岡部倫太郎


「己の欠点を省みることができる人間は、いずれ強くなる」

ニトロプラス及び5pb.(現:MAGES.)制作の科学アドベンチャーシリーズゲーム『STEINS;GATE』の主人公。
担当声優は 宮野真守 氏。

東京電機大学1年生で、「狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真」を自称し、
「機関」や「最終決戦(ラグナロック)」といったファンタジーやSFじみた言い回しを日常的に使い、
唐突に通話中ではない携帯電話に向かって喋るいわゆる邪気眼系厨二病の青年。
着用している白衣はマッドサイエンティストとしての正装(曰く「白金の鎧」)であり、真夏の日本でもほぼ脱ぐことは無い。
そのため普段は「フゥーハハハ!」といった高笑いなどテンション高めの言動が多いがこれはあくまで演技であり、素の性格は小市民的な一般人……どころか、
本来の岡部は他人に迷惑をかける事を好まない、ごく普通の善良な人柄の持ち主である。
厨二病演技自体は初対面の相手であろうと誰彼構わず行う為それに辟易されることも多く友人も少ないが、
実際に付き合いのある人間達からはなんだかんだと受け入れられており、岡部もそうした人々の気持ちを軽んじる事はしない。
幼馴染から付けられた「オカリン」という愛称を内心では恥ずかしいと思いつつ受け入れている辺りからもそれが窺えるだろう。

キャラ付けのモチーフは「邪気眼」「食堂の男」などネット発の各種厨二病エピソードだろう。
特に後者は岡部の決め台詞(?)である「エル・プサイ・コングルゥ」のイメージソースともなっており、かなり意識されている模様
(元ネタの方では「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」で、にじさんじのVTuber、石神のぞみの配信終了時の挨拶にも使われている。
 どちらも「(なんか秘密の組織の合言葉っぽいけど)意味深なだけで意味の無い言葉」の羅列である)。
また、キャラデザイン自体のモデルはやる夫スレにおけるやる夫の永遠の相方「やらない夫」なのだとか。
実際、相棒の橋田至(通称「ダル」)は(太っちょで語尾が「だお」になってる辺りからお察しの通り)やる夫がモデルである。
ただし、二人とも普段の言動や服装から女性との交際に縁が無いだけで実は顔立ちなどはかなり整っている方だったりする。

大学生活の傍ら、秋葉原にある発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーとして、仲間達と共に実用性皆無な発明をして日々を過ごしていた岡部だったが、
2010年7月28日、ラジオ会館で行われるドクター中鉢によるタイムマシン発表会の会場裏で、
「サイエンス」誌に論文が掲載されたこともある天才少女「牧瀬紅莉栖」が血まみれの死体になって転がっているのを発見。
急いでその場から逃げ出した岡部は、相棒のダルにその件を報告しようとメールを送信するが、
何故かつい先ほど送信したばかりのメールは5日前の日付でダルの携帯に受信されており、
周囲が話す直近の出来事と岡部の記憶している出来事は噛み合わず、さらに最も信じ難いことに、
死体になっていたはずの紅莉栖が、何事も無かったかのような様子で岡部の前に現れる奇怪な現象を目の当たりにする。

やがてダルや紅莉栖の検証の結果、未来ガジェット研究所で作られた携帯電話で遠隔操作可能な「電話レンジ(仮)」が、
偶発的に携帯メールを過去へと送る事が可能な疑似的なタイムマシンとしての機能を備えていたことが判明。
更に実験を重ねていく岡部達だったが、その最中で過去に送られたメール、通称「Dメール」の中には受信後の歴史を大きく変えてしまう物が存在し、
それによって過去が改変され、世界が再構成される「世界線の移動」と呼ばれる現象が発生している事を知る。
更にこの世界線の移動時、人々の記憶は再構成された世界のそれに書き換えられる中、
何故か岡部だけは改変前の記憶を保持し続け、世界線変動の瞬間も認識できる能力「運命探知の魔眼(リーディング・シュタイナー)」を持っていた事が発覚。
それは彼らを全世界の未来を左右する騒動に誘う幕開けでもあった……。

+ 発明品の数々
未来ガジェット1号機:ビット粒子砲
おもちゃの光線銃+テレビのリモコン。ボタンは引き金1つだけなので一方向のチャンネル選局しかできない。
テレビを点けるにはテレビ本体のボタンを直接操作する必要あり。

未来ガジェット2号機:タケコプカメラー
竹とんぼ+CCDカメラ。軸の底部にCCDがあり、動力無しで下を滞空撮影できるが、撮影した動画は回転し続ける。

未来ガジェット3号機:もしかしてオラオラですかーッ!?
テスターのような嘘発見器。2ヶ所ある金属板に両手の親指を当てて親指の「冷や汗」を検出する。
現実の嘘発見器にも普通に使われている手法なので未来でも何でもない
てかそこは「マヌケは見つかったようだな」じゃないんかい!


未来ガジェット4号機:モアッド・スネーク
充填した水を多数の伝熱コイルにより沸騰・蒸発させて大量の蒸気を吹き出すクレイモア地雷型の超瞬間加湿器。

未来ガジェット5号機:またつまらぬ物を繋げてしまったby五右衛門
掃除機+ドライヤー。掃除機の後部から出る排気の温風をホースで繋げているドライヤーから吹き出すが、風量の調節は不可能。

未来ガジェット6号機:サイリウム・セーバー
赤色のケミカルライトに柄を付けてライトセイバーのようにしたもの。さらに先端には血糊が仕込んである。

未来ガジェット7号機:攻殻機動迷彩ボール
6インチ型ブラウン管テレビを12台繋げて反対側の景色を映す隠れ身用の光学迷彩装置。

未来ガジェット8号機:電話レンジ(仮)
携帯電話+電子レンジ。携帯電話と接続することで遠隔操作できるようにした電子レンジ。
しかしこの機能を使うと、何故か「加熱済みの冷凍唐揚げが再び凍る」「バナナが緑色のゲル状になる」等の怪現象が発生する


MUGENにおける岡部倫太郎

藍灯篭氏による手描きドットで作られたMUGEN1.1専用キャラが公開中。
ビット粒子砲やサイリウムセイバーなどの未来ガジェットを武器にして戦うキャラとなっている。
超必殺技は大爆発を起こす広範囲攻撃「モアッド・スネーク」。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

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最終更新:2025年04月12日 05:01
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