「見かけだけでナメてると
ヒドい目にあうってことさ」
「負けた理由を知りたい、だって?
それを俺に聞く愚かさの事だよ!」
- 代表国/出身地:香港
- 生年月日:9月9日
- 身長:173cm
- 体重:62kg
- スリーサイズ:B102 W73 H85
- 血液型:B型
- 好きなもの:肉まん
- 嫌いなもの:のんきなやつ、ピータン(アヒルの卵の加工食品)
- 特技:スケートボード
- ファイティングスタイル:中国拳法(八極拳ベース)
- キャッチコピー:風雲の白龍(III、CVS2)、白龍の飛翔(IV)
「買ったぜ!この喧嘩!」
III1st・III2nd
「そんなことぐらいでもめるんじゃないぜ」
ユンは地面に散らばったリンゴを拾いながら、怒りの納めどころを逸してさらに荒れる大男に話しかけた。
「これはやらなきゃ治まらないな……」と思うが早いか、ユンの前掃腿が男の足を払う。
男はつぎの瞬間宙に浮き、背中から地面にたたきつけられた。
「やりぁがったなこの野郎!」
ふらふらと立ち上がろうと男が顔をあげるのと同時に、ユンの拳が男の鼻っ柱に打ち込まれた。
男は完全に気を失って倒れた。
「なんだまたかい、兄貴」
ユンのあまりの早業に止めることもできず、弟のヤンはいつもの愚痴をこぼすだけだ。
「ケンカの仲裁がいつもこんなんじゃ、あとの始末が厄介なんだぜ……」
「大丈夫さ、今の一撃じゃ誰にやられたなんて記憶も吹っ飛んでるぜ!」
「……何言ってんだか、大勢の前で暴れておいてばればれだ……」
兄の能天気な言葉にうんざりする弟だった。
III3rd
人々の生きる力が心地よい緊張感とともに満ちている街、香港。
その平和を脅かす謎の組織の存在に気づいたユンたちは、
先手を打って組織の深部に乗り込む事を決意した。
避けられない闘いを前にユンの鼓動は高鳴る。
「俺たちの街、守ってみせる!」
ZERO3↑
香港の街で若きリーダーと慕われる
クンフー兄弟、ユンとヤン
ある日2人は、香港映画スター
フェイロンの怪しい噂を聞きつける
「麻薬取引に絡んでいるらしい」
‥‥それが事実なら大変なことだ
フェイロンの行方を追って、
2人は街を飛び出した‥‥
……だったのだが、なんと
ギルを使用するバグ技の応用で『1st』でも同キャラ戦が出来る事が判明した。
ヤンも同様だがユンよりそのバグ技の条件が厳しい。
また、どういう訳か
同キャラ戦用の勝利メッセージが用意されている(『2nd』以降とも別のメッセージである)。
開発初期の段階では同キャラ戦を不可にする予定は無かったのかもしれない。
『2nd』以降はヤンが別キャラになったために同キャラ戦が可能になった。
キャラクター設定
双子の弟ヤンと共に香港出身。
『1st』『2nd』では自分達がどこまで通用するか試すべく世界へと旅立っており、『3rd』ではギル率いる組織の壊滅を目指し戦っている。
初代『ストリートファイター』に登場する
李(リー)とは親戚の関係。
出生は上海。幼少時、両親が裏社会の男を助けた事が原因となり、抗争に巻き込まれ行方不明になってしまう。
そのため以降は祖父に育てられ、得意の中国拳法(
八極拳)は彼から叩き込まれた。
性格的には直感で行動するタイプで、考え無しに行動してヤンに諫められる事もしばしば。
またかつてのケンを彷彿とする生意気な言動が目立ち、憎まれ口もよく叩く。
幼馴染みのホイメイに気を持たれているがユン自身はそれに気付いていない。
『2nd』の
勝利台詞ではヤンを「
スネちゃま」、
いぶきを「デコッパチ」、
ショーンを「
野菜頭」、
ヒューゴーを「
キョカンチン」、
ユリアンを「鋼鉄魔人」と、
日本の漫画やアニメにちなんだ渾名で呼んでいたりする。
……それで大丈夫なのかカプコン。アーケード格ゲー後期のゲームだがそれでもまだフリーダムな格ゲー界隈である。
まぁ流石にマズいと思われたのか『3rd』では修正されてしまったが。
『3rd』では最終的に
ギルと闘い、
「善戦に敬意を表して、香港をユン達に任せて、ギルの組織の計画に於いて最大限の権利を与える」とギルに持ちかけられた。
だがユンは計画自体を辞めさせようとしているためにそれを拒否。
「今まで以上に街を守らなければいけない」という使命感をいっそう強くする。
時系列では『III』より10年ほど過去となるはずのGBA版『ZERO3↑』にも
マキ・
イーグルと共に追加参戦。
フェイロンが麻薬密売に関与しているという噂を聞き、ヤンと共に阻止しようとする。
しかしOPでは上記のような気になるストーリーが語られていたものの、GBA版ではCPU戦の敵出現テーブルが、
「5人目:
ディージェイ→9人目:
殺意リュウ→乱入:
ユーリ&
ユーニ→ラスボス:ファイナル
ベガ」という、
フェイロンが一切登場しない謎仕様となっており、エンディングも全キャラクター共通で終わっていた。
その後の移植であるPSP版『ZERO3↑↑』では追加の
イングリッドと共に彼ら3人もストーリーデモが追加されて、
9人目の相手だった殺意リュウがフェイロンに差し替えられ、実はシャドルーを壊滅させようとしていたフェイロンと共闘。
EDではフェイロンが主演する映画の続編にヤンと共に主役としてデビューを果たした。
もっとも本作のユン・ヤンのグラフィック自体は『CVS2』からのまんまコピペなので、
『ZERO3』の頃は多めに見積もったとしても10代ぐらいだったはずの
彼らの外見が何故か全く変わっていないが、
そこはあまり突っ込んではいけない(『ZERO3』はパラレルワールド説もあったが現在は正史に組み込まれている要素もある)。
その後、『IV』で撮影されているフェイロンの新作映画が『ZERO3』のものの続編タイトルになっている。
『スト6』にはヤン共々プレイアブルキャラクターとしては登場していないが、関係者としてジェイミーがデフォルトキャラとして参戦している。
見た目の元ネタはアメリカの中華系プロスケートボーダー「ケン・リュウ」。帽子・三つ編み・スケボー・チャイナついでに白い服と共通点が多い。
『新機動戦記ガンダムW』の
デュオ・マックスウェルにも似ている
(尤も、帽子の下の髪はほぼ全部後ろに持っていっているので見た目はそれほど似ていない。同じ『ガンダムW』に登場していた
張五飛の髪型にも似ている)ので、
弟は『ガンダムW』の
トロワ・バートンになったのかも知れない。
デュオ同様に、ユンも明るく陽気な性格である。
キャラクター性能
体力がやや低いが、動きが素早く技の使い勝手が非常に良い。
コンボ性能にも優れている。
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『III』での性能 |
『III』ではシリーズを通して性能が若干異なるため、ここでは『3rd』での性能を説明する。
空中技の「雷撃蹴」を軸とし、相手とその牽制を踏むように纏わり付き、接近戦に持ち込むのが最大の狙い。
接近すれば発生の早い小技からのターゲット コンボ、リーチと 硬直のバランスが良い中足、
追撃の入る コマンド投げ「前方転身」、HJCのかかる近中Kから雷撃蹴を再度叩き込むなどして細かくダメージを奪える。
特に投げからは雷撃蹴で めくり、手前落ちを絡めたセットプレイが狙え、相手を崩しやすい。
雷撃蹴だけではなく、リスクは高いが突進力のある「絶招歩法」、 飛び道具を抜ける「EX鉄山靠」、
速い通常歩きに、 判定強めの 通常技と接近手段も数多く備える。
『3rd』からは必殺技に飛び上がりつつ二段蹴りを放つ「二翔脚」が加わり、EX版なら無敵時間も付きヒット後は追撃可能なため、
割り込みからのリターンも高い技となる。
スーパーアーツが「槍雷連撃」「揚炮」のいずれかの場合は各種ヒット確認からこれらを叩き込む事が最終目的となる。
突進系の槍雷連撃はストックが3本で ゲージも短く、ヒット確認や反撃などに使いやすい。
『3rd』の標準的なアーツとして見た場合でも高性能な部類で、他キャラならメインウェポンになりえる性能である。
揚炮はストック1本でゲージも長いが 発生が早く、無敵があり、ヒット時の追撃を含め高ダメージを叩き出せる。
こちらも槍雷連撃ほどではないが、確定箇所は少なくなく、プレッシャーのある良アーツである。
しかし、今日ではこの2つのアーツが選ばれる事は非常に稀になってしまっている。
何故ならば、 残る3つ目のアーツ「幻影陣」が一択と呼べる程高性能なためである。
スーパーアーツ「幻影陣」は『2nd』までは自分と同じ行動をする 分身を作り出すもので、
いわば オリコンのようなもの(特殊な キャンセルはかからない)。
『3rd』から幻影陣中の技は発生が高速化するようになり、より『CVS』のオリコンに近くなった。
この状態で相手を浮かせれば、「絶招歩法」「鉄山靠」「6中K」などで相手をお手玉状態にする事ができ、
『3rd』の中でも破格の大ダメージを与える事が出来る。
投げから発動し幻影陣状態の崩しからコンボへ移行できるのは勿論、
中足、近中Kや弱Pターゲットから発動>コンボが可能なため、確定箇所も膨大である。
勿論分身が付くため、地上技が多段化し、 目押しで地上技を繋げ続ける事もできる。
これをメインとした幻影陣レシピで有名な物のひとつに「キーパー陣」と呼ばれるパターンもある。
また、幻影陣中の通常技はヒットレベルがスーパーアーツ扱いとなり、相手の攻撃と同時にかち合った場合、
スーパーアーツ以外の攻撃に対して一方的に打ち勝つ事ができる。
打撃で打ち負ける事がほぼなくなる(通常版の 昇龍拳ですら良くて相打ちになる)ため、
幻影陣状態で一度触れば、相手を強制的に防戦へ追い込めてしまう。
そのため、無敵のある必殺技で切り返したいのだが、『3rd』はゲージを使用する技以外はほぼ無敵がない。
割り込みが難しい状態で、ただでさえきつい中下段投げの択を分身で視覚的に見づらい状況から迫られ続ける。
一応、 中段の6中Kガード時のように、数 フレーム不利になる技はあるため、
熟練者の中には気合で中段をガードし、発生の早いスーパーアーツで リバーサル反撃する者もいる。
しかしその対処がどれだけ難しい物かは、一度動画を見た事があれば理解頂けるだろう。
ヒットレベルの向上は、実質雷撃蹴や絶招歩法の判定を大幅に強化するような物で、
ゲージが溜まった瞬間発動し、強引に触りに行く「無責任発動」と呼ばれる行動もよく取られる。
ゲージが短いので幻影陣自体はそこまで持続しないのだが、逆に言えば短い故に溜まりやすい。
幻影陣終了時間に合わせ、追撃がしやすい構成にする事で、幻影陣終了後にゲージ回収も可能となっているため、
一度幻影陣を発動されてしまうと、以降はより短いスパンで発動され続ける悪循環に陥りやすい。
対処が浸透したためか昔ほどは見かけないが、キャラ限でゲージ10割回収するセットプレイも存在する。
相手から距離を取って通常技を連打しているだけで相手が近づく頃には既にゲージが貯まっているため、
この戦法なら二回も幻影陣コンボを当てればKOできてしまうほど強力。
このため、『3rd』では 春麗と並ぶ二強に数えられ、幻影陣ゲーと言われてしまう事もしばしば……。
『III』以外の作品では削除されがちだが、これは単にオリコンと被るからだと思われる。
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「はぁ~! 幻影陣!」
「しっかりよけろよ
けど、幻影陣じゃなあ…」
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『CVS2』での性能 |
『CVS2』では主力技の雷撃蹴の速度が遅くなったため見てから迎撃されるようになった。
最低でもガードさせればどんなに高い打点でも着地後五分程度になるのだが…そもそも遠距離から使うとガードさせる前に攻撃食らうし…。
鉄山靠を使った空中コンボは強力だが、追撃できる技はこの空中コンボ前提のダメージ調整をされており、
他キャラに比べてとりわけコンボダメージが高いわけではない
(鉄山靠→立中K→前方ハイジャンプ→(雷撃蹴→立中K)×1~2→ジャンプ強Kで2割弱~2割強)。
しかもスパコンのダメージも鉄山靠を使った空中コンボ用に全体的にかなり低く設定されている。
単発鉄山靠からのコンボが減るがどう当てろと(ノーゲージ2割弱、3ゲージ5割強)。
絶招歩法が先端ガードで反撃を受けないと言った点は『3rd』の時よりも強いが、
火力・体力や 気絶値がかなり低めに設定されている事もあり、総合的に見ると中堅よりも下に位置する。
雷撃蹴の弱体化を補える機動力を持て、Lv.3スパコンが使えるまでが早い Nグルがよく使われている。
同作におけるユンにはスーパーコンボとして「雷震魔破拳」と「飛天双龍陣」が搭載されている。
雷震魔破拳は 弟が ストライカー風に背後から飛び込み、着地後に雷震魔破拳を放つ技。ただし威力が低く出も遅いため一種の ロマン技の類。
Lv.3スパコンの飛天双龍陣は雷撃蹴と同モーションの蹴りがヒットした後、弟と一緒に 乱舞で攻撃。こちらは実用性が高い。
先述したように、この『CVS2』仕様を基にしたユンが『ZERO3↑』及び『ZERO3↑↑』にも登場しているが、
雷震魔破拳(『ZERO3↑』では飛天双龍陣も)はオミットされている。
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『IV』での性能 |
『スパIV』では雷撃蹴の突進スピードが早く、低空でも出せるようになり見てから落とすのが難しくなった。
ヤン版よりも相手のガード硬直が短いとはいえ足元に当てれば微有利がとれ、ほとんどのキャラに垂直ジャンプをするだけでプレッシャーとなる。
さらに高速で突進する絶招歩法がアーマーブレイク付きで中強版は先端ガードで反撃を受けず、
EX版にいたってはガードされて1F有利でしかも密着状態となにかを間違ってるかとしか思えない性能である。
さらにさらに前方転身が通常版でも発生が早く、投げ間合いもそこそこあり、EX版は発生、投げ間合いが強化される上投げ無敵まで付く。
一応3rdのときよりも投げ後の有利フレームが短い、投げすかりモーションがでるとフルコンボ確定などの弱点があるが、
雷撃蹴やEX絶招歩法のおかげで密着状況が作りやすくガード崩しの択として非常に強力である。
地上戦も遠距離中P始動のターゲットコンボのリーチがあり、2段目で止めれば隙があまりなく、
その上ノーゲージ無敵対空技の弱二翔脚とこの手のキャラが持ってはいけない技があるのであるため地上戦も弱くはない。
コンボ火力も高めで、確定状況が多く発動すれば 画面端まで運べ、終わり際に表裏の択を仕掛けられる事ができ、 補正切りレシピまであるスパコン幻影陣がとても高性能。
虎撲子空振りのゲージ効率がとても良いためゲージがすぐ溜まり、
相手は迂闊に攻撃できないのに様子見を続けているだけでどんどんユン側が有利になっていく。
ウルトラコンボの揚炮もダメージは低めとはいえコンボに使える状況がとても多い破格の高性能。
じゃあ弱点があるのかと言えば体力が900と低い(1000が平均値)、二翔脚にセービングキャンセルが掛からない事がある。
しかし 強二翔脚が空振ると反対側まで大きく移動するため表裏の択に掛けづらく、
溜めキャラなど一部のキャラは大きな反撃を入れられず涙目になる。
起き攻めの強い『スパIV』でめくり拒否ができるのは大きなアドバンテージを持っているため 体力が低いぐらいしか弱点がない。
空中にいる時間が多く、崩しが強力すぎるため ユンヤンだけ別ゲーと揶揄される。
キャラランクも フェイロンと ヤンに並んで高く、最上位クラスである。
ちなみに、稼働から充分に期間を経た時期に、ゲーム雑誌アルカディアにてユンのトッププレイヤーに ダイヤグラムを組ませた所、
ユン同キャラ戦だけ5分。後は全員有利という結論だった。
この御方がスパIVユンを使うとこんな感じ(22:43~)
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動画冒頭から繰り広げられる、リュウを操り魅せた息が詰まるほどの差し合い読み合いは影も形も無く…。
難易度の高い百裂脚コンボからユンを追い詰める 春麗だったが、EX絶唱ぷっぱ2連続→ウルコン→追い討ちであっさり逆転の図。
あまりの顛末に実況ですら 「なんというクソゲー!クソゲーとしか言いようがない!」と発言し、
勝った金デヴ氏自身も 「こういうゲームなんだよ!仕方ないだろ!俺だってやりたくないんだぞ!」とのお言葉を残している。
「中国拳法ゲー」「香港ゲー (サイキョー流除く)」とも言うべきユン、ヤン、フェイロンの3強のあまりの強さからユーザーの不満が多発。
それを受けてか、後に小野Pが調整版であるVer.2012版を出す事を発表した。
公式ブログで先行公開されたVer.2012版の調整では、ヤンと共に「お手軽さを無くしつつ」という方針を示した文で始まり、
- 各ターゲットコンボのダメージ低下・ガード時不利フレームの増加
- 一部の通常技のダメージ低下・喰らい判定拡大
- 雷撃蹴の高度制限・着地硬直増加
- 前方転身の発生フレーム増加・投げ無敵削除
- EX絶招歩法の攻撃分割変更・ガード時不利フレーム増加
- 虎撲子のゲージ増加量低下・発生フレーム増加・ダメージ及びスタン値の低下・削りダメージの低下・持続判定の低下
- ニ翔脚の無敵時間の縮小・着地硬直の増加・ダメージ低下
- 鉄山靠のダメージ低下・喰らい判定の拡大
- 幻影陣中の特定の技のダメージ低下・幻影陣の効果時間の短縮
と、これでもかといった弱体化が施される事になった。何故最初からこうしなかったのか
とは言えこれほど露骨に調整されてなお中堅以上と評され、改めて前バージョンの重度さが浮き彫りとなった形である。
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しかし……話はこれだけでは終わらなかった…… |
次ver『ウルIV』では ただセビを赤く塗っただけの手抜き新要素 レッドセービングアタックとの噛み合いが良い。
ターゲットコンボや各種中攻撃から弱鉄山キャンセルレッドセービング、そこからの追撃で3ゲージ消費しつつダメージ3割スタン値400、
もう1ゲージ使えばダメージ4割スタン値500超。
入れる機会の多い技から簡単に繋がり、スパコン並みのダメージともう一度読み勝てばスタンまで持っていけるほどのスタン値を与え、
更に通常技で繋ぐためゲージ効率も良し。
運びに関しても横移動の長いレシピや位置入れ替えレシピを豊富に揃え、最大で画面端から8割以上は余裕で運んでしまう……という、
高性能スパコンであったはずの幻影陣の特徴を全て奪い去り 一瞬で死に技に追い込んだほどの高効率ダメージソースとなってしまった。
他にもEX絶招歩法が再び不利からプラス1F有利に出戻り調整を受け、お手軽に触る手段を再び手に入れた。
その調整理由として上げられた「ユンは近づくのが難しいため」と言う全プレイヤーから総ツッコミを受けた文言は有名
(実際には全キャラでトップクラスに近付きやすい)。
「Winボタンを付けるつもりはない(お手軽な方向に調整しない)」という『ウルIV』の調整方針に真っ向から逆らう以上の調整から、
再び強キャラとしてランク最上位クラスに浮上してしまったのだった。 このせいで赤セビがWINボタンという名で定着した
最強クラスに居座り続けた期間が長く、下位に落ちる事の無かったキャラ。
お手軽に触り、雷撃蹴でテイッテイッと 択一攻撃を迫り続ける姿から、
そのバトルスタイルには「 飛ばせて落とすだけ」に引っ掛けて 「飛んで下りるだけ」(飛ん下り)という通称が定着。
その姿を揶揄するギャグゲーム「 ダイブキック」(=そのまんま雷撃蹴の事)の発売にまで漕ぎ付けてしまうほどの影響力を誇った。
著名なプレイヤーにも恵まれ、最後の公式大会「カプコンカップ2015」でも優勝。
最初期から存在感を見せつけ続けた サガットと同じく『ストIV』シリーズの代表的なキャラの1人にして、
数々の高い性能で頭角を現した 殺意リュウや エレナと共に『ウルIV』終末期を象徴するキャラである。
……それが良い事であったかは、プレイヤーのみぞ知る所ではあるが。
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MUGENにおけるユン
MUGENでは海平氏製作の『3rd』仕様ものや、悪咲氏の『CVS』仕様がよく動画に出ている。
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海平氏製作 3rd仕様 |
氏のサイトは2017年4月を以て閉鎖したが、現在はhamer氏によって代理公開されている。
基本的に 原作再現仕様で、強程度の強さの AIもデフォルトで搭載済み。
幻影陣発動から画面端でフルコンボをしっかり入れてゲージを七割回収したり、
ゲージがMAXに近付くと相手から離れてしゃがみ中パンチでシコシコとゲージを溜めるなど、
原作を知る者なら思わずニヤリと、原作で苦しめられた者なら思わず(#^ω^)ビキビキ となる行動を取ってくれる。
また、全SAモードを搭載しているため、
幻影陣の影に隠れて目立たないが十分強力な揚炮&槍雷連撃も日の目を見る事になる。
……が、最大の脅威はやはり、ストックが3本になる幻影陣か。
ただ、ダメージ源が地上コンボ、無敵のある技が少なく(揚炮にすら無い)、乱戦に強い技も特に無い。
以上の理由により、他の『3rd』キャラと同じくタッグ戦はかなり苦手としている。
出番はあまりないものの、いまいちパッとしない三強の中では一番目立っているような気がする。
なお、cnsファイルには常時起動に設定出来るスイッチが付いているのだが、不具合なのか機能していないため、
常時起動にさせたい場合はcmdファイルを弄る必要がある。
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悪咲3号氏製作 CVS仕様 |
氏の引退により長らく入手不可であったが、現在は2022年4月の活動再開に伴い再公開されている。
『CVS』仕様という事で雷震魔破拳と飛天双龍陣が存在し、『III』シリーズ他にあった幻影陣は未搭載。
foolish owl氏によるAIパッチも公開されているが、最新版には非対応。
また、製作者のブロマガがサービス終了により閉鎖したため、現在は公開場所であるOneDriveに辿り着くのが困難になっている。
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大会ネタバレ注意 |
ゲジマユFINALでも的確にコンボを決め活躍していたのだが、間合いが悪いのか何なのか、 飛天双龍陣がことごとく当たらなかった。
そのため「ゲージ着地」だの「 弟涙目」だのと言われる羽目になった。
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Dick Buckus氏製作 アレンジ仕様 |
ギルド勢によって『CVS』風にリタッチされた スプライトを用いている。
豊富なサブシステムとコンボ性能の向上により、扱いやすい仕上がりとなっている。
幻影陣は外されているものの、ゲージさえあれば任意のスーパーアーツを使う事ができる。
デフォルトで AIが搭載されている他、斑鳩氏によるAIが公開されている。
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「ざっとこんなもんさ!」
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
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出演ストーリー
「熱くなっちまったら自分でも止められないんだ‥‥悪いな」
お勧めコンボ
コマンド |
備考 |
立弱PTC > 強絶招歩法or強二翔脚or弱鉄山靠 > SA |
ヒット確認可能。弱鉄山靠からは各種SAに繋がる。 |
リープ > 立弱K > 弱絶招歩法 |
中段から。間合い調整必要。 |
屈中P > EX二翔脚 > 追い討ち |
対空及び、対空ブロ後。 |
屈中K > EX鉄山靠 > 弱絶招歩法 |
画面端時のコンボ。ガードされても反撃を受けづらい。 |
コマンド |
備考 |
弱PTC > (弱鉄山靠) > 幻影陣 > 中P > 6強P > (6中K>6中K>強P)*2 > 中鉄山靠 > 中絶招歩法 |
難しいテクニックなど無いので初心者でもできる。威力もそこそこ。 |
弱PTC > (弱鉄山靠) > 幻影陣 > 中P > 強P > 中鉄山靠 > 強鉄山靠*N > 中鉄山靠*N > 中絶招歩法 |
強鉄山靠で画面端に運ぶ。 |
「街ひとつ仕切ろうってんだ
こんな所でまごついちゃいられない」
最終更新:2024年03月05日 20:35