世代:成熟期
タイプ:堕天使型デジモン
属性:ウィルス
必殺技:デスクロウ(腕を伸ばし、爪で串刺しにする)
得意技:ヘルコントラクト、レザーウィング
ゲーム『
デジタルモンスター』シリーズに登場する、架空の電子生命体デジタルモンスターの一種。Ver.1から登場。
元々は光り輝く
エンジェモン系の天使型デジモンだったが、ダークエリアに堕ちたことにより
堕天使となった。
狡猾で凶悪な性格だが、一方で非常に優れた知性を備えており、
主人やテイマーは契約者と考えて決して裏切らない気質の持ち主らしい。
深紅に輝く両眼に見つめられた者はマインドコントロールされ、デビモンに支配されてしまうと言われている。
携帯機時代は
ヴァンデモンの進化前として扱われていたが、
世代を経てヴァンデモンはアンデッド系の正規進化態(デビモンにとっては派生進化の1種)として扱われるようになり、
デビモンの正規進化態はスカルサタモン→デスモン(稀に
デーモン)が宛がわれていたが、
『:』以降はこちらも派生進化ルートという扱いになり、正規進化ルートは進化前はピコデビモンからツカイモン(
パタモンの亜種)に変わり、
究極体はダンデビモンという設定に落ち着いた。
メディアミックスにおける活躍
アニメ『デジモンアドベンチャー』では序盤であるファイル島のボスとして登場。
担当声優は
塩沢兼人
氏。氏の没後に発売されたPSPのゲームでは
置鮎龍太郎
氏が演じた。
黒い歯車で島のデジモン達を洗脳し(
アンドロモンやもんざえモン等の完全体すらも支配下に置いた)、
ファイル島だけでなく世界中のデジモンを歯車で支配することを目的としていた。
また、知略・判断力にも長けており、年少者故に任意にデジモンを進化させることができない高石タケルを、
「覚醒する前に仕留める」という理由から真っ先に狙っていた。
良く言えば合理的だが悪く言えばチキン
当初は幻術で選ばれし子供達を騙し打ちにしようとしたが、
洗脳していた
レオモンがデジヴァイスの光で正気に戻り妨害したため失敗。
やむを得ず子供達を分断し
ついでにレオモンはまた洗脳された、洗脳した刺客を差し向けるも次々と撃退される。
最終的に自分に黒い歯車を用いて巨大化し、成熟期6体とレオモンを圧倒するが、
土壇場でパタモンがエンジェモンに進化し、6つのデジヴァイスの力を集約したヘヴンズナックルに敗れ、
負け惜しみにエンジェモンが反動で消滅することを嘲笑し、
海の向こうに自分より強力な悪のデジモンが存在することを示唆して消滅した。
太一達が「選ばれし子供」であることを最初に言及したのは実はデビモンであり、
上記の戦いで長らくパタモンが戦線に立てなくなるなど、序盤の敵ながら物語に与えた影響は大きい。
リメイク版の『デジモンアドベンチャー:』でも序盤のボスとして登場。
黒い歯車の代わりにサウンドバードモンの音波で野生デジモンを洗脳して使役している。
当初は拠点から動かず洗脳したデジモンや
オーガモン等の部下を嗾けるのみで姿を見せなかったが、
タケルがデジタルワールドに招かれた辺りから本格的に活動を開始した。
無印版と異なり、この時点で子供達は完全体への進化を制御可能にしているが、
代わりにデビモンの配下にニーズヘッグモン(究極体)やベルグモン(超強いハイブリッド体)等がいるなど、
何で成熟期のこいつがボスなんだと思いたくなるような一大勢力を率いている。
また、デジタルワールドの支配を目論んでいた無印版と異なり、
本作では「新たなる進化の時代」の実現を目的としているらしい。
また、本作ではエンジェモンの元仲間であったという設定も反映されており、
エンジェモンを「かつての友」と呼び、倒すのではなくあの手この手で闇に染めて仲間に引き入れようとするなど、
かなりの執着を見せていたが、第46話においてこの個体は古の戦いの後に闇に侵されたエンジェモンから抜け落ちた羽が、
邪悪な自我を以って独立した存在であり、エンジェモンとは同門どころか分体・半身に近い関係だと発覚した。
亜種・派生種
ピコデビモン
成長期。デビモンの進化前。
アニメ『デジモンアドベンチャー』ではヴァンデモンの部下の一人として登場。
前述の通り、後に進化前はツカイモンに差し替えられた。
デビドラモン
成熟期。デビモンが召喚したという設定のデジモン。
アイスデビモン
マリンデビモン
完全体。
堕天使型ではなく水棲獣人型(ダゴモンと同じ系統)のデジモンになっており、見た目は青い
イカデビルといった趣き。
デビモンの亜種だが、孤独な深海の生活から憎悪以外の感情を失くしており、
デビモンでさえ対戦を嫌がるダーティーファイターである。
レディーデビモン
完全体。外見は妖艶な女性型のデビモン。
ブラックテイルモンから進化するのが正規ルートだが、デビモンからも潜在的に進化できる可能性を持っている。
『デジモンアドベンチャー』ではピエモンの率いるナイトメアソルジャーズの一員として登場し、エンジェウーモンと激闘を繰り広げた。
ついでにヒカリのキャラが崩壊した
『デジモンアドベンチャー02』ではデーモンの配下である別個体が登場。
こちらでもエンジェウーモンやテイルモンのジョグレス体であるシルフィーモンと戦っている。
ライバルであるエンジェウーモン共々大きいお友達からの人気が高く、ハイターゲット向けフィギュアも発売されたほど。
ネオデビモン
何者かによって改造強化されたデビモンの進化形態。完全体。
漫画『デジモンアドベンチャーVテイマー01』では、
彩羽ネオがアルカディモンのデータの一部をデビモンに組み込んで作り出した人造デジモンとして登場した。
アニメ『:』ではデビモンの進化態として登場こそしたが、
同作では偶発的な進化だったもののミレニアモンの力でドーピングしていたことが示唆されている、
つまり『Vテイマー01』にせよ『:』にせよ非正規進化の扱いで、
加えるなら改造種という設定なので正規進化ルートに組み込んで良いのか微妙な所。
ダンデビモン
『:』で満を持して登場したデビモン系列の究極体で、デスモンに変わり正規進化形態となった。
アニメではネオデビモンから進化した。
マイナスのデータを限界まで取り込み究極体となったデビモンの姿で、
精神状態が正常と異常の狭間にあり、ひとたび激怒すれば知性は消え、獰猛な形相で襲い掛かるなど、
強大な力を持つのと引き換えに、半ば暴走状態にある。
名前の由来は『神曲』を代表作とする
ダンテ・アリギエーリと思われる。
MUGENにおけるデビモン
出場大会
最終更新:2025年01月14日 18:02