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エネル


「この世に"神"はいる……」

「私だ」

尾田栄一郎氏の漫画『ONE PIECE』の登場人物で、空島編のラスボス。
アニメでの担当声優は 森川智之 氏。
同作では、はっちゃん(ハチ)やスコッパー・ギャバンの声も担当している。
『バウンティラッシュ』ボイス集
神
雷神

麦わらの一味が訪れた空島の一つ「スカイピア」の支配者。
本来スカイピアの統治者の称号である「神」を「全能なる神」と自称する形で名乗っている傲岸不遜な男で、
部下であろうと自分以外の人間を殺害するのに何の躊躇もしない残忍な性格。
長い耳たぶが特徴(作者は単行本の質問コーナーであの耳たぶは餅とジョーク混じりで語っていた)。
出生については不明だが、故郷の空島ビルカを自らの手で消し去ったとされる。
本編より6年前に、自分を信奉する神官や兵を率いてスカイピアとアッパーヤードへ侵攻。
当時のスカイピアの長であったガン・フォール率いる神隊と先住民族シャンディアに大打撃を与えてスカイピアを掌握。
それ以来、入国者を犯罪者に仕立てて裁きの地に誘導するよう義務付け、国民の罪の意識を煽り、
さらに後述するの能力を使って不穏分子に「裁き」を与えるなど、恐怖政治で国民を支配。
挙句にガン・フォールの部下だった神隊650名に強制労働を課し、黄金を使って空飛ぶ方舟「マクシム」建造を開始。
故郷ビルカに伝わる伝説の聖地「限りない大地(フェアリーヴァース)」に到達し、「神の国」を建設しようとした。

かくしてちょうど方舟マクシムが完成した時期、部下である神官サトリがルフィ一行に倒されたことを機に、
「生き残り5名を自分と共に『限りない大地』に連れて行く」という余興のサバイバルゲームを考案。
同時に他の空島やその住人達を「鳥でもないのに空に棲む不遜者」と吐き捨てて、
選んだ以外の全ての空の住人を青海に落とさんとする大量虐殺を画策した。

+ 戦闘能力
自然系悪魔の実の中でも最強の一角とされている「ゴロゴロの実」を食べた雷人間で、
自らを「雷」とすることで最大2億ボルトもの絶大なエネルギーを放出することができ、
その絶大な攻撃範囲と攻撃能力はまさしく天災と呼んで差し支えないものであり、
自然系能力者に共通する特徴として身体を電気にすることであらゆる物理攻撃を受け流すこともできる。
また、能力の応用で雷速で移動することや、心肺蘇生のための電気ショック、
電熱による鉱物の加工もできる。

能力以外の基礎戦闘力も桁違いに高く、接近戦では「のの様棒」による杖術や槍術を使え、
当時のロロノア・ゾロですら顔を踏みつけられたまま振り払えないほどの怪力を誇り、
これらに加え非常に高い練度の「心綱(マントラ)」即ち「見聞色の覇気」を会得しており、
上記のゴロゴロの実の能力との併用で能力で電波を飛ばしてスカイピア中の会話を聞くこともでき、
平時には自分に反抗的な言動を取った人物には心綱で正確無比に場所を探知して処刑の雷撃を降していた。

おまけに頭も無茶苦茶切れ、ニコ・ロビンの行動だけで黄金の鐘の場所を看破したり、
不測の事態に追い詰められても即座に仕切り直し、相手の能力を分析して有効な対抗手段を考え出している。
あと、恐らくエンジニアや発明家、船大工としても一流。方舟マクシムの設計を恐らく自力で成し遂げただけでなく、
サンジにマクシムの複雑な回路が破壊された際にも慌てず自ら修理を行い、短時間で機能を完全に復旧させるシーンもあった。

海賊ではない上に空島の住人なので世界政府から懸賞金は掛けられていないが、
作者によれば賞金首に換算するなら、能力だけでなく危険思想も加味して5億ベリー以上だったという。
この額は、懸賞金が廃されている王下七武海級を除けばパラダイスに登場したどの海賊も凌いでおり、
ルフィでも5億というのはドレスローザ編終了後に政府に判断された金額である事を考えれば、
完全に出るタイミングを間違えていた実力者だったと読者からは評価されている。

+ しかし……
「雷が効かないの!? ゴムだから!!!」

そんなエネルの最大の不幸は、本作の主人公であるモンキー・D・ルフィに出会ってしまった事である。
何故ならルフィはゴムゴムの実を食べた全身ゴム人間、つまり身体そのものが絶縁体の塊に等しい生き物だったため。
故にルフィには電気攻撃は一切効かず、身体を電気化させて攻撃を受け流すこともゴム人間相手にはできなかった。
そして空島では土は希少で植物もあまり育たず、ゴムや絶縁体などルフィすら知っている小学生の理科レベルの知識も無かった。
億ボルトもあればゴムは焼き切れるはずだが……。アンペアが足りなかったのか?
まぁそこはルフィが「ただのゴム人間ではなかった」という伏線だと思っておこうか

本作のエネルの見せ場で最も有名とされているのは、このルフィと対峙した際に数々の電気技を浴びせても全く効かず、
あまりの衝撃・混乱・動揺・焦燥により1ページまるごと使ってものすっごい顔芸を見せたシーンだったりする。
そのインパクトは凄まじく、これが読者や作者のツボにハマったのか、これ以降も想定外の事態を前にして同様の表情で驚くキャラが度々登場しており、
読者からはこの表情で驚く時の表情を彼に倣う形で「エネル顔」と呼ばれるようになった。
当のルフィもまたドレスローザ編において死んだと思っていたもう一人の義兄弟と再会した際に1ページ全部使う表情で驚いていた。
作者曰くそれまでエネルが取っていた如何にも大物らしい泰然自若とした態度自体、この「エネル顔」の前振りだったのだとか。
新旧アニメおよび原作比較動画

なお混乱から立ち直ると即座に電熱によって生成した武器攻撃へと切り替えているため、
決してルフィが一方的に勝利したわけでも、エネルが雷頼みの敵だったわけでもない。ノーカラテ・ノーニンジャだ!
シリーズがその後も展開された今日でも、未だに『ONE PIECE』の強敵として名の挙がる人物の一人である。
ただ、作者から「青海には桁違いに強い者達がいるのでエネルは天下を取れない」と断言されており、
流石に覇気に長けた四皇や海軍大将クラスには敵わないようである。
実際後の章に敵の能力でエネルの攻撃に匹敵する雷喰らってもプライムリブも焼けねェぞとジョークをのたまう程度には余裕だった人が出てたし。

最終的には方舟マクシムと共に雲海に消えて消息不明となったが、実は生き延びており、一人月に向かって旅立っていった
エネルの月での冒険譚は表紙扉絵連載「エネルのスペース大作戦」で描かれているのだが、
ビルカでの月の呼称が「限りない大地」、月でエネルが発見した古代遺跡の名前が「ビルカ」、つまりビルカ人=月人という真実をはじめ、
『ONE PIECE』世界の重大な秘密にも繋がりかねない描写が多々あるため、果たしてこれは与太なんだか伏線なんだか、
読者達の考察も混迷を極めているとかいないとか。


MUGENにおけるエネル

SoulFire氏による、『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開中。
槍を使った近接攻撃や、放電による広範囲攻撃で戦う。
超必殺技では画面全体に雷撃を落としたり、雷迎を落とす技を使う。
AIもデフォルトで搭載されている他、工場長2621氏改変パッチも存在する。
紹介動画

この他、Mikel8888氏製作のMUGEN1.0以降、Daniel's氏版製作のMUGEN1.1専用キャラも存在する。

出場大会



最終更新:2026年09月28日 19:46