2・3人目に置く人が多い。

以上のように、全体的に中堅からやや下位どころに落ち着いていた(特別出演した'94Re-Boutでの性能はまんま'95)が、
しかしNWでは調整ミスと思われる変な堅さ (防御力最上位) とよく分からない判定の強さ、
これまたよく分からないバグっぽい屈み強K(攻撃判定が出る直前まで下半身無敵、
更にガード方向に入力していると判定が出る直前までに相手の攻撃が来たらガード可能)、
さらに小、中ジャンプがおかしい (攻撃を受けてもカウンターヒットにならない)というよく分からない強さと、
システムとの相性の良さ (ヒートモード 「大蛇薙」 の火力上昇など) との相乗効果で、チョイなどと並び最強キャラの一人に挙げられた。

出番自体はあまり多くないが、京のコピペを出すくらいなら一人のキャラとして独立している柴舟を出してあげればいいのに…
と思うのは自分だけだろうか。



  「思い上がるなよ、京」「無視かーッ!」



MUGENでの柴舟

  • 悪咲3号氏製作 '98仕様+アレンジ
ADVモード、EXモード、SVCモードからシステム選択が可能な他、
技が全て'96以降の京風になり、「荒咬み」 連携や 「三神技之壱」 が使用可能になる裏モードを搭載。
完成度は非常に高いが、残念ながらAIは入っていない。
基礎火力が普通のキャラと比べてもかなり低いので、attackの値を130位にしてやると人並みの火力になる。

  • CCI氏製作 '98仕様+アレンジ
「裏百八式・大蛇薙」 のMAX版がなく、「千百弐拾七式・都牟刈」 が2ゲージ専用技になっている他、
オリジナル3ゲージ技 「月鬼焔」を搭載。 エフェクトなどは02/NW仕様。
対人戦向けのAIが入っている。
昨今のインフレしたAIと比べると少々厳しいが、AI戦でもそれなりに戦うことができる。
鳶影氏によってAIパッチが公開されているが、下記の同氏の柴舟の作成によりAIパッチのみ公開停止。

  • 鳶影氏製作 '98仕様+アレンジ
上記のCCI氏の改変。
7P~12Pで本気モードになっており、移動速度が速くなり、必殺技が増え、一部に無敵が追加。
AIも氏によるものが搭載。

  • GoD_Ryu氏製作 '98仕様+XI風アレンジ
上記のCCI氏の改変。
XIアレンジだけあってスーパーキャンセルやドリームキャンセルが搭載されている他、
オリジナルの超必殺技が搭載されている(演出は02UMのMAX2風)。
ドルジ氏によってAIパッチが作成されている。

  • 珍屋氏製作 '95仕様
基本的には'95仕様だが、新しく「朧車」が追加されている。
なぜかNameとDisplayNameが「Saishu」になっている。
あと、ニュートラルポーズとボイスが'95のものとなっている。

この他民名書房氏が製作されているが、現在公開停止中。
改変可能らしいので、AI職人の出現が望まれる。

出場大会

最低トナメシリーズ
( ^ω^)-ニコ動史上最低トーナメント-
( ^ω^)-ニコ動史上最低トーナメントⅡ-?
( ^ω^)-ニコ動史上最低トーナメントⅢ-?
( ^ω^)-ニコ動史上最低トーナメントⅣ-?
ニコニコオールスターチームトーナメント
( ^ω^)-ニコ動史上最低トーナメントⅥ-?
第4回トーナメント AI付きシングル戦
タッグトーナメント
年齢別トーナメント
百鬼夜行トーナメント
KOF BOSS FIGHT 2
MUGEN FANTASY タッグトーナメント
ファミレス杯【FOF】
最強流派決定トーナメント
【テーマ別】良キャラチームトーナメント
MUGEN学園部対抗トーナメント
第二回会話付きミニトーナメント
ステータス付きMUGENランセレバトル
髭トーナメント
松岡修造主催!熱くなれよおおお!!トーナメント!

出演ストーリー

その他




*1 その姿がいやに生き生きとしていたため、本当は息子に前年の借りを返すためにルガールについたのでは、とも噂される。

*2 京によると'94の件は 「親父の事だ。 あの程度で死ぬ訳ないと思っていたが…。 まあ、その内ひょっこり帰って来るぜ」
らしいが、あの程度=出血多量で気絶+空母爆沈…というかお前自身が王大人死亡確認したはずじゃ…。
これらの諸々ことから一連の辻褄を合わせようと考えると、つまり柴舟は人知を超えた存在であり、
京はかなり健忘症が進行していると解釈せざるを得ない。
というか無理。 辻褄合わない。 つまりまあ、その、墓標の考察を参照して下さいということで…。

*3 '95~'98には 「相性システム」 があり、メンバーによって援護攻撃の頻度が変わったりゲージ引き継ぎの可否が決まったりする。
また 『KOF京』 では京自身はむしろ従兄弟の蒼司を心から尊敬しており、「父親よりも、男として、人として立派」 と言っている。
理由は定かではないが、やはり京は親父を嫌っているらしい。
KOF京の設定がKOF正史に含まれるのかどうかは不明だが、'98のEDの一枚絵に蒼司が登場している。
なお柴舟は'98でなぜか全キャラ中唯一庵に援護攻撃を行うが…なぜ庵? 京の敵だから?