実はトレーニング中、ザナルカンドの海の深くで休んでいた巨大な生物(『シン』)に触れたことでスピラに飛ばされていた。
そこで不審者として捕まってしまうが、ジェクトの語る「ザナルカンドから来た」という言葉に興味を持った ユウナの父ブラスカにより、
彼のガードとして同行することを条件に出獄。家(ザナルカンド)に帰るために、ブラスカともう一人のガード剣士アーロンと共に
スピラの災厄たる『シン』を倒す「究極召喚」を得るために「ザナルカンド」に向かう旅に同行する。
彼らの旅は(主に妻と子供に帰ったら見せてやろうとしたジェクトによって)部分的に撮影されて世界各地に残されており、
ゲーム中で特定のイベント後に世界中で見ることが出来る。
最初はブラスカたちに同行すれば家(ザナルカンド)に帰れると軽い気持ちであったが、
旅の中でブラスカとアローンと友情を育み、スピラの現状を知り、
「究極召喚」が発動者の命をも奪うものであっても悲しみを消すために『シン』と戦おうとするブラスカの覚悟を知り、
そして『自分の故郷であるザナルカンド』には帰れないことを悟り始める。
旅の果て、ブラスカとアローンと共に守りきったジェクトはザナルカンドへ辿り着くが、
究極召喚とは絆の力、想いの力の産物で、召喚士と強い絆のある人物(=ガード)の魂を召喚獣とする必要のある力で、
召喚士自身の命も投げうつ必要のある非常に危険なものだった。
それをザナルカンドでユウナレスカによりブラスカたちに知らされた時、
ジェクトは自らその役を買って出て「ブラスカの究極召喚獣」となり『シン』を破った。
オレの夢はザナルカンドにいる
あのチビを一流の選手に育てあげて……
てっぺんからのながめってやつを見せてやりたくてよ
でもな……どうやらオレ
ザナルカンドにゃ帰れねえらしい
アイツには……もう会えねえよ
となりゃオレの夢はおしまいだ
だからよオレは祈り子ってヤツになってみるぜ
ブラスカといっしょに『シン』と戦ってやらあ
そうすればオレの人生にも意味ができるってもんよ
しかし、この「究極召喚」は、いわば「一時しのぎ」の手段にすぎなかった。
『シン』を倒した究極召喚獣は、その大元であるエボン=ジュに乗っ取られ次の『シン』となってしまう宿命を持っており、
その宿命通り、彼自身が『シン』となってしまう。
そしてそれから9年ほど後。祈り子になる前のジェクトに託された『息子を頼む』という誓いから、
『シン』(ジェクト)に乗ってジェクトの故郷であるザナルカンドに渡ったアーロンは素性を明かさず
ティーダの後継人として彼を見守っていたが、『シン』となったジェクトの息子に自分を止めて欲しいと
願う想いを感じ取ってティーダを『シン』の前に誘導したことで、彼らを吸い込んでスピラへと渡した。
その後、アーロンに導かれた息子とユウナ達と対決する事になる。
戦う時の姿は、元の姿を随所に残した「ブラスカの究極召喚獣」としての巨大なバケモノのような姿。
BGM「Otherworld」のイントロと共に現れる巨大な手と共に登場する様はかなりの迫力。
通常は物理攻撃と石化効果のある「ジェクトビーム」を使うが、
味方のメンバーと同様オーバードライブゲージを持ち、完全に溜まると強力なオーバードライブ技を放つ。
第1形態と第2形態前半はダメージ+ゾンビ(第1形態のみ)の「 ジェクトフィンガー」を、
第2形態後半は全体に大ダメージを与える「真・ジェクトシュート」を使う。
一緒に現れるジュ=パゴダ2体も、ステータス異常やMP吸収で撹乱し、倒してもしばらくして復活する厄介な相手。
ドライブゲージをためておき「調合」を生かして守りを固めていきたい。
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