ミドナ とは、【ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス】のキャラクター。
ミドナ |
||
![]() |
他言語 |
Midna (英語) |
---|---|---|
別名義 |
ミドナ | |
性別 |
女 | |
職業 |
姫 | |
声優 |
河本明子 | |
初登場 |
【ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス】 |
「トワイライトプリンセス」に登場する影の世界出身の女性。小鬼と称されるような小柄な容姿の少女。
同作の【リンク】のパートナーにしてヒロイン。
一人称は「ワタシ」。
【ナビィ】から連なる本作のパートナー枠で、通常時はリンクの影の中に隠れているが、狼(ウルフリンク)の姿の際にはリンクの背中に乗る。
パートナー枠の中でも珍しく戦闘での直接的なサポートもこなすキャラクターで、狼状態では影の結界を広げ、結界で捉えた敵をまとめて攻撃できる広範囲攻撃を持つ。
その反面、シナリオの出番の多さとは裏腹にヒント数は少なく、戦闘時に話しかけても反応してくれるのはボスキャラ程度である。
【ゼルダ】姫に救われたのを機に性格が変わる。
リンクが魔物に攫われた村の子供たちを助けようとして影の領域に取り込まれ、気が付いたら狼に変身した状態でハイラル城の牢に閉じ込められていた所で初めて遭遇。
ハイラルを陥落させた影の世界の支配者【ザント】の対抗手段として影の結晶石を欲しており、子供たちとイリアを助けたいリンクを利用するような形で協力関係を結ぶことになる。
当初はリンクが自分以外に他に頼れる存在がないのをいいことにかなり見下した様子で接しており、重要な情報を一切明かさないまま勝手気ままにコキ使ってくる。
ハイラルの民を思って黒装束で身を隠すゼルダのことも「黄昏の姫さん」と茶化すなど、リンクのみならず光の世界の住民全体に対して食えない態度をとっていた。
リンクの当面のメイン装備となるトアルの剣も、元々は彼女が「自分用の装備が欲しい」という理由でリンクに盗みを働かせた挙句「やっぱり合わないからいらない」と放り捨てた物である。
そんな彼女の振る舞いにリンクも不本意な表情をのぞかせることもあった。
ただし、リンクを一方的に利用することに思う所はあったようで、影の結晶石をすべて集め終わった後には「今まで、連れまわして悪かったな…」と謝罪している。
しかし影の結晶石を集めた直後にザントの襲撃に遭い、集めた結晶石は全て奪われ、光の世界に直接引きずり込まれて致命傷を負ってしまう。
彼女を助けようと果敢に立ち向かったリンクも返り討ちに遭い、永続的に狼になる呪いをかけられる。
寸でのところを湖の精霊によってハイラル城前に転送されて危機を脱するが、本来は影の世界でしか生きられないはずのミドナは息も絶え絶え。
精霊の助言を元にリンクはミドナを背負ってゼルダに助けを求めに行くが、ゼルダに会ったミドナは「リンクを助けてやってほしい」「こいつはあんたたちの世界を救うために必要な存在なんだ」と訴えるばかり。
ゼルダに呪いを解くためのマスターソードの場所を教えてもらった際にも「よかったなリンク…あとは一人で…行けるよな…?」と語っており、既に自分の命が長くないことを悟っていたのか、自分の命よりリンクのことを優先するようになっていた。
しかしながら、そんな彼女の訴えに心を打たれたゼルダは自らの力をミドナに譲渡。ゼルダは姿を消してしまうが、ミドナは完全に復活した(*1)。
マスターソードを入手してリンクが呪いから解放されてからは
デレ期に入り
傍若無人な態度は消え失せて物腰も柔らかになり、名実ともにリンクの相棒として、ザントの根城と化した影の世界へと繋がる「陰りの鏡」を探す旅に出かけることになる。
ここでザントの魔力を逆利用する事を思いつき、一部の場所や戦闘を除いてリンクが人間と獣の姿を切り替えられるようにする。
そしてその道中、陰りの鏡がザントの手によって破壊されていた事、そして彼女こそが本作のサブタイトル「
およそ100年前、賢者たちの手によって影の世界に追放された【ガノンドロフ】は、実体を失いつつもその強大な魔力と怨念によってザントを傀儡にして影の世界を支配し、ミドナ自身も魔力の大部分を奪われ小鬼の姿にされていたことが判明。
当時のミドナは影の世界さえ救えればどうでもいいと思っていたのだが、リンクやゼルダとの触れ合いによって考えを改め、光と影、両方の世界を救うために戦うことを誓った。
最終的にリンク達の協力もあって仇敵ザント、全ての黒幕であるガノンドロフを撃破し、二つの世界を救い、本来の妖艶な美女の姿を取り戻す。
その後、リンクとゼルダに見送られ、陰りの鏡を通じて影の世界へと帰ることになるが、リンクに別れの言葉を述べながら一滴の涙を零す。
しかしその涙に込められた魔力は陰りの鏡を完全に破壊し、光と影の世界を行き来する道は完全に閉ざされることとなった。
以上のように、彼女の言動を追っていくと本作のシナリオがほぼそのまま網羅できるという歴代でも屈指の存在感を持つヒロインキャラ。
EDではリンクと別れることになったが、エンドロール中のリンクは、全ての問題を解決したにもかかわらず、エポナに乗ってゲームにおける「トアル村から外」に向かうルートを走っているため、ひょっとしたらいつかは……と思わせるところで本作は幕を降ろしている。
影の結晶石を利用して変身したり、髪の毛で魔獣【ガノン】を投げ飛ばす事もあった。
プレイアブルキャラの一人。使用武器は呪具。「トワイライトプリンセスの世界」における戦士の一人。
シアの魔力によって再び小鬼の姿に変えられてしまうが、ラナと出会って無双世界におけるハイラル軍に力を貸してくれる。
トワイライトプリンセス同様、狼に乗っているがリンク本人ではなくリンクを模した狼を魔力で再現したものである。
通常攻撃が狼によるものなのでリーチに欠けるが、髪を活かした掴み技が強力。
DLC及び移植作では真の姿もプレイアブル化。使用武器は鏡。
小鬼形態で「本来の姿だったらもっと強いんだけどなー」とボヤいていたが、その言葉に偽りはなく、圧倒的魔力で高火力広範囲攻撃を連発する強キャラ。
この形態でもリンクを模した狼を召喚する技を使っており、彼に対する思い入れはかなり強いようだ。
ウィークポイントダウン技では『トワイライトプリンセス』のEDにおける陰りの鏡を破壊した技を使っている。
「女性キャラのうち一人だけを選んで味方に付け、他の女性キャラ全てを敵に回して戦う」
というすさまじい内容のごほうびマップ「真のパートナー」の一枚絵にもゼルダや【ファイ】といったヒロイン達と一緒に描かれているが、体の小ささを活かしてリンクの頭にべったりと抱き着くという他のヒロイン達とは一線を画す甘えっぷりを見せつけている。
フィギュアとして登場。
2種類のシールもある(片方は「ミドナ&ケモノリンク」)。アートワークはどちらも『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のもの。
アシストフィギュアとして登場。
髪でファイター達を掴んで放り投げる。
両機種に普通のフィギュアもある。
アシストフィギュアとして続投。また、エース級スピリットとしても登場(アタッカースピリット)。
スピリッツバトルの相手は【ベヨネッタ】。
超化すると真の姿……ではなくレジェンド級の「ウルフリンク&ミドナ」となる。アートワークはどちらも『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のもの。
作中ではトップシークレット扱いの彼女の真の姿だが、
実は『トワイライトプリンセス』Wii版の説明書の表紙にデカデカと描かれている。
WiiU発売のHD版に至ってはその説明書の表紙が
パッケージイラスト
になっている。
勘の良いユーザーなら彼女の正体が判明したシナリオ中盤の段階で「ひょっとして表紙のあのキャラか?」と気付いた人もいたかもしれない。