エイトボール


マーベルコミックに登場するヴィラン。
初出は1991年の『Sleepwalker #1』。現在は計3代いる。
なお、「エイトボール」とはビリヤードの遊び方の一つであり、8(エイト)は黒い玉のナンバーである。
ナインボールのそっくりさんの機体名ではない。

本名はジェフ・ヘイジーズ(Jeff Hagees)。邦訳によってはジェフリー・“ジェフ”・ハギーズとも。身長約178cm。体重約80kg。
ミサイル推進装置を開発した元防衛請負業者で、仕事で抱えたストレス解消をきっかけに始めたビリヤードの腕を活かして、
プロのハスラー(ビリヤードプレイヤー)になったが、彼を上回る達人が表れ、ギャンブルで負った借金を抱え込む。
この事が上司にバレ、企業秘密の横流しを懸念されて解雇されてしまう。借金に加えて医療費のかかる病気の祖母もいた彼は、
借金を返済しようと考えた結果、ビリヤード玉のマスクを被ったヴィランとなって犯罪行為に手を染め、マンハッタンで強盗を繰り返していた。
ある日、異次元のヒーロー「スリープウォーカー」と遭遇し、消火栓を使ったトリックショットで建物の外壁を彼の頭上へ倒し、その隙に仲間に金庫を強奪させた。
しかし、スリープウォーカーに逃走用のホバーラックを止められてしまう。
スリープウォーカーの宿主が目覚めて彼を消したため、なんとか逃げられたものの、雇っていたギャング達への信用を無くし、彼らを解雇。
ビリヤードのトーナメント大会における貴重なトロフィーを盗もうとし、そこへ現れたスリープウォーカーと再び戦う。
キューを駆使して観客を魅了し、スリープウォーカーを打ちのめした。
しばらくして逮捕され、超人達をフィギュア程のサイズに縮小して収容する刑務所ビッグハウスに投獄されていた。
多くの囚人達と共にジェニファー・ウォルターズに隠れて脱獄し、元のサイズに戻ろうとしたが、
シーハルクに他の囚人諸共つまみ上げられ、ノックアウトされた。
仮釈放中、フリーザー・バーン、ワールウィンド、ハムバグと協力して犯罪の首謀者リカドンナから貴重品を強奪。
病気の祖母を訪ねに行くも、レッカーによって爆殺された。

特殊能力は持たないが、優れたエンジニアであり、経歴を活かして作った様々な装備品で戦う。
武器はミサイル推進技術を取り込んだ特殊なキュースティックで、力を1000倍*1に増強させてマンホールの蓋などを一突きで吹っ飛ばす。
他にも、ボール型の爆弾や最大4人の乗客を収容できるホバーラックを発明した。

ジェフが死亡した後も、エイトボールを襲名した人物が現れ、スパイダーマンデアデビルがバー・ウィズ・ノー・ネームに踏み込んだ時に目撃されている。
歴代ホブゴブリンの一人であるロデリック・キングスレーは別の人物を雇ってエイトボールのコスチュームを着せ、
ゴブリン・キングであるゴブリン・アンダーグラウンドの戦いで支援される。
ホブゴブリン死亡後は、ゴブリン・アンダーグラウンドへ加わった。

(参考資料:『マーベル・ファクト・ファイル 119号』)


MUGENにおけるエイトボール

S666氏によるMUGEN1.0以降専用キャラが存在。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
Buyog2099氏の『DC vs MARVEL』のテンプレートを用いて製作されており、ドットはMambojambo氏のグリーンランタンをベースにしている模様。
なお、Readmeの類が同梱されていないため、各種コマンドは「The Mugen Multiverse」のS666氏のフォーラム(「Somm」名義)か、
cmdファイルを開いて確認しておこう。

操作方法は『MVC』風の6ボタン方式で、チェーンコンボやエリアルレイヴ、アドバンシングガードが可能。
キュースティックを振り回したりキューから炎を放ったり、玉を転がしたり球を投げ付けて爆破させたり、巨大な玉に乗って突進する他、
6ボールや9ボール、11ボールといった手下達をストライカーとして召喚する事ができる。
なお、「236+ZC」と入力すると地響きと共に謎のスライド移動を繰り出す不具合があるので注意(恐らく未実装の技のコマンドが封印されていないため)。
AIはデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会

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*1
さんざん突っ込まれているあの700倍よりも凄いわけだが、10kgの物を持ち上げる力で10tのパワーを出せるとしても、
素で10tのパワーを持ってる奴がゴロゴロいるアメコミ世界ではこれぐらい無いと超人相手には勝負にならなかったりする。
たとえばスパイダーマンは25tなので、これでもまだ半分以下の力で軽くひねられてしまう。


最終更新:2025年01月30日 15:41
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