ゲンスルー


「ここで皆さんに言っておかねばならないことがある
     オレは『爆弾魔(ボマー)』だ」

+ 担当声優
小山剛志
旧アニメ版
吉野裕行
新アニメ版
なお、新アニメ版担当の吉野氏は旧アニメ版ではゲンスルーの仲間の一人、サブを演じている。

漫画『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、グリードアイランド(以下GI)編のラスボス。
表向きは大量の呪文カードを主軸にした人海戦術グループである通称「ハメ組」の初期メンバーとして活動していたが、
その実態は「爆弾魔(ボマー)」の仮称で知られていた、ゲーム内でも有数なプレイヤーキラーにして、
『HUNTER×HUNTER』内でも屈指の残虐さを持つシリアルキラー。
呪文カード・指定ポケットカードの大半が揃い、ハメ組が一堂に会したタイミングを狙い、
後述の能力で脅迫して言うとおりにすれば命だけは助けるとして指定カードを一通り奪い取った後、
爆弾解除の方法と偽った「解放」で密かに除念処置を行った1名を除いて全員を爆殺。
本格的にGIクリアのために動き出し、やがて必要なカードを持つゴンや彼の協力者と対立する事態になった際には、
必要に応じてプレイヤーに爆弾を仕掛けて奴隷同然に扱ったり、
ゴンに協力したツェズゲラに関与していると疑われるプレイヤーを片っ端から殺害するなど、非道の限りを尽くしている。
ただし、本来の仲間であるサブとバラとの結束力は強い。「さぶ」に「薔薇」という名前からソッチの方の繋がりなのではとも囁かれる

+ 戦闘能力
具現化系能力者*1
ただし最も適性のある具現化系以外にも放出・操作・変化の4系統をバランスよく鍛えている他、
ハメ組内で最も戦闘技術に長けていたジスパの不意打ちを容易く返り討ちにしてしまうほどの体術や、
ゴンのわずかな身のこなしを見ただけで彼が自身の手の内を知っていることを看破する洞察力も備えており、
総合戦闘力は高く、一ツ星の称号を持つ一流ハンターのツェズゲラをして「足元にも及ばない」と言わしめる程
(ただしこの時期のツェズゲラは長らく直接戦闘を避けて勝算の高い戦略で戦闘に勝つ事を繰り返しており、
 戦闘勘が鈍っているコンディションだった)。

  • 一握りの火薬(リトルフラワー)
変化系に属する能力。
オーラに火薬の性質を発現させて、手で掴んだものを爆破することができる。
威力は人体ならば容易く吹き飛ばせるほどだが、それ故にゲンスルー自身も爆発から手を保護するために、
この技の発動時はオーラを身体の一部に集中させる「凝」で片手を覆っている。
裏を返せば、ゲンスルーと余程のオーラ量の差が無い限り掴まれた部分に対して「凝」を使えば防御出来る。
ただし、この弱点はゲンスルー自身把握済みで、敢えてオーラを掌に集めて能力を使うかのように擬態したり、
両手にオーラを集中させて二方向から攻撃してフェイントを掛けたり同時爆破するなどの対処を取っている。

とはいえ、両手に凝を使用すると体を守るオーラが乏しくなり防御力が著しく落ちる欠点がある。
また、「掴む」という行為自体が制約で触れるだけでは発動できないらしく、
「握らせない」「手を使えない」状態にするという方法でも対処は可能。
爆発という現象である以上引火性の高いものにも引火してしまうので、
ゲンスルーが自身がガソリンなどの可燃性物質を浴びせられると自爆しかねないため使用できなくなる。

つまりこの能力自体は自衛したり自分より弱い者向けの攻撃手段でしかないのだが、
その真価は「爆死」という殺し方が後述の切り札の能力を発動しやすくなる状況を作り出せる事にある。

  • 命の音(カウントダウン)
サブとバラの二人が固有能力を放棄する代わりにゲンスルーに助力する事で成立する、具現化・放出・操作・変化の複合能力。
後に複数人の能力者がで念を補完する事により互いの弱点や苦手な系統を補ったり念能力の効率が増す事などが出来る、
相互協力型(ジョイントタイプ)」と呼ばれる種類の能力が登場しており、その先駆け的な存在と言える。

  1. 相手の体に触れながら「ボマー」と言う
  2. 「命の音」の能力の詳細についてゲンスルー自身が口頭で相手に説明する
という条件を満たした相手の身体に時限爆弾を仕掛けることができる。
爆弾はカウント式で、カウントは「6000」からスタートし、カウントが「0」になると起爆する。
カウントは心拍数とリンクしており、平常時なら1時間程度で0になる(もちろん興奮した状態なら格段に早まる)。
威力は「一握りの火薬」の10倍の威力を持ち、起爆すればオーラ量の差があってもまず防ぎようがない。
ゲンスルーは1の条件を行いやすくするために積極的に爆破によるプレイヤー狩りを行い、
グリードアイランド中に「爆弾魔(ボマー)」というワードを浸透させていた。
性質上即死性が低いという欠点があるが、サブとバラの3人が右手の親指を合わせて「解放(リリース)」と宣言することで、
カウントに関係なく起動している全爆弾を一斉に起爆させることができる。
この仕様の説明も「命の音」の発動条件には含まれているようだが、
ゲンスルーは「(死による恐怖からの)解放」と称して「命の音」の一斉解除であるかのように説明することで巧みに事実を隠す方法を用いている
(「解放」については詳細な方法を伏せつつも存在だけ示唆したり、一斉解除かのような紛らわしい説明の仕方をするなど、
 アバウトな説明の仕方でも問題なく条件達成と見なされて「命の音」は起動する)。
除念以外の唯一の解呪条件は「ゲンスルーに触れながら『爆弾魔(ボマー)捕まえた』と宣言する」という方法。

どちらかと言えば戦闘よりも脅迫や交渉向けの能力であるが、上述した条件は順番や時間などの制限はないため、
ゴンとの戦いで敢えて能力の説明を先に行い「一度でもボマーと言われながら触れられたらアウト」という状況を作り出したように、
敵が「命の音」の発動条件を躱しながら「一握りの火薬」にも気を配らざるを得ない状況に持ち込むなど、やり方次第で心理戦や行動の牽制に活用できる。

メタ的には「ペラペラと能力を説明する」というバトル漫画の不自然なお約束を逆手に取った発想の能力でもあり、
『H×H』のフォロワー的要素の多い『呪術廻戦』でも「能力を説明するリスクで術式を強化」というシーンが複数存在している


MUGENにおけるゲンスルー

Jhon-X氏製作の、『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0専用のちびキャラが公開中。
「一握りの火薬」による派手な爆発攻撃が特徴な他、サブとバラをストライカーとして呼ぶ技も持つ。
超必殺技「命の音」は設定通りカウント式だが「解放」でカウントを待たずに爆発させることもできる。
ただし「命の音」も「解放」も3ゲージ消費なので実践では組み合わせ辛く、
ゲジマユでもない限り素直にカウントを待った方が無難。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画(DLリンクあり)

出場大会

  • 「[大会] [ゲンスルー]」をタグに含むページは1つもありません。

*1
オーラを材料に文字通り物質を具現化する事に長けた系統。
オーラを別の何かに変えるという点では「変化系」と似ているが、
変化系はオーラのまま形状を変化させたり特殊な性質を発現するのに対して、
具現化系は実体化させた物質を介して能力を行使する事に長ける。
条件次第だが生物も具現化可能で、能力で作られた生物は「念獣」と呼ばれる。

生成する物質に対する強いイメージが必要となるため、念の修行だけでなくイメージの修行も不可欠で、
また、複数種の物質を具現化したり一度作った具現化のイメージを変える事も原則難しい。
よって自分の思い入れのある物を具現化対象にして発を極めるのが基本となる。
加えて、念能力者の能力を大きく超えた現象は起こせないため、人間の限界を超えた超常的すぎる物質は作れない。
例えば「何でも切れる刀」はまず作れず、「何でもは切れないがよく切れる刀」であれば具現化は可能だが、
それならば刀を具現化する能力者よりもよく切れる名刀に念を纏わせて使う強化系能力者の方が直接戦闘だけなら原則強い
(一応出したり消したりできるなど具現化系ならではのメリットはある)。
おまけにこの系統の能力者はオーラを身体から離す放出系の適正が非常に低いため、
飛び道具など自分の体から離す必要のあるものを高精度で具現化する事が困難である。
しかし、特殊な性質を付与する変化系や遠隔操作するなら操作系など、
6属性で適性が比較的高めな変化系はともかく不得意な他系統と複合させなければ使いものになりにくく、
そのくせ系統図で隣接している特質系は基本的には後天的に取得不可なため、
他系統の適正が変化系以外中途半端なまま取得しなけらばならず、必然的にバランスが悪くなる。

よってゲンスルーのように制約と誓約で能力を底上げしたり、相互協力型にする事で弱点を補いつつ殺傷能力を高めたりする使い手が多い他、
「単体では殺傷能力は高くないが非戦闘目的にて絶大な活用が可能」「初見殺し」など、
直接戦闘には向かないが条件さえ満たせば非常に有用となる能力の使い手も相応におり、
扱いの難しい系統と言える一方で、それだけに独創性のある能力を作ることが可能な系統でもある。

なお、稀に後天的に得意系統が特質系に変質する事がある。


最終更新:2024年05月19日 14:10
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