吉良吉影

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吉良吉影 - (2016/05/02 (月) 09:27:47) の編集履歴(バックアップ)







「激しい「喜び」はいらない…

                         そのかわり深い「絶望」もない………」

キャラクター紹介

ジョジョの奇妙な冒険』の第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する人物。
1月30日生まれのA型。名前の読み方は「きら よしかげ」。
第4部「ダイヤモンドは砕けない」におけるラスボスのポジションを務めるキャラクターである。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』では小山力也氏が吉良の声を務める。
ちなみに小山氏はPS2の1部ゲーにおいてウィル・A・ツェペリの声も担当している。

+ キャラ設定(ネタバレ注意)
「私の名は『吉良吉影』。年齢は33歳。結婚はしていない。
  仕事は『カメユーチェーン店』の会社員で毎日遅くとも夜8時には帰宅する。
  タバコは吸わない、酒はたしなむ程度。夜11時には床につき必ず8時間は睡眠をとるようにしている…。
  寝る前にあたたかいミルクを飲み、20分ほどのストレッチで体をほぐしてから床につくと
  ほとんど朝まで熟睡さ…赤ん坊のように疲労やストレスを残さずに、朝目を覚ませるんだ…
  健康診断でも異常は無しと言われたよ…」

第4部「ダイヤモンドは砕けない」

カメユーチェーン店勤務の33歳独身。仕事はできるものの、付き合いが良くなく今一目立たない人畜無害なサラリーマン
しかしその正体は 手の綺麗な女性を今まで48人殺してきた連続殺人鬼
子供の頃に見たモナリザの絵に描かれている「モナリザの手」を見て勃起した事が切っ掛けで、
女性の綺麗な手に異常な執着を示す性的嗜好の持ち主となる。というより 女性の手以外には興味がない

上記の台詞のように「植物のような平穏な人生」こそが目的であり、常に自身の高い能力を隠して
地味で平凡で無害な一個人を装い、何のトラブルもいざこざも無い人生を目指している。
(あまり他人と親交を持たない、受賞した賞状やトロフィーは3位のものばかりなど)
「争い」は面倒事の種でしかなく自身の目指す「平穏」には不要な物であるとし、自ら人と争う事は決してない。
しかし「もし戦えば自分は誰にも負けない」という自身の高い能力は自負があり、決してプライドの無い負け犬という訳ではない。
寧ろプライドは高く、静かで平穏な暮らしがしたいという割には自己顕示欲が強い。
前述の3位ばかりのトロフィーも、「1位になって目立つのはゴメンだが、能無しに馬鹿にされるのも我慢がならない」という
彼のプライドの高さからくるもの。
また、東方仗助達に正体を探られている時も町を出ようとはせず、
あえて難易度の高い「町にいて他人に成りすまし今まで通りの生活を送る」という方法を取っている。
つまる所彼の「平穏」とは、どんな事があろうと好きな時に好きなだけ女性を殺してバレないように孤高に静かに暮らす
という極めて身勝手なものである。

「人を殺さずにはいられない」という性癖を持ち、平穏に生きたい自身の願いとの矛盾を抱えるも、
それを受け入れ、乗り越えようとしている。「ピンチのときにこそ最大のチャンスが訪れる」が信条。
いつも殺した女性の手首を持ち歩いており、 しゃぶったりお尻を拭いてもらったりしている らしい。
そして腐ってくると「恋人を乗り換える」という事をずっと続けてきた。
爪が良く伸びる年は殺人衝動を抑えきれないらしく、切った爪を保管する趣味を持つ。
最初の殺人以降、スタンドの矢によって得た爆弾のスタンド「キラークイーン」を使って多くの女性や目撃者を殺害するが、
東方仗助の友人、重ちーこと矢安宮重清が吉良の持っていた手首を見てしまったため始末され、
彼の残した手がかりが原因で仗助達に正体を追われる事になる。
素性が承太郎たちにバレてしまうと、身体のパーツを換装することで運気を操作できるスタンド「シンデレラ」を持つ
エステティシャンの辻綾を脅し、偶々近くにいただけの体格の似た男、川尻浩作と顔と指紋を交換。
二人を殺し、人ごみに紛れることによって逃げ切った。

その後は川尻浩作として生活することになる。
川尻家は親子の会話もなく、妻しのぶが夕食にカップラーメンを出すなど、家庭としては完全に冷え切っていたのだが、
「つまらない男」だったはずの浩作が突如「刺激的な男性」へと変わった事に対して、しのぶは夫に対しての愛情を取り戻し、
また吉良も彼女を「心配する」という生まれてはじめての感情を得て、徐々に順応していった。
しかし父である浩作の言動が大きく変化した事に疑問を持った息子、早人の行動から、
最終的に再び東方仗助に正体がばれてしまう。
最後には仗助や広瀬康一空条承太郎らに追い詰められ、スタープラチナ・ザ・ワールドで殴り飛ばされた所で
救急車に顔面を轢かれ、事故死した。

死の直前、現場にいた女医に自分を追い詰めるために敢えて本名を明かしていた為、
歯形の照合で死体は吉良吉影として処理、川尻浩作は行方不明の扱いになった。
その後、幽霊として生活する方が生きてるよりは自分の求めている「安心した生活」があるかもしれない、と持ち前の前向きさで
考えを切り換えるものの、吉良の最初の被害者である杉本鈴美、及びその飼い犬アーノルドの幽霊によって
「振り向いてはいけない道」で振り向かされてしまい、その魂は何処かへと運び去られてしまった。

+ 死後の吉良吉影

短編「デッドマンズQ」

あえて悪し様に言ってしまえば「変態性欲で他人に迷惑をかけている人間」なのだが
人の言う道徳や理性ではどうしようもなく抑え切れない性を生まれ持ち、それでも尚その運命に最も前向きに挑んだ
キャラクターであり、作品のテーマである「人間賛歌」を最も体現しながら同時に矛盾点を示す存在として
悪役ながらも読者や作者から愛されており、その後、『ジョジョ』本編で死亡した後の吉良を
主人公とした短編作品「デッドマンズQ」が発表された(短編集『死刑執行中脱獄進行中』に収録)。
生前の記憶とスタンドを失い、自分が何者なのかを考えながら幽霊の殺し屋として「仕事」をこなしている。
「部屋に入るときには中の人間の魂の許可が必要」「生者に触られてはいけない」等の幽霊のルールに縛られながらも、
死してなお自分が幸福に生きる方法を探している。
仕事の報酬は現金で貰う主義(電車などの機関に乗るにも切符を買って乗る「許可」が必要なため)。
成仏に関しては「もしあの世が無かったらどうする気だ?」と拒否している。


「私の名前は「吉良吉影」
  いつ…なぜわたしが死んだのかはどうしても思い出せない
  ひとつだけ言えることは自分は決して天国へは行けないだろうという実感があるだけだ」

作者である荒木飛呂彦先生にとっても2番目にお気に入りのキャラクターで、
「母親の虐待によって心が歪んでしまったという設定もあったが、同情できる悪役になってしまうから
 表には出さなかった」と、後年のインタビューで語っている。
吉良の両親にとって、吉影は結婚後かなり年数を経て生まれた子供だったので、逆に父親は過保護だったという。
荒木氏の別の公開対談会のコメントでは、この母親の虐待は、かなり青年誌向けの内容もあったらしく
父はそれらをスルーする代わりに過度の愛情を注いだとのこと。
(荒木氏が当時の記憶をなんとか思い出そうとしながらの発言ではあるが)
また、父親である吉良吉廣は吉影が21歳の時に癌により病死しているが幽霊となって生きており、
写真の中に入ったり閉じ込めたりするスタンド「アトム・ハート・ファーザー」で息子の殺人を含む平穏な人生を手助けしている。
吉影が川尻浩作となった後も矢を使い、スタンド使いを増やして仗助たちを始末しようとするも
吉影と仗助の最終決戦において、仗助の策略により皮肉にも息子、吉影の空気弾を食らい消滅した。
死んだ後も過保護すぎだろ……。

余談だが、彼は作中で外見が何度も大きく変化している。
当初は素顔で生活していたが、エステティシャン辻綾のスタンド「シンデレラ」で顔を変え、その後、川尻浩作として生活。
終盤においてスタンドがパワーアップした際には髪型を変えている(イメチェン的なものであり変装ではない)。
しかし一貫してドクロの柄のネクタイを身につけており、吉良のトレードマークの一つとなっている。実際に発売もされた。
「デッドマンズQ」に登場した際も髪型や服装が大きく変わっている。
+ 吉良七面相

+ スタンド「キラークイーン」
破壊力 - A スピード - B 射程距離 - D
持続力 - B 精密動作性 - B 成長性 - A
人型、近距離パワータイプ。ネコとドクロをあわせたような外見をしている。
手で触れたものを爆弾に変える能力を持つ(ただし「爆弾」と表現しているだけで、実際の爆弾とはかなり性質が異なる)。
  • 爆弾になっても物体の姿形が変化するわけではなく、他人に爆弾かどうか判断することは出来ない。
  • 爆弾にできるのは一度に一つまで。二つ以上の物体を同時に爆弾には出来ない。
  • 爆弾の威力は人間一人を跡形もなく消し飛ばすほどで、全スタンド中でも屈指の破壊力を誇る。
  • 爆弾は接触型と点火型があり、接触型は爆弾に誰かが触れた時点で爆発、点火型はキラークイーンの右手のスイッチを押すと爆発する。
  • また爆発の仕方にも「爆弾化した物体そのものが爆発するタイプ」と、「爆弾化した物体に触れたものを爆破するタイプ」とがある。
    • なお後者の場合、爆発そのものもスタンドということなのか、人体を文字通り『粉砕』するほどの破壊力のわりに爆風などは無く、
      爆音もスタンド使いでない者には聞こえないらしい。なので傍目には突如消滅したように見える
  • 爆弾化の範囲も、例えば人間を爆弾化するとして髪の毛一本から体全体まで幅広く、応用力はかなり高い。
以上のような能力のため、人知れず人を殺し続ける生き方には適したスタンドと言える。
同じ近距離パワー型のエコーズACT3を一蹴したり、クレイジーダイヤモンドの鉄拳をガードできたり
ドララララッシュには一方的にやられていたが)そこそこの格闘はこなせるようだが、
運動能力はそれほど高くなく、スタープラチナやクレイジーダイヤモンドといった接近戦に長けるスタンドと正面から戦うと分が悪い。
というか、触れば勝ちなのに触る事すら出来なかった。ただこれに関しては、戦闘・喧嘩慣れしている承太郎や仗助に対して
吉良に殴り合いの技術がなかったと言う、スタンドではなく本体の問題もあると思われる。

スタンド名はQUEENの名曲「キラー・クイーン」から。ちなみに後述する第二・第三の爆弾の名前もQUEENの曲から採られている。

「顔半分が内部でふっ飛んで、脳ミソが1/3ぐらい顔の肉とシェイクされただけのようだったがね」

+ 第二の爆弾
破壊力 - A スピード - C 射程距離 - A
持続力 - A 精密動作性 - E 成長性 - A
左手から独立した自動追跡形のスタンド「シアーハートアタック」を繰り出す事ができる。
熱源に向かって自動的に突進、体温に反応して爆発するというもので、本体である吉影自身は全く関与することなく対象を破壊する。
本体が関与しないため、遠距離まで行けるにもかかわらずパワーは非常に高い。
しかし単純な命令に従っているだけなので本体が操作することは出来ず、本体にはスタンドの状況がわからない。
また、この能力を本体の近くで発動させればキラークイーンとの同時攻撃も可能である。
このような「自動追跡」タイプのスタンドは第5部以降にも度々登場している。
(ライターを再点火したものを狙う「ブラックサバス」や動きに反応する「ノトーリアスB・I・G」等)。

そして何よりも重要なのは、その防御力。スタープラチナの全力攻撃でも少々亀裂が入る程度で動きに支障なしという凄まじい頑丈さである。
そのため、 いくら攻撃されても、当の本人(本体)に影響するほどダメージを受けない という、遠隔型スタンドとしては非常に強力な長所を持つ。
しかし、広瀬康一の「エコーズACT3」で重量をかけられた際は別の場所にいた吉良の腕も「重く」なるなど、防御力とは無関係な
スタンドの特殊能力はそのまま喰らってしまう。
そのため「直す」事で左手に送り戻してしまう仗助の「クレイジー・ダイヤモンド」、防御力無視で相手を削り取る億泰の「ザ・ハンド」とは
相性が悪く、その2人がメインの相手となった最終決戦では使用していない。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』では、カシワクラツトムが演じる。

「コッチヲ見ロォ~」

+ 猫は吉良吉影が好き

空気を操るスタンド能力「ストレイキャット」を持つ植物「猫草」を腹部に四次元ポケットの如く収納し、
猫草の発射する「空気弾」をキラークイーンの能力で爆弾に変えて放つことで遠距離に爆弾を飛ばす、爆弾能力の応用技。
空気弾は小さな爆発で風船に穴をあけるようにする事で遠隔操作することができ、空気であるため目に見えず、防ぐことは非常に難しい。
特に空気弾を点火型の爆弾に変えた時は物質をすり抜けて移動できるので
何かを盾にする、物陰に隠れるといった防御方法は全く通用しない。
射程距離はかなり長いが、他の遠隔操作型のスタンドのように空気弾の周囲を認識することはできない。
そのため、目の届かない場所で操作するためにはなんらかの工夫が必要となる。
原作では幽霊である父親から標的の場所を教えてもらうことで誘導していた。
「見えない点火爆弾」という非常に恐ろしい技だが、空間ごと爆弾を削り取れる億泰の「ザ・ハンド」には通じなかった。

吉良の切り札を2つも無力化できる億泰のスタンド「ザ・ハンド」はキラークイーンにとってかなり相性が悪いスタンドであり、
彼を真っ先に殺しにかかった吉良の判断は賢明と言えよう。

「『思い込む』という事は、何よりも「恐ろしい」事だ…
…しかも、自分の能力や才能を優れたものと過信している時は、さらに始末が悪い」

+ 最終能力
吉良吉影に二度目の矢が刺さり発現した能力「バイツァ・ダスト(負けて死ね)」。
破壊力 - B スピード - B 射程距離 - A
持続力 - A 精密動作性 - D 成長性 - A

一般人(スタンド能力を持たない者)を爆弾に変え、それを作動、爆破することで対象者を過去へ吹き飛ばす「第三の爆弾」。
言わば時間破壊爆弾といったところか。

まず吉良吉影の正体を知る者にキラークイーンを潜伏させる。
潜伏された人間は所謂「地雷」となり、もし何者かが「地雷」に吉良の事について尋ねたりすると、
その瞬間爆弾が作動してその相手を爆破する。
相手が尋ねたり、聞きだそうとしなくても、「地雷」となった人間が言葉、あるいは紙などに書いて伝えようとすれば
それで作動する。
逆に「地雷」自身に「他者に知らせる」つもりがなくても、スタンド能力など(例:ヘブンズ・ドアー)で
その「地雷」の頭の中を直接読み取られて知られてしまった場合も爆破条件に抵触し、情報を読み取った者は爆破される。
また、「地雷」に潜伏したキラークイーンは自動的に「地雷」を外的危機から守り続ける。
なので「地雷」の自殺や吉影本人からの攻撃すら防御してしまう。また、このキラークイーン自体を見てしまっても
爆破の対象となる。

追っ手を爆破すると、その爆破に吹き飛ばされるようにして「地雷」は過去へと戻される。
地雷は爆破のたびに同じ時点まで戻され、追っ手を始末しながら、同じ時間をループし続ける。

バイツァ・ダストで時間がループしている間は、何度同じ時間が繰り返されても、物の「運命」(コップが割れる、雷が落ちるなど)は変わらない。
そのため、一度爆破された者は、たとえ時間が戻っても再び同じ時刻がくると、今度は地雷に遭遇しなくても勝手に爆破されてしまう。
この調子で地雷を泳がせておけば、吉良は平穏な日常を過ごしつつ追っ手を次々と消していくことができるのである。
何度か時間を往復し追っ手を爆破した後バイツァ・ダストを解除すれば、時間が戻ることはなくなり敵は完全に排除される。

ただし、
  • 「地雷」だけは過去に戻っても記憶が残るため、その者による吉影の暗殺の可能性がある。
  • 発動中、吉良自身はキラー・クイーンを使えない。
  • 発動中、キラー・クイーンは「地雷」をオートで守ろうとする。
    「地雷」の自殺や事故死を防ぐためだと思われるが、吉良自身も「地雷」を攻撃できないため、「地雷」から不意の攻撃を受けると危険。
  • 完全な自動操縦であるため、バイツァ・ダストが何度作動したかは本体である吉影にも認識不可能。
    そのため「地雷」の言動や周囲の状況、自動的に破壊されたものを見たうえで推理する必要がある。
  • 一度標的を爆破しても、時間が戻って再び「運命」によって爆破される前にバイツァ・ダストを解除してしまうと、
    爆破の運命も解除されてしまい、標的は爆破を免れてしまう。
  • 発動するためには、吉影が精神的、及び肉体的に極限まで追い詰められている状況で、
    吉影の正体を知る一般人にキラークイーンを設置、バイツァ・ダストを発動しなければならない。
などの欠点もある。
吉良にとても都合が良く強力な能力だが、扱いづらさも一級品と言えよう。

本人曰く、(一度瀕死の重傷を負わされた)空条承太郎に二度と出会いたくない一心で発現した能力。
発現の経緯が「レクイエム」に酷似しているものの、
スタンドではなく本体に刺さっているので、若干仕様が異なるモノであるように思われる。
尤も「レクイエム」の設定自体が後の第5部にて登場したものであるし、その詳細な設定も発動成功例が2件しかないため
真実はあくまでも荒木先生の脳内にしかない。

元ネタはこれまたQueenの名曲「Another One Bites the Dust」。
作中では(負けて死ね)と横に振られているが、本来の和題は「地獄に道連れ」。さらに原題の直訳は「また一人誰か死ぬ」。
どれもこの『キラークイーン』にぴったりの意味合いだと思わないかね・・・?

「いいや! 「限界」だッ! 押すねッ!」

「『今だッ』!」


+ 第8部の吉良吉影

第8部「ジョジョリオン」

本編第8部にも名前が登場。本作の舞台は第4部同様杜王町である。
本作の主人公は物語開始当初は記憶を失っている状態であり、ヒロインと目される広瀬康穂の協力のもと
自身に関する手がかりを探った結果「吉良吉影」の名前に辿りつく。
しかし「吉良吉影」は主人公が見つかった浜辺で遺体となって発見され、死亡していたという事実が明らかになった。
ところが康穂が民間会社に主人公と吉良吉影のDNA検査を依頼したところ、同一人物だという回答が来てしまう。
当人の住居と思われる部屋には切った爪が保管されている等4部の当人の変態性を思わせる描写があるが、
物語開始間もない間、確定したのは「“吉良吉影”は死亡している」事のみであり、
主人公が本物の「吉良吉影」で死者は偽者なのか、別人だった場合どういった関係なのかは判然としなかった。
ちなみに、後に彼は東方家に住むこととなり、「東方助」の名を与えられる事になる。
+ 吉良吉影の真相
家政婦の「虹村さん」として東方家に潜入していた吉良吉影の妹・京から、定助はついぞその真相を知らされる。
彼が発見された場所である「壁の目」では「埋まったもの同士の中身が交じり合う」という奇妙な現象が起き、
定助はその現象によって吉良吉影と何者かが交じり合ってしまった存在だというのである。
(交じり合い具合は部位によって異なるらしく、舌や眼球などは真ん中に切れ目があり半分ずつだと見て取れるのだが、 睾丸は4つある。
肉体だけでなく精神やスタンド能力も交じり合ってしまったらしく、
京は吉影のスタンドは「シャボン玉に触れたものを爆破する能力」だと語っている。
なおこの時にスタンドのビジョンも描写されており、4部吉影のキラークイーンとほぼ同様の外見となっていた。

なお、1巻の表紙裏に「第4部と第8部はまったくリンクしていない」と明記してあることと、
3巻にて第8部の吉良は第7部の主人公の子孫に当たると明かされたことから、
第8部の世界観は第7部から繋がる現代であり、第4部から直接繋がるわけではない。
例えば第4部の吉良は1999年の時点で33歳だが、第8部の吉良は2011年の時点で29歳なので、生まれた年が16年違う。

なお定助は『オールスターバトル』にも参戦、声優は第3部格ゲーで花京院典明を演じた真殿光昭氏となっている。


MUGENにおける吉良吉影

格闘ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』には吉良吉影は登場していないが、
MUGENにおいては手書きによって製作されたものが複数存在している。

+ Kemco_SpaceHunterVigor氏製作
  • Kemco_SpaceHunterVigor氏製作
ペットショップの作者でもあるKemco_SpaceHunterVigor氏が手書きで製作したもの。
外見は原作終盤時におけるパワーアップ時のものを採用している。
シアーハートアタックを出して自動的に攻撃させることも可能。

ニコニコ動画では、かなり初期のMUGEN動画でごくたまに見る程度のキャラだったため、
その存在を知らなかった人も多いのではないだろうか。
デフォルトでAIは入っているものの、どうにも動きが緩慢で、たまに棒立ちかと思うと
突然相手を即死させることもあるが、基本的にある程度強い相手には手も足も出ずにやられてしまう。
ジョジョキャラAIの製作ラッシュも手伝い、ただでさえ少なかった出番が激減している…と思いきや、
一部ストーリー動画などに非戦闘員ながらもちゃっかり出演している。

+ yuto氏製作
  • yuto氏製作
上記のKemco_SpaceHunterVigor氏の吉良をyuto氏が改変したもの。
こちらはAIボイスも搭載されており、今後も更新予定とのこと。


+ あまりもの氏製作
  • あまりもの氏製作
ジョナサンジョルノ等多くのJOJOキャラを製作しているあまりもの氏製作のもの。
DIOのドット絵を改変している。
スタンドモード等は未搭載だが、こちらもボイスが入っている。

defで指定することで川尻浩作時のスプライトに変更可能な素敵仕様。
森ノ中氏によってAIが作成されている。
また、作者自身によるデフォルトAIも搭載されたようだ。

2014年8月13日にはASB仕様のシステム&ボイスの物も同氏によって公開された
(「川尻浩作」名義となっており、旧版の吉良とはページが分けられている)。

+ 蒼色の空氏製作 吉良&レン
  • 蒼色の空氏製作 吉良&レン)
あまりもの氏の吉良を蒼色の空氏が改変したもの。「キラークイーンの容姿が猫っぽいから」とスタンドがレンに差し替えられている。

技性能にもアレンジが加えられ、幾つかオリジナルの技も搭載されており、
カットインやイントロ、勝利デモの他、スタンド用のボイス、4種類の特殊カラー等様々な要素が追加されている。
スタンドのボイスはニンテンドーDSソフト『すばらしきこのせかい』より虚西充妃(声:生天目仁美)のものを使用。

デフォルトでAIも搭載されており、飛び道具と設置技の中間のような性能の技で相手の行動をけん制しつつ、
ガンガン攻めるスタイルになっている。
AIレベルは4段階から選択可能。デフォルトは2。対プレイヤー操作ならレベル2、対AIならレベル3~4がちょうどいいとのこと。

+ Torimochi氏製作
  • Torimochi氏製作
某スレで製作・公開された、グラフィックは川尻顔になる前。
シアーハートアタックなど、こちらの性能はやはり顔を変える前の時期に沿っている。
ボイスも入っているが、ネット声優か制作者の声かは不明。


出場大会

凍結
【吉良&レン】

出演ストーリー