御坂美琴

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御坂美琴 - (2018/04/30 (月) 21:30:39) の編集履歴(バックアップ)



私が一番ムカツクのは…
 オマエだああああッ!!
電撃文庫より刊行されている鎌池和馬氏によるライトノベル『とある魔術の禁書目録(インデックス)』、
及びスピンオフ作品『とある科学の超電磁砲(レールガン)』等に登場するキャラクター。「みさか みこと」と読む。
アニメにおける声優は佐藤利奈氏。


概要

学園都市のお嬢様学校、常盤台中学に通う14歳で、学園都市に7人しかいない超能力者(レベル5)のうちの1人。
初出は原作1巻で、原作3巻ではメインヒロインとして扱われた。
スピンオフ作品『とある科学の超電磁砲』では主人公に抜擢されている。

幼少期から学園都市に住んでおり、この頃に筋ジストロフィー治療の研究として自身のDNAマップを提供するが、
これが後に『妹達』誕生のきっかけとなり、騒動の元となった。詳しくは当該項目で。
後輩の白井黒子とは同室(彼女が強引にルームメイトになった)で、「お姉さま」と慕われている。
友人兼パートナーとしては信頼しているが、彼女の過剰なアプローチには度々電撃の制裁を与えている。
また、黒子を通じて知り合った佐天涙子や初春飾利とも親友である。

本編主人公の上条当麻とは本編開始より1ヶ月ほど前に、不良に絡まれていた所を彼が助けに入る形で出会った。
が、「まだガキ」呼ばわりされたため、激昂して冒頭の台詞とともに不良もろとも攻撃。
その際に自慢の電撃攻撃をあっさり打ち消された事(しかも彼はレベル0(無能力))からレベル5のプライドを傷つけられ
目の敵にするようになり、以降何度も上条に挑戦しては軽くあしらわれている
(上条は勝敗に興味がないが、美琴は意地でも勝とうとするためきりがない)。
アニメ『超電磁砲』では「警備員(アンチスキル)」にカップル呼ばわりされ動揺したり、「ツンデレ」呼ばわりされ激昂するなど
そういった感情についてはたびたび描写されつつも否定的な態度をとっていた。
しかし「妹達」の一件以降は恋心を抱いた行動を取るようになり、原作16巻にて彼に関するある事実を知ったことと
彼の信念を打ち明けられた事でついに恋愛感情を自覚。現在ではそれが美琴の大きな行動原理となっている。
しかし、彼のことは何かと「アンタ」「あの馬鹿」と呼び、一度も名前で呼んだことがない。
また、初期から登場している主要キャラクターの中で唯一上条に裸や下着を見られたこと(いわゆるラッキースケベの被害)がなく、
『とある』シリーズヒロインの中では異例の存在である。
しかし新約5巻でとうとう上条さんの犠牲になりましたとさ。

お嬢様とは到底思えない勝気で活発な性格であり、たまに黒子と結託して門限や私物検査などを誤魔化したり、
故障した自販機に蹴りを入れて無銭でジュースを飲んだり、コンビニでの漫画雑誌の立ち読みを日課にしていたりと
生活態度は問題だらけでそれによる苦情が寄せられていることも。
お嬢様学校である常盤台中学は派閥作りや派閥間での争いが盛んであるが美琴自体はお嬢様派閥といった物に全く興味がなく、周りも常盤台に二人しかいないレベル5の一人という事で特別視しており、黒子がくっついてくるまでは常盤台の中で孤立していた過去もある(黒子が美琴に近付いたのも派閥に群れないレベル5に興味を持ったのが始まりである。…今では立派な変態淑女だが)。
しかし金銭感覚は何だかんだで完全にお嬢様で、中学一年のころ件の故障しているジュースの自販機に一万円を入れており、
二千円のホットドッグを物ともしていない。「超電磁砲」でも高そうな店で平然と買い物したり、ゲコ太グッズ入手の為に金に糸目を付けない描写がある。
とは言え正義感は強く、良識はきちんと弁えており、人格破綻者揃いのレベル5の中で唯一まともな常識人と評されている。
黒子曰く、一見乱暴で雑に見える振る舞いは「礼儀・作法・教養・誇りを全て理解した上で形を崩した物に過ぎない」そうで
バイオリンの演奏が得意など上品な一面も見せている。
また派閥間の争いがあればそこに割って入って仲裁したり、チンピラに絡まれている常盤台生を助けたりと、姉御肌な面も強い。
そのため黒子のように美琴に惚れている女性キャラはほかにもいたりする。

元々はレベル0(特に上条)との対比のために用意されたキャラクターであるため、初期にはエリート志向も強くレベル0の上条に対して嫌味なキャラであったが、
話が進むにつれ「レベル1から数々のカリキュラムをこなしレベル5の第3位にまで登りつめた」など、努力家としての面も強く描かれている。
その為学園都市の他校(上条当麻の高校とか)でも努力家・模範生徒の例として度々名が挙がっている。

が・・・
+ ネタバレ注意
実は学園都市が開発した超能力の伸びしろは人によって決まっており、都市の管理側はある程度その伸びしろを確認できておりデータとして保存してある事が第1部終盤で明らかになっている。
つまり美琴がレベル5になりうる可能性が十分あった事は入学時に既にわかっていた(幼少時レベル1に過ぎなかった美琴から遺伝子を提供させたのもこの為)。
逆に伸びしろが無い奴は何をやっても駄目という事であり、「君も頑張れば超能力者になれる」と謳っている学園都市の超能力開発学校は可能性を持つ者を引きよせる客寄せパンダに過ぎない。
学園都市の闇の一つであるが、上記の事を踏まえても伸びしろを十分伸ばした美琴の努力家としての一面は揺るがない(本人はこの事実を知らないが)。
一方で第4位の麦野は伸びしろがないと判断された人間でも開発を真面目にやっていれば能力が伸びるかもしれなかったと発言しており、
単純に設定された能力以上に伸びることがないわけではないらしい。

後に始まった『超電磁砲』では原作での初登場より以前の彼女が描かれているが、
こちらでは最初から無能力者に対しても平等な態度をとっており、時系列順に並べるとやや違和感がある。
まあ『超電磁砲』は友人の紹介のある同年代の同性相手、『禁書目録』では不良やライバル視する年上の異性相手なので
態度に違いが出るのは仕方ないが。

また、知能面では普通の中学よりも程度の高い授業内容をこなしており、18桁のパスコードを一度聞いただけで暗記し、
英語・フランス語・ロシア語でも不自由なくコミュニケーションや読み取りが可能など非常に優秀である。
上条が苦戦している夏休みの宿題をあっさり答えており上条さん涙目、なんて展開もあったり。
しかし、学園都市の住人らしく科学的な常識が染み付いており、オカルトや非科学的な事象を信じていない。
『新約』以降の作品では魔術に触れる機会も多くなっているが、やはり頭から受け入れるのは難しいようである。

かわいいものが好きでマスコットキャラの「ゲコ太」には特に目がなく、バッジのガチャガチャをいくつも空にするほどつぎ込み
ストラップのために上条と携帯電話の契約に向かったことがあるほど。
下着もそういったキャラの描かれた子供っぽいものが多く、パジャマも子供っぽいデザインを気に入って選ぼうとしては黒子に呆れられている。しかし黒子は黒子で中学生の趣味ではない
しかし、能力の影響で微弱な電磁波が常に出ているため、それを察知した動物には嫌われやすいことに悩んでいる。

+ 雷の少女の曇り
新約13巻で上条当麻と共に僧正からの逃走劇を繰り広げる。
東京湾の『船の墓場』到着後に起きたオティヌスによる位相の改変から、そしてデンマークの一件までの全貌を知らされないことから胸の内に突き刺さる『何か』を感じていた美琴だったが、徐々にその姿が浮き彫りになっていく。
学園都市第三位のレベル5である『超電磁砲』という強大な力が通用しない『魔神』という規格外の怪物と相対し、しかし上条はそれに驚く事はなく、むしろ当然として受け止める。
ネフテュスや娘々からはそもそも存在しないかのようにさえ振る舞われ、『常盤台中学のエース』のプライドさえもズタボロにされる。
「同じ場所に立っている」と思っていたが、それは勘違いで、もはや周回遅れにさえ感じる桁違いの領域をその身を持って体感する。
僧正から上条当麻の邪魔者、美琴が側にいるからその本質を発揮できないなどと全否定され、その上で上条に再び肯定されたが、それもやはり、美琴の心を炙って「お荷物」にしかなっていない事を自覚させてしまった。
決定的なのは、アローヘッド彗星を取り込んで地球へと再突入した僧正に対し、上条が起こした行動。
右手からピシリピシリとプラスチックに亀裂が入るような音が響き、飛来する彗星を掴もうとするかのように手を伸ばすその姿に、美琴は身体の内からせり上がるような恐怖を覚えた。
最終的に美琴の心をより強く引き裂き、なにより深い爪痕を残したのは、上条自身だったのである。
事件収束後、美琴は学生寮のシャワールームで壁に背を預け、掌で顔を覆って、唇を噛んで押し殺すように、そして明確に、こう絞り出していたのだった。
「あいつが…遠いッッ!!!」

新約15巻では、上条勢力を襲撃(しようにも上条とちょうどいい距離感の奴がなかなか見つからないため色んな人物を訪ねていただけでもあるが)して回っていた上里翔流の義妹、『絶滅犯』去鳴と戦闘。
上条当麻に追いつけない自分の非力さ、周回遅れのような取り残されてしまったような感覚に陥っていた彼女は、砂鉄の剣や雷撃の槍、『超電磁砲』すらも打ち消す、上条当麻以上の力を持つ去鳴との遭遇に対して、自らの理解が及ばないほどの脅威に対して、新たな可能性、新たなステージへ上がるための足掛かりを見つけたと笑みすら浮かべる。
しかし、上里勢力の一人である暮亞が介入して正気に戻った後は自らの思考に吐き気を催していた。
また、そんな美琴の狂気じみた様子を目の当たりにした去鳴からは、
「私も絶滅犯なんて後ろ指差されるほどにイカれているけどさ、でもきっと、アンタは私以上になるよ。このままこっちに進んできたらね」
と伝えられている。

上里翔流の右手が木原唯一に奪われた後、美琴も上条や去鳴と共に巻き込まれるようにして唯一からの攻撃を受けるが、追撃を受ける中で、美琴はただ一人、対魔術式駆動鎧(アンチアートアタッチメント)のスペア保管庫の一つに偶然辿り着く。
駆動鎧の一つに触れて、軽く干渉しただけで去鳴と相対した時以上の新たな可能性を感じ取ると同時に、それを使う事で、成長の方向性を決定的に違えてしまう事も理解してしまう。
しかし、木原唯一によって上条当麻に『取り返しのつかないモノ』が迫ったその時、美琴はその能力でもって対魔術式駆動鎧を掌握。
激昂した美琴は新たな主に合わせて組み代わった凶悪な兵器群を用いて、唯一を退けるのだった。
逃げるようにしてその場から立ち去った美琴は、役目を終えて剥がれていく兵器群を気にも留めず、科学の街には似合わないような言葉を紡ぎながら「掴むべき手掛かり」「登るべき高み」「目指すべき頂上」がどこまでも広がっている事を実感する。
その時、彼女の顔からはまるで何かの副作用かのように、かなりの鼻血が出ていた。
震える手でそれに触れた美琴は、本当に不思議そうに首を傾げるのだった。
また、事態が収束した後に去鳴は上条に対して、
「御坂美琴には気を付けたほうが良い」
「あいつはじきに大きく踏み外すよ。壊れるって言い換えても構わないっしょ。私がちょっかいを出すとか出さないとか、そんなのはもう関係ない次元でね」
と伝えている。
超能力者(レベル5)は人格破綻者の集まり」と言われてはいたが、唯一マシと言われていた美琴も順調に踏み外しかけている。
一部の二次創作SSで「ヤンデレールガン」なんて俗語が生まれて久しいが、ぶっちゃけそっちの方がまだマシとさえ思えてしまいそうな状況に…。

+ 能力について
レベル5の中の序列は第3位で能力の種類は『電撃使い(エレクトロマスター)』。
能力の固有名は超電磁砲(レールガン)』で、彼女の異名ともなっている。
基本となる攻撃は速度と連射性に優れた直接電気を放出する電撃。最大電圧は10億ボルト。
もっとわかりやすく言えばその気になれば一個人がを放てるという事である。

+ レールガンとは?
磁場のかかった場所で電気を通すと力(ローレンツ力)が発生する。これはフレミングの左手の法則で知られている。
レールガンはこの力を応用して弾丸を飛ばすもので、古くからSF作品では題材として取り上げられてきた。

美琴のそれは主にゲームセンターのコインを弾丸として用い、指で弾く形で撃ち出しマッハ3以上で放つ。
攻撃力及び貫通力は高く、弾道上にある物を全て薙ぎ払い、ビルに直径2mの風穴を開け衝撃波を撒き散らすほど。
空気との摩擦熱でコインが溶けてしまうため射程は50mとそれほど長くないが、弾丸の質量を変えれば威力や射程を伸ばすことは可能。
最新刊では零距離からの連射も行っている。
ゲーセンのコインを勝手に持ち出すのは犯罪なんだけどね。

アニメ『超電磁砲』では単なる弾丸ではなくまるでビームのような描写までされており、
相手が打ち出した「超電磁砲」を押し返すという荒業を見せている。

また、レールの部分が指先のみと非常に短いため「そこまで加速できないのでは?」という点や、
幻想殺しで打ち消せるのか?」という点はしばしば考察の対象になっている。
誤解されやすいが、本編中では上条に対してはデモンストレーションとして見せたのみで、
彼に対して直接超電磁砲を発射したことは今のところ一度もない。

「野生の柳田理科雄」と称される上の考察動画とは別に柳田理科雄氏本人もレールの長さについて『空想科学読本11』で考察しており、
マッハ3でコインを飛ばすには3億5千万Vの電圧があればいいので美琴の能力なら可能ではあるが
電圧が強すぎるため50mどころか手の中でコインが溶けて飛ばないのでNゲージレールなどを銃身にした方がいいという結論が出されている。


超電磁砲の他、電磁力による磁力操作をすることで周囲の鉄を含む金属を意のままに動かすことも可能。
これにより盾のように組み固めて相手の攻撃を防御したり、建材や瓦礫を集めて足場を作成するなど幅広い応用が利く。
さらに、地中の砂鉄を操って表面を振動させて物体を切断し形状や長さが変化する「砂鉄の剣」や、
津波のように地表を呑み込ませたり、竜巻のように突き上げるといった攻撃も可能。

その他直接的に電気信号や電子を操作する事で、電子機械に対する高度なハッキングを可能としている。
また、磁力線が目視できるなど電磁気関連においては高い知覚能力も有し、AIM拡散力場として常に周囲に放出している
微弱な電磁波からの反射波を感知する事で周囲の空間を把握するなど、レーダーのような機能も有している。

他にも、誘導加熱の原理による物体の加熱、自身に電磁加速を与える事での一時的な走力向上、
限定的な状況ではあるが電磁力による空中浮遊や、空気中の水分子をブースターのように展開しての飛行なども可能。
また、電気に対して耐性があり、スタンガンや同系統の能力をある程度は無効化できこうかはいまひとつのようだ
『超電磁砲』では能力の根本が似ている麦野の「原子崩し」を捻じ曲げて見せた。

このように電気や電子が関われば幅広く応用が利く能力で、かなり強力。「電気を操る」という非常に単純な能力で
チート集団レベル5に名を連ねているのも、ひとえに応用力や使い方の上手さ、安定ぶりによるもの*1
事実威力としては第4位の「原子崩し」の方が上だが、応用力と安定性により第3位の地位を揺るがない者にしている。
まさに美琴の努力の賜物と言うべきである。
しかしそれはそんな能力でも超えられない第1位第2位がどれだけチートかというものさしにもなってしまっているのだが…。
ただ御坂美琴マニアックスの作者のコメントによると、「戦闘経験を積んだ今一方通行と戦うと意外と面白い物が見れるかも…」とその差が大部埋まっているとも取れる発言もしている。


能力を継続して使用し続けると、ほぼ全面的に能力が使用できなくなる状態に陥るという欠点がある(本人いわく「電池切れ」)。
美琴の力はほぼ全てが電撃頼りな為、こうなってしまうとただの中学生女子である。
また、作者の鎌池によると「電気だけを吸収する能力者が現れると負けてしまう」とのこと。万雷の拍手をおくれ、世の中のボケども
ただ最近の美琴は禁書のインフレについていっているせいか、音速の攻撃に反応してみたり、十数t単位の得物を振り回す聖人相手に短時間ながら得物のつばぜり合いをするなど何かおかしな身体能力を発揮している。
元々黒子も単純なケンカでは美琴には勝てないと思っていたり、走る速さも同年代の男子をごぼう抜きにするレベルであったり、上条さんを一晩中追い掛け回す体力を持つなど、素のスペックの高さはしばしば散見される。


+ 「御坂」の発音
美琴本人はアニメでは「みかみこと」と「サ」にアクセントを付けて名乗ることが多い。
しかし彼女の母親の御坂美鈴は「さかみすず」と「ミ」にアクセントを付けており、何故か親子で発音が違う。
さらに美琴のクローンである妹達は一人称が「サカ」であるが、その中で打ち止めだけは「ミカ」と発音しており、
「ミサカシリーズ」や「ミサカネットワーク」といった単語も「サ」の方で発音される。
そして上条や黒子達美琴の友人は大抵「さか」のアクセントで彼女を呼んでいるなど、作品全体で発音がバラバラである。
同じ読みの「三坂」や「美坂」、地名としての「御坂町」等は実在するが、名字としての「御坂」は架空であるため明確な基準がなく、
どちらが正しい「みさか」の発音なのかは不明である。

+ とある異形の女神転生 -デジタルデビル-
その人気の高さから、MMORPG「真・女神転生 IMAGINE」におけるコラボレーションイベントにも登場。
実現に莫大な電力が必要な事から、学園都市をして「早熟の科学」と言わしめるタイムマシンの研究。
しかし美琴の能力はそれを可能にし、彼女はタイムマシンの被験者となる。
24時間前に転移するはずの彼女が辿り着いた場所は、最終戦争によって荒廃し人間と悪魔が生存と覇権を巡って争う未来の東京であった。
そこで人間達の組織「共同体」に保護された美琴は、デビルバスター教官スネークマンの計らいによって凄腕のデビルバスターであるプレイヤーに出会う。
謎のコンピュータウィルス事件を追う内に、二人は失われた「時を駆ける五つのスワチカ」の破片を手に入れるのだが……

この他にも「真・女神転生TRPG 魔都東京20XX」のサプリメント「異形科学-ストレンジサイエンス-」では明らかに学園都市や美琴、一方通行等をモチーフにしたクラスや舞台が登場している。

+ 電撃学園における御坂
電撃文庫のキャラクターたちが共演するDS用ゲーム『電撃学園RPG Cross of Venus』にも登場。
最初に登場するのは序盤だが、クリア後に特定の条件を満たすことで戦闘キャラとしてパーティに加わる。
初登場時は主人公(通称「電撃ディケイド」)達が不可抗力で掃除ロボを壊したと誤認して
追い掛け回すが、彼等を狙った電撃が警備ロボを直撃したために逃走される。その際、無駄に場をかき回したことで
主人公には呆れられた。

隠しキャラだけあって性能は高く、特に機動力に優れている。また、「超電磁砲」を始めとした
優秀な必殺技を多く持ち、戦略の幅は広い。ただし、通常攻撃のリーチが短いため注意。
また、必殺技の「超電磁砲」も使い勝手は良いのだが相手を必ずダウンさせるのでチェインが
繋がらなくなる。そのため、コンボを決める際にはトリに置いておくのがベター。
ちなみに彼女が参戦したのはせっかくとある魔術の禁書目録のキャラを出すのに戦闘キャラが
いないのはもったいないという意見が出たこと(途中で主人公パーティにインデックスが加わるが、
ヘルパーキャラというオプションみたいな存在)に加えて、制作スタッフに御坂ファンが多かったからだとか。

+ 『とある魔術の電脳戦機』
2017年発売の、『電脳戦機バーチャロン』との公式クロスオーバー小説『とある魔術の電脳戦機』においては、
専用のライデンを愛機として学園都市を揺るがす陰謀に立ち向かう。
後に発売された、同名のアクションゲーム『とある魔術の電脳戦機』にも参戦している。

ゲーム発売と時期を同じくして、スマートフォンゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』(スパクロ)にも愛機であるライデンと共に期間限定参戦。
詳細は上条当麻の項目に譲るが、コラボシナリオ『幻想の中へ』では、
コードギアス 反逆のルルーシュ』『ゼーガペイン』『ビデオ戦士レザリオン』の面々と共闘し、
謎の「無人の学園都市」に暗躍する敵と戦った。

全体にシナリオにおいては上条・インデックスのコンビが主軸となるため目立った活躍はないものの、
超電磁砲を使い、生身のままナイトメアフレーム(コードギアス世界の戦闘ロボット)を破壊したほか、
終盤でルルーシュにギアスをかけられた際には、
大脳に介入するギアスに抗うために、脳内の電気信号を操作して洗脳を最小限に食い止めるなど、
要所要所で活躍を見せた。

ゲーム的には、装甲・火力重視の射撃ユニット(ブラスター)。
必殺スキルの『ブースト・ウェポン(超電磁砲)』は「低コストで威力はそこそこだが、相手をスタン(しびれ)状態にする」
という調整がされており、一気にダメージを奪うと言うよりはコンスタントに火力を稼いでいくタイプ。
対人戦モード「アリーナ」では、「ターン経過する毎にステータスが上昇する」というスキルを持った長期戦タイプ。
常に防御と分身を無効化する他、アビリティでクリティカル威力が向上するので、
通常モードとは逆の、瞬間火力で勝負する機体に仕上がっている。
精神コマンドや他ユニットのバフスキルと併用することでネオ・グランゾン一撃必殺できると言えば、
スパロボユーザーならばその火力の高さを理解できるだろう。

テンプレなツンデレキャラであることや「妹達」関連の設定などから人気が高く、
作中での出番も非常に多く、前述通りスピンオフで主役作品が作られており、「このライトノベルがすごい!」の
2010-14年度のライトノベルランキング女性キャラクター部門では男女両部門合わせて初の5年連続第1位に輝いた。
その後の15年度は俺ガイルの雪ノ下雪乃に首位の座を譲ったものの以降の16-17年度で再び1位に。
電撃文庫副編集長の三木一馬氏には「電撃文庫のヒロイン」とまで称されるなど、作品のみならずライトノベル全体でも人気のヒロインとなっている。
作品タイトルに名前がある本来のヒロイン・インデックスを完全に食ってしまっており、「とあるシリーズのメインヒロイン」とまで言われることも。
だいたいあってるからしょうがない。
が、その人気に反比例して「禁書」第1部本編中の扱いはお世辞にも良いとは言えず、登場しては魔術師事件を追いかけている上条に置いてけぼりにされる事が多く、関わったとしても目的をはぐらかされてピンポイントでちょっぴり協力を仰がれるだけという事もしばしば(これは無関係の人間を巻きこみたくないという上条の性格もあるが)。
魔術事件には絡めず、かといって主人公の一人である一方通行とは「妹達」の件で険悪、もう一人の主人公である浜面仕上とはほぼ無関係と絡める陣営が少ないのも痛い所。
これは作者もネタにしており、新約2巻では上条と再会した際に「このまま彼を行かせたら 本にして3冊くらい出番がないのでは 」という危機感に襲われ、
新約3巻では自分のクローンから「 クローンに劣るオリジナルってどうなの? 」「 出番の話かもねー 」と言われてしまった(妹達は一方通行と和解している為)。
新約シリーズでは積極的に上条への接近を図るようになった。
最近では魔術の事件にも積極的に絡むようになったので、大分ヒロインとしての出番が増えたが、反面インデックスの出番が大分抑えられることに・・・。
でも新約8巻ではインデックスと一緒にメインヒロインの意地を見せたよやったね!三人目ヒロインの■■ェ...

容姿については原作絵師のはいむらきよたか(旧・灰村キヨタカ)氏曰く「少女というよりもオトコマエ」で、
黒子を始め常盤台中学の女子生徒からもとても慕われているので、イケメン顔をしていると思われる。
その一方で、上条が言うには「化粧が要らない程度に整った顔」「見目麗しい」「凄く綺麗」。
冥土返し(カエル顔の医者)からも可愛らしい女の子と言われており、中性的な顔立ちの美少女というべきか。
常に常盤台中学の制服を着ているがこれは校則のため。スカートの下は短パンというがっかりスタイルである。
髪型は肩まで届くか届かないかぐらいの長さで茶髪。このためインデックスからは「短髪」と呼ばれている。
また作中で何度も「慎ましい」だの言われる貧乳で、上条が助けた女性には巨乳も多いため本人も気にしている模様。
しかし母親の体型や「妹達」の一人・番外個体(ミサカワースト)の体型を考えると、将来は有望である。

(以上、ニコニコ大百科及びwikipediaより一部抜粋・改変)


格闘ゲームにおける御坂美琴

電撃文庫20周年記念企画の一つとして2014年3月に稼働開始した格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』に
禁書目録からプレイヤーキャラとして参戦。
持ち前の電撃能力を使ったリーチに優れる基本技、必殺技を用いた中・遠距離戦が得意なタイプ。
空中ダッシュ、電磁力による瓦礫吸引での空中移動など、空中での自由度が高いが、
操作に若干癖があるため他の参戦キャラクターに比べやや上級者向けとされている。

各種技には原作、アニメ版のモーションを再現したものが多く、ファンは必見である。
スカートの下にはしっかり短パンを履いている、何気にこのゲーム唯一のパンチラキャラだったりする。
十八番である超電磁砲ももちろん搭載。画面端まで一瞬で到達する飛び道具系超必殺技で、火力も高い。

余談であるが、『デュラララ!!』からの参戦キャラクターである平和島静雄と対決した際、
お互いに自販機ネタ持ち同士のためか特殊イントロが発生する。

御坂「自販機は投げる物じゃないのよっ!」
静雄「蹴っ飛ばすモンでもねぇよ!」

自販機に乗る奴とでも会った日にはどう思うのだろうか。

mugenにおける御坂美琴

手書きオリジナルの物からメルブラドット改変、電撃FCドットと複数存在する。

+ なったん氏製作 御坂美琴
  • なったん氏製作 御坂美琴
なったん氏による手描きスプライト高頭身の御坂。
完成度は30%とのことだが、必須スプライトは埋まっており通常技は一通り搭載、必殺技と超必殺技も搭載されている。
主な技は電撃や超電磁砲といったリーチのある飛び道具。
また、妹達のゴーグルをつけてビームを…ってそういうアイテムじゃねえから!
反面近距離の技は少なく、超必殺技の電撃以外の切り返しには乏しい。
現在は動画が削除され、本体は公開停止。

折り紙氏のAIが公開されていた。
飛び道具を生かして遠距離主体で戦うが、やはり接近戦は苦手。
上条さんにはしゃがまれると電撃が当たらないなど、原作通り少々相性が悪いようだ。

が、こちらも動画が削除されAIも公開停止。
+ 無虚氏製作 御坂美琴
  • 無虚氏製作 御坂美琴
「とあるぱんつの超電磁砲」スプライトを使用したデフォルメ頭身の御坂。
初春や佐天、黒子をストライカーで召喚する。
AIも搭載されている模様。
他の「とある」キャラとの対戦時には特殊イントロが発生することも。
但し、上条さんはotika氏のもの限定。
+ バジル氏製作 御坂美琴
  • バジル氏製作 御坂美琴
2013年10月31日公開。
メルブラドットを改変して製作された御坂。
空中ダッシュやアドバンシングガード、ロマンキャンセルなど色々な格ゲーからシステムを拝借して実装している。
殴られながら投げれる通常投げダウン追い打ちからのコンボで10割、相殺不可能な飛び道具、相手の位置をサーチする落雷(1ゲージ技)、
超必殺技はいずれも完全無敵で絶対に潰せない、など安心の禁書仕様
一撃必殺技は実装していないが、性能から言えば上条や一方通行に肩を並べるボスクラスである。
ゲージ溜めをすることで数秒ほどでパワーゲージがMAXまで溜まる上、3ゲージ技はゲージさえ溜まっていれば無条件で撃てる。
そして2ゲージ技の超電磁砲より3ゲージ技の超・超電磁砲の方が上位互換ということで、折角の彼女の代名詞といえる超電磁砲が死に技と化している。
相手によってはひたすらゲージだけ溜め続けて溜まったら超・超電磁砲をぶっぱなすだけで勝てたりする。
AIは未搭載。改変やAI作製は自由だそうな。
ミッドナイトブリス対応ではないが、裸エプロン対応用の一枚絵(ミニスカサンタ)が搭載されている。
対上条、対一方通行用の特殊イントロも搭載。

2013年11月10日にejanho氏のAI(本体同梱。ただし古いバージョン)が氏のOneDriveで公開された。
派手なアニメカットイン付きの超必「超・超電磁砲」を実に絶妙なタイミングで叩き込んでくる等、例によってめちゃくちゃ強い。
ただしキャラ本体製作者のバジル氏は本体の転載を禁じているため、規約違反のこのAIの使用は控えるべきだろう。
はちゃ氏による外部AIも公開されている。改変パッチを兼ねており、少しだけ手が加えられている。最新版の更新内容に対応しているかどうかは不明。
現在は公開停止。

Air氏のAIも氏のアップローダーで公開されていた(現在は公開停止)。
こちらはキャラ本体の最新版に対応している。sffの改変パッチも同所で公開していた(現在は公開停止)。
繋がる限りのコンボを最大限繋げてくる上、AI殺しの相殺不能飛び道具や完全無敵超必などを見事に使いこなす強AIである。
バリバリの超反応であり、ヘタな跳び込みは対空技で潰す。空中で小パン高速連打で殴りまくったり、相手の猛ラッシュをアドガで捌ききったり、かなりエグい。
喰らい抜けは1ラウンド中一回きりだが、使うタイミングは無制限であり、そもそも10割で一気に勝負を決める彼女にとって相手の反撃の機会を一度潰せれば十分。
ワンチャン掴んで反撃した相手が喰らい抜けで吹き飛ばされてダウンし、そこに追い打ちからの10割を決められて殺される姿がよく目にされる。
回避に何かと便利な前転・後転も彼女の強さを支えており、地面を転がりまくって相手の背後をとる、投げを躱す、弾幕を潜り抜けるなど重宝する。
相応の強さを持ったキャラでないと一方的にボコるレベルであるため、戦う相手のランクは慎重に見極めた方が良さそうだ。
+ kira氏製作 ドゥエ御坂
  • kira氏製作 ドゥエ御坂
2015年9月27日公開。

バジル氏製の御坂美琴をkira氏がドゥエ条同様の改造を行った学園都市第三の変態サイド構成員、その名も、ドゥエ御坂!!
1Pは指定した回数分攻撃を受け止められるアーマーを貼れて、体力も設定可能。
2Pにもまたアーマーがあり、体力が設定可能。ちなみにアーマー数の設定は不可能、かつ常時展開である。
一応裸エプロンにも対応している。が、ここで筆者が、皆が思ってても言わなかったであろうことを言わせてもらおう。どう見ても裸エプロンじゃなくてミニスカサンタです。眼福的な意味でも本当にありがとうございました。
技はaボタンで発動するドゥエただ1つ、ちなみにコンボ数が100に達すると超即死投げをぶちかましやがる。使用するかはコンフィグで設定できるが上条当麻には関係なしでずっこんばっこんヤリまくる。不幸だね!
+ S.Y氏制作 御坂美琴
  • S.Y氏制作 御坂美琴
電撃FCのドットを用いて作られたキャラ。mugen1.1専用。
原作の電撃FCにかなり近い性能となっている。

またこの他にもMUGENには、彼女を元ネタとした変な生き物、ネコミサカも存在する。


なお、アニメ版OP「only my railgun」はニコニコ内外を問わず人気があるが、MUGENではどういうわけかMr.師範のテーマソングとして扱われている。
だいたいこいつのせい
合いの手のみのver

出場大会

出演ストーリー

その他




*1
と言うが実は創作の世界では「単純な能力ほど強い」と言う話がある。
能力に制約が少ないほど、余計な修飾語をつけずに簡潔に表現できるからである。
わかりやすく言えば「雷の能力」だと雷を落とす事しか能が無いが、「電気の能力」なら雷を落とすことも電子機器を操ることも自由という話。
そもそも学園1位最弱にして最強の主人公だって「ベクトル(方向)を操る」、「異能を消す」と言うある意味単純なものでしかない。どんなベクトルでも操れ、どんな異能でも消せるから最強なのだ。

ついでにカードゲーム等でも「効果テキストが短いカードほど強い」というのがある。
「テキストが短い=制限が少ない」ということだから。「~という条件に当てはまる敵を○体まで破壊する」と単純に「敵を全て破壊する」じゃどっちが強いと思う?
つまり戦闘に関しては「エターナルフォースブリザード」(相手は死ぬ)がサイキョー。
まあカードゲームの場合は「単純で強いカードは召喚、使用コストが重い」と言う事でバランスをとっているが。
所謂「俺はレアだぜ、報酬は高いぞ」と言う奴である。