オレのリズムは読めないさ」
本名:マットロック・ジェイド(Matlok Jade)
格闘スタイル:パンクス
誕生日:1968年7月12日
年齢:24歳
血液型:O型
身長:172cm
体重:60kg
出身地:イギリス
職業:ミュージシャン
好きなもの:自分が出演するライブ、伝説のギター
嫌いなもの:
ヘビメタ、ピクルス
今は亡きデータイースト(通称デコ)の代表作、『
ファイターズヒストリー』初代と『ダイナマイト』の登場キャラクター。
イギリスで絶大な人気を誇るパンクロックバンドのメンバーにして、熱いファイトにソウルを燃やす闘うパンク野郎。
バンドではメインボーカル&ベーシストを務める。自称「闘うロックギタリスト」。連日の演奏にも動じないスタミナとバネを持つ。
ところが初代では人気上昇中の最中にライブを失敗し、愛用のギターを叩き割ってしまう。
その後
カルノフが伝説の黄金のギター『
ゴールドアックス』を持っていることを風の噂で聞き、
伝説のギターを手に入れるためにグレートグラップルに参戦。
EDではカルノフからギターのありかを問い詰めて、見事GETしてライブにはげむ姿が見れる。
続編のFHDでは、初代での熱い闘いを忘れられず、バンド仲間の静止を振り切り、ツアーを抜け出して再びグレートグラップルに参戦する。
EDではカルノフを倒した勢いに乗ってロシアでツアーに突入、一夜にしてロシアで一番有名なイギリス人になった。
基本的には直観とノリで生きている楽観的な性格の持ち主で、闘いはあくまでもスリルを味わうための彼なりの遊びの一つ。
勝利台詞も「気合いだけじゃねーよ!ソウルで闘うことだな!!」等々ノリ重視なものが多い。
嫌いなものは
ヘビメタ(ヘヴィメタル)。
ロックについてあまり詳しくない人には「
パンクとヘビメタってどこが違うの?」という人も多いと思われるので、
簡素ながら解説する。
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解説 |
パンク(punk)という言葉には「くだらないもの、若造、無価値なもの」の意味があり、
1970年代、身分制度の厳しい英国で失業してしまった多くの若者達によって絶大な支持を集めた音楽である。
モヒカンやピアスなど奇抜な格好をすることで失業に対する政府への怒り、既存の音楽からの脱却を謀り、
そのサウンドはテクニック的には未熟な部分があるものの、荒々しく力強いサウンドが聴く人を惹きつける音楽であると言える。
また、前述のようにファッションも重要な要素の一つとされている。
対してヘヴィメタル(Heavy Metal)はその名の通り「重金属」の如く重々しく鋭いサウンドが特徴の音楽である。
ハードロックをルーツとしつつもその思想性を薄め、より様式美の追及と演奏力の向上を目指した音楽であり、
その構成は非常に複雑でテクニックもレベルの高いものが要求される。
純粋に「音楽」としてのロックを探究した一つの到達点がヘビメタであるとも言える。
またトリップ時にヘッドバンキング(頭を激しく縦に振ってビートを刻むこと)をすることも特徴といえる。
この様にロックの持つ二つの側面の対極に位置するのがパンクとヘビメタなので、
一般論の一つとして「パンク好きとヘビメタ好きは仲が悪い」ということが言われることすらある。
(勿論両方好きな人もいるしその限りではないことは明記しておく。あくまでもそういう話もあるという例の一つとして捉えてほしい)
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90年代以降の事情 |
「パンク」や「メタル」で検索してみると分かる通り、これらのジャンルはかなり細分化しているようである。
メタルのジャンルの1つとして「 スラッシュメタル」というものがあるが、これの元になったジャンルはメタルだけでなく、 ハードコアパンク(パンクのジャンルの1つ)からの影響も大きい。
21世紀に入り、Killswitch Engage等のバンドが有名になってくるが、これらは「メタルコア」と呼ばれるジャンルの音楽性で、これは名前の通り「メタル」+「ハードコア」となっている。
ハードコア(ダイジェスト版) |
メタルコア Vo.初音ミク |
タイトル詐欺のマリアリによるゴアグラインドバンド・Last Days of Humanityのコピー(ドラム部分のみ) |
そして、2005年にAlcestの1stEP『Le Secret』が発表された。Alcest自体は 大まかに言えばブラックメタルではあるが、その内容はポストパンクからの影響もあるシューゲイザーがベースとなっているとも言える内容であった。ここからシューゲイザーブラックメタルというジャンルが発生した。
さらにAlcestのVo.であるNeigeはAmesoeurs(フランス語。英訳すると soulsistersとなるらしい)との掛け持ちを始める(現在は解散)。このバンドもAlcestと同じくシューゲイザーブラックメタルであるが、 パンクそのものな曲が10曲近く存在する。実際、CDなどに収録されている (手に入るとは書いてない)Amesoeursの曲は15曲程度しかないので、かなりの率である。
このように、現在のパンクとメタルの対立はもはや無いのかもしれない。
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メタルはパンクどころか… |
現在のメタルはパンクだけでなく、フォークソングやクラシックなどにまで手を出しているため、この流れは驚くほどのものではないのかもしれない。ブラックメタルかゴシックメタルがほとんどなのは気にしない。
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イギリス出身のパンクスであるマットロックがヘビメタ嫌いという設定はこんな背景に由来するものであり、
デコが間違えて設定してしまった訳ではない。
むしろ お兄ちゃんの技名とかイタリアでは実はプロレス人気があることを知ってたりとか、
DECOどんだけマニアックな知識に詳しいんだという話である。
というかその努力を もっと別の方向に使えば良かったのにとか思ったりしても言ってはいけない。 それがDECOクオリティと納得しておこう。
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このようにコテコテのパンクキャラであるマットロックだが、戦闘シーンなどでは
楽器を使って闘ったり
勝利時にギターを弾いたりすることはないため、知らない人にはただの
ガラの悪いチンピラにしか見えなかったりする。
実際、「コミックゲーメスト」で連載された津雲幻一郎氏による漫画版『ファイターズヒストリーダイナマイト』でも
ヤク中の狂人というあんまりな役柄で登場してたりする。
…まあ冷静に考えれば
愛用の楽器を闘いの場に持ってくるのってどうなのよ、という気もする。
ただ、必殺技の「スピニングウェイブ」は、ちゃんと見ると
CDを相手に投げつける飛び道具である。
楽器ではないにしろ、これはこれでどうかと…。
『
北斗の拳』のザコキャラに似た風貌のせいか
存在自体が非合法な『餓狼伝説VS.ファイターズヒストリーダイナマイト』では
なんと
クリボー並のザコキャラ扱いにされていた。
『
餓狼伝説』だけに
複製(クローン)人間とでもいいたいのか。幾らなんでもあんまりである。
「もう終わりかい?もっと
スリルを味あわせてくれると
思ったんだがな…」
性能的には
ガイルと
ダックを足して割ったようなキャラ。
必殺技の多くが
タメ技であり飛び道具・突進・対空が揃っている。
「ロードハリケーン」はさかさまになって回転しながら突進する。ぶっちゃけ
コイツの技に似てる。
中でも突進技の「オーバーヘッドキック」は発生が早く隙無しで
中段性能といった優秀な技で、
飛び道具の7色に輝くCD「スピニングウェーブ」で牽制し相手が近づいたところでオーバーヘッドキックで潰していくといった戦法が主体。
またオーバーヘッドキックは背面判定もあるのでめくり技にも使える。ただし初代FHは発生時間が遅い。引き付けすぎに注意。
隠し技の
「ダンシングヘッドプレス」はほとんどの対空に撃ち勝てるためマットロック使いの強力な武器になる。
全キャラ中、こんなことが出来るのは彼だけ。特に頭に弱点を持っている相手には強い。まあ、彼も頭のサングラスが弱点なんだけど……。
弱点はコンボが繋がらないことであり、また本体の防御力が低く、弱点が取れやすい位置にあることである。
このため逆転を許してしまうことも多く、ゲーム内では中~弱キャラとされている。
しかし通常攻撃が優秀なこともあり、言われるほど下位キャラではない。
MUGENにおけるマットロック・ジェイド
MUGENにおいてはStar Platinum氏によって
ソニックブレイク風の超必殺技の追加されたマットロックが存在している。
ディスプレイネームが「
Jade Matlock」 となっており、原作とはスペルが違う。
同氏の
ジャン同様高い完成度を持っているが、早い時期に公開停止になってしまった為に残念ながら持っている人は少ないと思われる。
トーナメントでは
○作シリーズに一度だけ「パンク髪チーム」の一員としてオリジナル
AIを搭載し登場している。
2010年になって死門氏作成のマットロックが公開された。こちらのディスプレイネームは原作同様「Matlok」。
必殺技も一通り搭載されている。AIは未搭載。
「地獄で踊りなベイビー……」
出場大会
*1
Burzumは本当はこんなバンドである。
バンドと言ってもメンバーは1人だけだが。