アメリカのロックスターゲームスが発売したクライムアクションゲーム、
『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』(Grand Theft Auto: San Andreas、略称「GTA:SA」)の主人公。
担当声優はYoung Maylay氏。
アメリカ合衆国はロスサントス
*1の
ギャング組織「グローブストリート・ファミリーズ」の一員である黒人男性。
仲間達からの通称は
「CJ」。
五年前に兄弟のブライアンの不慮の死を引き起こしてしまったのを切っ掛けにギャングから足を洗い、
車の盗難ビジネスを行っていた。
しかし、母親であるビバリージョンソンの死後にロスサントスに戻り、衰退したギャング組織の立て直しを図る。
目的のためなら殺人や襲撃を平然と行うが、一方では仲間を大切にし、裏切り者の粛清の際には悔恨の念を見せるなど、一定の良心も持ち合わせている。
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原作の解説 |
本作は「史上最高のGTA」と評されており、その証拠としてPS2版はPS2ソフトとしては最高の2081万本の売上を記録している。
その理由として
- 一つの都市が舞台だった従来作に比べ、サンアンドレアスという一つの州が舞台になった事でフィールドが格段に広がった
(前作『バイスシティ』の約5倍)
- 自転車、飛行機、貨物列車と乗れる乗り物が増えた(貨物列車を自由に操作できるのは本作のみ。『V』では限定的に乗れる)
- 体型まで変えられる容姿カスタマイズの自由度の高さ
- 従来作ではカナヅチだった主人公が、本作から泳げるようになった
- 教習所、ゲーセンでのミニゲーム、ダンス等本編以外のミッションが充実している
以上の事が挙げられる。
再びサンアンドレアス州が舞台となった『V』発売後もなお本作を支持する声は大きい。
時系列は『III』より前となっており、主人公である クロードと恋人であるカタリーナが登場する場面がある。
一方で「HotCoffee問題」と呼ばれる社会問題も発生。
簡単に言うとオランダ人のウィルデンボルフ氏によって「HotCoffee」と名付けられたModが公開されたのだが、
その内容がレーティング通過のため没にされていた「ヒロインとの性行為を元にしたミニゲーム」をプレイできるようにしたものであったため、
当時アメリカ合衆国上院議員であったヒラリー・クリントン女史がこれを槍玉に挙げ、
ロックスター側はリコールや仕様変更等の対応に追われる事となった *2。
この一件でロックスターは大損を被ってしまった事は言うまでもない。
更に日本では『III』の有害図書指定も多大な影響を与え、日本版は殺人しても金が手に入らない等の過剰な規制が施されてしまい、
「コピーガードに引っかかった海賊版」「有償体験版」等とこき下ろされ、海外でも「世界で一番つまらない仕様」と貶される事に……。
功罪共に極端に大きい作品と言えるだろう。
なお、この「HotCoffee」を使用した動画が様々な動画投稿サイトにて投稿されているが、内容が内容のため検索と視聴は自己責任で。
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ニコニコ動画におけるCJ |
他のシリーズと比べて『GTASA』はMODを用いた動画が大半を占めており、
特に幻想郷と融合したロスサントスを舞台に 鬼や 天狗に振り回される ハーレム系主人公のような扱いが多く、
CJを 別のキャラクターに差し替えた動画もある。
東方・ゆっくり系以外にも『 らき☆すた』『 けいおん!』『 遊戯王』等、様々なMODが作られ、
字幕を改変して独自のストーリー動画(所謂「 嘘字幕動画」)等も作られている。
MODを使わない動画では、市民が武装して敵派閥のギャングや警察以上の強敵になるカオスモードで ハチの巣にされたり、
ロケットランチャーの餌食になるCJを見かける事だろう。
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MUGENにおけるCJ
armin_iuf氏による手描き
ドットのCJが専用
ステージ同梱で公開中。
シンプルな6ボタン式の格ゲーシステムになっている。
ギャングらしい喧嘩殺法や銃撃の他、原作で登場した様々な道具を駆使して泥臭く戦う。
カメラで対戦相手を撮影して行動不能にしたり、チェーンソーを持って相手に突っ込んだりとバリエーションも豊富。
また、
ストライカーとして仲間のギャング達を呼び寄せる事が出来る。
デフォルトで強クラス相当の
AIも搭載済み。
仲間達に攻撃させて自身は後方から銃撃するという、ギャングならではのダーティーな
立ち回りを見せてくれる事も。
なお、この他にも原作の3Dモデルを使用したキャラや、レトロゲー風ドットのキャラ、
Lucaszin Do Mugem氏による『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.1専用の
ちびキャラなど、複数のCJ達が確認されている。
新旧CJ対決
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『JUS』風CJ(DLリンク有り)
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ちなみに、仲間のギャングである
とんかつビッグ・スモークもMUGEN入りしてたりする。
……ほぼ『
東方GTA
』のネタだが。
また、上記の『JUS』風CJのガワ替えキャラとして、映画『スカーフェイス』の主人公トニー・モンタナがBerserkeR102氏によって作られている。
とんかつビッグ・スモーク
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『JUS』風トニー・モンタナ
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出場大会
*1
架空の州であるロスサントス州の州都でありモデルはロサンゼルス。
シリーズ一作目である『GTA』でも同名の都市が登場するが、こちらはサンフランシスコをモデルにしている。
*2
ウィルデンボルフ氏はお咎め無し?と思われるかもしれないが、氏は「封印を解除した」だけであり、
ロックスターも最初は抗議したものの、後にこの事実を認め、全責任を負っている。
実際、ロックスターが取った封印の方法は一つの変数だけという杜撰な物であり、PS2・Xbox版でも改造ツールで解除出来てしまっていた。
故に本件はロックスター側の責任と言い切れる。
最終更新:2024年08月10日 10:27