「この世の中のものみーんな
ブッ壊したら気持ちいーだろーなぁ」
初出作品: ヴァンパイア セイヴァー The Lord of Vampire
出身地 : 北欧某国
生年月日 : 不詳(10~14歳?)
身長: 142cm 体重: 37kg
スリーサイズ : B70 W58 H75
種族: ダークハンター
「ラブリンハンター」
『
ヴァンパイア 』シリーズに登場するキャラクター。「バレッタ」は通り名(Bullet=弾丸を女性形にしたもの)で、本名は不明。
出身地は明確には公開されていないが、服装の元ネタからするとスウェーデン辺りだろうか。
関係無いだろうが、マルタ共和国の首都はバレッタ(Valletta)である。
ちなみにバレッタを考案したのはあきまん氏で、
必殺技 や動き等も全て氏が設定。
ドット絵 を打ったのは中村会里女史(『
ストII 』の
春麗 の声の人)及びきもきも氏である。
ゲーメストムックの製作者インタビューによると、ダークハンターになる以前は
ワーウルフ ハンターとして名を上げていたそうなので、
この服装も元ネタにあやかっているのかもしれない。
CVは
松下美由紀
女史で、同作の
Q-Bee も担当(蜂の方は特殊効果の掛かった鳴き声だけなので、聴いて分かるものではないが)。
見た目は10代前半の可憐な少女で、常に愛犬「
ハリー 」(性別:オス
年齢 :2歳)を連れている。愛銃はイングラムM10。
明るい笑顔をふりまき、彼女の周りには蝶が飛びかう。しかしその正体は金のために魔物を狩る冷酷非道なハンター。
ナイフ・火炎瓶・マシンガン・小型ミサイルなどを体中に隠し持っており、あどけない外見に騙されて近付いた魔物達を次々に葬り去っている。
だが
ガロン にだけはその本性を一目で見抜かれた。
勝利ポーズ で忍者のように登場してバレッタに報酬金を渡すおっさんは「Mr.K」。ダークハンター仕事の仲介人らしいがその経歴は一切不明。
彼女が内に懐く「闇の心」も含めてル・マルタ(
ザベル の相棒)に惚れられているが、
バレッタは恋愛なぞに興味は無く、そもそも魔界生物相手なら遠慮なく撃ち殺すでしょう(by製作陣)とのこと。…哀れなりル・マルタ。
ちなみに
通常技 の弱&中攻撃が「本性隠し系」、強攻撃が「武器系」となっている。
以上に挙げられる極端過ぎる二面性
*1 から多くのファンを獲得、『
MVC2 』にも参戦した。
他の『ヴァンパイア』キャラ同様、
英語圏では名前が異なり 、「Baby Bonnie Hood」、あるいは略して「B.B.Hood」「BBH」などと呼ばれる。
Baby Bonnie Hoodは日本語訳すると赤ん坊のように可愛いらしい頭巾ちゃん。なんという虚偽。
ちなみに元ネタである童話「赤ずきん」の英語名は「Little Red Riding Hood」または「Little
Red Hood 」である。
キャラクター設定
+
ストーリー
愛も勇気 も「金」の前には無価値―いまや人間界において、その常識を疑う者はいない。
所詮、生きるためにはキレイごとは通用しないのだ。幼きダークハンター・バレッタも、その鉄則に忠実な少女であった。
ある日のこと。仕事に向かう途中、突然少女は謎の空間に連れ出される。
そこは魔界の狭間、冥王
ジェダ の作り出した閉鎖空間「魔次元」であった。
彼女は人間でありながら、ダークストーカーズと同じ闇の心を持つと認められたのだ。
戸惑うより早く、魔物どもを一網打尽にする算段を始めるバレッタ。
「うふふ……みんなアタシのエモノ……久しぶりの大もうけねっ」
『セイヴァー』のエンディングではそのまま魔界に残り、連続殺人犯としてテレビで報道され魔物達を震え上がらせている。
「殺っちゃおーかなー
どーしよっかなー♪」
+
ダークハンターとは……
(「ヴァンパイア(Darkstalkers)」の世界観に基づく設定であることに留意)
人間界には、すでに魔界生物が大量に流れ込んできている。
中には、人間にとって商品価値が高いものもいる。装飾品としての素材、人間界に存在しない物質(内臓からの分泌液や血液など)の入手、
生物兵器としての研究対象など、その需要はかなり多いのだ。
俗に言うダークハンターは、こうした客層の需要に応えて誕生した職業である。
彼らは自分の実力に応じた魔物を狩り、それに見合った報酬を得る。
危険度の高い仕事ほど見返りも多いのだが、闇の住人が相手なだけに失敗は許されない。
すなわちそれは「死」を意味するからだ。
鍛えた体や格闘技、銃器の扱いに慣れているだけでは彼らに太刀打ち出来ない。
超一流の軍隊一個師団が、たった一匹のD級魔界獣にあっさり殺されることもある。
異世界の魔物と立ち向かったときに正常な神経を保てる強い精神力と、彼らの放つ魔界の瘴気に侵されない「闇の心」が必要なのだ。
人間界には、このようなダークハンターが数百人存在すると言われる。
もちろんその実力にはかなりのバラつきがある。闇の住人どころか、野良犬さえ狩れるかどうか怪しい奴もいる。
その中にあって、バレッタはまさに「特S級」のハンターと言えるだろう。
彼女の「闇の心」は、ジェダをして「価値ある魂」すなわち「同志」と認めさせたほどである。
その眼光は低級魔族を一瞥 ( いちべつ ) のもとに萎縮させ、あらゆる精神攻撃をはね返す。
まさしくハンターたるべく生まれてきたような少女なのだ。
「闇の心」は生来より備わっているもので、後天的に植えつけることは難しい。そしてそれは必ずしも「負」のイメージだけでくくられるものではない。
善良さは時として自分や周囲を不幸にし、悪意が正義を守ることだってある。
命の数だけ存在する善悪の基準値。バレッタの持つ「闇の心」も、ある意味人間の理想のひとつであり、究極の自己愛の表現法と言えるかもしれない。
自分の信じるものと他者の信じるものがちがうからこそ、争いは起こる。
少なくとも魔界の価値観は、大きく人間界のそれと異なる。我々のごく狭い常識だけで、彼ら、また彼女らを語ることはできない。
そもそも、「正しいもの」が「正しくないもの」より高位であると、誰が決めたのだろう。
悪虐のかぎりを尽くす魔界の野獣、命をかけて治世のために働く聖者。魂の純粋さという点では、両者はまったくの等価値なのだ。
バレッタが「金」に執着し、そこに対価基準を設けるのも、万物に対するそれ以外の適当な価値基準が(彼女にとって)ないだけのことだ。
そこには純粋な評価がある。
金になるモノ。金にならないモノ。
彼女は正しく、また正しくない。
そして、それを決めるのはほかならぬ当人なのだ。
素性のほとんどが謎に包まれている、幼きダークハンター、バレッタ。
彼女は普段、どんな生活をしているのだろうか? 以下に、その日常の一部を紹介しよう。
ハンターズギルド北欧連合アルプス支部連絡会議に出席 他のハンターとの交流も最終的な利益確保のためには必要なことである。
闇ルートで流れた武器弾薬の購入 一流の仕事人なら使う弾薬もつねに一流でなければならない。
自宅で携帯銃器のメンテナンス これをおこたることがいかに愚かかは、もはやハンターにとっては常識。
地雷の火薬の調合 つねに切磋琢磨し、研究を重ねることがプロたる自覚の現れ。
町へ洋服と食料の買い出し、おばあちゃん(婆の名前はマーガレット)の家にお使い ひとりの少女としての一面をのぞかせる一幕。
コントロールシューティングの特訓(例 100mダッシュ抜き打ち×50本) 基礎を固めてこそ応用がきく。初心忘れるべからず。
気象衛星「かたすとろふ」(カモフラージュされた軍事衛星)を利用した衛星通信回路による独自のダークストーカー情報の傍受 情報戦の様相を呈する現代のハンター稼業。あらゆる手段を尽くし敵に挑む。
年に2回開催される「ダークハンティンググランプリ」への出場(賞金のかかったターゲットを定め、誰が仕留めるかを競うもの) ハンティングの腕前を披露する恒例の催し。しかし、すべてのハンターがこの祭り騒ぎに同調しているわけではない。
なお、このような「職業としての」ダークハンターの数が増えたのはここ一年ばかりのことであり、
人と魔族の混血児であり、呪われた宿命の故に戦いに身を投じた
ドノヴァン とは、似て非なるものである。
(以上、電波新聞社『ALL ABOUT ヴァンパイアセイヴァー』より)
+
余談 バレッタは人間か?
ドノヴァンは魔族の混血児ではあるが一応れっきとした人間であり
闇の住人のような再生能力は無く、
体が切断され るような演出 はない。
だが
バレッタは普通に真っ二つになる 。しかも
何事もなかったように元通りになる 。
そして彼女は銃器の扱いに慣れているだけでなく、ただの人間であるにも拘らず
素手 (弱Pに到っては
指 )で闇の住人にダメージを与えられる。
彼女は本当に人間なのか?
例え人間だとしても、ドノヴァン以上に魔族の血が流れている可能性も否定できない。
あるいは
どこぞの銃剣神父 のように生身の人間でありながら吸血鬼並の再生能力を持っているのか?疑問は尽きない。
…乱入戦に現れる
ガロン にはこんな台詞を言われている。
「ただの子供かと思ったが……違うな、その目は
お前の中に流れている獣の血 ……俺はごまかせないぞ!
さあ、来い!! だまって殺られるほどバカじゃない!!」
バレッタの本性を言い表しての言葉なのだろうか?
それとも………
「どうしてそんなにお口が大きいの……!?」
+
メディアミックス等での扱い
東まゆみによる『ヴァンパイアセイヴァー 魂の迷い子』(コミカライズ版)では、
当初はガロンを追っていたが、魔次元の戦いで強者が多数呼び寄せられていることを知ると大物賞金首を狙って自ら魔次元に飛び込んでいる。
そして、魔次元では
サスカッチ の毛皮を狙ったり、他のキャラクターも金にならないかと隙があれば狙っていた。
しかし、
デミトリ には自慢の重火器が一切通用せず、
ブリス されたりほとんど遊ばれたような状況で倒された。
ただ、降参したフリをして油断させナイフで心臓を一突きにした際は、致命傷には至らなかったもののダメージを与えており、
それを参考にした
ザベル は骨を杭代わりにしてデミトリの心臓を貫き、勝利を収めた。
ザベルも真っ向勝負ではデミトリに歯が立たなかったため、攻略のヒントを与えたバレッタの功績は大きいと言えるだろう。
ジェダが倒され魔次元から開放された後も、相変わらずガロンを付け狙っていた様である。
一応、人間の少女のため本編での実力は(他のダークストーカーと比べれば)あまり高く描写されてはいないものの、
おまけ4コマ等ではその性格等から最強キャラとして他の登場人物達に恐れられていた。
余談だが、同作者の漫画『EREMENTAR GERAD』にて、彼女をモデルにした姉妹が登場しており、
特に妹のシスカは目的のためなら手段を選ばない強引さや金に対する強い執着、
重火器を乱射する戦闘スタイル等といったバレッタの要素を色濃く受け継いでいる
(作者自身、「某超有名格闘ゲームの凶悪赤ずきんちゃん」をモチーフにしたと公言している)。
ちなみに彼女はローウェンという後輩と行動を共にしているが、
偶然かどうかは不明だがアニメ版では
かつての標的 と同じ声をしていた。
+
外部出演
『ガンスパイク』では
隠しキャラ として登場。
テロリストと戦うために金で雇われたという設定で、キックボードに乗って『セイヴァー』での武器の他にバズーカなども使って戦う。
ヘビーショットは格ゲーでも使っていた火炎瓶らしいのだが、その音と色、敵がよろめく様から
毒ガス に見えてしょうがない。
回復アイテムを取った時に何故かヤク中のようなことを言う。
『PROJECT X ZONE 2』にも出演。…ただし
敵キャラとして。
もうそういう時代じゃないと、ダークハンターから人間相手の殺し屋に転職したらしく
シャドルー からの依頼で
三島平八 と
ナルホドくん を付け狙う。
シャドルーとの契約が完了したと思ったら、今度は何と
ザベル に雇われて登場。…元ダークハンターがそれでいいのか……?
最終的にはまたシャドルーと再契約して立ちはだかり、決着を前にして戦線から身を引く形で退場する。
余談だが、『PXZ2』にバレッタが登場した事で、『ナムカプ』~『PXZ』シリーズにかけて『セイヴァー』初出のキャラが4名とも出演した事になるのだが、
何と全員敵側である(
リリス は途中から味方側になったけど)。
「あたしってのんびり屋さんだけどォ
キれるとヤバいから大注意ねっ」
キャラクター性能
『セイヴァー』でのバレッタは、上位キャラに次ぐ強さを持ち、キャラランクは上位に食い込んでいる。
下位キャラの
ビクトル や
アナカリス などに対して極端に強いため、「弱いものイジメのバレッタ」とも呼ばれる。
+
『セイヴァー』性能解説
全キャラで唯一2段ジャンプを持っており、空中での
喰らい判定 も小さいため、空中にいることが非常に強いキャラ。
空中チェーンの密度も高く、相手を引きずり回す能力も高ければ、空中ガード後の反撃もJ中Pが非常に使い勝手がよく、とにかく空中では強い。
また、
上下段を撃ち分けられる 「ハッピー&ミサイル」は押し合い
判定 は最弱クラスながらも、
ノーマルでも相打ちが取れる(一般に『セイヴァー』の
飛び道具 は本体がダメージを喰らうと
攻撃判定 がなくなる)高性能な一品。
ES版はダメージも大きく、押し合いも何のその。
バッタ しつつミサイルを撒き散らして逃げ回れば一部のキャラはそれだけで困ってしまう。
昇りJ中Pによる
中段 も強力で、そこからの連係も豊富で、地上ダッシュからのラッシュも強く、ズラしや投げ・
中段 を加えた攻めは容易に捌かれない。
特に身体の大きなキャラには昇りJ中Pや6中Pを当てやすく、自身の喰らい判定は小さいので返されにくい。
発売当初は
ラッシュ力は あるが低火力 で、「ダッシュ弱P×n」が
永久 になるものの実戦投入は不可能と思われていた。
しかし、これをアレンジした「(ダッシュ弱P→弱P or 2弱P)×2~3→各種コンボ」が開発されると比較的容易に大火力が実現、
相手を端へ運びやすくなった他、
コンボ の長さから
白ゲージ 回復の時間も稼げるようになり、ランク上昇に貢献した。
また、このコンボは上述の大きなキャラにはしゃがまれても当たるため固めにも利用でき、格差がさらに増すことに。
欠点は地上での守りの脆さ。その要因として、まず地上対空の性能不足が挙げられる。
バレッタの地上対空としては、上段ミサイル、バックダッシュ中K、バックダッシュ弱Pなどが代表的だが、性能的には到底頼れるものではない。
技としての性能自体はそれ程低くないが、事前に必要な準備も含めて考えると、他のキャラに比べて非常に負担が大きい。
更に、それでも落とせない場面では、ダッシュで相手の下を潜るしかなくなってしまう。
投げと対になる
通常技 の使い勝手が悪いのも弱点で、自分から仕掛ける場面では
コマンド投げ を使えるのだが(ただし、これも自動
二択 にはならない)、
守りで投げを使うことは実際のところ、完全に読み切っていないと無理。
無敵技として「ビューティフルメモリー」もあるが、これも
発生 の遅さとガード後
反確 なのを考えると使える状況は少ない。
また、
GC も移動技となっており、攻撃力が皆無と言う弱点もある。
ダークフォースは「ザ・キリングタイム」。効果時間中はPで出せる基本技が全てスマイル&ミサイルに、
空中での技がハッピー&ミサイルになる(発射に必要なのは一律16
F 、着地
硬直 5F)。
効果時間中には
通常投げ を使うことができない(空中投げは可)。
『
MARVEL vs CAPCOM 2 』では、「チアー&ファイアー」が強化+横方向に出せるようになり、
「シャイネス&ストライク」はガードされると
反確 となる。また、「センチメンタルタイフーン」が削除されている。
日本では下の中ぐらいの評価だったが、外国では研究のおかげで中の下ぐらいまで評価も上がっているらしい。
+
『MVC2』性能解説
攻撃速度が早く、リーチは短めの所謂「スピードタイプ」。
全体的な攻撃の出の早さ自体は普通だが、硬直時間が短めのため、実質早めの攻撃を出せる。
屈み強Kはリーチが長めで、ダウンからの追い討ちなどからコンボを繋ぐこともできる。
強Kの地雷転がしは、蹴る前から判定があるという特殊な攻撃で、即攻撃判定が出る。
背も低く、ダッシュ時などはさらに姿勢が下がり、
それに加え匍匐前進の
コマンド があるので、相手の攻撃をすり抜けやすい。
飛び道具である「スマイル&ミサイル」は、判定自体は弱めだが
ゆっくり進むため同時に飛び込むことができる 。
余談で、上段ミサイルは
ロール の「ロールバスター」を互いに相殺せずに通過し、そのままであれば互いに喰らう。
これは、「ロールバスター」の判定がやや低い(もしくは他に比べて判定が小さい)からだと考えられる。
「チアー&ファイヤー」は判定が大きいので、攻撃が中距離からでもしやすい。
ただし
キャンセル 場所が火を出してすぐあたりにしかないため、コンボ向けとは言えない。
数ヒットの割に相殺が単発で、波動レベルのもので相殺されてしまうため、気軽に振ってもあまり効果が得られない。
「シャイネス&ストライク」はコンボにも使え、基本的にここからHCに繋ぐことになる。
そして、バレッタの真価とも言える
HC 「クールハンティング」。
このHC、暗転までが早く、中Pからでも楽勝に入る。
ヒット数が非常に多いので威力・削り能力が高い。
何と、あの
ビーム馬鹿 の伝家の宝刀、「ハイパーバイパー」と同威力。
高いヒット数のためにコンボ
補正 にも強い(ハンデキャップ付きでも、楽勝で5割くらいぶっ飛ばす)。
上下段当てないと威力落ちするという点があるので、タイミングや相手を考える必要はある。
やっぱあいつ 絶対おかしいって!ほぼ無条件で高火力とかふざk(ry
その他
ロック系 HC「ビューティフルメモリー」や
打撃投げ 判定の「ハイパーアップルフォーユー」など、
近くの相手に対してのHCなども存在するが、余程(凡そディレイド関連)でない限りあまり使うことはないと思われる。
また、
アシスト 性能がイマイチで真価のHCにしても「クールハンティング」はやや癖が強い。
エリアルも全体的に使いづらく、威力も高くないので地上コンボメインになってしまう。
さらに対空能力が高くなく、上空にいる相手にかなり分が悪く、リーチの短さと判定の弱さから
立ち回り も非常に面倒臭い。
アシストとミサイルを伴った固めから、上手く刺し込んでいくのが無難である。
チャンスを掴んで、「クールハンティング」でドカンと一発デカイのお見舞いしてやろうぜ!!!
+
「クールハンティング」とは
"C'mon!"
""Yes,Sir!!""
バレッタのEX必殺技、または
ハイパーコンボ 。
「カモン!」の合図で猟銃を持った傭兵風のゴツい2人組の男が現れ、雇い主(?)のバレッタと共に前方へ向かって銃を乱射する。
猟銃や突撃銃から明らかに銃弾ではないモノが発射されているが気にしてはいけない。それ以前に女性(しかも子供)に対して「Yes,
Sir
.」…?
元ネタはグリム童話で狼の腹を引き裂いて赤頭巾を助けた猟師だと思われる。
因みにこの二人の男の名前は「アーサー」と「ジョン」というのだが、どちらが「アーサー」でどちらが「ジョン」なのかは不明。
CAPCOM的には手前の
髭を生やしてる男 の方がアーサーっぽい。
また、奥側の鉄帽子は名前からいって「戦場の狼」の主人公スーパージョーをもじった様にも見える。
プロレス で手榴弾を使う
あいつ に見えなくもない。
『セイヴァー』では本体の攻撃範囲が狭く、発生も25Fと遅いので主に遠距離からの対空技として使われる。
傭兵の攻撃は軌道が高い為、しゃがんだ相手にはまず当たらない。また、見た目に反してバレッタ本体の攻撃のほうが威力が高い 。
傭兵の弾には削りダメージが無く、本体の弾も至近距離でないと当たらないので削り殺しには不向き。
隙は大きく、地上でしゃがまれてしまうと一部キャラを除き反確となる。
対して『MVC2』では本体の攻撃が画面端まで届くようになり、発生も14Fと速くなりコンボにも組み込めるようになった。
削りが大きい他、上述の通り本体と傭兵の弾を両方当てると高威力になる。
ただし技終了間際の硬直は相変わらず少し長い。
『頂上決戦 最強ファイターズ』のMAX版は傭兵の代わりに
フォボス を召喚してプラズマビームで攻撃する。
『PROJECT X ZONE 2』では『サイドアーム』のモビちゃんを召喚する。
MUGENにおけるバレッタ
海外製のものが複数確認されている。
+
Baby Bonnie Hood氏製作 ヴァンパイア(+α)仕様
Baby Bonnie Hood氏製作 ヴァンパイア(+α)仕様
古くから活躍している有名なバレッタ。通称
「BBH」 。
一時期入手不可となっていたが、現在はキャノン娘氏によって代理公開されている。
バレッタの名前をそのままハンドルネームにするだけあって、製作者の愛が詰まったキャラに仕上がっている。
とにかく登場時・勝利時の演出が豊富。
カンフーマン との専用イントロで木の板を同時に蹴り割ってみせたり、
勝利ポーズ中に
邪神アンブロジア が通り過ぎたりと、MUGENならではのものも多い。
また、キャノン娘氏作のキャミィカスタムとタッグを組む事で様々な変化がある。詳しくは
キャミィ の項目を参照。
7Pのゴールドカラーモードではあらゆる
必殺技 が強化され、
ゲージ 増加率が上がる他、
瞬獄殺 もどきな技を使うことが出来る。
発生が早く攻撃範囲も広いガード不能の無敵打撃技で、並のキャラなら
7割 、連続技に入れても5割は減る。
そして何よりの問題は
消費ゲージが1 という事。酷い技だ。
また、10Pのダークカラーモードでは
ゲージが使い放題 になる。ただし技性能は通常モード準拠で、瞬獄殺は使用不可。
デフォ
AI はあるもののAIインフレに取り残されていたが、脳内住民氏によってかなりの強さを持つAIが制作されている。
タッグではダークフォースの
弾幕 による援護射撃を得意とし、上述のキャミィカスタムなど接近戦キャラと組めば大きな戦力になる。
キャラセレクト画面で
ポートレイト が色化けしてしまうことがあるが、「CharSffDtoW008」というツールで簡単に直すことができる。
+
Beximus氏製作 MVC風仕様
こちらもBBHと並んで有名なバレッタ。
公開サイト「Mugen History」の閉鎖により入手不可となっていたが、 現在はhamer氏によって代理公開されている。
発生1Fの
コマンド投げ 「センチメンタルタイフーン」が復活したおかげで攻めに幅が出来た。
技の性能がかなり違っていて、こちらの方が繋ぎが簡単になっていたり、固め能力が高くなったりしている。
代わりに通常技の威力やHCの性能・威力が軒並み下がっており、火力を犠牲にした立ち回り性能強化という良アレンジが効いている。
また、カットインや特殊KOの演出が派手になっているといった違いがある。
なお、Beximus氏のキャラは足払い後のアニメに喰らい判定が設定されておらず、足払い系の攻撃からのコンボは全て当たらない。
どっせい!うさぎ氏により凶悪なAIパッチが作られ、一躍注目を浴びるようになった
こちらもサイト削除で入手不可となっていたが、現在はhamer氏が本体とセットで代理公開中。
このレベルを4に設定したものを「アバレッタ」、レベル5を「オオアバレッタ」と称する。
また、これら2つをまとめて「アバレッタ」と呼ぶこともあれば、Beximus氏作のバレッタそのものを「アバレッタ」ということもある。
+
KoopaKoot氏製作 アレンジ仕様
『セイヴァー』ベースだが
原作再現 というより『
CVS 』っぽいアレンジ。『MVC』での技も追加されている。
代理公開していた「Trinity MUGEN」から削除され、現在入手不可能となっている。
馬の骨氏によるセイヴァー仕様化改変+AIパッチが存在する。
氏のOneDrive凍結により一時期入手不可となっていたが、現在はみーご氏によって代理公開されている。
このパッチを入れると火力や硬直が原作に近くなったり、
ヴァイタルソース が追加されたりする。
なおヴァイタルソースの回復は自分だけでなく相手の体力も回復するように設定できる。
作品別大会などでは最も原作の仕様に近いこのバレッタの出番が増えてきている。
AIも設定次第では永久コンボも使用してくるなど、かなり強力。
最新版には対応していないものの、defファイル内のact,sff,sndの部分を最新版のそれらの名称に変更するだけで問題なく使える。
ドルジ氏によるAIパッチも公開されていたが、本体の公開停止に伴い、こちらも現在は入手不可。
+
REDHOT氏製作 MVC2+6ボタンアレンジ仕様
REDHOT氏製作 MVC2+6ボタンアレンジ仕様
氏恒例の『MVC2』原作再現+6ボタンアレンジ。
細かい部分はともかく、
エフェクト やプレイ感覚の再現度は随一。
Beximus氏とDarkWolf13氏のバレッタを参考に製作された模様。
AIは未搭載。
+
varo_hades氏製作 Pots氏風アレンジ仕様
varo_hades氏製作 Pots氏風アレンジ仕様
新MUGEN 専用。
Pots氏キャラ風味の演出・性能になっており、ブロッキング、ゲージ溜めなどを使える。
ビューティフルメモリーが3ゲージ技になっている。
2018年に公開された新たなバレッタ…だったのだが、現在はDLリンクが切れており、残念ながら入手不可。
名前は海外名の「B. B. Hood」。
昔からいるBBHとの見分け方は、
「こちらの方がエフェクトが綺麗」(BBHはDOS版の頃から戦っている超古参キャラ なのでカラーパレットがかつかつどころか限界超えてる)
「ゲージ溜めのモーションが、こちらは勝ちポーズ の流用、BBHは独自の絵」
「EX版センチメンタルタイフーンの後、こちらは普通にダメージを与えるだけ、BBHは追撃可能」
などの点が分かりやすい。
AIもデフォルトで搭載されており、中々強い。
+
ni-san氏(ニーサン氏)製作 赤ずきんバレッタ
ni-san氏(ニーサン氏)製作 赤ずきんバレッタ
Baby Bonnie Hood氏のバレッタを強化&アレンジ改変したもの。
新たな技とAIが搭載されており、設定やカラーによって凶下位から狂上位まで幅広く対応できる。
MUGEN黎明期には間者猫氏の製作した国産のバレッタ(セイヴァー仕様)も存在したが、
未搭載の技が多く、更新もされないまま代理公開先が閉鎖したため早々に入手不可となり、活躍には至らなかった。
AI同士の対戦が主流になる前はBaby Bonnie Hood氏製のもの(通称「BBH」)が完成度の高さもあって活躍していたが、
次第にAIの精度が高くなるに連れてBeximus氏製の本体にどっせい!うさぎ氏のAIを入れたもの(通称「アバレッタ」)の出場が増えていき、
作品別Ultimateトーナメント でヴァンパイアチーム大将として大暴れした印象などから、「バレッタ=アバレッタ」という印象が強くなっていった。
このため、BBHとアバレッタの識別や、アバレッタかオオアバレッタかを挙動から見分けようとする視聴者コメントもよく見られた。
主な見分け方は上述した専用イントロの差異や、センチメンタルタイフーンからのコンボの有無、ハンティングの演出等々。
ちなみに、多くのバレッタは原作通りに「
クール (Cool)ハンティング」だが、BBHは「
クルーエル(Cruel=残酷な) ハンティング」。
エフェクト の色が毒々しければクールハンティング、そうでなければクルーエルである。
出場大会
+
一覧
+
Baby Bonnie Hood氏
【BBH】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結中
削除済み
非表示
+
Beximus氏製(アバレッタ)
【アバレッタ】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
+
KoopaKoot氏製(バレッタ)
【バレッタ】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み
(※3者が識別不能な動画を含む)
非表示
+
ni-san氏製(赤ずきんバレッタ)
【赤ずきんバレッタ】
出演ストーリー
*1
色々な意味で設定が㌧でいるバレッタであるが、元ネタである『赤ずきん』の中にも非常に過激なものがある。
おばあさんが狼と赤ずきんを食べてしまう というヨアヒム・リンゲルナッツの『クッテル・ダッデルドゥが子どもたちに赤ずきんのお話を聞かせる』や、
赤ずきんがおばあさんに化けた狼を見抜き、即座に銃で撃ち殺す というジェームズ・サーバーの『少女と狼』など。
バレッタのキャラクターメイクにはこれらの作品が参考にされたのかもしれない。
(フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)より参照、及び一部抜粋・改変)
「どっどっどどどどっか~ん♪ どっどっどどどどどぉっせーい!」
最終更新:2023年08月02日 15:44