「テッド・ファイヤー!がががっ!」
作中ではオープニングで一度戦い、上述のマリア・フェイを含む腕利きのハンター4人(と主人公)を相手に圧倒的な力で返り討ちにする。
所謂負けイベントであり、どう頑張っても勝つことは出来ない。
その後、ラストダンジョンで主人公と戦うのだが、この時の戦闘は作品の象徴とも言える
戦車が使えない
(直前の通路に戦車が通過出来ない障害物があるため)。
モヒカンを投げつける
モヒカンスラッガー、火炎放射器で味方全員を焼き尽くすテッドファイヤーなど、
どれもこれも凶悪な威力の技をガンガン使ってくるため、実質的な
ラスボスはコイツとまで言われている。
生身で戦う相手としてはその強さはあまりにも飛び抜けており、それどころか
例え戦車があっても間違いなく強敵と言えるほどで
他の四天王(スカンクス、ブルフロッグ、カリョストロ)は戦車で戦える事もあって
プレイヤーは皆「どうにかして戦車で戦う方法があるに違いない!」と血眼で抜け道を探したそうな。
……
無駄な努力に終わったが。
人間のみの戦いで、ここまで強くて良いのかマスターアップ直前まで調整していたと宮岡氏は語る。
(そのため、プレーヤー間では「スタッフの配置ミス」という都市伝説まで囁かれた)
また、フラグ管理の比較的緩い本作において「倒さないと先に進めないボス」であることから、コイツに勝てずに投げたプレーヤーが多数存在するという。
ストーリー中での存在感といい、ボスとしての絶望的な強さといい、本作どころか本シリーズにおける最強のカリスマボスと言っても過言ではない。
93年春当時で考えると、負けイベントを除いた
全てのコンシューマRPGボスの中でも最強ではないかという声もあるほど。
プレーヤーからは畏怖と敬意を込めて「
テッド様」と呼ばれることも多い。
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実際の所はどんなもんかというと |
テッド様の強さはSFC最強ラスボスで良く名の挙がる
七英雄や真破壊するものに匹敵、ないしそれ以上との評価を得ている。
(上記2体は到達時のレベルが不安定になりやすいのも影響している。そもそもロマサガ2・3共にこの時点ではまだ 発売前である。)
他に追随できるクラスのボスは現時点で確認できている限り
「聖剣サイコカリバー」のニドヘグルド・「覇邪の封印」のテラリン・「桃太郎伝説」の 閻魔大王位のものであり、トップ5はほぼ確実。
知られざるマイナーRPGに狂ボスが埋もれていなければの話だが。
なお93年夏にPCエンジン版ウィザードリィ#2において
N*U*M*E*Rという 「現役でも裏ボス総合中堅上位で通用するキチガイモンスター」が登場しているため
仮にテッド様が当時までの最強ボスだったとしてもその座は短いものであった。
まぁ相手が ウィザードリィだからしょうがない
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防御が高く、普通に進めて来た場合のレベルではハンターやメカニックの攻撃は殆ど通らず、ソルジャーが最強の武器を使った攻撃でやっと通るほど。
攻撃面でもテッドファイヤー及び通常攻撃(火炎放射による2回攻撃)は「LOVEマシン」
*2で熱バリアを張ればほぼ無効化できるのだが、
クリティカルの場合は熱バリアを貫通してくる為油断は出来ない。
また、モヒカンスラッガーも物理攻撃のため無効化出来ない。幸い、使用頻度はあまり高くないが。
そして苦労して体力を削っても「まんたーんドリンクっ!」のかけ声と共に(一回だけだが)HP全回復のアイテム”満タンドリンク”を使ってくる為、絶望したプレイヤーは数知れず。
ちなみに、内部処理ではターン毎に一定量のHPが自動回復しているらしく、「数百ターンかけて削ってるのに倒せない!」というプレーヤーたちの悲鳴も多数上がっていた。
ちなみにラスボス戦では戦車に乗ったまま戦えるため、テッドブロイラーより幾分か楽が出来る。
もっとも、とある仕掛けを解除しないと
毎ターンHPが全快する無理ゲーと化すが、
まぁ、それは
闇ゾーマと言うか暗闇の雲(初戦)と言うかそんな感じの、ある種のイベント戦闘なので考慮に入れなくても良いだろう。
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リローデッドのテッド様、ネタバレ注意 |
- 開始直後のイベントでの賞金稼ぎ達でも0~2のダメージになる程度に強化された
- 懸賞金が6万から25万に
- テッドファイヤーと通常攻撃に炎上効果追加
- モヒカンスラッガーが100%クリティカルヒットする
- 開幕でHP自動回復技の「オーバードリップ」を使用
- 目からビームを出して実弾武器や投げアイテムを迎撃する
- 生物系を即死させる「禁断の注射器」を使用。ちなみにこの特技、ナースが習得するものなのでテッド様はナースだということに……
- 満タンドリンクを3回まで使う
- やっぱり生身で挑む、今回は完全に仕様
結論:やっぱりテッド様はテッド様でした。
もっとも、炎に耐性のある装備が増えていたり、熱バリアを取得するためのヒントが本編中に用意されていたり、
戦闘中に死亡から復帰できる手段が追加されていたり、単純にレベルを稼ぎやすくなっていたり……と、プレーヤー側の対抗手段は増えている。
要するに『理不尽度は減ったものの、存在感と強さは相変わらず』といったところ。
メタルマックスシリーズにおけるカリスマボス、未だ健在である。
ちなみに、リメイクに際してグラップラー四天王戦においてBGMが新調されたのだが、テッド様戦だけイントロがフルで流れる。
どうやら製作者側にとってもテッド様は特別な存在なようだ。
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ゴッド・ブロイラー |
今作のLOVEマシンには「敵をキラー化させる」と言う物があり、キラー化すると経験値や獲得ゴールドがアップするが、敵の能力も強化される。
ちなみに、この動画のテッド様(最高難易度+最高にキラ1回)のHPは 450万である。そして満タンドリンク3回。
おまけにシステムの関係上、 256ターン以内に倒さないとゲームがフリーズしてしまう。
理論上でも倒す手段は存在しているのだろうか……
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MUGENにおけるテッドブロイラー
世紀末救世車の飛び道具としてが初出だが、
直接戦うものとしては、しるひー氏が製作した原作ドットのものが存在する。
最初はグラップラー軍団の雑魚と戦い、勝利するとテッドブロイラーが現れる。
モヒカンスラッガーやテッドファイヤーを原作を思わせるセリフ枠と共に繰り出す姿は、とても
原作らしい。
デフォルトではCPU専用なので、アーケードの
ボスに設定などしてみてはいかがだろう。
出場大会
凍結
出演ストーリー
*1:名前の「ブロイラー」も鶏の品種名であり、「あぶり焼きにする」という意味の単語「broil」から来ている。
まさに名は体を表すといったところか(テッド様はあぶり焼きに
する側だけど)。
*2:「LOVEマシン」とは、本体に各地に散らばる「L」「O」「V」「E」の四つのチップを組み合わせることで完成するアイテムの名前。
それぞれのアルファベットごとに「L1-ICチップ」、「L2-ICチップ」といった感じに3種類ずつ存在し、組み合わせごとに異なる効果を発揮する。
例えば「1・1・1・2」なら「味方一人のマヒを治す」、「2・2・3・3」なら「
「アーハハハ」という笑い声が響く」などなど、
使えるものから使えないものまで
全81種類の組み合わせがある。
件の「味方全体に熱バリアを張る」は「3・3・2・2」で使用可能。
なお、
ゲーム中にヒントは一切無い。しかも、各チップは一つしか手に入らない貴重品も多いのに普通に売却できる。
ほとんど裏技の部類であり、攻略本や攻略サイト無しで見つけるのはほぼ不可能と言っていいだろう。