モーガン


「偉い人間がやる事は全て正しい!!!」

漫画『ONE PIECE』の登場人物。
モルガンとかモリガンでは無い。知力25の対戦相手や月下の狂犬とは無関係。
アニメの担当声優は 銀河万丈 氏。
『バウンティラッシュ』ボイス

主人公であるモンキー・D・ルフィが作中で最初に戦った海軍将校にして、
ロロノア・ゾロがルフィの仲間になる間接的なきっかけを生んだ人物である。
名前の元ネタは17世紀に実在した海賊にして、当時の大英帝国から私掠船認定された「ヘンリー・モーガン」。
登場当時は東の海のシェルズタウンという町にある海軍第153支部の大佐で、
大海賊時代という情勢も相まって実質支部どころか町そのものを支配する存在であったが、
その実態は己の権力と武力による恐怖政治で町を支配している独裁者であり、
自身に逆らう者は部下はおろか一般人の女子供であろうと容赦無く死刑宣告する。

「斧手」二つ名の通り、右腕には巨大な斧が義手のように埋め込まれており、
「この腕ひとつでのし上がってきた」と断言する完全な武闘派。
この斧は鉄柵を後ろの石壁ごと十数mに渡って両断するほどの切れ味を発揮可能(しかも壁は真横、かつ振った位置と離れているため明らかに飛ぶ斬撃)で、
ブラック上司ながらも東の海という枠組みの中ではかなりの強さを誇り、それ故に他の真っ当な海兵達も逆らう事ができなかった。
既婚者らしくヘルメッポという息子がいるが、妻は劇中では未登場。

紆余曲折を経てルフィと戦った末に完敗。
扉絵連載である『コビメッポ奮闘日記』で今まで行ってきた権力濫用が本部にバレた事で、
免職及び死刑の判決が下り、本部に送検される事となるが、
引き渡しの瞬間に(立ったまま爆睡してて隙だらけだった)中将ガープを斬り付け、
なんと実の息子であるはずのヘルメッポを人質に脱走。
しかし、逃亡中に小舟の上でヘルメッポが怯えながらも「いつかあんたを越えてみせる」と啖呵を切ったのを聞き、何か思う所があったのか彼を解放。
アニメでは泳いで船に辿り着いたコビーと共に抵抗するヘルメッポ達をボコボコにしても尚、啖呵を切る二人を「殺す価値もねェ」と海へ投げ捨てた。
そのまま逃走し、以降の消息は不明である。
余談だが、そのヘルメッポは新世界編で少佐まで昇進しており、実際にモーガンの階級を超えてみせた(モーガンは支部大佐なので本部大尉相当)。

実は、東の海の章より3年前の海軍第7支部の軍曹だった頃に百計のクロとの戦闘に敗れ、
仲間を全員を皆殺しにされるもギリギリ1人生き残り、瀕死の状態で啖呵を切った彼の気骨を気に入ったクロが、
部下のジャンゴに催眠術を掛けさせたモーガンに自分の替え玉のヌギレ・ヤイヌを基地へと連れ帰らせ、
処刑させる事でクロの死を偽装する計画に利用された過去を持つ。
単行本の質問コーナーによれば、この手柄と腕っぷしが認められてモーガンは海軍第153支部少佐に昇格し、
それを足掛かりにして3年で大佐にまで登り詰めたらしい。
過去のモーガンは顎を砕かれ右手を失う重傷を負った身で、上記の通り命乞いせず「殺すなら殺せ」と啖呵を切るなど、
言動は真っ当な海兵であり、本編時点のような権力に固執する人間になったのは上記の催眠術の影響の可能性が高い。
ただし、作者は「クロはモーガンの目に野心がある事を見抜いていた」とも語っており、
人格が歪められたのではなく、精神的なブレーキが無くなり元から内在していた野心が表面化した事も示唆している。

原作では技をほとんど使いもしないルフィに圧倒されていたが、
Netflixの実写ドラマ版ではゴムゴムの能力を見切ったり、吹き飛ばされても斧をストッパー代わりにして体勢を立て直すなど、
多少強さが盛られて描写されていた。
Netflix版


MUGENにおけるモーガン

Justin kaiser氏による、『JUS』風ドットを用いて製作されたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開されている。
このキャラを使用するとヘルメッポが画面上に出現するが、特に意味は無い。
主に斧の斬撃による近接戦が得意な性能をしているが、オートで動く海兵を出現させる技も持つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から

「身分も低い 称号もねェやつらは…!!
 このおれに逆らう権利すらない事を覚えておけ
 おれは海軍大佐 斧手のモーガンだ!!!」

出場大会

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最終更新:2025年07月07日 00:03