オーガモン






 世代:成熟期
 タイプ:鬼人型
 属性:ウィルス
 必殺技:覇王拳
 得意技:骨棍棒、フェイントパンチ、ストロングモール
ゲーム『デジタルモンスター』に登場する、架空の電子生命体デジタルモンスターの一種。
Ver.3から登場。名前の由来は「」を意味する英語「オーガ(ogre)」から。
知性は高いが怒りの感情を原動力としており、非常に気性が荒く好戦的な気質の持ち主であり、
自分より遙かに戦闘力の高い相手にも果敢に戦いを挑む所から「デジモンハンター」と呼ばれている。
レオモンとはライバル関係にある他、右腕に持つ骨棍棒は完全体であるスカルグレイモンを倒した時の戦利品である。
このため、レオモン共々一般デジモンの成熟期の中では上位の存在として見られることが多い。

正規進化ルートは成長期のゴブリモンから進化する他、
カードゲームでは完全体としてアシュラモンへ進化できるルートが存在しており、
『デジモンワールド Re:Digitize Decode』では完全体「デジタマモン」→究極体「タイタモン」*1になるとされている。
デビタマモン「え!?」*2
一方で完全体を「リベリモン」とする進化ルートも存在する。

+ 亜種・派生種
  • フーガモン
角の無い赤茶色の亜種……のはずだが、
アニメシリーズの2作品に登場している個体には、何故か本来ないはずの角がある。

  • ヒョーガモン
青白い亜種で、寒帯に生息している。こいつは一本角。
ちなみに、鬼人型デジモンではなく氷雪型デジモン。

+ メディアミックスにおける活躍
  • 『デジモンアドベンチャー』
最初期のファイル島編から登場。担当声優は江川央生氏。
デビモンの配下として選ばれし子供達に襲い掛かった。
レオモンは黒い歯車で操られたのに対し、オーガモンは単純にデビモンを恐れて従っていた。
その後、ダークマスターズ編で再登場し、成り行きで選ばれし子供達と行動を共にする。
チンピラのような言動が多いが、同じ成熟期のウッドモンやイビルモンを複数相手に容易く蹴散らすなど、
設定同様に、成熟期の中では強者として扱われている。

第21話ではデジタルワールドの歪みの影響として現実世界に現れた別個体が登場している。

  • 『デジモンアドベンチャー:』
1クール目から登場。担当声優は同じく江川央生氏。
無印同様にデビモンの配下として登場しているが、チンピラ風な言動ではなく、
武人気質な性格が強調されている(無印版でもレオモンとの決闘に対する姿勢など片鱗はあったが)。
本作では、初戦でグレイモンと交戦した末に角を折られて敗北した事で誇りを傷付けられ、
勝利によって恥を払拭すべく、子供達が制圧した要塞を急襲しグレイモンに一騎打ちを挑んだ。
しかしそこでメタルティラノモンが襲来し、自分が捨て駒にされた事を悟ると、
デビモンへの意趣返しとして、子供達の逃げ道を作り、自身はボロボロになりながらもメタルティラノモンを足止めすべく挑んだ。
敵とはいえ一貫して正々堂々とした姿勢を崩さなかったため、アグモンも逃亡後に「決着を付けたかった」と悔やむ様子を見せた。

本作でも黒星が目立ったが、同世代のコアドラモンの集団を単身で圧倒し、
片目を潰された状態でもメタルティラノモン相手に戦いそれなりに時間を稼げるなど、
相変わらず強者として描かれている。

その後、第54話にてリベリモンが登場。
声優が江川氏、記憶喪失、聞き覚えのある台詞、元々のリベリモンの設定等から「あの」オーガモンを髣髴とさせるが、
その真偽は最後まで明かされる事はなかった。
余談だが、この回は崩壊したビルが点在し、ギロモンがモヒカンの如く跋扈する荒野の無法地帯が舞台だったり、
リベリモン自身もモヒカンヘアーにジャンクから作ったバイクや武器を身にまとった見た目だったりと、全体的に世紀末な雰囲気を醸し出していた。
更に、リベリモンの対ボルトモン戦闘シーンが妙に作画に力を入れられる等、
太一&アグモンが戦闘に参加しなかった事もあってリベリモンは実質同回の主役として活躍した。


MUGENにおけるオーガモン

Tohru Sama氏により、『JUS』風ドットで製作された新MUGEN専用のちびキャラが公開中。
ちびキャラ故にリーチが心許ないが、地面を砕いて岩を飛ばす攻撃や当身技など優秀な技が揃っている。
「覇王拳」はビームのような演出となっており、遠距離の相手でも戦いやすい。
超必殺技ではデジタマモンに進化して攻撃を行う。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から

出場大会

  • 「[大会] [オーガモン]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
ちなみにこのタイタモン、元は「バッカスモン」というオリンポス十二神族に連なるデジモンとしてデザインされており、
そのためか劇中では本来のライバルであるレオモン系ではなくオリンポス十二神族とライバル関係になっている。
また、デザイン案が流用されたバッカスモンはバッカスモンで新しくデザインが起こされており、そちらはふくよかな蛇神風の外見になっている。
初期案の名残なのか、進化ルートは同じくデジタマモンから分岐する形になっている。

*2
このデビタマモンというデジモンは公募企画でデジタマモンの進化系として考案されたデジモン。
一応設定上は「デジタマモンが暗黒進化したデジモン」なので正規ルートから外れていても別におかしくはないのだが、
デジタマモンが「タイタモンの系譜に完全体に相当するヤツがいないので途中に取り敢えず挟んだ」感がある事もあってネタにされている。


最終更新:2023年04月16日 14:28
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