牡羊座のムウ







 年齢:20才
 身長:182cm
 体重:75kg
 誕生日:3月27日
 血液型:A型
 出身地:チベット
 修行地:ジャミール(インドと中国の国境付近にあるとされる架空の地)

「今更言うまでもありませんが、自己の小宇宙をより燃焼し爆発させた者が勝つ……
 なぜ黄金聖衣が強大無比なのか、それは小宇宙の神髄を極めているからなのです!」
「君らは小宇宙とは心や精神力、生命や器量などから生み出されるものと漠然と考えているでしょう。
 確かにそうです。しかし突き詰めていけば究極の小宇宙の正体とは……セブンセンシズなのです!!」

+ 担当声優
塩沢兼人
TV版
山崎たくみ
『冥王ハーデス編』以降の作品全般
宮本充
『LEGEND of SANCTUARY』
福山潤
『ライジングコスモ』

山崎氏ボイス集(『ソルジャーズ・ソウル』)

『週刊少年ジャンプ』で連載されていた車田正美氏の漫画『聖闘士星矢(セイントセイヤ)』の登場人物。
「牡羊座」は「アリエス」と読む。

聖域(サンクチュアリ)十二宮の第一の宮「白羊宮」を守護する牡羊座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)で、引眉が特徴。
作中で黄金聖闘士であることが判明する以前は「ジャミールのムウ」などと呼ばれていた。
現代においてただ1人の聖衣の修復家といわれ、弟子には貴鬼(キキ)がいる。
物静かな性格で目下の者にも敬語で話す一方、強い信念の持ち主で一度戦いに臨めば容赦ない一撃を敵に浴びせる。

師匠は前牡羊座の黄金聖闘士でもあった教皇シオンであり、教皇の異変をいち早く察していた。
そのため物語の13年前から聖域と距離をおいて、インドと中国の国境付近の秘境ジャミールに隠遁し、
外部の人々との交流を一切絶って聖衣の修復に携わっていた。
その間は聖闘士としての務めを休止していたため、彼が黄金聖闘士だと知る者はごく限られており、真の力を見た者はほとんどいなかった。

サイコキネシステレポーテーションなどの超能力を最も得意としており、その力は全聖闘士の中でも別格と謳われている。
蟹座(キャンサー)のデスマスクが憎まれ口と共に対決を避け、乙女座(バルゴ)のシャカが一目置き、時に助力すら求めるほど。
常に優雅で気品ある物腰で、思慮深い面から獅子座(レオ)アイオリア蠍座(スコーピオン)のミロなど激情家タイプの聖闘士とは意見が衝突する場面もあった。

聖域の異変を知りながらも、それは女神(アテナ)である城戸沙織にとっての試練であり、
「この程度で女神が倒れるようなら後の聖戦を勝ち抜くことは到底できない」と天秤座(ライブラ)童虎(ドウコ)に諭されたことで、敢えて傍観の立場に徹していた。
しかし、主人公・天馬星座の星矢(ペガサス セイヤ)たちに対しては破損した聖衣の修復、童虎や青銅聖闘士(ブロンズセイント)龍星座の紫龍(ドラゴン シリュウ)への救援を始めとして協力し続けていた。
黄金聖闘士の参謀的存在で、星矢たちにとっては信頼できる味方の1人でもあり、時に優しく、時に厳しく接する。

冥王ハーデスとの聖戦では白羊宮を守護し、敵として現れたシオンに手出しできず多くの冥闘士に突破されてしまうが、童虎の救援を得て戦線に復帰。
ハーデス軍に寝返り冥闘士(スペクター)となっていた蟹座のデスマスクと魚座(ピスケス)のアフロディーテを再び死の国に送り返し、*1
地妖星パピヨンのミュー*2との超能力合戦を制して打ち破った。
ハーデス城での戦いでは結界によって力を1/10に削減されてしまい、
冥界三巨頭の一人・天猛星ワイバーンのラダマンティスに敗れて氷結地獄に落とされる。
後にアテナの小宇宙によって復活、他の黄金聖闘士達と共に嘆きの壁を破壊し、星矢達に道を切り開いて消滅した。

必殺技は透明な光の障壁を張って敵の攻撃を防ぐ「クリスタルウォール」、クリスタルウォールを蜘蛛の巣状に変形させた「クリスタルネット」、
両手または全身から放つ光の衝撃波で敵を跡形もなく粉砕し消滅させる「スターライトエクスティンクション」、
極限まで高めた小宇宙(コスモ)を手に収束し、無数の光弾として放つ「スターダストレボリューション」。

(以上、Wikipedia及ピクシブ百科事典より引用・改変)

弟子の貴鬼は原作当時から将来の牡羊座の後継者となるのではないかと予想されていたが、
アニメ続編『聖闘士星矢Ω』では、成長した貴鬼が多くの期待に応えて牡羊座の黄金聖衣を受け継いでいる。
聖衣の修復、味方のレギュラー扱いではなく助力者としての立場、決戦の際には黄金聖闘士として活躍、とムウの役割を引き継いだ。
さらに羅喜という幼い弟子がおり、この子がさらなる未来の牡羊座候補と考えられている。

また、「聖闘士星矢+魔法少女もの」な少女漫画*3『聖闘士真理矢』では、何が起きたのか貴鬼が教皇に就任。
戦闘に不慣れな真理矢に助言を与えつつ見守る立場になっている。
直近のペガサスの聖闘士が光牙ではなく星矢らしいため、「Ωの後日談で、貴鬼はハービンジャーの後任の教皇」という時系列では無さそうであるが、
まだストーリーの全貌が見えていない状況なので確実なところは分からない状態。
尤も星矢外伝は原作者本人の描いた『NEXT DIMENSION』以外はパラレルワールド扱いなので、
全ての作品の時系列が完全に矛盾無く繋がっていなくとも問題は無い。
そのNDも沙織達による過去への介入により正史ながらも歴史改変ものというややこしい状態なのだが


MUGENにおける牡羊座のムウ

Tecla2000氏によるものが存在。
現在は海外サイト「Extreme Team M.U.G.E.N」にて代理公開されている。
ドットは『KOF』風の手描きグラフィック。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。

操作方法は6ボタン方式で、二段ジャンプが可能。
クリスタルウォールやクリスタルネット、スターライトエクスティンクション、
スターダストレボリューションなど、原作でも披露していた技が一通り揃っている。
参考動画

この他、hjhhjhhjh2氏によって上記のムウの改変版が存在する。
ただし、公開場所を知るには海外サイト『SAINT SEIYA MUGEN』へのアカウント登録が必要な上に、紹介場所も分かりづらく、入手は困難。
紹介動画


「結局今度の戦いで誰よりも苦しんでいたのはサガだったのかもしれない。
 善と悪のはざまで……」

出場大会

  • 「[大会] [牡羊座のムウ]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
実は彼らは本当に寝返ってはおらず、アテナの聖衣の存在を伝えるためにあえてハーデスの走狗と成り果てたと見せかけていた。
その場面の描写だけでは「デスマスクとアフロディーテだけは本気で寝返っていた」という可能性も濃厚だったが、
後に嘆きの壁を破壊する場面ではデスマスクとアフロディーテも加わり、やはり彼らも真の聖闘士だったのだと証明された。
また、それによって「サガ、シュラ、カミュは心で泣いている事を見抜いたムウすらも完全に騙しきった名演技」という事になり、
デスマスクとアフロディーテには演技派聖闘士という妙な個性が加わったのであった。

*2
このミューは、ラダマンティスから「たった一人でも黄金聖闘士を全員を葬る力を持っている」と言われるほどの信頼を受けており、
事実ムウも圧倒されかけるほどの実力者だった。作中の描写を見る限り、冥闘士の中でも冥界三巨頭に次ぐ強豪の一人と言える。
宿星が「地妖星」で「地」の階位ではあるが、それよりも上位にあたるはずの「天」の宿星の持ち主で獄の番人を受け持っている者の中には、
明らかにミューより弱い者も複数いる。
そしてなにより、スライムみたいな異形からサナギの形態を経て人間型に変異するという作中唯一の形態変化を行っており、
冥闘士は人間が鎧を着た存在では無い、モンスターのような奴らなのだという印象を強く残した。
……結局そんなのはミューしかいなかったのだが、だからこそミューの特異性は際立っている。

聖戦当時の黄金聖闘士は、人数が半減、強力な超能力の使い手もムウを除けばシャカがいるくらいで、
もしもムウがミューに敗れていたらさらに大きな被害が出ていた事は容易に想像できる。
ムウが冥闘士を倒したのはこの一戦だけだが、非常に重要な勝利だったのだ。

*3
『真理矢』の掲載誌は『週刊少年チャンピオン』や『チャンピオンRED』と同じ秋田書店の少女漫画誌『月刊プリンセス』。
『聖闘士星矢』は女性ファンが多いうえ、女性作家による外伝も少なくないのだが、『真理矢』以前はあくまでも少年誌に掲載された少年漫画であった。


最終更新:2025年06月29日 20:20