ゴードン・ボウマン



「ちょっとやりすぎたか?
 別に悪気は無かったんだがな」

 格闘スタイル:実戦逮捕術(『黙示録』)、パワーでのゴリ押し(『STB』)
 使用武器:スタン・トンファー
 誕生日:9月26日
 年齢:38歳(『黙示録』)、39歳(『STB』)
 出身:アメリカ
 職業:警察官
 血液型:A型
 身長:200cm(『黙示録』)、224cm(『STB』)
 体重:200kg(『黙示録』)、205㎏(『STB』)
 家族構成:娘と二人きりの家族
 趣味:ドライブ
 大切なもの:娘(カンピー)
 好きな食べ物:マッシュポテト(亡き女房の作ったポテトが一番)
 嫌いなもの:犬
 特技:早食い
 得意スポーツ:アームレスリング
 自分を動物にたとえるなら:

風雲黙示録』と続編『風雲スーパータッグバトル』(STB)の登場人物。
キャッチコピーは「犯罪者も恐れる鬼警官」「発電警官」。
担当声優は東尚徳氏。

ゴードン本部長エディ・Eを組み合わせた全く新し……もとい、
逮捕術とトンファーを組み合わせた暴力警官。強引な捜査で悪人からは恐れられている。
アメリカの警官には実際にトンファー型の警棒が支給されていたので、
実戦空手道+ブーメラン」だの「レスリング+斧」だの「ボクシング+剣術」だのと言った変態共とは違う、
『風雲』では珍しくきちんとした裏付けがある格闘スタイルで戦うキャラクター。
しかし現実の21世紀初頭では既に使われなくなっているそうなので「全く新しい」どころか時代遅れになってしまった……。
ちなみに「実戦逮捕術」を謳っているが、スタンガンの機能が付いているにすぎないトンファーから電撃球を飛ばす技を使うあたり、
恐らく常人には体得不可能な代物と思われる。実際続編の『STB』では変更されてるし

私生活では幼い娘のカンピーと二人暮らしで、病の床に就いた娘の治療代を捻出するため獣神武闘会への参加を決める。
事情が事情なので金の事しか頭に無い言動を取るが、それは全て娘を思っての事。
中白虎への勝ち台詞では「娘のためとは言え、年寄りを殴るのは気が咎めたよ……」と真っ当な思考も持ち合わせている事を垣間見せている。
脱衣KOでは厳つい見た目に似合わぬウサギがプリントされたパンツ(下の画像)を拝めるが、これは娘の好みに合わせているんだとか。

『黙示録』のエンディングでは真・獅子王から賞金をもらった後、「警官より儲かる」とSWFに転向。
警官の制服はそのまま、恐らく警官ギミックのレスラーとしてデビューしている。娘は無事健康になった。
……が、『STB』では「前作のプレイヤーキャラは全員負けた」という事になってしまい、SWFデビューは幻と消え、再び警官として登場。
どういう経緯があったのか、娘の治療代は真・獅子王に出してもらったようで、娘は健康に戻っている。
今度は娘と暮らすための家を買う金を捻出するため裏獣神武闘会に参加するが、
見積もりがどうかしているのか、頭金を稼ぐだけで後55年かかるらしい。一体どんな豪邸を買うつもりだったんだろう……。

そしてこの男、『黙示録』から『STB』の間になんと身長が24cmも伸びているドット絵は変わっていないのに
いくらなんでも1年で伸びすぎだろと言わざるを得ない
『STB』では他にも身長が11cm縮んだ赤胴の男や、同じく身長が6cm縮んだプロレスラー血液型がOからAに変貌したNINJAが確認されているが、
彼らの身に一体何が起きていたのだろうか……。


原作での性能

スピードは全キャラ中最低クラスで喰らい判定も大きいが、外見相応の高い攻撃力を誇る典型的なパワーキャラ。
リーチの長い武器攻撃をはじめ、剥き出しの太鼓腹で地面を滑る突進技「フリクションヒート」(しかも終了時に腹をさするので隙だらけ)、
コンボに組み込める上に空中の相手も掴む打撃投げ「ラウンチアッパー」、
如何なる原理か途中で3つに分裂する電撃球を放つ高威力の飛び道具「スパークボルト」といった、遠近両方に対応する必殺技を持つ。
また、何気にマックス・イーグルと並ぶ貴重な空中投げを所持しているキャラでもある。
逆転技は相手を叩き付けまくった後に電撃を纏ったトンファーでトドメを刺す「マッドポリス」。
イーグルの逆転技と同じくコマンド投げなので、仕様上相手をダウンさせれば投げが確定する。

『STB』ではトンファーをぶん回す無敵対空技「サイクロン・トンファー」と、
前作のラインアタックから昇格した急降下ケツアタックを見舞う奇襲技「ヒップボマー」が追加。
既存の必殺技も強化されており、フリクションヒートは前作同様に終了時の隙が大きいものの発生が早くなり、
ラウンチアッパーは追加入力でダメージアップが狙えるようになった事に加え、貴重な空中ガード不能の打撃技という特性も獲得。
引き続き空中投げも健在なので、空中ガードが強い本作では大きなアドバンテージを得る事となった。
他にもリーチに優れる武器攻撃や、『STB』唯一のコマンド投げとなったマッドポリスも相変わらず頼りになる。
……が、接近戦が強くなった反面、武器投げの廃止によって飛び道具がスパークボルトのみになるという漢らしすぎる仕様に(この人には負けるが)。
弾速が速くなり、一部の飛び道具を貫通するようになったものの、弾自体は小さくなって分裂しなくなった上に発生がかなり遅く、
コマンドも「↓タメ↑」という対空技のようなものに変更されたため、かなり使いづらい技になってしまった。
この他にも喰らい判定の大きさから攻撃を喰らい易く、キム・スイルの鳳凰脚に至ってはゴードンのみ喰らった後のバウンド中にも喰らい判定が残るので、
そのまま永久が確定するという哀しみを背負う始末。夢のマイホームへの道のりは遠い……。
プレイ動画
『黙示録』
『STB』協力プレイ




MUGENにおけるゴードン・ボウマン

『STB』のスプライトを使用したものが2体確認されている。

+ j34xalpha氏製作
  • j34xalpha氏製作
古くから存在していたゴードンだが、現在はリンク切れにより入手不可。
スプライトこそ『STB』のものを使用しているのだが、操作は6ボタン方式になっており、
必殺技は多数の飛び道具やテレポート技がある等原作再現度は低い。
……と言うか、落雷を発生させたりシャドルー総帥宇宙ゴリラの技まで使い出したりとほぼ別物。何があったんだゴードン。
あと、ボイスザンギエフと思しきものが混ざっていたりする。
AIは搭載されていない。

+ あだむすきー氏製作
  • あだむすきー氏製作
2024年7月に公開された新たなゴードン。
必殺技は全て揃っており、スウェー&回り込みも完備。また、逆転技は原作とは異なりゲージ消費式にアレンジされている。
なお、タッグ周りのシステムやガードキャンセル、武器強攻撃、起き逃げ、受け身、素手状態等は再現されていない。

上記j34xalpha氏製よりは原作に近い仕様なのだが、
スパークボルト以外の地上技と空中武器攻撃が空中ガード不可、通常技から必殺技へのキャンセルが出来ない(もしくは非常にシビア?)、
通常技が原作のラッシュコンビネーション以上に繋がる等、性能面にはかなりの差異がある。
特に必殺技周りの弱体化が痛く、原作で頼りになったラウンチアッパーは使い勝手が大幅に低下。
サイクロン・アッパーは原作と違って無敵が無く、スパークボルトも弾速は健在なものの貫通力を失い、単に発生の遅い飛び道具に……。
フリクションヒートとヒップボマーに至っては、空中受け身可能なのでヒット・ガード問わず反確という厳しさ。
とはいえ、通常技だけのコンボで4割ほど奪い去る火力や、間合いの広い空中投げとリーチの長い武器攻撃、
リバーサル等で活躍してくれる逆転技といった強みもしっかり持っているので、決して戦えないというわけではない。
ステップと回り込みを駆使して得意の接近戦に持ち込んでいこう。
AIは搭載されていない。



「ぐわっはっはっはーーっ
 これで賞金はわしのもんだな!」

出場大会

非表示


最終更新:2025年02月04日 11:35