人気ロボットが多数出演する『スーパーロボット大戦』にも何度も出演している。
『F完結編』にて、隠しユニットとして初めて登場。映画上映の時期の関係もあり、非常にタイムリーな参戦となった。
その性能は全モビルスーツの中でもトップクラスの化け物MS。
しかし、パイロットのヒイロが、この頃はアムロ等のニュータイプ軍団程強くないので、
最終的な使い勝手は、切り払われないフィンファンネルが使える νガンダムと言った所か。それでも十分強いが。
この参戦で人気を博したのか、以後はTV版ウイングよりも参戦している。
『64』では隠し機体であるにも関わらずパッケージに登場。
ゲーム内では非常に高いHPや装甲、運動性、移動力を持つ、スーパー系とリアル系の両方の長所を兼ね揃えた化け物ユニットとなっている。
『α』以降はステータスも調整が入り、少し燃費の悪い高火力遠距離ユニットの立ち位置。
改造度次第では、 ヘビーアームズに火力すら抜かれてしまうという、非常に厳しい立ち位置でもある。
しかし、演出はガンダム系の中でも力が入っており、ヒイロの声優である緑川光氏の告げ口があるのではないか、と
一時期ファンに勘違いされたほど(属に言う「グリリバ補正」)。 *1
非常に滑らかに動くモーションと、動くたびに羽が舞い上がるその姿は、見ていて実に美しい。
まさに、スパロボスタッフの愛を存分に受けたMSである。
そのせいで、 影で泣くMSもいる訳だが……
『Another Century's Episode』シリーズには2、3に登場。
メイン火力となるツインバスターライフルは隙が大きいのが欠点だが、それを補うに十分な火力があり
リミッターを解除すればローリングバスターライフルが撃ち放題になる『3』ではお手軽火力キャラとして
初心者救済に役立っていた。
なお、『3』ではストーリー上特に絡んでこない、いわゆる「空気参戦」なのだが、 他の空気参戦組を差し置いて
こいつだけ登場デモがある。…流石グリリバ補正、空気参戦なんてなんともないぜ!
ガンダム関連の作品が総出演する、『SDガンダム G-ジェネレーション』にも初代から参戦。
ウィングガンダムゼロと違い変形機構を持ち合わせていないが、その代わりにMS形態でも空が飛べるようになっており
近距離から遠距離まで何でもこなせる高スペックな機体となっている。
ただ、大火力の代わりにEN消費が物凄い事になっており、ツインバスターライフルを数回撃つとスッカラカンになってしまう。
また、主力がビームであるという特性上、Iフィールドを持つ相手とは相性が悪い。
Gジェネでも長らくウィングゼロの上位互換機という位置付けであったが、『WORLD』ではウィングゼロに大幅なテコ入れが入った為、プレイヤーの好みでどちらを使っても十二分に活躍できるようになっている。。
DS用のソフト『クロスドライブ』では、女主人公の後期主人公機として登場してたりする。
『ガンダムvsガンダムNextPlus』にも参戦。パイロットはもちろんヒイロ。
ウイングゼロのローリングバスターライフルが使えない代わりに、翼で上方向に舞い上がる技が追加され、
空中戦にさらに特化した機体となった。
ブースト量やダッシュ速度も全機体中最高クラスで、機動性に関しては他の追随を許さない。
バスターライフルは照射系ではなく普通の単発系になったため、通常の万能機のセオリーが通用する。
さらには格闘まで強化され、カット耐性と威力を両立したコンボを少ないブースト量で繰り出せるという強みも持つ。
だが、最大の変更点はローリングバスターライフルに代わり新たにチャージショットとなった、ツインバスターライフル(照射)。
チャージ段階により性能が変化し、1段階では通常の照射ビーム、2段階目でウイングゼロの特射と同じ着弾点に爆風追加。
3段階目でぶっ放すと威力向上に加え、原作再現で照射中スーパーアーマーが付きっぱなしになる。
ここまで聞くと
壊れ機体
のように感じるだろうが、大きな弱点として「バスターライフルは弾数4発」という弱点を持つ。
メイン武器であるライフルの弾切れを防ぐために、要所要所でメイン以外の射撃、そして格闘を混ぜられるかがポイントとなる。
しかもチャージショットの仕様上、チャージ中は前述の翼ジャンプが使えないことも頭を悩ませてくれる。
妙な癖がなく敷居こそ低いが、真のポテンシャルを引き出すためには修練を必要とする、一筋縄ではいかない機体に仕上がっている。
余談だが、同作品に登場するボス級のキャラクターに対しては
殆どの相手に有利に戦える。
これは、ゼロカスのバスターライフルのダウン値が「5」、つまり最大値であることに起因する。 *2
これをNDを使って連射することで、ダウン値上限が「10」のボスをも素早くダウンさせることができるのだ。
ボスにも起き上がり無敵はあるものの、大抵のボスは当たり判定が大きいため、
すぐに隙をついてライフルを二発打ち込まれてしまう。
尤も、ダウンしようがしまいがほぼ攻撃パターンが変わらず、さらに常時動き続けるエルメスとラフレシア相手では
そう簡単にはいかないのだが。
『EXTREAM VS.』では「ウイングゼロ(EW版)」としてこちらのデザインのゼロが参戦。
性能的には「前作のゼロをベースに、カスタムのエッセンスをところどころ足した射撃向き万能機」。
バスターライフルは照射タイプで、ゼロカスからは『飛翔』が受け継がれている。
CSの壊れ性能が修正され、さらには大幅に火力を下げられた。
そのため稼動当初こそ弱機体として認識されていたものの、研究が進むにつれてそれなりの地位を獲得した。
理由はメインの圧倒的命中率と、『飛翔』を絡めた距離調整能力にある。
今作ではメインの性能が大幅に強化され、メインをねじ込める状況が大幅に増えた。
多くの機体が着地や格闘のカットなどという限られた状況でしか命中が確定しないのに対し、
本機は
様々なシチュエーションから、問答無用でぶち抜くことができるのである。
加えて、飛翔を利用した距離調節で一瞬で距離を離す・詰めることができ、
そこからメインを発射して
いわゆる逃げ撃ちをすることも可能。
元来の機動力も相まってゼロの機動力を大幅に押し上げる要因になっており、
本気で逃げ始めたゼロに追いつくのは困難である。
欠点は、 アサルトバスター同様に 壊滅的に火力不足なこと。
バスターライフルで相手がすぐ転んでしまうため回転率が低いのも一因だが、格闘のダメージがかなり低く、
同じ3000帯の万能機である νやストライクフリーダムがダメージ210〜220以上のコンボを格闘から出せるのに対し、
ゼロカスは
220を超えることさえ難しい。
その上実戦ではフルコンを叩き込めるチャンスなど早々来ないので、実戦における平均火力は200を下回る場合が多い。
そのためバスターライフルを的確に叩きこむだけでなく、高威力なCSのローリングバスターやツインバスターを要所要所で叩き込んでいかなければ、
3000クラスの前衛機体でありながらダメージ負けしてしまう。
これらの理由から 師匠やデスティニーガンダムには一歩劣る評価をされがちだが、
それでも使い手や相方次第では先述する二機にも拮抗しうる良機体である。
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