鷲尾須美

これは三人の勇者の物語。神に選ばれた少女たちのおとぎ話。

いつだって、神に見初められるのは無垢な少女である。そして多くの場合、その結末は——。


「これが私たちの宿命…がんばろうね」

真面目で責任感があり、こうと決めたら曲げない性格。護国思想の持ち主で、使命に燃えている。
家庭的な一面もあり、料理や和菓子作りは得意。武器は弓矢で、後方から仲間達を支援していく。

(以上、公式サイトより引用)

結城友奈は勇者である』(略称『ゆゆゆ』)の前日譚『鷲尾須美は勇者である』(略称『わすゆ』)の主人公。
アニメ・漫画版タイトルは『結城友奈は勇者である~鷲尾須美の章~』。
担当声優は『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』のクララ・ソーンピンキーパイ等を演じた 三森すずこ 氏。

勇者状態での容姿は、角袖をはじめとして和服を彷彿させる服装となっている。
引用文の通り弓矢を武器にしており、時間をかける分チャージして撃つことで威力を高めることも可能。
日々の鍛錬による賜物か、走りながらでも正確に的を射抜くことができる。

神樹館に通う小学6年生で、クラスメイトかつ共に戦う勇者仲間に「乃木園子」と「三ノ輪銀」がいる。
園子からは「わっしー」と呼ばれており*1、須美は園子のことを本人の希望で「そのっち」と呼んでいる。
最初は能天気な園子がリーダーになった理由を大赦と関係の深い家柄だからだと思っており、
自分が二人を引っ張っていこうと内心では考えていたが、危機に陥った時には判断が追い付かず、
園子の閃きで切り抜けたことから、自らの行いを反省し二人に謝っている。
最初は二人を名字で呼んでいたが、上記の出来事がきっかけで名前で呼ぶようになった。

引用文の通り、愛国心に溢れており勇者仲間で作ったトークのアイコンを国旗にしたり、
教室に展示されている書道の作品には「富国強兵」「葉隠」と書いてたりしている程。
将来の夢が歴史学者だということもあってか軍艦にも詳しく、空母翔鶴の絵が上手かったり、戦艦長門を熱く語ったりしている。
ハロウィン等、外国の文化に対しては「我が国の寛容性ね」とやや抵抗気味な姿勢を取っている。
一方で、黒板に「富国強兵」と掲げ、園子と共に「国防仮面」に扮して「国防体操」なる踊りで1年生にプロパガンダを行ったり、
国民に愛国心を啓発するために自作小説を投稿した際には、作中に453回も「愛国」という単語を出したりする*2など、
強すぎる愛国心故の奇行が散見される。
愛国心絡み以外でも、園子の服を着た銀を興奮のあまり鼻血を大量に吹き出しながら撮影するなど、何かとぶっ飛んだ行動が多い。
虫が苦手という一面もあり、カブトムシにも怯えていた。

朝や反省するときに禊として水を被る習慣があり、この時透けた白装束から見える肌が実にセクシーである。
小学生にしては高い戦闘力も持ち、勇者への変身バンクではかなり揺れている。
銀からもネタにされており、風呂場で盛り上がっていたのだが、後からきた安芸先生の体を見て、銀共々目が点になった
(作画的には〇になったと言った方が正しいか)。

+ 終盤のネタバレ注意
その正体は、讃州中学勇者部員である東郷美森の小学生時代である。
『ゆゆゆ』において半身不随となっている理由は、『わすゆ』終盤において二度にわたる満開による後遺症だったのである。
須美が記憶喪失になったことを理解した園子は自身のリボンを託し、複数のバーテックス相手にたった一人で決着を着けにいく
戦いが終わった後、須美は入院し、園子は神輿に乗せられ大赦の下で管理されることになる。
満開によって勇者に後遺症が生じることは事前に大赦から両親に説明されており、須美が退院する頃には戸籍が東郷家に移されていた。
東郷家に引き取られた後、隣に住んでいる友奈が訪ね、これが友奈との最初の出会いとなった
(これは高い勇者適性を持つ友奈と引き合わせて、新たなチームとして活動することを期待した大赦の采配だったりする)。

後に『ゆゆゆ』後半にて満開を繰り返した後遺症で身体中を包帯に包み
変身時以外は身動きすら取れない寝た切り状態の園子と再会した際には、
彼女が語る「大切な友達」の事をその察しの良さから自身の事であると勘付いてしまう。
そして、「戦いが続けば自分の事も(今の自分のように)友奈は忘れてしまうだろう」と考え、終盤の神樹及び大赦への反乱の一因となってしまった。
ただしこれは、文字通り命懸けで皆を守ったとした三ノ輪銀の覚悟を無駄にし兼ねない行為であり、
もし銀の記憶が残っていれば、彼女がそのような強硬策には出なかったであろう事は想像に難くない。

最終的に彼女の反乱は友奈によって阻止され、神樹が供物の返還を行った事で鷲尾須美としての記憶を取り戻している。
が、記憶を取り戻した事で神樹と大赦への反乱は見事に黒歴史化し、別の意味で酷い暴走をするのだが

察しの良さはゲーム『花結いのきらめき』でも発揮されており、
自分と園子の二年後(『ゆゆゆ』時系列)はいるのに、銀の二年後がいない理由に即座に気付いてしまっている。
あと、二年後の自分が友奈ラブな事について若干引いている

アプリ&ブラウザゲーム『花結いのきらめき』やそれを元にしたショートアニメ『結城友奈は勇者である ちゅるっと!』でも登場。
過去・未来の勇者達との共演と共闘が実現している。

+ 乃木園子及び三ノ輪銀
MUGENにて鷲尾須美を援護する(ストライカー)二人の簡単な紹介。

+ 乃木園子
「のぎ そのこ」と読む。CVは花澤香菜女史。
間延びした口調のおっとりしていてマイペースな少女。
かなりの天然かつ独特なセンスの持ち主で、ぼーっとしていてそのまま寝てしまう事も多々。
しかし、頭の回転はとても早く、成績も抜群で出来ないことがあってもすぐに上達して出来るようになるハイスペックな人物。
加えて身体能力も高いらしい。
大赦の中でもトップクラスの権力を持つ乃木家の令嬢であり、本人はフレンドリーながらその家柄から友人はほとんどいなかったらしく、
須美と銀の二人のことは大切な親友だと思っている。
勇者としては穂先をいくつも備えた傘のような槍を武器とする。展開して防御壁として使うなど様々な応用が可能。
三人で戦う際はその柔軟な発想力から司令塔として活躍した。
+ ネタバレ注意
銀を失い、戦いの中で「満開」の後遺症である「散華」のシステムをいち早く理解するも、
須美は「散華」によって記憶を失ってしまう。
そのまま戦闘続行不能となった須美を庇った園子は、
20回もの「満開」を行い残る3体のバーテックスを全て撃退。
そして身体機能のほとんど……見る・聞く・話す以外のことが出来ない状態にまで「散華」してしまった(心臓も動いていない)。
その身柄は大赦によって「生き神」として祀られ、保護されることになる。

二年後に当たる「結城友奈の章」(アニメ一期)では、
大赦の切り札として温存されており(他の勇者が反乱を起こした場合のストッパー役も兼ねているらしい)、終盤にて登場。
友奈と東郷(鷲尾須美)にこの世界の真実を話した。
決戦の後は身体機能を取り戻し、勇者部の一員として青春を謳歌している。
また、「勇者の章」(アニメ二期後半)では、大赦の中でも高い地位にある事を生かして友奈達と共に苦難を乗り越えた。

+ 三ノ輪銀
「みのわ ぎん」と読む。CVは花守みゆり女史。
明朗快活で勇敢、お節介焼きで元気いっぱいな少女。
ややトラブルメーカーな気質でよく遅刻しそうになっている(困っている人に遭遇しては親切に対応している結果であることが多い)。
弟が二人おり(一人は生まれて間もない)、両親が共働きのためか家事全般が得意。
ただし、家柄としてはそれなりの地位にあるらしく、須美や園子と違ってお手伝いさんがいないのはそこまで余裕があるわけではないからだとか。
その為、三人の中では一番庶民的な感覚の持ち主でもある。
やや少年っぽいが、「将来の夢はお嫁さん」と語る等、年相応な部分も。
勇者としては戦斧二丁を武器とする突撃・近接重視スタイル。
少々の攻撃や怪我では怯まないタフさと攻撃力に富み、三人の中ではアタッカー兼壁役を担当している。
+ ネタバレ注意
勇者としてのお役目で戦い続ける中、「三人の連携で戦う」勇者達に対して、
バーテックスもまた学習進化を果たし、一度の侵攻で三体のバーテックスが同時出現(それまで単独侵攻が基本だった)。
更に連携によって鷲尾須美と乃木園子が戦闘不能に追い込まれる。
二人の親友を、弟達家族を、皆を守るため、
たった一人で三体のバーテックスを相手に腹を穿たれ片腕を失う等の文字通り死闘を繰り広げた末、
バーテックスを撤退に追い込むも立ったまま戦死する
という壮絶な最期を遂げた。
享年11歳。

銀の死は、残された二人に大きな影響を与えただけでなく、
大赦及び神樹もまた「守りの要である勇者の死」を重く受け止め、「精霊」「満開」といった新システムを開発し、
残された端末は改良を施され、三好夏凜に引き継がれた。
その”たましい”はずっと二人を見守っていたらしく、東郷美森(鷲尾須美)が反乱を引き起こしその責任を取ろうとして自ら生贄に志願した際は、
「許されないことをした」と言う彼女を「わたしが許す」と叱咤激励
(この際、東郷が鷲尾須美時代の姿になっており、スタッフロールも東郷美森と鷲尾須美で二人分あるという粋な計らいがされた)。
決戦の際には、歴代勇者の中で一番に駆け付け、勇者部の一員として共に戦った。

アプリゲーム『花結いのきらめき』では、二年後の勇者部に自身がいないことを「出世して大赦務めをしている」と解釈していた。
後のイベントでは自身の死をある程度察しているような言動も見られ、自身が死ぬ事を知った際にも
「死の運命を変えてみせる」と宣言している。


MUGENにおける鷲尾須美


ファングジョーカー等を製作したarumikan氏によるキャラが存在する。
原作通り、後方支援に長けておりシングルよりはタッグ戦で活躍する。
設定を変えることで銀と園子がサポートとして登場し、自立行動で援護してくれる。

AIは未搭載だが、戯けた暇人氏の外部AIが存在する。
地上から空中から雨霰と矢を放ち、近寄る相手を素早く投げて距離を取り、隙を見せた相手を転ばせて矢で起き攻めを狙うなど、性能通りの戦法を繰り出す。
相性差こそ激しいが、弓矢のダメージがかなり有情な上に削りダメージも無いため、見た目ほどの凶悪さは無い。
また、サポートキャラの行動設定(本体が喰らい状態なら新たな行動をしなくなる)や無敵設定も行えるため、ある程度の性能調整が可能になっている。
想定ランクは本体のみ設定で強下位程度。

出場大会

  • 「[大会] [鷲尾須美]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
当初は「鷲尾さん」と呼ばれていたが、園子自身も気付かない内に「すみすけ」と名付けられて嫌がり、
「わっしーな」を提案されたら「もっと嫌よ」と却下し、最終的に「わっしー」をやや照れながらも受け入れた。

*2
投稿サイトでは、これが原因で読者から低評価を下されていた(5段階中星1つ)。
他にも、「あまりに堅苦しい」「小説というより頭の中をホラホラと書いている」など散々な評価であった。


最終更新:2021年11月28日 13:11