石馬戒厳


「大義に刃向かうか……ならば斬る!」

ニトロプラスのPCゲーム『刃鳴散らす』及び作品内のミニゲーム『戒厳の野望』、
『サバト鍋-Nitro Amusement Disc』内のゲームの1つ、『戒厳聖都』の登場人物。名は「いしま かいげん」と読む。

+『刃鳴散らす』について。詳しくはないよ
一週目では戒厳は顔すら出てきません。二週目でも最後の最後まで出てきません。
恋人の仇を討つため、伊烏義阿が武田赤音に復讐するお話。主人公は武田赤音。
めちゃめちゃ男くさい。エロゲなのにエロくない。
長生きするヒロインが皆無。ヒロインの一人が男。
刀と剣術のうんちくがやたら詳しい。

発売までの経緯──ニコニコ大百科より。
 ──愛とかエロとか萌えだとか、そういった難しいことはよくわからないんですが。
 とにかくエロゲで剣劇やってみたいんです。ガチンコの。(奈良原)

某A社 「却下」
某B社 「売れないから」
某C社 「よそ行ってください」
ニトロ 「やれば?」
流石ニトロ。

『刃鳴散らす』での設定

軍人にして文筆家の陸軍少将。
退役後、日米安保条約に反対。
1970年11月25日 市ヶ谷駐屯地にて決起演説を行う。
同25日 クーデターに賛同した陸軍部隊により首都機能を掌握。

以後軍事政権を樹立し、内閣総理大臣に就任。
国益よりも西洋文化を排した伝統的な国家精神保護を重視した独裁政権を築き、国内外から徹底的な反発を浴びる。

1973年6月 名古屋遷都後内閣総辞職。その後自身を終身東京府知事に任命。
「城壁」をもって東京を封鎖。東京からの外国人追放、銃器の単純所持禁止など、
物理的・精神的に徹底した海外思想排斥政策を施し、「日本人の心」を取り戻そうとした

武士道を忘れず日本古来の文化思想を尊ぶイデオロギーは「イシマ主義」と呼ばれ、
多くの主義者が今日まで活動している。

正史ストーリーでは日本の現状を作り出した張本人として紹介されるが、出番は全く無く、この時点では性別すら分からない。
姿が分かるのは二週目の最後。
+ネタバレを含む設定
ストーリーの最後に野望を成就させるために主人公の前に姿を現し対決を挑む。
後ろには不死(「ぶし」と読む。見た目はゾンビ)となった国民が大挙しており、
戒厳が「諸君は武士だろう!!」「諸君は不死(ぶし)だろう!!」と鼓舞(あるいは扇動)する。
……と言った所で物語は終わるのだが、公式でこの後主人公を殺して野望を成就させた事になっている
しかし、これは所謂パラレルワールドでの出来事であり、
正史である本編のラストは主人公が好敵手との念願の一騎打ちを果たした後、自決をして終る。
元々この作品は大幅な歴史改編こそしてあるもののファンタジー要素の存在しない現代が舞台であり、
死者が蘇るというような事は一切無い。
戒厳の登場するラストは正史を一回クリアした後に現れる選択肢を選ぶ事で行けるのだが、
いきなりBLの要素が混じってきたり、本編中で死んだ人物が次々と主人公の前に現われたり
(しかも一部キャラが物凄く変わっている)と急展開も甚だしいもので、
別種エンドというよりおまけの『戒厳の野望』のフラグに近い
(戒厳が登場するにまで至った時、主人公は「洒落になってねえぞー!!」と叫んだ)。
以上の事から、正史では三十年前に本当に死んでいる可能性が高い。
ちなみに『戒厳聖都』は『刃鳴散らす』の戒厳出現エンドの続編という形だが、終盤のシーンを見る限り、
流石にBL要素は無かった事にされているようだ。

『戒厳の野望』及び『戒厳聖都』での設定

本名は「石馬雪緒」(どこかで聞いた名前だ)。号して戒厳と名乗る。
年齢は82歳。一人称は「私」ではなく「臣(わたし)」。二人称は「君」「貴方」など。
「貴様」「お前」といった乱暴な言葉遣いはあまりしない。
だが、敵に対してはその限りではなく、対話の結果敵と判断した場合、途端に言葉遣いをきっちり変えたりする。
口調は軍人そのものであり、部下に対する時などその立場でものを言う時は中性的に振舞う。
女性が軍服を着て刀を振るうという事自体も彼女の理想とは異なっているため、軍人である時は女性としての自分を廃している
(MUGEN的に言えば「女性の身で戦いとは、感心しませんな。近頃の女性はやんちゃで困る。」だろうか)。
しかし日本の魂を主張するだけあって、私的生活では日本人女性らしいしとやかさも持ち合わせているらしく、
公私では態度や口調に違いがみられる(一人称が「私」になっていたり)。軍服を脱いだら大和撫子雪緒さん。
本編でも似たセリフがあるが、荒廃していく日本をどうにかしようとする男が誰もいないため、
女性の身でありながら今の立場にいるようだ(それを嘆かわしいと演説している)。
『戒厳聖都』ではゲーム的にボスの位置にいるが、戒厳の内面にスポットを当てた描写も多い。

公式には30年前の政権崩壊後に死んだ事になっているが、「祖国復活」の大義に身を捧げ
大義と共にあるため、大義を成すまで不死の身体となった。
自らを「不死(ブシ)」と称し、不死の力を与えた死人を部下「戒厳帝國」を率い、東京に戦乱を巻き起こし、東京独立を目指す。
作中では推測でも何でもなく確実に死んだ事が確認されているようで、戒厳自身も「呪術によって蘇った」と発言しており、白すぎる肌に赤い瞳である事や、
不死(ブシ)にした部下も元々作中で大勢死んだ死人で、関係ない日本国民を不死(ブシ)にする際にもわざわざ一度殺している事から、
戒厳本人も一度本当に死んでから蘇った可能性が高い(部下や日本国民は蘇らせる際に日本の魂を持つように洗脳済み)。
本編中、拳銃で頭を撃ち抜かれても再生し起き上がった。
また、『戒厳聖都』終盤において首を食いちぎられ東京タワーから落下したが、やはり滅びはせずに復活した。
また不死の肉体を抜きにしても剣術は無敵(剣術における極みの境地「無敗・無敵・無戦」の二番目)の域に達しており、
『戒厳聖都』での主人公は「敵として相対したら死ぬ以外の選択肢がない」としている。
作中に登場する二つの究極の剣技も(来るものが分かっているなら)破って見せると豪語し、実際にそれに準ずる実力を見せ付けた。
文筆家でもあるというプロフィールの通り、ニトロワの会話から小説を書いていた事が分かる。
銃を日本人の精神を衰退させる西洋文化の象徴ととらえており、激しく嫌悪している。
自分に向けられると「臣に穢れた銃を向けたな!」と激昂する。
この行為は例え親族でも(だからこそでもあるが)看過できないほどであり、作中で甥に当たる人物を斬り殺している。
これはニトロワのアインとの特殊イントロでも確認できる。
対するアインは「刀と銃どちらも同じ人殺しの道具なのに、銃だけダメな理由が分からない」といった、暗殺者らしいシニカルな態度。

瀧川商事、矛止の会などの武装組織の頑強な抵抗に遭うものの、最終的にこれらを駆逐。
自らの勝利を宣言した直後に都心に核を投下、全国民を殺戮した上で「護国の不死」として復活させ、
自身の野望であった永遠の祖国の完成を成し遂げる。
その後国家の象徴として大帝をも蘇らせて自身はその下で総督の地位に就任、東京不死帝国を統治する事となる。

簡単に言うと昔は日本軍指揮官で、その後は政治家と文筆家。
そして復活した現在、旧日本軍の頃の日本に戻そうとしているのだ。日本国民を皆殺しにしてでも。
名前の元ネタ に多大な影響を受けている他、口調、服装、性格など、旧日本軍の指揮官そのもの。
召喚合体ゲームでも似たように市谷駐屯地を拠点に反乱を起こした褌姿の憂国の士はいたが、流石にここまではしない。
あちらの場合はヘブライ神族を頂点とする、光と法の軍団が目論んでいた東京壊滅を回避するのが主目的で、状況的にまるで違うのだが。
と、思っていたら『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』において、天津神への復讐に燃える国津神達の暴走により、
帝国陸軍が不死の兵士「ヨミクグツ」と帝都民の命を犠牲に完成した「超力戦艦」「超力超神」などを開発し、帝都に多大なダメージを与えていた。
旧日本軍はこんなのばっかりか。
ニトロワでの会話集

+実は彼女にも旦那がいるんだ
普通の恋愛とは程遠いが、『刃鳴散らす』の主人公と歪な愛情で結ばれている。
主人公の名は「武田赤音(たけだ あかね)」。小柄な体と女性的な顔を持つが、その見た目に反し残忍で暴力的な性格。
元々は剣の道を志す真面目な青年で、性格が歪んだ経緯もいろいろあるが省略。
刈流兵法という古流剣術の使い手であり、同門の宿敵「伊烏義阿(いがらす よしあ)」との決着に執着している。
一騎打ちを果たした後、宿敵の肉体を戒厳に大帝陛下を復活させるための器として奪われ、それを取り戻すために激突する
(そのため大帝は義阿の肉体を得て復活。オリジナルサウンドトラックのジャケットには椅子に座った大帝と、傍に控える戒厳が描かれている。
 だが、作中では大帝にとっては望まない復活であった事が描かれている。大帝は義阿の肉体には似合わない軍服を着て、虚ろな顔をしている)。
この際赤音は敗北しているが、戦いの際お互いに不思議と惹かれる事を認め、
戒厳は自分達の事を「違う鉄で打たれた同じ刀」と例えた。両者には目的のために真の意味で一切の妥協をしないという共通点がある。
『戒厳聖都』終盤にて再び対決。
今度は赤音が勝利し戒厳を犯しつつ文字通り喰らい(本人は愛情表現としている。またこの時一応愛を囁き口説き落としてもいる)、
その後東京タワーから突き落としている。
その後お互いを喰らいたいほどの情熱を戒厳も愛と認め、赤音を「我が夫君(ふくん)」つまり旦那と呼んでいる。

原作宣伝動画


ニトロ+ロワイヤルでの性能

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ニトロ+ロワイヤル』においては、刀を持っているため全キャラ中でもかなり長めのリーチを持つ。
飛び道具は持たないものの突進技に恵まれた、接近戦に強いキャラ。
立ち、しゃがみ弱やしゃがみ中を目押しで刻んでキャンセル必殺技、が主なダメージ元。
目押しはバージョンアップで若干シビアになったが、リーチのおかげで他のキャラよりもコンボ力は高め。
特徴的な技として
  • 高速で斬り上げ、途中で相手の攻撃(飛び道具含む)が重なったり斬り上げをチャンスメイクされると、
    返す刀で斬り下ろし壁バウンドさせるという「誓約大儀・護国御盾」
  • 攻撃の発生は遅いもののコマンド成立から長い無敵時間を持って画面半分以上を高速突進するガード不能の1ゲージ超必「誓約大儀・一億総玉砕」
  • 体力を満タンまで回復できる3ゲージ超必「一臣、大儀に殉ず」
といった大和の魂が容(かたち)になったかのような(なりすぎ)技を持つ。
一応「護国御盾」はリーチが短いため斬り下ろしは当たりづらく、「一臣、大儀に殉ず」はいとも簡単につぶされる上
そもそも3ゲージ貯める前に玉砕した方がいいと弱点もあるが、「一億総玉砕」は…
まあニトロワはゲージ自体とても貯まり辛いし、ゲージ技がやばいのはどのキャラも一緒だし。

ちなみに彼女のEDは肉ネタに始まり声優ネタ、曲芸商法ネタ等に溢れてかなりのカオス。
後半のネタが全て分かった人はかなりの兵(つわもの)。

+ゆけい!我が剣!
彼女のリーブアタックで出てくる巨大な鎧武者「倉田畢竟(くらた ひっきょう)」。
外見からは想像もつかないが、その正体は女性である。しかも美人。
鎧の中がどうなっているのか不明なので判断しづらいが、頭身的におかしいから本人自身は普通の体格の可能性もなくはないが、巨人女の可能性も……。
『戒厳聖都』においては圧倒的な強さをもって、戒厳とは違う意味での別次元をプレイヤー達に見せ付けた。
ライターが重度の甲冑、刀マニアであるため作中で薀蓄じみた説明が入るのがこの作品の特徴なのだが、
畢竟の強さは鎧ではなく操る刀の大きさである事が説明されている。
実際にプレイしていただければ刀同士の戦いにおいて、それがどれだけ有利なのかが分かって頂けるだろう。素人にも分かりやすい。
対策無しでは戒厳以上に勝つ事は不可能だとされた。
戒厳戦前の中ボスも彼女で、倒すと、

「あっぱれ、好敵……!」

と作中ただ一つの台詞を残し、静かに逝く。……すごい漢女だ。
+参考画像

そんな彼女だが、猫を可愛がるというシーンもあったりする。
撫でようとして自分の手の巨大さに気付き、握り潰してしまう事を懸念してやめたり、
意外と微笑ましい(生前は普通の手の大きさだったから、と考えるのは強引だろうか)。


MUGENにおける石馬戒厳

+如月銃駆氏製作
  • 如月銃駆氏製作
古くから存在している、MUGENで有名だと思われる戒厳。
原作で存在した永久コンボをできないように調整され、技の性能が一部変化している(元がガー不だったり無敵時間が長かったりで強すぎたため)。
デフォルトでAIも搭載されており、どんどんラッシュを掛けてくる。
だが、昨今のAIインフレにはついていけていないようで、対AI用のAI持ちキャラには分が悪い事が多い。

通常技が普通にチェーン風につながるようにされており、
誓約大儀・一億総玉砕まで簡単につながる(性能は普通の突進技になっている)代わりに
全体的に攻撃力が落とされており、かなり操作感の違うキャラにアレンジされている。
最大の特徴は『ニトロワ』のEDを基にした一枚絵をバックに石馬戒厳BB
(より正確に言えば、ニトロワ会話パートの正面向きのバストアップ絵)
を召喚する3ゲージ技『召還大義・石馬戒厳BB』が追加されている事であり、
画面の広範囲をカバーし、なおかつ立ちガード不可という3ゲージ消費に相応しい大技だが、
一方で空中ガードが可能という欠点も併せ持っている。
使い放題な参考動画

CEMTER:その他色んな物も呼んでます

おかげで本来の3ゲージ技が戒厳が不死である事を再現した
(だが格ゲーの技しては残念な性能の)ヒーリングである事を知る者は少ない。

また、st-exupery氏によるAIパッチも公開されている。
チャンスメイクの使用頻度が1から10までの10段階に調整可能(デフォルトでは1)で、
最大にすると某全開アレク並みのブロッキング振りを見る事ができる。
最新版に更新が間に合っていないが、特に問題なく対応可能。

+おやじ氏製作 アナザー石馬戒厳
  • おやじ氏製作 アナザー石馬戒厳
戦慄のタツマキの作者でもあるおやじ氏による、上記の如月銃駆氏の戒厳の改変版。
氏の引退に伴い現在は他のキャラ共々公開停止。
元々はスプライト改変のみの予定だったが、パッチの範囲内で収まりきらないためキャラごと改変する事になったとの事。
戒厳のドット絵は全て氏による手書きのものに替わっている。
また技のモーションも他の刀剣使いキャラのものを取り入れている(説明書によると通常技は覇王丸、『誓約大義・逆徒討滅』はロボカイのモーション)。
モーションも書き直されているため、技の性能はアレンジ元とある程度異なっている。
アレンジ元には無かった「一臣、大義に殉ず」が復活した代わりに「召還大義・石馬戒厳BB」はオミットされている(記述自体は存在している)。
簡易的なAIがデフォルトで搭載されている。
ペパーミント氏が改変したAIを本体同梱で公開している。

+みるきー氏製作 宇宙元帥石馬戒厳
  • みるきー氏製作 宇宙元帥石馬戒厳
所謂数の暴力勢。ランクは狂下位から狂上位。
なお、元ネタは二トロワのEDだと思われる。


ニコニコMUGENでは『アカツキ電光戦記』の皆さんと競演する機会が多い。
元々の世界設定、キャラ設定に通じる所があるせいか、ビックリするくらい馴染んでいる。
また、同じく世界大戦を経験した軍人としてキャプテンアメリカレッドスカルがいる。彼岸日和での戒厳とキャップの絡みは必見。
この他、ストーリー動画『畳の錬金術師 ~畳屋編~』では割と原作に近い性格と設定背景を持った戒厳が登場している。


「大帝陛下もご照覧あれ!」

出場大会

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最終更新:2020年10月09日 08:53