珍雲

+ 変身後

            
烈炎真紅氏(realredred氏)が製作したオリジナルキャラクター。
名前を漢字で書くと「珍雲」だが、ファイル名等の英語表記は「jimone」となっている。
この「jimone」は珍雲の英語名、例えるならジャッキー・チェンの「ジャッキー」の部分にあたり、
「珍雲」の中国読みの発音というわけではないとの事。
現在は5667氏およびエス氏のサイトにて代理公開中。後者で入手出来るものには改変としてスコア表示が追加されている。
なお、Readme等のテキストファイルは簡体字表記であり、メモ帳等で開くと文字化けしてしまうため注意。

謎の骸骨「Diablo_skeleton」(以下スケルトン)を従える、ミイラのごとく干からびた不気味な風貌の女性。
あまり嬉しくない露出度の高い衣服に身を包み、長柄の剃刀のような「断魂刀」を携え、右肩には奇妙な仮面を装着している。
カラーパレットも豊富だが、1P以外はミイラというよりほとんどゾンビみたいになる。

元々はとあるBBSに投稿されたオリジナルファンタジー小説『神傷』に登場するキャラクター。
原作の詳細は不明だが、所謂武侠物的な世界観の作品であり、珍雲は作中に登場する「魔戦十七人衆」なる集団の一員との事。
ちなみに、魔戦十七人衆には彼女も含めてアンデッド系のメンバーが3人所属しているのだとか。
一見すると老婆やミイラと見紛う皺くちゃな容姿は人体実験に参加した副作用によるもので、実年齢は22歳~24歳ほど。
「魂力」が満ちると本来の若く美しい姿に戻る事が出来るのだが、
本人は平時の醜い姿がコンプレックスとなっており、普段は右肩の仮面で顔を隠しているのだそうな。
また、単体でも公開されているスケルトンの同梱テキストによると、17人の人間を生贄にスケルトンを召喚した張本人であるらしい。
恐らく外法の技を使う妖術師、もしくはネクロマンサーのような存在なのだろう。


性能

操作方法はシンプルな6ボタン方式。
ただし操作性に若干癖があり、一部の技を除いてキー入力からボタンを押すまでの猶予時間が若干長めに設定されている。
そのため、ディレイをかけたり先行入力が簡単に出来る反面、意図しないタイミングで必殺技が暴発する恐れがあるので注意。
最大の特徴は特定の条件を満たすと変身(上記の通り厳密には本来の姿だが)し、性能が大幅に変化する点。
投げ技等でステートを奪われた際に元の姿に戻ってしまうのはご愛嬌
変身前はお供のスケルトンを使役して相手にけしかける技を(後述の条件を満たせば変身後も使用可能)、
変身後は断魂刀を用いたリーチの長い攻撃をメインに立ち回っていく事になる。
他にも両形態共通で、「血魅吐」という喰らい中にランダムで血を噴き出して反撃する変わった技を所持している。
ちなみに当初はゲージ満タン時に自動で変身したり、スケルトンと合体する構想もあったようだ。

また、特殊な仕様として「単体版スケルトンとの対戦時には珍雲側のスケルトンが出現しなくなる」というものがある
(同キャラ戦や、タッグ戦時にスケルトンが別のキャラ(珍雲含む)と組んでいる場合はセーフ)。
その場合は当然後述のスケルトンを使役する技が使えず、かなりの無理ゲーを強いられる羽目になるので注意。
恐らく単体版スケルトンと珍雲が連れているものは同一個体という事なのだろうが、
下剋上されてしまったのか、はたまた制御を離れて暴走しているのかは定かではない。実はこの人結構ポンコツなんじゃ…

変身前

変身前は歩行が遅い上にダッシュも出来ず、ジャンプもやたらふんわりしているため、機動力は極めて劣悪。
非力なのか断魂刀は近立ち強P以外では使わず、鋭い爪や体術での攻撃と、スケルトンを使役する技で戦っていく事になる。
必殺技の性能自体は悪くはなく、地上戦では弾速遅めで牽制に使える飛び道具「白骨吐」や、
無敵時間があり切り返しに使える対空技「躍升腿」といった頼れる技もあり、
一部の使役技も使い方次第でちょっとした設置技として機能する等、トリッキーな戦法で相手を翻弄出来る。
…が、通常技はリーチこそあるが隙が大きく、キャンセルして必殺技に繋げる事も出来ない。
何より「機動力が死んでいる」という欠点は如何ともし難く、性能的にはかなり厳しいものがあると言わざるを得ない。
やはり変身してからが本番なので、ゲージが溜まるまでは守り主体の立ち回りになるだろう。
上記の通りオートで発動する反撃技もあり、一応喰らい抜けとして機能する。
…が、如何せんランダム発動な上に、相手も一瞬仰け反るだけなのであまり頼りにならない。発動すればラッキー程度に考えておこう。
攻撃を受ける事でゲージを大幅に増やせる当身技「還魂納氣」も上手く活用したい所。
変身するには以下の条件のいずれかを満たす必要がある。
  • 相手に勝利する
  • 超必殺技の「骸爪連舞」を最後まで出し切る
  • ライフが250以下になる

変身後

変身後は「魂力」が満ちているためか、動作が全体的に素早くなっている他、
前方ダッシュが解禁されてジャンプもティッシュではなくなる等、機動力が大幅に向上。
更に変身前ではほとんど使わなかった断魂刀を軽々と振るうようになり、通常技のリーチや判定が強化される。
必殺技も無敵時間の長い技や派生で追撃出来る技等が追加されるため、変身前と比べて格段に戦いやすくなったと言える。
だがその反面、スケルトンが撤収するため使役技が使えなくなり、全ての攻撃でゲージを消費するという欠点も抱えている。
また、通常投げを決めると相手の挙動がおかしくなるバグがあるため、エス氏が配布している修正パッチを必ず適用しておこう。

なお、この形態は以下の条件を満たすまで持続する。
  • ゲージ残量が0になる
  • 「骸爪連舞」を最後まで出し切る
  • タイムアップで負ける
よって、常にゲージ残量に気を配っておく必要があり、油断するとあっという間にしわしわ状態に逆戻りする羽目になってしまう。
新たに追加されたゲージ溜めを活用し、如何に変身後の状態を維持していくかが重要である。
この他にもライフが250以下になるとそのラウンドでは変身が解除されなくなり(骸爪連舞使用後も即座に差異変身する)、
更にライフ100以下の瀕死状態になると、強力な根性値の発動に加え、攻撃を1発喰らうと吹っ飛んでダウンし、コンボを喰らいにくくなるという特性がある。
とはいえ発動前に一気に押し切られてしまう事も珍しくないので、あまり過信はしないように。

また、上述の通り使役技が使えなくなってしまうのだが、
2ゲージ技の「骨龍召喚」を使用するか、変身前の状態で使役技を使い、スケルトンの行動中に「骸爪連舞」を最後まで出し切る事で、
そのラウンド間のみ変身後もスケルトンを使役出来る。
変身後の使役技はゲージを消費せず、また骨龍召喚はじめとする幾つかの使役技の性能が変化するのが特徴。
再召喚に成功すれば手数と戦術の幅を増やせるので、是非とも狙っていきたい所である。
ただし、ゲージ消費が激しいこの形態で前者の条件を満たすのは中々厳しいので、狙うなら後者が良いだろう。

AIはデフォルトで搭載されているが、パッチ類等の製作は自由との事。
デフォルトAIは簡易的なものなのか骸爪連舞を一切使用して来ないため、実質LIFE250以下にならないと変身しない。
そのため変身する前に一気に倒されてしまう事もしばしばで、変身してもゲージ溜めを優先したりとあまり強くはない。
自身のポテンシャルを十全に発揮しているとは言い難く、強さ的には並クラスと言った所。

なお、変身後の勝利ポーズの一つでは衣服が朽ちて全裸(しかも無修正)になってしまうため、動画で使う際は要注意。
実は変身前のタイムアップ負け時にも全裸になるけどこっちは問題無さそう

この他にも烈炎真紅氏がセルフリメイクしたバージョンが存在し、Robo氏によって代理公開されていたのだが、現在は公開停止。
ボイスの追加や前述したゲージ満タン時の変身が実装されているのだが、
残念ながらドットに未完成な部分があり、小ポトレやスケルトン、および変身前のニュートラル以外の動作が全身真っ黄色に色化けしてしまっている。

出場大会



最終更新:2024年04月13日 00:17