中生代の白亜紀後期に生息していた翼竜。
勘違いされがちだが、恐竜(直立歩行するトカゲ)ではない
(恐竜の下位グループである雷竜(竜脚類)や
剣竜等とは違い、翼竜や
首長竜、魚竜は恐竜と並行したグループである)。
北米大陸を中心に北半球の広範囲に分布していたのが確認されており、
羽を広げた体長は7~10mでありながら体重は15~20Kg程と軽く、
グライダーのように皮膚で出来た翼で風に乗って滑空したと推測されている。
変温動物か恒温動物かで長年議論が続いていたが、羽毛の毛穴が発見されたことで正式に恒温動物であったと立証された。
ティラノサウルスは同じ白亜紀後期に生息した古代生物ではあるが、
生息していた時期が約400万年ほどズレており、両種族が共存していた時代は現状確認されていない。
属名の意味は「翼が有って歯が無い」。翼竜の中でも
口が嘴になっていることが特徴。
トサカも目立ち種小名「プテラノドン・ロンギケプス」の他、
以前はトサカの細長い「プテラノドン・インゲンス」と巨大なトサカを持つ「プテラノドン・ステルンベルギ」が代表種とされたが、
前者はロンギケプスと同種、後者は別属の「ゲオステルンベルギア・ステルンベルギ」と「ゲオステルンベルギア・マイセイ」に分類し直されたため、
現在はプテラノドン・ロンギケプス一種のみが知られる。
胃袋から魚の骨が発見されている事から
主食は魚類で、歯が無いため丸呑みにしていたと推測される。
創作物では『ジュラシック・パークIII』などで人を襲う凶暴な生物として描かれることもあるが、
上記の通り体重が軽い&滑空する飛行スタイルなので、小柄な子供はともかく大人を捕らえて飛ぶのは無理だったと思われる。
あと上記の『ジュラシック・パークIII』では
思いっきり歯が生えていた。まぁ、本シリーズに登場する恐竜は全てクローン技術による紛い物なのだが。
ゲーム作品におけるプテラノドン
格闘ゲーム『
ダイノレックス』ではプレイアブルキャラでこそないものの、
試合中に画面の上空を飛行しているプテラノドンがアイテムの卵を落としていくことがあり、
バウンドする卵に対して攻撃ボタンを押して口でキャッチすることで効果を発揮し、
赤い卵は炎が吐けるようになり、白い卵は体力回復、黄色い卵は対戦相手の動きを一定時間鈍らせるが、
判定が厳しいため実用性は低い。
また、試合に負けた方の恐竜使いはプテラノドンに連れ去られて食われるという演出がある。
ちなみにトサカの形状を見るに、現在はゲオステルンベルギアに分類されているタイプと思われる。
DECO(デコ)ことデータイーストから発売されたアクションゲーム『戦え原始人』シリーズでは、
シリーズを通して小型の個体が雑魚敵、大型の個体がボスキャラとして登場する他、作品によってはサポートキャラも務める。
ここではMUGEN入りしている3作目のボスキャラについて解説する。
第3作『戦え原始人3 主役はやっぱりJOE&MAC』では
ステージ2「かえらずのもり」のボスとして登場。
画面内を飛び回りつつ岩石投下や体当たりを仕掛けてくる。
MUGENにおけるプテラノドン
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カーベィ氏製作 『ダイノレックス』版 |
怪獣キャラを数多く手掛けた カーベィ氏による、『ダイノレックス』の ドットを用いて作られたプテラノドン。
原作ではプレイアブルではないためほぼ リーフウィングの技を流用して作られており、
常に空中に浮遊している代わりにガード不可なのも共通しているが、12Pの強化カラーが省かれている他、
超必殺技は「大群」に加えて、改変元の仲間を呼ぶ技が元ゲーで敗者を攫う演出を再現した「拉致」に差し替えられている点が異なる。
AIもデフォルトで搭載されている。
また、defファイルの登録により姿と声を『 恐竜100万年』版のプテラノドンにすることも可能。
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Dark Ruler氏製作 『戦え原始人3』版 |
『戦え原始人3』の2面ボスをMUGEN入りさせたもので、原作の攻撃手段や演出が忠実に再現されている。
一応普通に操作する事も可能だが、常時 ハイパーアーマーかつ攻撃時のみに姿を現すという仕様上、
通常のキャラで相手をするのは厳しいため、基本的には プレイヤー操作で挑戦するのが無難だろう。
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出場大会
最終更新:2024年08月18日 21:46