実はその正体は護廷十三隊十番隊隊長を務めていた高位の死神。
最愛の妻の亡くなった年月について何故か記憶が適当(時間の感覚が人間と違う)だったり、
一護が死神化している間、 義魂丸で別の魂を宿している際は決して「一護」と呼ばなかったり、
朽木ルキア救出のため密かに尸魂界へ旅立とうとする一護に「お守り」を渡したりと、
ささやかながら一護の事情を知っていた伏線は初期から見られていた。
かつて現世で 藍染惣右介が生み出した改造 虚「ホワイト」と交戦した際に窮地に陥った所を 滅却師であった真咲に救われたことがあり、
その戦いで負った傷が原因で虚化しかけた真咲を救うために、事情を知った 浦原喜助の助力で、
入った死神の魂魄を人間のものとする義骸を真咲とリンクさせ、それに一心が入り死神の力を流し込むことで虚化を防ぐという手段を取り、
そのせいで彼は死神の力を本編中盤まで失っていたのである。
事前に一度その義骸に入ってしまえば二度と死神に戻れないことを伝えられていたが、一心は迷うことなく真咲を助けることを即決。
霊術院で修めた人体の知識を生かして開業医として人間界に紛れながら生計を立てつつ、この出来事が馴れ初めとなり二人は結婚したのであった。
竜弦ともこの騒動が切っ掛けで知り合っている。
なので本編初期では本当に霊力を失っており、当時の言動や1話で雑魚虚に殺されかけたのは全てが演技ではない。
真咲の死後も死神の力を取り戻さなかったのは、一護の中に継承された虚を抑えるべく繋がっていたためである。
しかし、尸魂界篇でその虚が呼び起こされたことにより繋がりが完全に途切れた結果、死神の力を20年ぶりに取り戻し、
人知れず妻の仇である大虚 グランドフィッシャーを打倒した。
ちなみにグランドフィッシャーのことはあまり恨んでおらず、むしろ許せないのは妻を救えなかった無力な自分の方らしい。
一護にも正体は伏せていたが破面篇の終盤で起きた空座町の決戦で遅れて駆け付け、息子に正体を明かした。
一心もそんな力があったならなんで真咲を助けなかったと叱責されると思っていたようだったが、
秘密を黙っていたのも真咲の件も何かしらの事情があったのだろうと察していた一護は詮索しなかった。
完現術者篇では浦原と暗躍し、一護に死神の力を取り戻すため協力していた。
小説『The Death Save The Strawberry』でこの詳細が語られており、
再び戦場に身を置く事になるため一護に死神の力を取り戻させることを躊躇していたが、
無力感に苛まれる息子を見て、真咲を救えなかった自分を重ねて浦原に協力を申し出た事情が語られた。
千年血戦篇では序盤では戦闘には参加しなかったが一護に母親との馴れ初めを語るなど重要な役目を担った。
そして終盤に石田竜弦と共に見えざる帝国の本拠地となった真世界城に乗り込んだが、最後まで非戦闘だった。
竜弦の父である宗弦は元は見えざる帝国に所属していたが袂を分かち、その際に通行証を盗んでおり、
それ故に竜弦は真世界城に侵入して雨竜の援護に駆けつける事ができたのだが、
作中で明言はされていないが現世ではなく尸魂界でなければ通行証は使用できないらしく、
しかし竜弦は自力で尸魂界に行けないため、一心が同行して彼を送り届ける必要があった模様。
ちなみに旧姓は「志波」。尸魂界の 名門貴族・志波家の分家出身である。
元々志波家は冷遇気味だったが、彼の出奔がダメ押しとなって没落が決定的となった。
日番谷冬獅郎及び松本乱菊は元部下で、彼らが劇中で黒崎家を訪れた際に顔こそ合わせなかったものの気付かれていたのだが、
2人は「訳有りなんだろう」と空気を読んで気付いていない振りをしたらしい。
読みは「えんげつ」。炎を操る能力がある。
また、直接攻撃力も高く、一護の斬月と同じく月牙天衝を使用できるが、
一心のそれは斬撃に炎と霊圧を乗せて斬る近接攻撃で、一護のそれとは名前が同じだけの別物である。
卍解も取得済みだが、非常に強力な反面負担が大きい代物らしく本編では未使用。
また、使用経験は無いようだが本人の言動を見る限り「最後の月牙天衝」も取得済みだった模様。
下っ端死神数十人分は霊圧を食うとされる界境固定を一人で2000時間保たせるなど霊力も莫大である。
|