レッドウォーリア

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レッドウォーリア - (2017/08/31 (木) 17:49:24) の編集履歴(バックアップ)


「コミックボンボン」1982年2月号から1986年11月号に連載された『プラモ狂四郎』で
主人公の狂四郎こと京田四郎が自らデザインして作った「改造ガンプラ(『機動戦士ガンダム』のプラモデル)」である。
別名「パーフェクトガンダムIII」または「レッドガンダム」。

その名の通り、ボディのカラーリングは赤一色であり、両膝に制作者兼パイロットである京田四郎のイニシャルがあしらわれている。
背中のバックパックにバズーカ砲を常備し、腕部にビームサーベルを内蔵し、頭部のバルカン砲、
そして胸部にはミサイルランチャーを装備。

それまでのガンダムのトレードマークとも言える「口」部の意匠変更やアンテナ、肩部のスラスター、
それまで白をベースに赤・青・黄色の塗装(通称:ガンダムトリコロール)が定番と思われていたガンダムでは
想像も出来なかった全身真紅の塗装など、独自性のあるデザインから他と一線を画する人気を博した。
一方劇中では、原作至上主義な「アニメの清四郎」こと阿野世清四郎(あのよ きよしろう)をブチキレさせている。
(清四郎は本機に限らず原作設定に無い改造が施されたガンプラは全てを忌み嫌っている。
 尤も清四郎のエピソード自体が原作至上主義を戒めたる内容だったが)

元々はパーフェクトガンダムMk-IIIとして企画されていたデザインを、さらにブラッシュアップして本編に登場させたものである。
『MSV』後期に発売が企画された様子もあるが、結局はシリーズそのものがΖガンダムへ移行していった事により陽の目を見なかった。

そして『超戦士ガンダム野郎』でプラモ狂四郎の弟子・豪多亜留が自作したSDレッドウォーリアが登場し、
紅武者など幾多のバリエーションが登場したのを皮切りに、『騎士ガンダム』において麗騎士(麗紅騎士)、吟遊騎士、
武者ガンダム』において赤龍(紅龍)頑駄無、『コマンドガンダム』において宇宙海賊騎士キャプテンレッド、『ガンドランダー』においてレッドランダーとして、
後のSDガンダムシリーズにも「レッドウォーリア一族」が登場した。
いずれも『機動戦士ガンダム』の赤い美形ライバルを意識したかのような、ややナルシストでキザな美形キャラと言う設定が共通している。
赤いバラがトレードマークとされるが、実際にバラを持っていたのは吟遊騎士レッドウォーリアRが最初で、後から一族のイメージアイテムと設定された。

『BB戦士』では「No.99 赤龍頑駄無」として発売され、赤龍頑駄無の鎧外装部を取り外した軽装タイプが
レッドウォーリアとなっている。
また、Bクラブ(ポピー)からは、HGUCガンダム用の換装パーツ(改造キット)としてガレージキットが販売された。
GP01(白龍)、GP02(青龍)ときて三人目がなぜレッドウォーリア?とはよく言われる。

そして、リアルタイプでの製品化を長年待ち望んできたファンに遂に応える形で、
「GUNDAM FIX FIGURATION(GFF)×狂四郎マニアックス」の一つとして2008年11月に発売された。
(この製品はキャスバル専用ガンダム(ゲーム『ギレンの野望』が初出)とのコンパーチブルとなっている)
同シリーズでは初代パーフェクトガンダム、パーフェクトガンダムMk-2(フルアーマーガンダム)、
HCMパーフェクトガンダム……の原型となったフルアーマーガンダムMk-IIが全て出ているため、
「パーフェクトガンダム勢ぞろい」気分が味わえる。でも一体は別物なのであくまで『気分』。
狂四郎仕様のロッド型アンテナの他にトップ画像の板状アンテナが付属している。

そして2014年、プラモ狂四郎のオマージュ作品である「ガンダムビルドファイターズ」の続編、
「ガンダムビルドファイターズトライ」において、「三代目メイジン・カワグチ」ことユウキ・タツヤの乗機として
「アメイジングレッドウォーリア」の名前でついに初映像化された。
デザインアレンジは『機動戦士ガンダム00』の海老川兼武氏。
左肩にも武装が追加されるなど若干のアレンジは加わっているものの、両肩のスラスターと右肩のハイパーバズーカ、
そして何よりも真紅に塗られた機体が「狂四郎のレッドウォーリア」の血筋であることを雄弁に主張している。
なお「大人の事情」により「ビルドファイターズトライ」劇中に狂四郎の名前が出てくる事はないが、
プラモの解説書には出展が『プラモ狂四郎』である旨が記載されており「SK」マークのシールも付属している。
設定的にはユウキ・タツヤの尊敬するビルダーがパーフェクトガンダムを使用していた事から本機を製作したとされているが、
その人物は前作主人公の父親イオリ・タケシであって京田四郎ではない。
(設定的にはビルドファイターズ世界でも『プラモ狂四郎』が出版されていたと考えられる)
放送後、『プラモ狂四郎』の作者やまと虹一氏が前作のパーフェクトガンダム同様、コラボイラストを描き下ろしている。

なお三代目メイジン・カワグチは
大会に出場した「勇者シリーズかエルドランシリーズっぽいΖΖガンダム」こと「ガンダムトライオン3」に対し
「あれでもガンプラなのか?」と騒めく観客に対し「ガンプラは自由だ」と宣言している。
ある意味「アニメの清四郎」的なエピソードともいえる。
(そもそもビルドファイターズ世界では「プラフスキー粒子」の恩恵を受ける事が出来るプラモは全てガンプラと言える)

(以上、Wikipediaより一部改変を加え転載)

初代、二代目と比べると流石にマイナーな機体なので、上記の派生機以外はゲームなどで登場した事がない……
と思いきや、PS2ソフト「GジェネレーションNEO」及び「GジェネレーションSEED」で、ガンダム(初代)系開発機の頂点に位置する機体として登場している。さすがGジェネ。
遠距離から近距離までこなす事が出来る万能機であり、愛用してた人は多いのではないだろうか。
なお、狂四郎繋がりでパーフェクトガンダムから開発する事になる。Gジェネのパーフェクトガンダムというと中身がガンダムとは思えない狂った性能なので
そこから開発できるレッドウォーリアもさぞかし強力な機体なのだろう……と思いがちだが悲しいかな、この二作に限ってパーフェクトガンダムの性能は平凡
レッドウォーリアもそこまで狂ったわけでもない、普通の性能の機体である。出た作品が悪かったと言えなくもない。
戦闘デモでパイロットの狂四郎が松本梨香のボイスで喋る、というところに唯一の価値があるといえよう。

トレーディングアーケードカードゲーム『ガンダムトライエイジ』にもアメイジングレッドウォーリアが「ビルドG 3弾」より参戦。
『プラモ狂四郎』出展の機体でチームを組んでみるのも乙である。


MUGENにおけるレッドウォーリア

ギマイラなど、手描きの怪獣キャラの製作者で知られるzektard氏によるSD版のレッドウォーリアが存在。
エルリク氏が製作したRX-78-2ガンダムを改変したキャラであり、主な能力はそれと同様であるが、
防御力、火力が強化され、中々の戦闘力を誇っている。
更に超必殺技が一つ追加され、瞬間的にブラッディー=マリーへと変身し、胸部からビーム砲を発射するという、
他のzektard氏のキャラ同様の要素も組み込まれている。
ちなみにどうやら操縦している人はこの機体の名の通りの人の模様。
何故かポートレイトではGFFの板状アンテナでドット絵では狂四郎のロッド型アンテナと形状が全く違っている。
+ ブラッディー=マリーとは?
ブラッディー=マリーとは、『プラモ狂四郎』に登場するガンダム。
狂四郎最大のライバルであるサッキー竹田が作ったプラモで、レッドウォーリアと似た顔で肩の上にインテーク付きのブロックが乗ってもう一対の腕がある。
狂四郎風の名称としてデビルガンダムの呼称も持っている。
本体はFRP製、磁石で伸びる腕、ガンダムヘッドの下にはモンスターヘッドがあり第二の口から液体ラテックスを吐くなどサッキー竹田の技術の塊。
狂四郎のヘビーガンダムと相打ちとなった。
『新プラモ狂四郎』では闘争本能を引き出すスーツとして登場。生徒会長が装着し新京四郎をして「本当に悪魔のガンダム」と言わしめた。
新京四郎は「デビル=ガンダム」と呼んでいるので、ブラッディー=マリーではなくこちらで定着したらしい。

出場大会

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