セラヴィー

「今の魔法使い世界一はこの私です」

集英社が発行する少女漫画雑誌『りぼん』で連載されていた彩花みん女史の漫画作品『赤ずきんチャチャ』の登場人物。
セラヴィーといっても『ガンダム00』に登場するガンダムではないし、チャージをさせてもらえなかった月の八卦ロボでもない。
担当声優は泉類亨(現・センルイトオル)氏。
ただしドタバタコメディだった原作とは違い、アニメ版は変身ヒロイン物である。*1
一応、アニメ版第二期は原作寄りの内容になった
(10年以上後に描かれた続編『N』では作者も設定を忘れていたため、原作とアニメ版の設定がごっちゃになっていた)。

世界一の魔法使いにして同作の主人公バレッタ「チャチャ」の師匠兼保護者で、チャチャの母親の弟子。
正体は行方不明だった大魔王の長男サンダル(一方で、アニメ版の大魔王は原作とは別人の悪役で血縁も無い)。
魔法に限らず、ピアノ・空手・料理と、何をやらせても人に負けた事の無い天才肌の男。
風貌爽やかで物腰柔らかな反面、結構性格は悪い。
極度の寂しがり屋でもあり、いつも愛用の人形「エリザベス」と腹話術で会話している。
また、平八というどこかで聞いたような名前の実弟がいる。

初恋相手の魔法使い「どろしー」(オルブライトさんとは無関係)に相応しい男になろうと努力した結果、上記のような万能な人物に育ったが、
逆に世界一の魔法使いの座を奪われたどろしーからは嫌われるようになってしまった。
あまりのしつこさにどろしーが髪の色を変えた時はかなりのショックを受け、態度を反転させ罵った。
それ以降、どろしーに対する好意自体は変わっていないが、会う度に馬鹿にするのが癖になってしまい、更に嫌われる事に。
金髪姿のどろしーを見ると狂ったように喜ぶ。じつはエリザベスも幼少期のどろしーを模したもの。
オカマが嫌いで、厚化粧の女の子も嫌っている。

(以上、Wikipediaより引用・改変)


MUGENにおけるセラヴィー

Seravy氏が手描きドットで製作した狂キャラが存在。
名前をそのままハンドルネームにするだけあって、氏の思い入れが詰まったキャラに仕上がっている。
操作方法は6ボタン方式で、システムは『東方Project』風となっている。
攻撃手段は炎や稲妻、竜巻など多彩な魔法を繰り出す他、
西行寺幽々子伊吹萃香などの東方キャラをはじめとする同氏が製作した他キャラをストライカーとして呼び出すカオスな技も所持している。

出場大会



*1
なお、こうなった理由としては「スポンサーのタカラ(現・タカラトミー)が変身アイテムを売りたかったから」とされている
(少年漫画と比べて少女漫画がアニメ化され辛い理由が「玩具を売り辛いから」であり、
 本作以前にも、女ターザンコメディ『ペルシャがすき!』のアニメ版が魔法少女もの『魔法の妖精ペルシャ』に改編された例も存在する。
 そもそもチャチャのビューティーセレインアローは『魔法のエンジェル スイートミント』のミントアローのリデコ品)。
それ故か集英社繋がりの『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のアニメ版でも、そういう側面をネタにした回が存在した
(『こち亀』は「週刊少年ジャンプの顔」とも呼ばれるほどの大御所だったのに、20年もアニメ化を逃していた)。
逆に元々は大友向けの深夜アニメの企画だったのに、内容を見たスポンサーに関連玩具の売り上げを見込まれ、
女児向けの朝アニメに変更された『おとぎ銃士 赤ずきん』という例もある。
なお現在は玩具以外の儲け方(DVD化やゲーム化)があるので、玩具を売り辛い作品でもアニメ化され易くなっている
(そもそも「大友向け深夜アニメ」というもの自体が玩具を売らずにDVDを売る作品群である(一応「男性向け美少女フィギュア」なら発売されているが))。


ゲーム化自体は昔からあったが、「恋愛ゲー」「乙女ゲー」「ファッションゲー」等の「戦闘が無くても成立するゲーム」の登場が大きい。
なので、ファミコン版『タッチ』の事は忘れろ!

また、講談社『なかよし』の『美少女戦士セーラームーン』に対抗してアニメ化予定だった、
変身ヒロインもの『ダイヤモンドピンク』が僅か半年で終了してしまった事により代理だという噂も。

余談だが、ADKの対戦シューティング『ティンクルスタースプライツ』のキャラ造詣はアニメ版『チャチャ』の影響を受けている
(ロードラン=チャチャ、スプライツ=マジカルプリンセスダークラン=ドッペルアルル、メヴィウス=サタン様)。
一方で『東方花映塚』のゲームシステムは『スプライツ』を参考にしたと言う妙な繋がりがあったりする。


最終更新:2025年03月02日 10:13
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