「いいえ。──僕は正しいことをした。そのことを、悔やんだりはしない」
赤毛で容姿端麗・清廉潔白な「英雄」を絵に描いたような美青年。
代々「剣聖」の家系であるアストレア家に生まれた当代の剣聖にして、
ルグニカ王国騎士団に所属しており、同僚のユリウスやフェリスは親友である。
作者公認の作中最強クラスのチートな実力者でありながらその地位と戦闘力に驕る事無く、
誠実で思いやりにも溢れた人柄から、一般の民衆や周囲からも慕われている。
一方で、その完全無欠さ故に他人の心情を理解できない面もあり、「英雄にしかなれない男」とも評されている。
家族には、祖父であるヴィルヘルム・ヴァン・アストレア、父のハインケル・アストレア、
母にルアンナ・アストレアがいるが、祖父及び父はラインハルトとは不仲で、母は病気により長らく昏睡状態にある。
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ネタバレ注意 |
ラインハルトが剣聖となった……より正確には「剣聖の加護」を得たのは、祖母である先代剣聖・テレシアが、
白鯨討伐戦(大征伐)に赴いていた時であった。
戦っている途中という最悪のタイミングにも関わらず加護はラインハルトを選んで「代替え」を起こし
(剣聖の加護は自動的にアストレア家の誰かに突如強制的に引き継がれ続ける代物で、当代だけでなく後継の意思でもどうにもできない)、
加護を失ったのと魔女パンドラの介入も相まってテレシアは戦死。
これがきっかけで、ヴィルヘルム、ハインケルはテレシアの死をラインハルトに責任転嫁し、
アストレア家に長きにわたる確執が生まれたのである。
なお、本編5章にて魔女教が禁術でテレシアの亡骸を操り人形の形で蘇えらせた際に、
ラインハルトはヴィルヘルムとハインケルの目の前でテレシアを倒し、祖母ではなく動かされていただけの屍として項目冒頭の台詞を放っている。
それは間違いなく「正しい」意見ではあったが両名の反感を招き、家族間の亀裂は決定的なものとなってしまった。
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戦闘能力
単純な戦闘能力では『リゼロ』最強のキャラクター。
彼が備える「剣聖の加護」は剣に関する様々な能力を身に付けるだけでなく、
対戦相手の剣筋が見え、どこに隙があるのか感覚的に分かる効果があり、
平たく言えば、剣を握れば相手にどう勝てるかオートで導く加護である。
また、本来加護が先天的とされる作中世界にあって、唯一欲しい加護をその都度後天的に取得することができる。
これは剣聖の能力ではなく、ラインハルト個人の能力らしい。
このため、上記の剣聖の加護以外にも多数の加護を取得しており、
本来は1回きりの回数限定の加護も消費後に再取得することで何度でも発動できる。
加えて、微精霊が怪我の治療をしてくれるので、多少の傷なら一瞬で回復してしまう。
一応、彼が本気を出した瞬間に大気中のマナがラインハルトに殺到するため、
本気のラインハルトの近くでは魔法が使用不能になり、魔法を使う仲間と共に戦えないという欠点がある。
とはいえ、敵の魔法使いや精霊使いもまともに相手をすることができないという利点もあるのだが。
また、愛用する龍剣レイドは剣自身が抜く時と場所を決めるためラインハルト自身にも自由に抜刀することは出来ないが、
そもそもナマクラ剣を使おうが徒手空拳のまま戦おうが強いため、こちらも弱点にはなっていない。
あと、周囲のマナを集めるものの、 体内のマナを出力することができない(=魔法を使えない)が、
体内に溜まったマナにより高度な身体強化を実現しているため、こちらもハンデにはなっていない。
このように、いくつかの欠点はあるがそれを補って余りある程の強さがあるため、実質問題にはなっていないのである。
劇中ではまっとうな相手には苦戦らしい苦戦をしたことがほぼ無く、
他の大半の登場人物とも一線を画す実力を誇っている。
しかし、決して完全無欠の存在という訳ではなく、特に大罪司教の権能に関しては無効化することはできず、
干渉系の能力に無自覚に影響を受けたり、あるいは短時間なら平気でも時間を掛ければ侵食されてしまう。
時間を止めて無敵になるレグルス・コルニアスの権能も突破する手札は無く、作者曰くスバル無しで倒せない(カラクリを見抜けなかった)とのこと。
MUGENにおけるラインハルト・ヴァン・アストレア
DKbyte製作の『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
遠近共に技を多数備えたオールラウンダーな性能をしている。
また、一定時間オートガード・回避する技や当身技もあり、防御面も優秀。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2025年03月17日 20:51