ドロシー・オルブライト

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ドロシー・オルブライト - (2010/12/03 (金) 14:41:33) の編集履歴(バックアップ)







     「ボクのステージへようこそ!

      どうぞ楽しんでください!」

初出作品:アルカナハート2
格闘スタイル:アルカナマジック
出身地: 国籍:アメリカ合衆国/現住所:新宿区神楽坂 ウィズホテルアンドアパートメンツ(ダブル)
誕生日: 12月3日(いて座、9歳)
身長: 119cm
体重: 21kg
スリーサイズ: B63 W52 H69 
血液型: O型
好きなもの: ママの作ったハンバーグ
趣味: テレビ
苦手なもの: 海の生き物
特技: 手品、軽業
家族構成: 父、母
得意な科目: 音楽、体育
苦手な科目: 家庭科(家事の手伝いは大好きと言い張る)
所属(学年、部活): エレメンタリースクール第四学年
キャッチコピー: 「怪盗オズの名を継ぐ天才マジシャン」
関連キャラクター: リーゼロッテ - フィオナ - キャサリン


アルカナハート2』に登場するキャラクター。
担当声優は『魔法先生ネギま!』の桜咲刹那や『さよなら絶望先生』シリーズの木村カエレなどで知られる小林ゆう画伯女史。
プレイヤーからの愛称は主に「ドロ」。

 目を覆う赤いマスクボクという一人称が特徴の少女。
 現役のマジシャンであり聖女である母親と、元怪盗でかつて「怪盗オズ」を名乗り、現在は軽業師をしている父親との間に生まれる。
 自身もマジシャンとして才能を開花させ、「魔術師ドロシー」としてラスベガスのステージで活躍している凄腕の手品師。
 裏の顔は、義賊であった父の名を勝手に継いだ自称「二代目怪盗オズ」。
 その為にインターポール、特に幼馴染である捜査官リィナ・ケージに追われている。
 様々な手品道具を武器にして戦う「アルカナマジック」が得意。
 米国聖霊庁からの要請を受け、来日する。

数年前、何者かによって盗まれたオルブライト家の家宝である聖霊石の「赤い宝石」をリーゼロッテが所持していると聞き、
事件解決と併せて宝石を奪還するため来日する。
だがこの「赤い宝石」はリーゼロッテが持つ人形エルフリーデの核、すなわち動力源として組み込まれている。リーゼにとっては譲れないものなのである。
しかし、ドロシーはそのことをまだ知らず、リーゼロッテの人形を「手品で動く人形」だと思っている。
ちなみにリーゼは、この「赤い宝石」を返せとしつこく迫るドロシーに対し、114万ドル(だいたい1億円相当)という法外な高値をふっかけている。

ラスベガスでは相当売れっ子らしく、ステージに立てたのは二年ほど前から。
ライオンの姿をした「ライオンさん」、ブリキのロボットの姿をした「ブリキさん」、案山子の姿をした「かかしさん」の3体の人形を操る。
彼らには高い聖霊力が備わっているため、自分の意思で行動可能で、ドロシーとの意思の疎通も図れるハイスペックぶり。
ライオンさんはワイルドでダンディだが高所恐怖症で、ブリキさんはやる気に満ち溢れているが他の感情には乏しく、
かかしさんは喋れないが心優しい性格をしているなど個性も有する。
ドロシーの攻撃や勝利シーンなどの演出で登場し、ドロシーを助けてくれる名脇役である。
変装も上手で、都立御苑女学園の制服・巡査・つなぎにベレー帽姿・メガネをかけ鞄を持った姿の計4種類が見られる。これらは全て今回のために調達したものだそうな。
公式に言及こそされていないが、名前のドロシー、偽名のオズ、ブリキ・かかし・ライオンのいずれに至るまで、
ライマン・フランク・ボーム著の児童小説『オズの魔法使い』の強い影響を受けている。

そんなドロシーを追って現れる捜査官リィナ・ケージもなかなかの個性派。
16歳でインターポールから協力要請を受けるほどの天才捜査官で、ドロシーを捕まえるため来日。
だが普段はハイスクールに通う現役女子高生で、ドロシーの家の近所に住んでおり、彼女が生まれた時から付き合いがある。
ムックでは勉強を疎かにしていたドロシーに勉強を教えている描写も見られ、親密な関係であることが伺える。
その話の中で魔術師ドロシーが怪盗オズに間違いないと言っているのだが、知り合いのドロシー・オルブライトと魔術師ドロシーは別人だと思っている
本人曰く「珍しい名前でもないからね」との事。
たしかにドロシーという名前は一般的とは思うが、どちらの姿でも良く見かけるのにまったく気づかないのはどうなんだろうか・・・。
マスクをつけているから仕方ないよね。

何としても「怪盗オズ」を捕まえるために日本までやってきたのだが、変装したドロシーには気付かず通り過ぎてしまう。
そのため、ドロシーが警察に捕まった事は一度もない
なお、彼女の父親もかつては捜査官であり、「怪盗オズ」を名乗っていたドロシーの父親を追っていたようだ。なんという星のめぐりあわせか。。*1
それにしてもこの構図、かのルパン三世と銭形警部を想起させる……。あと怪盗キッドとか怪盗セイント・テールとか。
え?ネタが古い?こまけぇこたぁいいんだよ!

なお彼女の後ろから追ってきているのは、日本での捜査に付き合わされている日本警察の巡査たち。
前から順に、帽子を被っていない鬼瀬(おにがせ)巡査、髪の色が茶色い恵良(えら)巡査、
丸い眼鏡をかけている御井(みい)巡査、小柄で必死に後を追っている田主丸(たぬしまる)巡査。
でもみんなしてドロシーの変装には気付かない。
というか、田主丸巡査以外は仕方なくつき合わされてるだけなので、まともに探す気がないのかもしれないが。
ちなみに彼女たちの名前はいずれも九州のJR線である久大本線の駅名からとられているものと思われる。
(以上、Wikipediaなどから転載、改変)


原作での性能

各種必殺技に設定されたトランプの絵柄でポーカーの役を成立させると、特殊能力が発揮される。カードは5枚まで設置可能。
特に「ジャック・ラビット」とその追加技は空中戦の主力にもなるので、
ポーカーの役を作り出すための技を連続技に組み込むと幅広い戦略が可能となる。

全キャラクター中最も小柄なため、通常技のリーチは短いうえに攻撃力、防御力ともに低い。
必殺技やトランプの特殊能力の仕組みをしっかり把握しておかなければならないなど、上級者向けのキャラクター。
役が揃うまでの立ち回りがいかんせん厳しく、リーチの短さが祟って不利キャラが多く、
あまつさえ『すっごい!』までは打ち上げとふっ飛ばしを例外とすれば
全キャラ中唯一固有の空中ガード不能技を一つも実装していないため、
キャラランクでは最弱クラスに甘んじてしまう。
これらを使いこなせれば大きく化ける可能性もあるにはあるが、慣れないと(というか慣れていても)困難である。
+ 設置するカードと役
ジャック・ラビットとその追加技であるクイーン・ビー、キング・バード地面にトランプを設置するグラウンド・テン、
空中にトランプを設置するフライング・エースはAボタンを押すことでクラブ、
Bボタンでダイヤ、Cボタンでハートのマークが入ったカードを設置する。
残りのスペードはトリプル・フェイス、テン・オブ・スペード、スペキュレイション(いずれも超必殺技のためパワーゲージ消費)を使用することで出すことができる。
カードを設置した場合、消えるまで同じカードを使う技を出すことができなくなる。これはスペードも同様。例えば、以下のようになる。

  • Aジャック・ラビット使用後にクラブのJが残っているうちはAジャック・ラビットを使用することができない。
  • Bグラウンド・テン使用後にスペードの10が残っているうちはBグラウンド・テンを使用することができない。
  • Aジャック・ラビット使用後にクラブのJが残っていても、Bジャック・ラビットは使用できる。

ただし、画面端より外に出た場合は設置したとみなされない。
カードは5枚しか設置しておくことができず、6枚目を出した時点で最初の1枚が消える。
また、通常技やミスディレクション(Ver.2.5まで)を使用したときにトランプが出てくる場合があるが、
これはすぐに消え、ポーカーの役作りには何の関係もない。

ポーカーの役はゲームでは4つあり、フォーカードとロイヤルストレートフラッシュは使用したカードによっても変わってくるため全部で6つとなる。
その6つとは次のとおり。

ストレート
連番で5枚。出せる技の関係上10からAまでの順番しかない。マークは問わない。
連番といっても10→J→Q…と順番に出す必要はなく、この5枚を設置すればよい。
役が成立すると、カードが地面をバウンドし斜め上に跳ね返り攻撃する。
パワーゲージを使用せず出すことができる。
フルハウス
ワンペアとスリーカードの組み合わせ。
役が成立すると、カードがその場で回転し攻撃判定を発生させる。
これもパワーゲージを使用せずに出すことができる。
バージョン2.6からJが記されたカード4枚と、ミスディレクションで発生するジョーカーの5枚でフルハウスと同様の効果が現れる。
フォーカード(10)
数字の10が記されたカード4枚で構成される役。残りの1枚は何でもかまわない。
役が成立すると、地面に設置された4枚の10のカードからそれぞれのマークの形をした攻撃判定が発生し、真上に立ち上る。残りの1枚は消える。
テン・オブ・スペードを使用しなければいけないためパワーゲージが最低でも1本は必要。
フォーカード(A)
Aが記されたカード4枚で構成される役。残りの1枚は何でもかまわない。
役が成立すると、空中に設置された4枚のAのカードが真横へ飛んでゆく。残りの1枚は消える。
トランプの設置位置次第では上下に広い飛び道具にすることができる。
スペキュレイションを使用しなければいけないためパワーゲージが最低でも1本は必要。
ロイヤルストレートフラッシュ(♠以外)
5枚のカードをスペード以外のマークの内、どれか1つで揃えたストレート。
役が成立すると、カードを設置した位置よりマークを模した攻撃判定が壁に飛んでゆき、バウンドする。
パワーゲージを使用せずに出すことができる。
ロイヤルストレートフラッシュ(♠)
5枚のカードをスペード(超必殺技のみで出せる)で揃えたストレート。最高の役となっている。
役が成立すると、カードを設置した位置よりスペードの形をした攻撃判定が壁に飛んでゆき、バウンドする。通常のロイヤルストレートフラッシュよりも攻撃判定が大きい。
トリプル・フェイス、テン・オブ・スペード、スペキュレイションを使用しなければいけないためパワーゲージが3本必要。


『3』では上記の役に加え、「ツーペア」「スリーカード」が成立するようになった。

ツーペア
同じ数字のペアを2組。
4 枚のカードが回転しながら小さく跳ねる。
スリーカード
同じ数字のカードを3枚。
ストレートと似ているが、攻撃するのは3枚のみ。

カード設置技以外では、自身の周囲を覆う「シャッフル」が中心になる。
超必殺技及びアルカナ超必殺技を出すふりをするフェイント技というものもある。

クリティカルハートは「マジシャンズ・チョイス」。
全地上判定で、ヒットすると相手に4枚のカードの中から1枚を選ばせる演出に移行。
4枚のうち3枚が悪魔で、1枚が天使。
悪魔が出た場合は相手に5割程度のダメージを与え、天使が出た場合は互いの体力とパワーゲージを回復する。
『3』のEF版では8枚に増え、ダメージも大きくなる。演出にリィナご一行様まで現れるオマケ付き。

契約アルカナ

契約アルカナは鏡のアルカナ「ヘリオガバルス」。*2
単体では力の弱いテントウムシのような聖霊が、保身のため群れを成すことで強大な力を得たもの。
状況に応じて編隊を組み換え、対象物の形状を模倣するのが得意。
元々はドロシーの母親の守護アルカナで、保身以外の目的の無かった彼らを善意から人を楽しませる方向へと導いた。
現在はドロシーがそれを引き継いでおり、群れの存続に関わるような無茶な命令でない限りは従順に従う。

相手キャラクターの幻影を作って攻撃させるファスマとファンタシアが最大の特徴。相手次第で使い勝手が異なる。
攻撃力の補正は全アルカナ中最低で、防御力の補正も低い。そのため本来の契約者であるドロシーとの相性がとても悪い。
ファンタシアの入力が難しく、ブレイズ「プリズマ」も発動に時間がかかる上に分身効果とショボイためかあまり使われることはないかもしれない。
『3』以降ではファンタシアの入力が改善されたが果たして・・・?

MUGENでのドロシー

他のキャラが続々と公開される中、直前までWIPはおろか製作の話も聞かれずデラレーズ化が心配されたが、
このたび、ゆーとはる氏によってα版が公開された。つまりこの人と同じ境遇。
これで『2』のキャラは隠しボスのパラセ・ルシアを除いた全キャラがMUGEN入りを果たした。
まあそのパラセもアレな形でMUGEN入りしているわけだが。

α版ゆえにまだ通常技と一部特殊技しか搭載されていない。
また、アルカナを選択する画面が搭載されているが、肝心のアルカナは未実装なので現時点では時に意味は無い。
今後に期待しよう。
また、「Helperを大量に使用するキャラなので使用の際はMUGENのHelperMax値を56等最大値にしておいてください」とのこと。


出場大会

出演ストーリー


*1:ムックによると、怪盗として動く際の情報を貰う人物も先代連絡役の娘。

*2
+ ヘリオガバルスとは?
古代シリアの太陽神『エラガバルス』のラテン語読みなのだが、神様の名前としてよりセウェルス朝ローマ帝国皇帝インペラトル・マルクス・アウレリウス・アントニヌス・ピウス・フェリクス・アウグストゥス・プロコンスル(長い)の渾名として有名。
この皇帝、ローマ帝国史上もっとも伝統から越脱した皇帝として知られ、結婚と離婚を繰り返し、女装癖など皇帝にあるまじき変態的行動などから『淫蕩帝』として、歴史家の間でも存在そのものが黒歴史化されている愚帝中の愚帝としてしられている。

+ どれほど越脱していたかと言うと
  • AC220年に最初の結婚。元老院議員や騎士には賜金が、民衆にはご馳走が振舞われ、剣闘士競技大会や野獣狩りショーなど式典は盛大に行われるが、身体的理由に難癖をつけすぐに離婚。
  • 上記の離婚から間もない同年末に竈の神『ウェスタ』に仕える巫女と再婚。だがウェスタの巫女は30年間純潔である事が求められ、これを破ったものは生き埋めになると法律で定められている重罪だった。ゆえに余り長続きはせず半年で離婚し、皇帝は別の女性と再々婚するが、これもすぐ別れウェスタの巫女と寄りを戻した。
  • 公共浴場では女風呂に入った
  • 帝国各地に密偵を派遣し巨根の男性を探させ宮殿に拉致させてきた。
  • カツラを着け娼婦に扮し、町の遊郭で客を取った。やがて宮殿内にも専用の部屋を作り入り口に全裸で立ちカーテンを振りながら甘い声で客を誘った。
  • 奴隷ヒエロクレスの性技で篭絡させられ彼のに成った。皇帝はふしだらな妻と呼ばれる事を望み男漁りに励んだ。結果、夫に不貞な妻として殴打され、皇帝は眼の周りを痣で黒くしても夫を寵愛した。
  • ある時、密偵が体の引き締まった巨根の持ち主を拉致し侍従を命じる。拉致された男は「皇帝陛下」と挨拶するが、ヘリオガバルスは小指を立て、こ惑なポーズをとり「陛下と呼ばないで。私は女なのよ」と返答した。
  • 皇帝は、シルクの服や高価な装飾品、顔には白粉を塗り、頬紅、アイシャドーを塗った厚化粧で民衆の前に立った。これはヘリオガバスル神の祭司の正装らしいが、ローマでは女装とみなされ、家臣からも皇帝として相応しい格好をするよう諫言されるも「見慣れぬのなら見慣れるようにしてやろう」と開き直った。
  • 儀式では、神殿内にライオン、猿、蛇を閉じ込め、そこに少年の生贄や男性信者の男根を投げ込んだ。当時、ローマでは生贄、去勢(割礼)は共に禁止されており、違反者は財産没収の上に追放。執刀医は死罪になる重罪だった。

変体甚だしい行動だが、諸史料は余りにもおぞましい為、これでも控えめに記述したと記されている。


なぜ彼がヘリオガバルスと渾名されているかと言うと、彼が属州シリアの出身でヘリオガバルス教団の祭司をしている家系に生まれたからであり、即位後、ヘリオガバルスはローマではマイナーだったヘリオガバスル神の布教(と言うよりは強要)を行い大いに反感を買った事に由来する。
ほぼ同姓同名の名君・五賢帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスと区別する必要性から批判の意味も込め後世の歴史家たちは彼をこう呼んでいる。
結局、周囲の憎悪を買ったヘリオガバルスは近衛隊によって殺害される。遺体は、首は刎ねられ、両手足ももがれ、市中引き回しの上、テヴェレ川に投げ捨てられた事からも、当時の人々が如何に彼を憎んでいたかが伺える。

+ ちなみに…
同じく信仰を強要された人民たちだが、ヘリオガバルスの娯楽提供や大盤振る舞い(金銀のコップ、シルクの衣服、豚以外の家畜。どれも当時は高級品であった)に満足し、皇帝の珍行には眼をつぶったらしい。
彼を憎んだのは、皇帝の我が儘に付き合うしかなかった高級官僚ら帝国上層部である。

エクサムは、この事をを知って名前をつけたのだろうか…