1996年の特撮『
ウルトラマンティガ』に登場する
怪獣。
ネーミング的には似ているが黄金勇者ではない
第36話「時空をこえた微笑」に登場。
身長70m、体重8万2千t。別名「超力怪獣」
異次元出身の怪獣であり、時空を歪ませる能力を持つ。
この力を利用し、世界各地のミステリースポットの磁場をエリア桜ヶ丘に集め
(その結果大正時代の少女やスペースシャトル・17世紀の船・米軍のA-10攻撃機などを出現させる現象を起こした)、
それにより形成した「時空界」を徐々に広げて48時間以内に地球を丸ごと時空界に飲み込ませようとした。
設定上はかつてダイゴ達が遭遇した
シルバゴンの近縁種であり、当初の脚本では「シルバゴンに似ている」などの台詞も存在していたが、
当時のチーフ助監督が「似てない」と反対してカットされた。
そのため、劇中ではホリイが「磁場の乱れやすい場所」としてシルバゴンのいた獅子鼻樹海を挙げているのが僅かな繋がりとなっている。
一応「頭部に2本の角が生えている」「シルエットが似ている」「体表に岩のような部分がある」など、要素を一つずつ挙げれば似ていない事も無いのだが、
実際に並べても一目見ただけで「似ている」とは言えず、箇条書きマジック的な側面が強い。
そもそも角に至っては形状も質感も生え方も全く違う
獣のように本能に従い人間を襲っていたシルバゴンと異なり、
時空界という安全圏から動かず侵略行為を行っており、その行動には確たる計画性と害意が見られる。
この他、頭部の角「スパークホーン」から発する閃光と破壊光線及び、ティガの攻撃すら防御・反射する球状のバリヤーを武器に持ち、
手札の多さはシルバゴンを上回る。
ただ、パワータイプのティガに引きずられたり攻撃を受けて痛がったりする描写があるため、
ティガの成長を加味しても、パワーや防御力はシルバゴン程ではないらしい。
それでも「シルバゴンと比較して劣る」というだけであり、
上記のパワータイプのキックを真っ向から受け止めるなど、並みの怪獣より強いのは間違いなく、
総合的な戦闘力とその能力による脅威度は『ティガ』登場怪獣では
ガタノゾーアに次ぐ。
当初は時空界から稲妻と共に一瞬だけしか姿を現わさなかったが、マグナス1とグラバス2の反時空界エネルギーを照射されたことで出現した。
上記の能力でティガを苦しめるが、角が光った(能力を使用した)後、能力の再発動に0.3秒だけインターバルが生じる事を見抜かれ、
この僅かな隙を突かれてGUTSのデキサスビームで角を破壊され、そのままティガのデラシウム光流を受け、
砕け散るように四散しつつ時空界と共に消滅した。
派生種
劇場版『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場。
スーパーヒッポリト星人がゴルドラスをもとに改造した怪獣。
バリアなどの改造前の能力はそのままに、シルバゴンに勝るとも劣らない怪力と防御力を手に入れただけでなく、
自身の意思で軌道を自在にコントロール可能な破壊光線「ゴルドニック・サンダー」を使用可能。
ティガをキングシルバゴン、スーパーヒッポリト星人と共に痛めつけるが、
ウルトラマンダイナと
ウルトラマンガイアの加勢で形勢を逆転され、
最後はガイアと戦闘になった末にフォトンエッジを食らい爆発四散した。
MUGENにおけるゴルドラス
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
gojira92氏が製作したスプライトを用いて作られている。
攻撃の一部はシルバゴンと酷似しているが、
相手を怯ませる必殺技「閃光」や飛び道具を無効化する「バリアー」等を持ち、
原作同様に攻撃範囲や防御性能はゴルドラスの方が優れている。
超必殺技はいずれも1ゲージ技で、「破壊光線」、「時空をこえた微笑」に加えて、
一定時間時空界を展開して攻撃力を上昇させる「時空界展開」がある。
なお、12Pでは常時時空界展開状態となる。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2021年09月20日 01:28