ゼルダ とは、ゼルダの伝説シリーズのキャラクター。
ゼルダ |
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他言語 |
Zelda (英語) |
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別名義 |
ゼルダ姫 | |
性別 |
女 | |
職業 |
姫 | |
所属 |
ハイラル王国 | |
声優 |
『BSゼルダの伝説』:國府田マリ子 『時のオカリナ』:水沢潤 『風のタクト』:橘ひかり 『大地の汽笛』:大前茜 『スカイウォードソード』:嶋村侑 『神々のトライフォース2』:藤村歩 『ゼルダ無双』:世戸さおり(*1) 『知恵のかりもの』:三浦千幸 |
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初登場 |
【ゼルダの伝説】 |
ハイラル王国の姫。時代によって風貌や性格は異なるが、知恵のトライフォースを宿し、予知能力や高い魔力によって世界の災厄に立ち向かうという点はほぼ共通している。
一人称は基本的に「私」。
ドレスはこの姿のようにピンク系カラーの衣装が多いが、青系のカラーもしばしば見られる。
あるあるネタとして、パッケージによく乗っている緑色の服を着た少年はゼルダではない。
また、シリーズ名になっているのに空気に近いどころかそもそも登場しない作品がある。
そんな有様なので何とも不憫な扱いを受けることが多かったが、シリーズ中盤以降は改善傾向にあり、いちキャラクターとして内面を掘り下げられ、【リンク】にとって掛け替えのない大切な女性というヒロインポジションとして描かれることが多くなった。
説明書のストーリーでは大魔王【ガノン】が力のトライフォースを強奪した事から、知恵のトライフォースを守るために8つに分けて迷宮に封印した上で、【インパ】に勇気ある若者を捜索させる。これが原因でガノンに捕まってしまう。
迷宮には魔物がたくさんおり、しかも魔物のボスがトライフォースを守るように配置されている。
説明書に封印したのがゼルダ姫であると明言されている以上、本作のゼルダ姫は相当強い力を持っていると考えられる。
ストーリー的には重要人物だが、ゲーム中ではガノンを倒した後にのみにしか登場しない。
ファイル名を「ZELDA」にすると裏ゼルダを遊べるのはあまりにも有名。
下手したら初見で裏ゼルダになってしまった人もいるのではないだろうか。
説明書で初代ゼルダ姫がハイラル王国の開かずの間の祭壇で眠りに就いている事と、ゼルダの名が襲名制である事が明かされる。
その初代ゼルダ姫は当時の国王によりトライフォースの秘密を知らされており、兄である王子が口を割るためにゼルダを問い詰め、側近の魔術師が永遠の眠りに就く魔法をかけようと脅す。それでも屈しないゼルダに対して本当に呪文を唱えてしまい、王子は驚いて止めたものの魔術師に弾き飛ばされて詠唱は完了。結果、ゼルダは永遠の眠りに就いて同時に魔術師は絶命してしまう。
王子はこの行いを大いに嘆き、ゼルダを開かずの間に安置。そしてこの悲劇を二度と忘れぬように生まれた王家の女性にゼルダの名を付ける事と決めた。
これが本作におけるゼルダの伝説である。
ゲーム中ではスタート地点の神殿(開かずの間)で眠っている。
本作は『ゼルダの伝説』の後日談のストーリーであるため、そちらに出た現役のゼルダもいるはずなのだが、作中には一切出てこない。
【アグニム】によってハイラル城の地下に捕らえられており、リンクと【おじさん】にテレパシーで語りかける。
城から脱出した後は教会で保護されるものの、結局アグニムに操られている【兵士】達に捕まって闇の世界へ送られる。
闇の世界ではカメイワにおり、【デグロック】を倒せば救出できる。
その後は七賢者の子孫と共にガノンの塔の結界を解除する。
そのタイトルに反して一切出て来ない。
マリンをゼルダと間違えるシーンがある。
名前入力で「ぜるだ(Switch版では「ゼルダ」でも可)」と入力すると、ファイルセレクト画面のBGMが一時的にメインテーマのアレンジの物になる小技が存在する。
子供時代ではハイラル城に登場。ハイラル城の中庭を覗いていた。リンクにゼルダの子守唄を教えてくれる。
夢のお告げで【ガノンドロフ】が聖地にあるトライフォースを奪ってハイラルを支配しようとしていることを知り、先にこちらが聖地のトライフォースを手に入れることでガノンドロフを倒そうと画策。
リンクにお願いして聖地の鍵となる三つの精霊石を集めることに成功するが、その最中にガノンドロフが反乱をハイラル王家に起こしてしまう。
ガノンドロフの魔手から逃れるためにハイラル城からインパと共に脱出する際、一瞬のすれ違いざまにキーアイテムである時のオカリナを堀へと投げてリンクへ渡す。
ゼルダの願い通り、リンクはこれを使って聖地に入るための時の神殿へと赴きマスターソードを手に入れるも、結局それが原因でガノンドロフにトライフォースを奪われ、ハイラルは支配されてしまう。
青年時代では【シーク】という謎の若者に扮して各地でアドバイスを行い、最終的には時の神殿で正体を明かすものの、リンクに光の矢を渡した直後にここぞとばかりにガノンドロフに即捕まってしまう。
ガノン城でガノンドロフを倒す事で解放。共に脱出し、最終決戦のガノン戦では知恵のトライフォースの魔力らしき力を使いガノンの動きを止める活躍を見せる。
無事ハイラルに平和を取り戻したものの、聖地を制御しようとして逆にガノンドロフに利用されて多くの悲劇を引き起こしたこと、そしてその過ちにリンクを巻き込んでしまったこと、それら全てを「自分の過ち」と後悔していた。
二度と同じ過ちを繰り返さないように、聖地を完全に封印するために時の扉を閉じようとするが、それはリンクが時を旅する手段を失ってしまうことを意味していた。
最後は時のオカリナを使い、時の賢者としての最後の力でリンクを七年前の時代に戻すことでリンクと永遠に別れることとなった。
エンドロール終了後、無事元の時間軸の世界へと帰ったリンクが、ハイラル城の中庭を覗き込んでいた少女時代のゼルダと出会い、即ち最初の出会いをやり直すところで本作は幕を降ろす。
『時のオカリナ』のゼルダが回想シーンにのみ登場。パラレルワールド的な人物も一切出てこない。
スタルキッドから時のオカリナを奪い返した際に「ゼルダ姫との思い出」という回想で登場し、ハイラルから旅立つリンクに時のオカリナを託し、その際に歌った「時の歌」を思い出すことでリンクは窮地を脱することができた。
前作で7年前の最初の出会いをやり直したことで『時のオカリナ』におけるリンクとの交流はなくなってしまったが、回想で描かれた彼女の別れの発言を見るに、その後のリンクとは仲良くやっていたようだ。
リンクがハイラル王家の宝である時のオカリナを持って旅に出た理由についてはゲーム本編では明かされていない。
『ハイラル・ヒストリア』によると、前作で7年後から戻って来たリンクによって未来の出来事を告げられたゼルダは、ガノンドロフが聖地に入ることがないように時のオカリナをリンクに託し、遠くへ去るように促したらしい。
完全にガノンドロフの掌の上だった前作と違い、思惑通りに事が運べばかなり有用な対策だったのだが、同本によると当のリンクが「7年後の世界」から勇気のトライフォースを持ったまま帰ってきたことで聖地のトライフォースに影響し、ゼルダは知恵、ガノンドロフは力のトライフォースの所持者となってしまったらしく、結局あまり意味をなしていない。
両方の章に登場。ただしリンクシステムを使用して引き継いだ章でしか出て来ず、最初に遊んだ章ではインパから名前が聞けるのみ。
例によって【ツインローバ】にさらわれて生贄にされかける。
テトラの正体。歴代シリーズの中でもかなり意外な登場かもしれない。
正体が判明すると共にゼルダの衣装へ変わり、ハイラル城の地下に身を隠すがやっぱりガノンドロフにさらわれてしまう。
ガノンドロフとの最終決戦ではリンクとのチームプレイを披露。この場面では光の弓矢を使用する。彼女にカギつめロープを投げると回復のハートが手に入る。ガノンドロフに右腕で殴られて気絶する事もある。
外見こそゼルダ姫の衣装だが、性格はテトラのものと変わらない。但しゼルダになった直後だけは動揺して性格が大人しくなっていた。
最終的にはテトラの姿へと戻った。
「4つの剣」でも案の定というか【グフー】?にさらわれる。
本作ではリンクと幼馴染。グフーにさらわれる。風の宮殿でグフーを倒すと救出されるが、風の塔の地下で邪悪な気を封印しようとした時にガノンに捕まってしまう。
ガノンにある程度ダメージを与えると解放され、再度封印の準備を始める。
本作でもリンクと幼馴染。グフーに石にされる。
闇ハイラル城ではグフーにフォースの力を吸われていた。フォーソードのビームを当てると石化が解ける。
【ザント】にハイラル城を攻め込まれた時に降伏した為、トワイライトに取り込まれたハイラル城で幽閉され、喪服のような黒いローブを纏っている。
ザントと相対した際にはシリーズでも珍しく剣を構えて立ち向かおうとしていたが、圧倒的な兵力差を前に諦めている。
その後リンクと【ミドナ】の活躍によってハイラルの全ての地方がトワイライトから解き放たれたものの、ザントによって強引に光の世界へ戻されたことで瀕死に追い込まれたミドナを助けるため自身の持つすべての力を譲渡して彼女の命を救い、実体を失ってしまう。
終盤、闇に包まれたハイラル城に再び辿り着いた際にはトライフォースを模した像に封印されていたが、なんとそのままガノンドロフに憑依されてガノン憑依 ゼルダとして襲いかかってくる
ガノン憑依状態を撃破するとミドナの力で救われ、元の姿を取り戻す。
ガノンドロフとの騎馬戦では【エポナ】に乗り、ハイラル各地に宿る精霊たちから授かった光の弓矢でガノンドロフを怯ませてくれる。
リンクとガノンドロフのタイマン勝負時はエポナに乗ったまま結界の外で見守り、援護は全くしない。
本作ではミドナが完全にヒロインポジションのため、リンクとはほぼ他人である。
『風のタクト』と同一人物。
OPで『風のタクト』のあらすじを紹介する際、テトラの正体がゼルダである事を説明しているため、その際にゼルダの姿で描かれる。ゼルダとしての登場シーンはそれだけ。
テトラの子孫である姫として登場。
【キマロキ】?に肉体と幽体を分離させられ、幽体でリンクと行動を共にする。
シリーズで初めての一緒に冒険するゼルダ姫である。
ファントムに憑依する事により、【ゼルダファントム】?として行動が可能。神の塔で大活躍する。
肉体の方は【マラドー】?の器にされてしまうが、【ディーゴ】?の手によってゼルダの元に戻る。
リンクの幼馴染の少女。封印の地で【女神ハイリア】?の生まれ変わりである事を知り、巡礼の旅へと向かう。
その後はインパに導かれて過去の世界へ向かい【終焉の者】?を封印させるために永いに眠りに就き、トライフォースの力で現代で目覚める。
そしていつも通りに【ギラヒム】に攫われて終焉の者の復活の為の生贄にされるがリンクの活躍によって解放される。
本作にはまだハイラル王国が存在しないので、姫ではなく巫女という立場になっている。
ハイラルの王女。【ユガ】に絵画に閉じ込められてさらわれる。
本作ではパラレルワールドの存在であるヒルダ?が登場する。
本人は登場してないし名前すらも出ていないが、彼女が来ているドレスをモチーフとした服「ハートフルドレス」がある。
操作キャラクターの一人。「ハイラル王国 王女」として登場。
本作のハイラルの知恵のトライフォースは代々ハイラルの王女が継承しており、彼女もまた当代の継承者。
無双プレイアブルキャラらしく一騎当千の活躍を見せる。作品名通りゼルダが無双できる作品である。
使用武器は細剣(光)、タクト(雷)、コピーロッド(闇)の三種。
シナリオ上ではシークに変身する事も可能だが、プレイアブルキャラとしては別キャラ扱いとなっている。
ハイラルの姫。知識欲旺盛で考古学・遺物研究が趣味。なんと三つのトライフォースをすべて持っている。
本作における歴代ハイラル国王女は代々封印の力を秘めており、それを使ってハイラルを襲う【厄災ガノン】?を封印する使命を持っていたのだが、幼い頃に先代の封印者である彼女の母親が急死。
封印の力を目覚めさせる方法は継承者によって口伝で継承されており、彼女は殆ど独学で封印の力を開放する方法を見つけなければならなかった。
しかしながら幼少時から数々の修行を繰り返し、各地の精霊の泉を訪れても封印の力が一向に目覚めないことに思い悩み、国民の中には影で彼女を謗る者も現れた。
遺物研究も「封印の巫女として働けないのであれば、せめて別の形で厄災封印に貢献したい」という思いから始めたもので、それによって多くの【ガーディアン】?や神獣を厄災ガノンが現れたときの戦力として確保しようとしていたのだが、それですら父であるハイラル王に「現実逃避」と切り捨てられた。
ただし、王もゼルダの苦悩はよく理解しており、もし最後の修行がうまくいかなかった場合休養も兼ねて再び研究の許可を出すつもりでいた。
マスターソードに選ばれ、勇者としての責務を十二分にこなすリンクにコンプレックスを抱き冷たく接していたが、イーガ団の凶刃から守られたことをきっかけに打ち解ける。親身に接してくれる彼は心を許せる数少ない存在でもあった。
結局彼女が封印の力に目覚める前に厄災ガノンは復活し、多くの魔物たちがハイラル軍に牙を剥き始める。さらに厄災ガノンはその魔力で遺物を乗っ取る術を身に着けており、
前述の魔物たちに加え、ゼルダ主導によって発掘されたガーディアンと神獣の全てが敵に回り、ハイラルを侵略する「大厄災」が勃発してしまう。
自分がやってきたことが全て裏目に出て、より多くの犠牲者を出してしまったことに嘆き悲しむゼルダだったが、ハテノ砦で数十体のガーディアンに追い込まれ、瀕死の重傷を負ったリンクを助けたいと心より願った瞬間、ついに封印の力に覚醒、周囲のガーディアンの機能を停止させた。
その後はマスターソードをコログの森に安置。古代の治癒施設である回生の祠に運ばれたリンクが復活し、ハイラル城に来るその日まで、ガノンをずっと封印し続けることとなる。
その後リンクが回復するまでに100年もの歳月が経っており、その間復活しかけのガノンをその身をもって封印し続けていた。恐ろしいほどの苦労人である。
最終的にリンクと共にガノンを倒し完全に封印することに成功するも、その時に力を使い果たしたのか、女神の力を完全に失ってしまった様子。しかしそのことに対する後悔はなく、真エンドではリンクと共にハイラル再興のために新たな旅に出ている。
本作では青色が強調された正装のドレスや封印修行の際に纏う白いドレス、更に青シャツに黒タイツといった3種類の服装がある。
シナリオ上はまごうことなき悲劇のヒロインなのだが、本作は 「オープンエアー」と題するよう、縦一本に作られた直線的なシナリオではなく、広大なマップを探索することそのものを楽しむ自由度の高さが売りの作品なので、大多数のリンク(プレイヤー)は彼女がその身を犠牲にしながら必死にガノンを封印していることを承知の上で広大なハイラルを駆けまわり、遺跡を探索したり料理レシピを開発したり狩猟生活にいそしんだり魔物の集落を襲撃したりと蛮族的な生活を存分に満喫することになる。何とも不憫。
『ブレスオブザワイルド』と同一人物。
未来からやって来た小型ガーディアンの【テラコ】?によって、近い将来、覚醒した厄災ガノンによってハイラルが滅ぼされる「大厄災」が勃発することを知り、破滅の未来を回避するために、リンク達と共に奔走する。
しかしながら憑依ガノンとその配下アストルの暗躍もあり、結局正史同様彼女の17歳の誕生日、厄災ガノンが覚醒。
正史と違い、彼女らがハイラル城を離れる前に配下のモンスター及び洗脳されたガーディアンらの襲撃を受けることとなるが、ハイラル王自らの手で救われる形でリンクと共に窮地を脱する。
結局破滅の未来は避けられないのかと諦めかけた矢先、テラコの力で召喚された未来から来た助っ人によって英傑達がカースガノンの撃破に成功し、神獣が乗っ取られるのを防ぐことに成功する。
そして彼女も逃亡中、4体のカースガノンによって追い詰められたリンクを助けたいと心より願った際、本編同様封印の力が覚醒。
また、ゼルダを助けるために犠牲になったと思われたハイラル王も、ゼルダがかつて修理していた遺物研究品の力が発動したことにより命を取り留めていたことが発覚。
さらにはアストルの手によって多くの部下を犠牲にされたイーガ団の長コーガがハイラル王家への積年の恨みを捨てて厄災ガノン討伐を申し出たことで、ハイラルの全勢力が一致団結。十分な戦力を持って厄災ガノンとの対決に臨む。
それでも厄災ガノンの力は強大で、ようやく勝負の土俵に上がることが出来たリンクを含む英傑達や彼女の封印の力も寄せ付けなかったが、テラコの自爆特攻をきっかけに形勢が逆転。リンクのマスターソードによって一刀両断された厄災ガノンを、封印の力でもって沈黙させる。
ED後は壊れてしまったテラコを修理するためのクエストが解禁され、彼女の手によって修理されたテラコと感動の再会を果たす。
本作の事実上の主人公であり、発売前は
「本編では描かれなかった大厄災の全貌がいま語られる」
という
嘘
広告もあって、どれだけ悲惨な姿を描かれるのだろうと悲観的な目で見られていたものの、
蓋を開けてみれば大厄災を食い止めることに成功してハイラルに平和を取り戻し、本編で果たすことの出来なかった父ハイラル王との再会、そして和解も果たすという、非常に救いのあるヒロインとなった。
使用武器はシーカーストーンで、テラコによる追加パーツで強化された4つのシーカーアイテムをより攻撃的に使いこなす。所謂設置型キャラではあるが、能動的に戦える技も多く使い勝手は悪くない。
封印の力が覚醒して以降は光の弓矢を用いて戦うが、弓矢というよりはトライフォースの魔力で光弾を浴びせるのがメイン。シナリオ上の扱いとは裏腹にゲージ管理を重視する意外と癖が強い性能。
DLCではなんと零式ではない方のマスターバイクが解禁。スタイリッシュな動きで轢き逃げ攻撃を繰り返す可憐な姫様の姿はシュールそのもの。
『ブレス オブ ザ ワイルド』と同一人物。
オープニングでリンクと共にハイラル城の地下への調査に向かい、謎のミイラに乗っていた光る腕から落ちてきた勾玉のような石を拾う。するとミイラが目覚めて天変地異を引き起こし、ゼルダは地底へと落下し光に包まれて消滅してしまう。
始まりの空島のクリア後に再びリンクの前に登場。朽ちたマスターソードを受け取り、すぐに消え去ってしまう。
以降はメインチャレンジやエピソードチャレンジで彼女の行方を探る事となる。
各地で起こった異変にゼルダが関わっている報告が飛んできたり、馬宿では妙に事件に一枚噛んでいたりと各所で噂話が流れ始めている。
メインチャレンジ本編において登場するゼルダは各地で異変の元凶である【魔物】達を作り出したり、「おいし岩」なるものを提供したり、ワッカ遺跡の調査を止めたりと一連の黒幕のように描かれている。
また、ブラッディムーンが発生した際にはボイス付きで解説をする怪しい様子も見られる。
ハイラル城まで進めると、このゼルダは【ファントムガノン】が変身した偽物である事が判明。ゼルダの姿を利用していただけであった。
倒した扱いになっているのか、ハイラル城クリア後はブラッディムーンのムービーに出てこなくなる。
本物のゼルダは、地上絵にある龍の泪の回想や、【ミネル】との会話で詳細が明かされる。
なんと初代ハイラル建国時代の過去にタイムワープしており、そこで出会った初代ハイラル王ラウルとその后ソニアと出会い、彼らと遠縁の親戚(確かに嘘は言ってないのだが…)としてハイラル城で暮らす事となる。
ゼルダはそこで勾玉のような石「秘石」によって「時の賢者」として目覚めた事を知り、未来で復活する魔王ガノンドロフとの戦いに備えて様々な準備を行う。
封印戦争ではラウルや5人の賢者達と共にガノンドロフと交戦したが魔王の力を持ったガノンドロフには敵わず、ラウルの命を懸けた封印により戦争は終結した。
5人の賢者達を未来で覚醒させるために各種族の賢者に予言を残し、更にガノンドロフを唯一倒す術であるマスターソードを復元させる方法を探る。
マスターソードは光の力を長時間蓄え続ければ復活することを知った彼女は、マスターソードを完全なものとするべく、自分に宿っているラウル由来の光の賢者の力を費やす事を考案し、秘石を飲み込み【白龍】の姿へと変身。
秘石を飲み込んだものは龍の巨体と永劫の命を得る代わりに、代償として理性や感情を失ってしまうという。ゼルダはその永劫の命でマスターソードの復活を試みるのだった。
そして、白龍となったゼルダはマスターソードを頭に刺し、現代に至るまでハイラルの上空を飛び続けていた。
その白龍が落とした泪が地上絵で回想を見られる元となっており、本作のサブタイトルである「ティアーズ オブ ザ キングダム」をそのまま示していると思われる。
龍の泪を全て発見してマスターソードを引き抜くと、そのまま何処かへと去っていく。
最終決戦では【黒龍】と化したガノンドロフの前に白龍の姿で登場し、リンクと共闘。
エンディングではラウルとソニアの力によって元の姿へと戻った。
黒龍との戦いを終えた後に、延々と落下していく彼女の手を掴む事でゲームクリアになるのだが、放っておいても最終的に高度が固定されるので、手を掴み損ね続けてもゲームオーバーにはならない。
エピソードチャレンジ「古代からのメッセージ」では、過去に飛んだゼルダの様子を石碑で知る事ができる。
時の神殿を邪悪なるもの達から守るため、ゾナウ族の技術で空へと飛ばし、更に防衛用としてゴーレムを製造していたとのこと。
つまり、天変地異によって突然現れた空島は、ゼルダが過去に飛んで歴史を改変したために発生したという事になる。
また、これまで発掘された文明遺産からはゼルダの名が無かったのに対し、新たに発見された石碑にはゼルダの名が刻まれているとのことで、この歴史改変は今生きてる人達の認識を改変する影響はなかったらしい。
馬宿のミッションではイーガ団が変装していたり、料理を教えていたり、【ドンゴ】の保護を行っていたりと様々な話を聞く事ができる。
また『ブレス オブ ザ ワイルド』でリンクが建てたハテノ村のマイホームはゼルダに譲られており、その縁でハテノ村の学校開校にも関わっている。
日本向けに発売された作品ではシリーズ初の主人公となった。
(日本国外では【Zelda: The Wand of Gamelon】?や【Zelda's Adventure】?で先んじて主人公を務めているが、現在の公式シリーズ作品として認識されているのかは不明)
プロローグではリンクを操作し、途中から交代する形となる。
「トリィロッド」を手にしてハイラルを救う旅に出る。
ガノンに攫われて7日間はハイラル城から出ている状況であり、ミナミノ遺跡までやってきたリンクに助けられる事となる。ガノン戦後にリンクが裂け目に飲み込まれた後にプレイヤーキャラとして操作可能になり、クリスタルを破壊して脱出する。
この時出てきた光に導かれてリンクが羽織っていたフードを回収した途端、急に裂け目が広がり始め、彼女は大急ぎでミナミノ遺跡から脱出し、2人の兵士と共にハイラル城へと帰還する。
ハイラル城で【ハイラル王】と再会できたが、ガノンに捕らえられていた間の出来事を伝えた直後にハイラル城の王座から裂け目が発生し、ハイラル王に突き飛ばされて裂け目の範囲外に逃れたが、ハイラル王/【サダリ大臣】/【ウギ将軍】は裂け目に飲み込まれた。
裂け目から出てきた偽者のハイラル王達により裂け目を出した犯人だと疑われ、牢屋に入れられた挙句処刑されそうになる。そこでミナミノ遺跡からついてきた妖精トリィからトリィロッドを受け取り、カリモノの力を利用して脱走する。インパが用意した服とリンクのフードを着てお忍びの服とし、インパがハイラル兵の追っ手を食い止めてる間に城外へ脱出する。
井戸から外へ出ようと進んでいると突如裂け目が広がり始め、水路に入ってミナミノ海岸の洞窟で目を覚ます。
ミナミノ遺跡の大きい裂け目を消してサダリ大臣と合流し、会う予定だった【ルーベリ】と話す。ゲルド砂漠やジャブール水域の大きい裂け目を消してウギ将軍と合流し、ガノンとの死闘の末にハイラル城の裂け目を消してハイラル王を救出する。
本物のハイラル王の命令で彼女の指名手配が取り消され、変装せず活動できるようになった。
その後は三女神ゆかりの地であるオルディン火山、フィローネ湿原、ヘブラ山にある霊峰ラネールで大きい裂け目を消して三女神の証を入手する。フィローネ湿原ではビノビノの家に発生した裂け目を消したら、3体のデクナッツに捕らえられて牢屋に入れられている。
三女神の証を手に入れて無の世界から出た直後に【ヌゥル】によりカリモノ(偽者)を作られ、気絶しているところをカリモノのゼルダからとどめを刺されそうになるが、トリィと共にワープして生き延びる。
いにしえの森でデクの樹と出会い、先に来ていたカリモノのゼルダを追って地下遺跡に辿り着く。ここで知恵のトライフォースが彼女に宿り、いにしえの遺跡の無へ向かう。
いにしえの遺跡の無の最深部でカリモノのゼルダを撃退し、ヌゥルに捕らえられたリンクを救出する。
リンクに武器を返した後はリンクと一緒にヌゥルの体内へと突入する。リンクと協力して奥深くまで進み、カリモノのゼルダを吸収して力のトライフォースを宿したヌゥルと対決する。
開発者インタビューによるとメインチャレンジの進行により表情が変化するようで、デザイナーも彼女のデザインを定めるのに凄く苦労したようだ。
彼女もトライフォースを使用して願いを叶えている。
初期キャラクターの一人。『時のオカリナ』のデザイン。下必殺ワザでシークにチェンジできる。
単独では魔法攻撃を得意としており、通常攻撃にも魔力を纏わせた強力な一撃を放てる他、『時のオカリナ』の3種の魔法を扱えたり、空中前後で「稲妻キック」という強力な判定のある魔法の蹴りを繰り出せる。
その一方で運動性能は劣るため、細身の女性キャラながらパワーキャラのような特徴を持つ。
しかしながら攻撃のリーチ・判定が狭いせいで肝心の技の威力を活かすのが難しく、運動性能は前述の通り劣悪、重さは下の方なので吹っ飛ばされやすい(本作での重量は「90」)…と単体で見るとかなりの弱キャラ。
本来は「ダメージソースに優れるシークで%を稼ぎ、フィニッシュソースに優れるゼルダで撃墜する」という設計のキャラクターのはずなのだが、シークがあらゆる面で強すぎるためあまり使いどころのないキャラクターとなってしまっている。
初期キャラクターの一人。『トワイライトプリンセス』のデザイン。今回もシークにチェンジできる。重量は「85」に減少した。
下強攻撃が「ローキック」に変更された。最後の切りふだは「光の弓矢」。
原作では『時のオカリナ』以上に地味だったため、ここまで動き回る『トワイライトプリンセス』のゼルダは珍しい。
「亜空の使者」では空中スタジアムで【ピーチ】と共に【ボスパックン】に捕まってしまう。彼女とピーチのどちらのカゴを壊すかで助ける方が変わり、一部のムービーや操作キャラクターが変化し、場合によっては【マリオ】達の手によって彼女を倒されたと勘違いしたリンクが激怒し、仲間割れを引き起こすという展開も。
前述の通りトワプリデザインのリンクとゼルダはほぼほぼ他人なので姿だけ見るとやや違和感はある。
「戦艦ハルバード 内部」で【メタナイト】/【ルカリオ】/スネークに救助された後、シークに変身した。
「亜空間突入口」の最後で【タブー】のOFF波動を受けてフィギュア化してしまった。その後は「亜空間(下)」にて任意で救出可能。
亜空間で彼女とリンクのフィギュアを回収していると、彼女がガノンドロフを復活させるムービーが流れる。
初期ファイター。『トワイライトプリンセス』のデザイン。本作ではシークとは別キャラとして扱われている。
そのため下必殺ワザが『大地の汽笛』をイメージした「ファントムアタック」へと変更された。下スマッシュ攻撃が「スピニングローキック」に変更された。
性能そのものは『DX』・『X』同様相変わらず重量級並みに動きが悪く軽量級並みに脆くて火力に欠ける残念スペックなのだが、シークに変身できなくなったのが最大のネック。
シークが壊れ気味だった『DX』ではそもそもシークのせいで完全に出番を奪われていたファイターなのだが、シークの性能が中堅程度まで引き下げられた『X』では「状況に応じてシークと使い分ける」という強み自体は存在した。
言い換えてしまうと「状況に応じてシークにチェンジできる」というのが最大の長所と言えるキャラだったので、それがなくなってしまった本作では強みらしい強みがない最下位層のファイターである。
『DX』や『X』と同じくスカートの中にタイツを穿いてるのだが、WiiU版だけ中が真っ黒にされている。
隠しファイター。今回は「ゼルダシリーズのキャラクターの出典元を統一しなくて良い」ようになり、更に『ブレス オブ ザ ワイルド』のゼルダは戦うイメージがないという理由で、『神々のトライフォース』(実際は『神々のトライフォース2』)のデザインへと変更された。可愛らしいと評判である。『神々のトライフォース』や『神々のトライフォース2』の彼女も原作では戦った事は無いが……。
なお、今回もシークへのチェンジはできない。
向きによってモーションが左右反転するようになった(本作のゼルダシリーズのファイターの中では彼女だけがこの仕様となっている)。
弱攻撃2の「ラピッドフラッシュ」、百裂攻撃フィニッシュの「フラッシュフィニッシュ」が追加された。最後の切りふだはトライフォースで攻撃する「知恵のトライフォース」に変更。
性能面ではこれと言った強みがなかった前作に比べ「ディンの炎」や「ファントムアタック」が大幅に強化され、弾幕キャラに近い運用も可能。
シークありきで成り立っていたスペックから雑にシークを奪っただけの弱体化に等しかった前作に比べ、きちんと単体でも戦えるファイターへと調整されている。
スカートの下に白いズボンを穿いている。その為かスカートの中は真っ黒になっていない。
「灯火の星」では他のファイターと一緒に【キーラ】と対峙し、キーラの光線をネールの愛で防ごうとしたが光線が直撃しフィギュア化してしまった。
「闇の世界」の「聖地」エリアで必ず解放する事になる。
ファイタースピリットのアートワークは『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』のもの。
その他にも、『時のオカリナ』の少女時代と超化することで入手できる大人時代のゼルダ、テトラから超化する『風のタクト』のゼルダ、ファントムから超化する『大地の汽笛』の魂ゼルダ、『ブレス オブ ザ ワイルド』のゼルダのスピリットもある。
変身魔法の使い手という独自設定がある。
冒頭では松明を手にリンクを城の地下へと案内し、安置されていた初代ゼルダと接触させた。
リンクとガノンが対峙する中、ゼルダは崖下へと落下してしまう。駆け寄ったリンクは手を伸ばすが掴むことは出来ず、そのまま二人は離れ離れとなる。
劇中では魔物が化けたゼルダ姫の偽者が登場しており、リンクを罠に掛けている。
並行世界のハイラルを舞台としており、主人公はリンクに変装(男装)したゼルダ姫。魔王の側近の手に落ちたハイラルを救うため冒険に出る。
別のハイラルからやって来た協力者と力を合わせ、ハイラルを取り戻すことに成功する。
10歳前後くらいの女の子。シリーズで初登場した元祖こどもゼルダ。リンクも子供であり、インパも若い女性となっている。
王家の秘宝「知恵のトライフォース」を頭部に張り付けることで強力な光の力を使うことが出来るが、精神的に未熟なため十全とはいかない。設定的にも珍しい、高い戦闘能力を持ったゼルダ姫である。
幼少期に病弱な母親がいたがガノンに殺されてしまい、父王からは教育方針を押し付けられて話も聞いてもらえない。復讐心を抱いているため光の力を十全に使いこなせないでいる。しかしガノンに喰われそうになったリンクを助けるため力を引き出すことに成功する。
その後、捕まったゼルダはガノンの額にある水晶に囚われてしまう。だがゼルダもガノンの両目を潰したことで双方ともに行動不能となった。ガノンの方が先に自由を取り戻してしまうが、最終決戦でリンクがガノンの額を貫いたことでゼルダ姫は解放された。
リンクと一緒に城の地下で初代ゼルダの霊体と接触する。
劇中では珍しくリンクとのラブコメが描かれており、ラッキースケベさながらリンクに押し倒される格好になったことがある。
実は生きていたガノンとの戦いでは、ガノンとの押し合いに苦戦するリンクに駆け寄り合体攻撃で逆転勝利を果たす。
ちなみに初代ゼルダも登場しており、こちらは肉体がガノンの手に落ちているため魂のみの存在となっている。子犬の身体を借りてリンクの冒険に加わる。
一度はリンクとゼルダに撃退されたガノンだが最終決戦にて凄まじい超巨体の魔獣となって復活。しかし取り込まれていた初代ゼルダがガノンの弱点をリンクに伝え、リンクがゼルダ姫から授かった武器で弱点を攻撃したことで勝利する。
「黒き影の伯爵」では12歳の少女。ガノンに城を攻め落とされ父王を殺される。力のトライフォースは奪われたが、知恵のトライフォースはインパが持ち出したことで難を逃れた。ゼルダとリンクは最終決戦まで顔を合わせないのだが、ゼルダは夢の中でリンクの姿を見ていたので味方だと分かっていた。
「神々のトライフォース」では、一度は助け出されたゼルダだが、アグニムの背後で糸を引いていた真の黒幕である巨人のガノンに捕まってしまい膜の中に幽閉される。
ゼルダ姫は高慢な性格のため当初はリンクを嫌っていた(リンクが子供という理由で信用できなかった)。しかしリンクが本当に強い人だと知り見直すようになる。ただし恋仲にはならない。