ビビアン とは、【ペーパーマリオRPG】のキャラクター。
ビビアン |
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他言語 |
Vivian(英語) 薇薇安(中国語) Barbara(ドイツ語) Viviane(フランス語) Bibiana(スペイン語) Ombretta(イタリア語) Bulbian(韓国語) |
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性別 |
トランス女性 女 (GCの北米版/英国版/ドイツ版のみ) |
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所属 |
【カゲ三人組】→【マリオ】の仲間 | |
初登場 |
【ペーパーマリオRPG】 |
炎を操る【カゲ三人組】の一員。一人称は「アタイ」で、赤い帽子とピンクのカール髪が特徴。
一見可愛らしい妹キャラに見えるが、実は体の性別は男の子である。
ただしGCの北米版・英国版・ドイツ版においては何かしらの都合により性別に関する言及がカットされ、女性として扱われている。
姉の【マジョリン】からはよく虐げられており、あまり仲はよくない。
敵としてのステータス |
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HP |
攻撃 |
防御 |
リスト |
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10 | 1 | 0 | 123 |
ステージ2で中ボスとして登場。マリオ達を探しにふしぎの森に向かうが、その間に【クラウダ】のネックレスを拾い嬉しがっていた。
戦闘前にマジョリンから「どこが 三姉妹だよ! あんた
オトコ
じゃないかい!!!!!!」と怒鳴られている。
戦闘では「かげぬけパンチ」と「まほうのほのお」のようなワザで攻撃してくる。HPも火力も低いのでさっさと倒してしまおう。
ものしりをし忘れても、ゴミ箱からものしりデータが回収可能。マジョリンとマリリンと比べて拾える期間が早いため、「ん?」と思った人が多いだろう。
GC版の時点では所詮「男の娘」といったニュアンスが強く、上記のマジョリンのように彼がれっきとした男性である描写が多く見られたが、
イタリア版はトランスジェンダーである描写が直接的かつビビアンが本人のジェンダーアイデンティティプライドをポジティブに言及する描写があった(Switch版では後述のように、場面を変えて全言語に引き継がれている)。
名前 | 消費FP | 効果 | 習得 | ランク変動 | アクションコマンド | アクロバット | 備考 |
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カゲぬけパンチ | 0 |
相手にパンチをする アクションコマンドに成功すると火をつけてほのお状態を付与 |
初期 |
ノーマル:攻撃力3 ランク1:攻撃力4 ランク2:攻撃力5 |
画面に出たボタンをタイミングよく押す ボタンはABYXのいずれか |
戻ってきてカゲから出るときにAボタン | 空中や天井にくっついている敵にも対応可能。 |
カゲがくれ | 1 | カゲに入って1ターン攻撃をやり過ごす | 初期 | なし |
画面に出た5つのボタンを順番に押す ボタンはABのいずれか |
カゲから出たときにAボタン。相手ターン中に相手が全滅した場合、アクロバットコマンドを入力してもスターパワーを貰えない |
マリオ達がカゲに入っている間は「ほのお」等の状態異常のダメージも受けない。 ターンの初めに使った場合は次のターンのビビアンだけ動けない マリオの次に使った場合は、次のターンは全員動けない |
まほうのほのお | 6 |
炎で全体に防御力無視の最大5ダメージ 更に3ターンほのお状態を付与 |
ランク1 | なし |
画面に出るボタンを順番に押す ボタンはABYXのいずれか |
立てた指が止まった時にAボタン | |
メロメロキッス | 4 | 敵全体をこんらん状態にする | ランク2 | なし | 敵にハートが出たときにAボタン | 成功後手を挙げたときにAボタン |
ステージ4の中盤ではマジョリンから「イチコロバクダン」を探すように命じられ、事情を話したところ、見つけてくれたお礼として仲間になる。
このときはマリオがマリオでないため、しばらく正体に気付かないまま同行する。ランペルと再度戦った際はマリオと気づいて逃げ出してしまうが、2ターン後に「マリオと一緒に行く」、「生きるも死ぬのも一緒」と言って復帰する。
「カゲがくれ」が使える辺り前作の【レサレサ】のようなポジションだが、「まほうのほのお」による雑魚狩り性能が高い。またふしぎの森での戦闘では耐性を持っていなかったり、見た目的にも分かりにくいが、クラウダ同様、地震攻撃を受けない特性を持っている。
敵としてよりも味方としての方が強いという珍しいタイプのキャラクター。
ただしランク1にしないと覚えずに本領発揮できないので、さっさとランクを上げよう。ただ、ステージ4では加入時期の関係でランクアップできない為、強化はクリア後までお預けとなる。
その後にマジョリンからは「裏切り者」として扱われ、彼女からはマリオと一緒に始末してやると言われてしまう。
メガバッテンとは関わりがあるため、最後のスターストーンの在処が月であることが分かった際、「ここって…」といかにもな発言をしている。
さらには、アジトに来た際は「また ここに もどってきちゃった…」という発言をし、転送装置を使うと「メガバッテンは あの (転送)そうちを 使って 月から きていたの」という発言をする。アジトの場所をマリオにもっと早く教えることができたのではないだろうか。
また、幹部である【ペケダー】や総統である【バツガルフ】に会った際には名前で呼んでいる。
ステージ4クリア後のピーチのメールを見た際は「ま 魔物のたましい…」と反応しているだけであり、詳細は知らなかったようではある。
そのためか、マジョリン達と同種族の闇の魔物ではあるが【カゲの女王】の事は知らなかった。
なお、発売前の雑誌情報では、カゲ三人組はカゲ三姉妹として紹介されていた(もちろん味方入りは伏せられていたが)。
いつ性別が決まったのかは不明である。
北米版と英国版、ドイツ版では性別が言及されず、女性として扱われている。
GC版と同様だが、体の性別は男の子のまま変わっておらず、それどころか全ての言語で性別に言及されるよう統一された。
ただし時世に合わせてか表現はマイルドに修正されており、ふしぎの森でマジョリンが怒鳴る理由が「三姉妹じゃなくて 三人組だって いつも いってるじゃないかい!」と変化しており、ビビアンの返答も「アタイも… ココロの中では 妹だから つい…」と、性別には触れないものになったため、何も知らないならこの時点では血が繋がっていないかのような印象を与えていたが、ステージ4で加入する時に初めて性別が男の子だということを明かす。
また、【クリチェロ】が性別に触れなくなり【クラウダ】と同様に【クリボー】じゃないからという理由で断りを入れている(ビビアン側のセリフは変わっていない)。
クリスチーヌのものしりでは「カゲ三人組の一人でいちばん下の妹…じゃなくて 弟ね」が「カゲ三人組の 末っ子ね」、「それにしても カレって なかなかかわいいわね…」が「それにしても なかなか かわいいコね…」、「あたしったら なにを かんがえているのかしら」が「あたしったら ヤキモチやいているのかしら」、他には「カゲ三人組の 一人でマジョリンの妹…もとい 弟」から「カゲ三人組の 末っ子」に、なかまメニューでは「オンナのコのようで ホントは オトコのコ」から「体は オトコのコで ココロは オンナのコ」にひれびれ変更された。
「ものしりリスト」ではGC版の「オトコのコだけど その かわいさに みんな メロメロかもね」から「オトコのコだけど」の部分が削除。
全体的にトランスジェンダーに配慮したかのようなテキスト修正であり、時代を感じさせるものになった。
タイトル画面は仲間になると登場するようになった。
敵として出る際のものしりリストのナンバーが130に変更された。
イラストギャラリーにあるラフスケッチのアートワークには「カゲ三姉妹」と書かれているため、最初は性別には特に拘りがなかったと考えられる。
【カメレゴン】の城に彼のフィギュアが存在する。
また、カードとしても登場。
スピリッツとして登場。
「ペーパーマリオRPG編」に登場。一人称はゲーム版と異なり「あたし」。
ゲーム版とは異なりウスグラ村の話の後に登場し、メガバッテン軍の軍団員の命令でマリオを倒す事になるが、ゲーム以上にマリオに対する愛が強調されており、マリオを倒すと見せかけて助けてしまう。
軍団員はマリオを倒すどころか仲良くするビビアンを始末するために帽子に時限爆弾を仕掛けていたが、転んだ拍子に帽子が破れた事で爆弾が転がり難を逃れていた(ちなみにその爆弾は軍団員に直撃したが、生きていたことが最後のコマで判明した)。そしてマリオにキスした所で無精ひげが生えていたため、男である事が発覚した。
その後の【カゲの女王】との戦いでも味方扱いでマリオ達に応援を届けている。
姉のマジョリンとマリリンは別の話で登場しているためカゲ三人組としての登場はなく、出番は2回しかなかった。
また、幹部であるペケダーや総統であるバツガルフに会うことは無かった。