「ボンバーマン!!」
ハドソンのアクションゲーム『ボンバーマン』シリーズの主人公。初代『
ロックマン』のボスに同名キャラがいたが、両者爆弾使いであるという以外共通性はない。
主に白黒赤青緑金の6色が存在し、ただ単にボンバーマンと言われたら基本は白カラー、通称「白ボン」の事を指す。
世界観設定はシリーズによってマチマチ、ただし『スーパーボンバーマン3』準拠のものが多くなっている。
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ボンバーマンのルーツ |
ちなみに初出はアクションパズルゲーム『ロードランナー』の 敵キャラだったりする。
そして初代『ボンバーマン』はその敵キャラだった悪の組織に使役されている爆弾製造ロボット・ボンバーマンが
「迷宮を抜けて地上に出れば人間になれる」という噂を信じて戦い、晴れて人間となって『ロードランナー』の主人公ランナー君へと至るまでの前日談なのである。
なお、ここでいう初代とはファミコン版のこと。それ以前にもボンバーマンの原点となる『爆弾男』という作品が8bitパソコンで発売されている。
が、元々は特に『ボンバーマン』(および『爆弾男』)と『ロードランナー』は関係なく *1
ファミコン版『ボンバーマン』はヒット作『ロードランナー』の姉妹作というストーリーにすることで『ボンバーマン』の宣伝を行ったのである。
つまり「『ロードランナー』の敵キャラのグラフィック *2を『ボンバーマン』に流用した」とする方が正しい。
しかし『ロードランナー』とのストーリーが必要なかったくらい『ボンバーマン』は売れ、
そして続編で対戦モードが追加されたことにより更に『ボンバーマン』は勢いを増していく。
システムやルールは旧来のまま、新しいハードが出るたびに作品が発売されるのは、『ボンバーマン』と『 ぷよぷよ』くらいであろう。
余談だがハドソン開発のMMORPG『マスター・オブ・エピック』にも「爆弾男」と言う職業がある(狙わない限り自爆が出来ないほど爆発範囲が狭いが)。
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『ボンバーマン』は、爆弾を置いて十字型の爆風でブロックや敵を爆破するというシンプルながら奥深いゲーム性により、世界的な人気を博したゲーム。
特にボンバーマン同士の対戦モードは、アイテムパネルやステージギミックによる駆け引き、
敗者復活の「みそボン」システム、爆風で相手を仕留めるために生まれた様々なテクニック、
そしてそれらを活用して熱中したプレイヤー同士のリアルファイトを呼ぶ(と冗談半分に例えられる)
友情破壊ゲーム
の代表格として名高い。
ビー玉を飛ばす玩具「ボンバーマンビーダマン」や、パズルゲーム「ぱにっくボンバー」等の派生作品も存在する。
いわゆる2Pカラーの黒ボンから、『2』の凶悪ボンバー五人集、その紅一点のプリティボンバー、
『3』で各国から集まったボンバーマン、『4』や『5』のボスとして登場したボンバーマンなど、色々なボンバーマンが登場する。
爆弾を置くだけに留まらず、蹴ったり投げたり一列に並べたりパンチして飛ばしたりと名前に違わず爆弾の扱いに関しては芸達者。
爆弾についても爆風がブロックで遮られない貫通ボム、蹴ったり投げたりすると止まらなくなるボヨヨンボム、
爆破範囲が四角形に拡大されたデンジャラスボム、任意のタイミングで爆破出来るリモコンボムなど、バリエーション豊か。
作品によってはルーイなどの仲間も登場し、固有の能力でボンバーマンをサポートする。
マリオにとっての
ヨッシーのような頼れる相棒である。
プレイヤーに平気で残機扱いされる意味でも
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「爆ボンバーマン」とは |
3Dの世界を舞台にしたアクションゲーム。これまでと違い爆風が円形に広がったりボムキックや投げが標準装備になっている。
一見初心者向けだが、ゴールドカードのコンプリートには数々の難所が立ち塞がる。
加えてパズルの謎解きには、主人公のアクションの一つ「ボムジャンプ(爆弾を利用しトランポリンの用に跳ぶ)」をフル活用しなければならない為、プレイヤー殺しな面もある。タイミングを外してしまうと勿論ライフバーなんてものもなく、ボワワワワワワ・・・と即死する。
- クリア自体は楽だが、上記のようにマップの難解なパズル要素を解かねばならない「グリーンガーデン」。
- 触れたらハートをとっていない限り即死の溶岩に囲まれ、同ステージのボスと共に初見殺しが詰め込まれた「レッドマウンテン」。
- 果てにはボムジャンプを多用しなければクリアすらも難しい真ラストステージ「レインボーパレス」
等々、パズル面の難解さは数あるNINTENDO64ハードのゲームの中でもトップクラスではないか、と言われることも多い。
その声を聞いてか、続編である「爆ボンバーマン2」では、ボンバーマンは体力式になり、属性ボムの登場といった結果、ステージの謎解きにボムジャンプを多用しなければならない場面は減った。その代わり最初のステージからボス戦が手強かったりするが。
こちらでは全体的にボスが手強くなっていたりとさながら「ステージの1、ボス戦の2」と言った所だろうか。
分岐エンディングである為、条件を満たすことで戦える真ラスボス「聖邪の天使」ははっきり言って「NINTENDO64ハード最強ボス」とまで今なおトラウマっぷりが語り継がれている。
「ハドソンのプレイヤーキラー」の異名を持ち、高い耐久力の高さ、パターンが豊富な上に避けにくい攻撃、
攻撃チャンスの少なさなど、攻略本が攻略を投げ捨てているという恐ろしい事実もあったり、その実力は正にラスボスである。
余談ながら、「爆ボンバーマン」は続編共にゲームを彩る BGMの評価も高く、難易度も含めてプレイヤーに深い印象を残す出来栄えである。
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Bomber Man |
余談だが、シューティングゲーム等の影響で爆弾は英語で ボンバー(bomber)だと思っている人も多いかもしれないが、
英語で爆弾はbomb(ボム)であり、erが付いていることから判る通り、bomberとはbombを使う人のこと。
つまりボンバーマンは重複した名前で、このためか同名のロックマンのボスは英字表記が「BOMBMAN」になっている。
(転じてbombを落とす爆撃機などもbomber、ファイアースープレックスの ビッグ・ボンバーダーの肩書が「人間重爆撃機」なのはこれ。)
また英語のbombは2回目のbを発音しないので、それぞれ「ボム」「 ボマー」と発音する方が正しい。
Wikipediaでは一時期「(シューティングゲームの)ボンバーはドイツ語由来だからいーんだよ」と書かれていたが。
更なる余談として『ロードランナー』のロードはroad(道)では無くlode(鉱脈)である。
だから地下坑道で金塊を拾うゲームが名乗っても問題ない。「何処がroadだ」なんて言ったら逆に恥かいちゃうよ!
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ニコニコ動画でも色々と目にする機会が多い。
TAS動画でステージと敵を次々と爆破していく様は正に通り魔の様であり、特に爆ボンバーマンTASで生まれた
顔文字
「([∩∩])<死にたいらしいな」は代名詞となった。
リモコンをTASさんに与えてはいけないとは視聴者の弁。
『2』と『5』のノリの良いバトルBGMも評価が高く、特に後者はドリフばりにギャグ展開を保障してくれるのでMUGEN動画でも良く使われる。
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MUGENにおけるボンバーマン
PabloSSB氏の製作されたものが存在している。AIも簡易ながら搭載されている。
声は恐らく『スーパーボンバーマン5』のものを使用していると思われる。
バックアップファイルが大量に入っていたりするが気にしてはいけない。
基本技は以下の4つ。
- 爆弾を足元に設置
- 爆弾を相手に向かって蹴る
- 爆弾を上方向に投げる
- 爆弾を前方に投げる
かなり少ないうえ爆弾ばっかりだが
原作再現なので仕方ない。
一部の作品では他キャラを押したり投げ飛ばしたりできたけど、本当に一部の作品だけだったから仕方ない。
むしろ爆弾だけでストイックに対戦してこそボンバーマンの真髄である。
火力は低いもののdefが150とかなり硬く、隙の少なく弾速の速いキックボム、AI殺しの爆弾設置等これだけでもそれなりに戦える。
原作だと爆弾一発で死ぬくせに。
- 落ちてくるスピードが速く量も多い
- 発動中操作可能
- ほぼノーモーション
- 発動時間が異常なまでに長い(終わるまでにまず並キャラは死ぬ)
とまるで基本技の鬱憤を晴らすかのごとき
世紀末性能になっている。
ちなみに原作と異なり爆弾で
自滅や
味方殺しをすることはない。また一応ハイジャンプは可能。
カラーは原作の6色の他にもオリジナルのカラーが存在する。
またGod_Bomberman、Rare_bomberman、OSHMO_bombermanの三種類の狂・神化アレンジキャラも同梱されている。
性能は右に行く程凄い。詳細は以下の通り。
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God_Bomberman |
- 前述の超必が3ゲージ技になる
- 常時アーマー
- life2000,atk200,def200と基礎ステータスが大幅に上昇
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また、Gladiacloud氏による手描きと思われるキャラが公開されている。
こちらはフリーゲーム『スーパースマッシュフラッシュ2』の動きを参考にしており、打撃技や投げ技も基本技として搭載されているなど、より挙動や性能が格ゲーに近いモノとなっている。3ボタン式。
AIは搭載されていない。
MUGENでは、ボンバーマンをリスペクトした
別の爆弾魔の方が有名だろうか。
あと、たまに
セスが腹部の形状からボンバーマンビーダマン呼ばわりされることがある。
出場大会
その他
*1
そもそもロードランナーはアメリカの
ブローダーバンド社の作品である。
あくまでもハドソンはファミコンへの移植の権利を得ただけに過ぎず、当然ながら著作権はハドソンのものでは無い。
(ハドソン以外にもAC版のアイレム、MSX版のソニー(コンパイルが下請け)等多数の会社が移植を行っている)
*2
ちなみに原作を含むパソコン版では敵味方共に
棒人間である。
これは原作が1画面だったのに対して、ファミコン版はスクロールする2×2画面にすることでキャラクターを大きく描いた事による差。
原作を知る人間からは「パズルゲームでステージ全体が見えないとかフザケ過ぎ」と批判された。
これは同じ穴掘りアクションパズルでも
フィーリング重視な『
ミスタードリラー』とは違い、正確な手順を求めるゲームだからである。
(敵を利用する場合を除きパズル部分に乱数要素は一切無い。逆に言えば一手間違えただけでも詰む場合があるバランスで作られている)
また、画面外の敵の行動が見えなくなるのも良くない点。
(単純な話以外にも敵が金塊を拾ってしまう事があるため。
逆に取れない位置にある金塊を拾わせる為に殺し続けることもあるが、敵の復活位置は乱数である(X軸のみ。Y軸は常に上から落ちてくる))
続編『チャンピオンシップ・ロードランナー』ではポーズ中に画面をスクロールして見えるようにすることで、この欠点がある程度緩和されている。