最上の空陸両用



60 名前:最上の空陸両用 2番手だった、よかった。>16スマソ[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:28:35.52 ID:3kHHo4Qo
連合軍第501統合戦闘航空団(以下501stJFWと表記)より、基地北方の島嶼にて
ネウロイが謎の構造物を建造中との通報あり。

爾後、501JFWの指揮官、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐より
連合軍司令部の命令により501stJFW全戦力による敵建造物の攻撃任務を実施する旨通達あり。
また、併せて本艦【最上】へ、沿岸部からの艦砲射撃等の支援要請あり。
遺憾ながら、本艦未だ推進系の損害復旧せず、作戦参加は不可能であるため
ミーナ中佐へは謝罪とともにその旨返答する。

501stJFWは連合軍艦隊の増援を待つことなく、敵構造物建造の企図を挫くべく作戦開始の予定。
………
……

艦長「いまだ損傷が復旧出来ていないというやむなき事情があるとは言え、
   このような重大な作戦に参加できないというのは、軍人としては屈辱だな」

副長「その屈辱を雪ぐために、我々は彼を送ったのではないですか。
   この戦い、彼の働きに期待しましょう」

艦長「そうだな…我々の代表として、頑張って欲しいものだ」



副長「…で、シリアスな空気の所悪いんですが、今回は<俺>少尉のモノローグが挟まっちまうぜ!な回です。
   普段より読みにくさ、まどろっこしさ300%増でお送りしますぞ」

艦長「久しぶりの投稿なのに読み飛ばし推奨回か、豪気だな」

副長「ま、投稿がこれほど開くという想定はしてなかったですからね。
   まぁそもそも前回どころかこのお話自体誰も覚えてないだろうし、いっそ好き勝手やりましょという事で」


前のお話の要点だけを@高速で読み飛ばしたい方はこちらから

61 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:31:57.13 ID:3kHHo4Qo
作戦前の調査飛行に出発
………
……

バルクホルン「さて、いくぞエイラ、<俺>。
         今日の調査の結果次第で作戦内容が大きく変わる可能性もあるし、
         調査中にネウロイとの接触の可能性も有りうる。
         注意して任務に当たるぞ」

俺「了解です」

エイラ「へーい」

バルクホルン「…エイラ、なんだその返事は」

エイラ「あーもー、わかってるよー。
    ちゃんと任務はマジメにやるって!」

バルクホルン「ならばいいが…」

バルクホルン(やはり昨日のことが尾を引いてるのか…)チラ

俺(バルクホルン大尉がこっちを見てる…ううむ、やっぱりこの空気の悪さは俺のせいか)
俺「い、行きましょうみなさん!」

エイラ「フン。
    とっとといくゾ」

62 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:34:11.91 ID:3kHHo4Qo
調査飛行中
………
……

俺「一つめの島には結局なにもないみたいですね」

バルクホルン「そうだな。
         次の島にも何もなければいいんだが…」

エイラ「でも、中尉たちも別の島を調査してるんだろ?
    そっちの組が見つけちゃったらそれはそれでアウトだけどナ」

バルクホルン「まあ、確かにそうだが…。
         …ミーナ、こちらは一つめの島の調査を終えたところだ。
         ああ、特に何も発見していない、このまま次の島へ向かう」通信中

バルクホルン「よし、ひとまずミーナに報告した。
         ハルトマンたちのチームも調査継続中らしい。
         それと、坂本少佐とミーナ、それにペリーヌが例の建造物のある島に
         調査に向かうらしい」

俺「指揮官が直接調査に赴くなんて、危険じゃありませんか?」

バルクホルン「確かにそうだが、しかし坂本少佐の魔眼とミーナの空間把握能力があれば
         より詳細な情報が得られる可能性が高いからな。
         敵の意図が不明である以上、リスクを犯してでも情報を得る必要があるという判断だろう」

バルクホルン「さて、それでは引き続き次の島へ行くぞ」

63 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:35:58.64 ID:3kHHo4Qo
次の島へ移動中
………
……

エイラ「<俺>おそいぞ、もたもたすんなよ」

俺「了解、すいません」

バルクホルン「いや、<俺>のストライカーではこのスピードでは厳しいかも知れん。
         焦っても仕方がないし、無理なようなら少しスピードを落とすか?」

俺「いえ、大丈夫です、すいません」

エイラ「なにいってんだよー。
    こんなんじゃ、もしネウロイがでたらまた捕まっちまうじゃんか。
    大尉はコイツに甘いんじゃないか?」

バルクホルン「これが<俺>少尉の能力に原因があるのなら甘い顔はしないが
         ストライカーの性能がこうである以上、少尉を責めても仕方ないだろう」

エイラ「ちぇ、なんだってんだよ」


64 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:37:37.13 ID:3kHHo4Qo
エイラ「そもそも最初に『能力不足はいらない』って言ってたのは大尉だろー
    なんでノロノロのそいつをかばうんだよ」

バルクホルン「<俺>少尉については、私自身も実力を確かめているし
         任務への参加はミーナの判断でもある、私もそれを尊重している。

         エイラ、昨日の事もあるし、<俺>少尉に良い感情を抱いていないのはわかるが
         しかし今日のお前はその感情に拘泥しすぎてはいないか?」

エイラ「な、なんだよそれ…!」

バルクホルン「サーニャを非難されて、視野が狭まっていないかと問うている。
         任務において僚機として飛んでいる以上、機体の性能というどうしようもない理由で
         <俺>少尉に必要以上に絡むのはフェアじゃないと言っているんだ」

エイラ「わ、わたしは間違ったこと言ってないだろ!
    こいつがノロいのは事実で、それでわたしは迷惑してんだ。
    それを言っちゃ悪いっていうのかよ」

バルクホルン「エイラ!」


俺「うわ、ストップストップ!
  二人とも俺のことでケンカはやめて下さい!」

エイラ「ウルサイだまってろよ!」
バルクホルン「口をはさむな<俺>少尉!」

俺「挟みます!」

65 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:39:38.18 ID:3kHHo4Qo
俺「エイラ中尉の言うことはもっともです。
  俺が遅いのが悪いんです、すみません」

エイラ「…フン」

俺「バルクホルン大尉…お気遣いいただいた事はありがたいと思います。
  でも、俺のストライカーの事であれば、俺にも責任はありますから。
  それに、俺のことが発端になってエイラ中尉とバルクホルン大尉にまで
  険悪になってもらいたくありません」

バルクホルン「む…」


俺「…それとあの、さっきの話ですが、できれば少しスピードを
  落としていただけますか?
  そうすれば、俺も問題なくついていけますから」

バルクホルン「うむ、了解した」

エイラ「…無理なら最初からそう言えばいいんだヨ」

俺「そうですね、すいません。
  ちょっと意地を張りました、ははは」

エイラ「フン…」


俺(…ま、悪いのは俺間抜けなのも俺、って事でなんとか仲裁できたか?)
俺(しかし、確かに俺がアホみたいに足を引っ張ってるんだよな…
  役に立つために、なにができるのか考えないとヤバいな)

66 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:41:45.57 ID:3kHHo4Qo
そして二つめの島
………
……

俺「結局なにもありませんでしたね…」

バルクホルン「そうだな。
         ミーナからの通信によると、ハルトマンたちのほうも何もなかったそうだ。
         これで攻撃目標はひとつに絞れるわけだな」

エイラ「ま、あんなのがいくつもあったらゾッとしないもんナ」

バルクホルン「まったくだ…それでは、私たちも帰投しよう」

俺「了解」

エイラ「りょーかい」



バルクホルン「エイラ…その、さっきは済まなかったな。
         少し言い過ぎた」

エイラ「え、いや…わたしも、ちょっと良くなかったんだ。
    イライラを少佐に押し付けてサ…ごめん」

バルクホルン「ん…ならば、お互い様という事だな」

エイラ「うん」

67 名前:最上の空陸両用 一応癖というか確認とか珈琲入れたりで(続く)[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:43:52.43 ID:3kHHo4Qo
基地に帰投後、状況報告
………
……

バルクホルン「それでは、結局ネウロイの構造物はあの島にしかないという事か」

エーリカ「そーだねー。
      ホント良かったよ、あんなもの2つも3つも造られたら壊すの面倒だもん」

宮藤「えと…これで、目標はあの島1箇所だけって事になるんでしょうか?」

俺(島? そうか、今回は…なら、そうだな…)

坂本「そうなるな。ご苦労だった、みんな」

シャーリー「で、例の【大木】はどんな感じだった?」

坂本「詳細は後で行うミーティングで説明するが…厄介なことになりそうだな」

ミーナ「それでは、後ほど最終的な作戦内容の通達を行ないます。
    それまでは休息をとっていてちょうだい」

バルクホルン「了解、いくぞみんな」


……

ミーナ「あら、<俺>さんどうしたの?今は休息を…」

俺「ミーナ中佐、坂本少佐。明日の作戦について…ひとつ進言があります」

68 名前:最上の空陸両用 レス毎に数分空けてるんですけど、とっとと投下したほうが良いですか>あll[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:48:00.36 ID:3kHHo4Qo
ブリーフィング
………
……

ミーナ「みんな、今日はご苦労様。
    今日までの調査の結果、例の構造物はあの島のみに
    存在することが確定されました。

    連合軍司令部とも協議しましたが、やはり構造物の完成阻止が最優先事項となります。
    明日、501全隊員による当該対象に対する攻撃を実施します」

坂本「なお作戦の実施にあたり、あの島をA島、
    目標構造物である、金属製の大木の形状をした構造物を妖樹と呼称する」

バルクホルン「全員による攻撃という事は…基地防衛はどうするんだ?」

坂本「観測班の観測によると、36時間中の襲撃率は5%以下という事なので、
   危険は承知だが、この観測を信頼し明日は全力を投入する。
   今日の偵察において、A島にはネウロイの存在が確認されているし、
   後で説明するが状況も切迫している。
   戦力の出し惜しみをしていられる状況ではないのだ」

ミーナ「明日、0900時より総員出撃、A島到着が1000時となります。
    目標は敵構造物への攻撃、可能であれば破壊です。
    明日の出撃で破壊が出来ればベストだけれど、それがならなければ
    後日到着する連合軍艦隊の増援と合力した上で攻撃を行う可能性もあります。

    まず、明日の作戦についてこれから坂本少佐が説明します」

69 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 19:51:43.54 ID:sIDmkZ.o
書き溜めがあるのならあけなくていいんじゃない

70 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:52:04.72 ID:3kHHo4Qo
坂本「まずは、本日新たに撮影した妖樹の遠景写真をみてくれ」

シャーリー「うわわっなんだこれ!
       昨日よりずいぶん立派になってんじゃんか」

エーリカ「たった一日でずいぶんセイチョーしたね…」

バルクホルン「昨日は土台と外枠くらいしかなかったはずだが、もうこれはまさしく巨大な木じゃないか。
         なんなんだこの建造速度は」

坂本「見ての通りだ…正直なところ、事態の進展は私たちの想像以上に早い。
    そして、この、ちょうど木の枝にあたる部分を撮った写真が…」

リーネ「ね、ネウロイが…枝にぶら下がっているんでしょうか、これは?」

エイラ「っていうかコレは…まるでりんごみたいに妖樹に『なって』るみたいだ。
    それも、普段見る飛行ネウロイだけじゃなくて、足のついてるヤツとか
    いろんな種類がいるみたいだ」

俺「陸戦ネウロイ…!
  なんでこんなちっぽけな島に、こいつらが…」

坂本「今日の偵察で、飛行型ネウロイが陸戦ネウロイをこの島に輸送した上で
   妖樹に取り付けしている事が確認された。

   ヤツらの行動を元に推測したが、ネウロイはA島に空、陸の大戦力を蓄積し、
   一気に大陸へ侵攻するための足がかりとするつもりらしい。
   つまり、この妖樹は、ネウロイの橋頭堡だという事だ」

バルクホルン「橋頭堡、だと…!」

後記
妖樹の外見はこれを超でかくした感じ

71 名前:最上の空陸両用 >69書き溜めは終わってるが投下直前でちょこっと直すとかよくするんだ、すまない[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:54:48.70 ID:3kHHo4Qo
ミーナ「これが完成し、ネウロイがこの妖樹に集結するような事があれば、
    それは大陸への本格的侵攻を許すきっかけになります。
    なんとしても、この企図を挫き、ネウロイをA島から排除せねばなりません」

坂本「では、これより各人への作戦指示を通達する。
   まずバルクホルン、サーニャ両名は上空から妖樹への直接攻撃を行え。
   妖樹のコアは、写真のこの地点、幹の中心部だ。最終的にはこのコアの破壊が目的となるが
   まずはネウロイの停泊拠点となる妖樹上部の枝に攻撃を集中せよ」

  「了解」「はい」

坂本「エイラ、リーネ、ハルトマン、ルッキーニ。
   お前たちはバルクホルン、サーニャ両名の防衛および敵ネウロイの掃討だ。
   攻撃部隊を敵の攻撃に晒すな。この部隊は攻撃部隊と併せて私が直接指揮する」

  「了解」「わかりました」「りょーかい!」「はーい」

坂本「シャーリーは空中指令部となるミーナの直掩についてもらう。
   状況に応じて攻撃部隊もしくは防衛部隊の援護に回ってもらうからそのつもりで」

  「はいよ、了解」

坂本「そしてペリーヌ、宮藤。
   お前たちは<俺>の降下支援および防衛だ」

  「了解…え?」「あの…<俺>さんの?」

坂本「<俺>は今回、陸上戦力として地上から妖樹への攻撃を行う。
    この件についての詳細は…そうだな、<俺>、説明しろ。
    これはお前の提案だからな」

72 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 19:58:32.75 ID:3kHHo4Qo
俺「はい、坂本少佐。

  …以前説明した通り、私のストライカーは調整次第で陸戦にも対応可能なストライカーです。
  そして、明日は私はストライカーを陸戦用に調整して出撃します。
  お二人には私が降下するまでの支援、および降下後の直上支援をお願いします」

ペリーヌ「あなたのストライカーのお話は確かに以前聞きましたけど…
      あなたが陸戦用として出撃することにいったいどういう目的と利点があるのかわかりませんと、
      あなたのために戦力を割く事について納得ができませんわ」

俺「今回、私は地上から火砲によって妖樹を攻撃します。
  増援艦隊がまにあわない現状、砲撃支援が行えるのは私だけです。
  
  …正直言って私の魔力では皆さんと伍して長時間の空戦を行うには力不足です。
  でも、私の魔力でも、陸戦仕様に調整したストライカー、および火砲であれば
  敵構造物に対して効果的な攻撃を行うことが出来ます。
  …つまり、明日みたいな本格的な空戦では、私では足手まといにしかなりませんが
  この方法であれば、私でも作戦の役に立てます」

バルクホルン「少尉、そのような後ろ向きな考えではな…」

俺「バルクホルン大尉、これは卑下や自己否定とは違います。
  この作戦、501の皆さんと一緒に作戦に参加するにあたって、
  能力の不足しているこの私でもどうすれば皆さんの役に立てるか、考えた上での判断です。

  今回の作戦では、私は皆さんと一緒に飛ぶよりは
  地上から個別に攻撃を行ったほうがいいと判断し、ミーナ中佐たちへ進言しました」

73 名前:最上の空陸両用 状況説明が長くて申し訳ないorz[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:00:27.35 ID:3kHHo4Qo
ペリーヌ「あなたの言いたいことはわかりましたけれどもね、
      でも、そのためにわざわざ戦力を分散するだけの価値があるのか、そこが問題ですのよ。
      …中佐たちはどうお考えですの?」

ミーナ「私と坂本少佐で、<俺>少尉の進言について検討しました。
    確かに彼の言うとおり、艦隊支援を受けられない現状では陸上火砲による
    砲撃支援はありがたい事なの。

    サーニャさん、バルクホルンの攻撃力は確かに大きいけれど、
    あれだけの大きな構造物を破壊するためには、やはり火砲の助けが必要だと判断したのよ」

坂本「ペリーヌ、お前の疑念ももっともだが、切迫している状況の中で私たちが打てる手は少ない。
   成功率を上げる、という観点で考えれば、<俺>をただ飛ばすより、その特長を活かしてもらったほうがよさそうだったんだ。
   それに、こいつの提案はなかなか面白いし、言うとおりの力を発揮できれば攻撃はラクになるだろう。
   ならばひとつ任せてみても良いと思ったのでな」

ペリーヌ「…中佐たちのお考えはわかりましたわ。
      了解しました。明日の作戦では<俺>さんを援護しますわ。
      宮藤さんもよろしくて?」

宮藤「は、はい!わかりました!」

ミーナ「ありがとう、ペリーヌさん。
    他のみんなは、質問などあるかしら?

    …ないようね、では、作戦の通達は以上です。
    なお、作戦名はオペレーションサラマンドラとなります。
    場合によっては数日にかけて実施する作戦となるのでそのつもりで。

    それでは、皆さん、明日の出撃に備えてください。解散!」

74 名前:最上の空陸両用 妖樹の外見は「この木なんの木気になる機(誤植じゃないヨ)!」のでっかいのを想像してくださいな[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:06:32.05 ID:3kHHo4Qo
翌朝、0900時 出撃
………
……

ミーナ「総員、空に上がったわね?」

ペリーヌ「<俺>少尉はどうしましたの?
      姿が見えませんが…」

坂本「まもなく来る…そら、上がってきたぞ」

宮藤「あれは…飛行機?」


バルクホルン「あれは、確か扶桑の零式水観だな。
         あんな機体、基地にあったのか?」

ミーナ「最上に搭載されている水上観測機よ。
    今日の<俺>さんは飛行能力がほぼゼロだから、
    最上の飛行隊の方に協力してもらって、戦域まではあれに乗って行くの」

零観パイロット「第501統合戦闘航空団のみなさあん!!
          扶桑海軍、最上より<俺>少尉以下2名、本作戦に参加します!!!
          よろしくお願いしまあす!!!」

エーリカ「うわ、声おっきーなあ。
      こっちこそよろしくねー!」

75 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:10:18.93 ID:3kHHo4Qo
0957時、A島を視認
………
……

ミーナ「みえてきたわね…」

サーニャ「大きい…アレを、倒すの…?」

シャーリー「やー、実際に見ると迫力が違うな…。
       これは絶対にぶっ壊さないとって気がしてくるな」

坂本「そのとおりだ、ヤツらにあれを完成させるわけにはいかない。
    気合をいれろよ、みんな」


ミーナ「現在1000時、それでは各機散開。
    みんな、これは重大な作戦だけれど、くれぐれも無理はしないで。

    …それでは、オペレーションサラマンドラ、開始!」

「「「了解!」」」

76 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:12:36.63 ID:3kHHo4Qo
俺「そろそろ降下地点ですか?」

パイロット「おう!
       ウィッチのみんなに守ってもらうんだ、お前もしゃんとしろよ!」

俺「言われなくても…ってか声でかいですって!」

パイロット「うっせ、ウィッチと違ってこっちは風の音がバタバタ言って聞こえねんだ!!
      …ところでお前、今日はいつもの飛行帽を被ってないんだな!!
      なんだそのハチマキみたいなのは!?」

俺「ハチガネですよ。
  陸軍時代に同僚に貰ったヤツ。
  今日は久々の地上戦だから、こっちのほうがしっくりくるかな、と」

パイロット「ちっ…あのよお!
       お前、いつまで昔のこと引きずって…」

俺「なんですか?ちょっと聞こえにくかったんですけど」

パイロット「…なんでもねえよ!!ほら行けさっさと行け!!
      戦果あげてこねえと艦長たちがオカンムリだぜ!!」

俺「頑張ってきます。
  私が降下したら、すぐに引き返して基地に帰投してくださいね」

77 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 20:15:03.99 ID:TphbzfUo
.>エーリカ「うわ、声おっきーなあ。
ワロタ

78 名前:最上の空陸両用 地獄のモノローグ回が開始するのぜ[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:15:26.18 ID:3kHHo4Qo
◇◇◇◇◇◇
装備を最終チェック後、零式水観の後部座席から身を乗り出し、水平尾翼の左右にそれぞれ足を載せる。
ここからでは機体が邪魔で海しか見えないが、しかしすでにだいぶ島が近い事は座席に座っていたときに見たのでわかる。
心のなかで降下カウントダウン、3、2、1、ゼロ。

「<俺>少尉、降下開始します」

独り言のようにぽつり通達したのち、水平尾翼から跳躍、頭を大地に向ける形で矢のように一気に落下していく。
飛行能力が殆どないせいか、今日は普段より空気に煽られる感覚が強いように感じる。
念のためゴーグルを掛けていてホントに良かった、裸眼のままだったら目を痛めていたかもしれない。

装備も重いし、ヘンに姿勢を変えると空気に煽られて体勢が崩れそうなので真正面しか見れない。
周りの状況がわからないがペリーヌと宮藤はもう俺の援護に回ってくれているんだろうか?
着地予定地点がそろそろ識別できてきて、そしてようやく眼下から小型ネウロイらしき影、そして砲火らしき光が見える。
こっちを撃ってるのかな、とか思いながら落ちていたら、いきなり『ギュンンー!』とかいう音が右耳に響いてビビる。

至近弾なのかすらよく分からないけど撃ち落されるのは勘弁してほしい。っていうか援護は?
来た。俺の視線の右端から左へ、高速で横切る影ひとつ、それにシールドの青い光。
銃砲の発射音、敵影に飛んでいく弾丸の光跡。援護だありがたい。

高度4000、3000、2000、1000…今!
装備しているストライカーユニット【Fw61(F)】のオプションマニューバであるオートローテーションを実行する。
落下速度が急激に落ち、そして頭を下にしていた体勢が、ぐるんと回って足を下に向けた着地体制となる。
オートローテーションとは、元々はヘリコプター用のエンジン停止等の非常時用の不時着用マニューバの事なんだが、
それをどう改良したものか、このストライカーのシステムではこういった強行着陸にも応用できるのだ。
このストライカーは飛んでも走っても基本ポンコツみたいなもんだが、この機能は便利だと思う。

着陸予定地点が近づいてくる…落下速度さらに下がる…怖いな、うまくいくかな。
まぁ行かなかったら怖いじゃ済まないことになるんだが。

79 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:19:55.42 ID:3kHHo4Qo
――――ヅドン!

宮藤「…<俺>さん!」

ペリーヌ「土煙と轟音で状況が確認できませんわ、<俺>さん!
     ちゃんと着陸できましたの!?」



俺「……着陸しましたあ!
  俺の声、聞こえますかあ!?」



宮藤「きこえまーす!
   よかった、無事だったんですね!」

ペリーヌ「まだ作戦の初段階だから安心するには早すぎますわよ…。
     でも、一瞬肝が冷えましたわよー!」


俺「上陸援護ありがとうございまーす!
  それでは、<俺>少尉、これより進発します!
  援護、よろしく願いまーす!」 敬礼(`・ω・´)ゝ ビシッ
                    ストライカーの脚部車輪回転開始


宮藤「わっかりましたあ!」 敬礼(`・ヮ・´)ゝ ビシッ

ペリーヌ「まったく…のんびりしてる暇はありませんわよ!」

80 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:22:53.33 ID:3kHHo4Qo
ミーナ、シャーリーペア(空中司令部)
………
……

ペリーヌ『ミーナ中佐、<俺>さんが上陸しました。現在妖樹へ向け進撃中。
     こちらは引き続き、彼の援護を継続しますわ』ザザー

ミーナ「わかったわ、ペリーヌさん、ありがとう」

ミーナ「坂本少佐、<俺>さんが上陸したわ。
    そちらはどう?」

坂本『こちらはまだ妖樹に近づけていない。
   敵の抵抗が予想以上に激しい。
   これから私とハルトマンで突破口を開くつもりだ』ザザー

ミーナ「わかったわ、気をつけて」

シャーリー「攻撃部隊は苦戦してるみたいだな。
       あたしも攻撃に参加したほうがいいかな?」

ミーナ「いえ、まだ作戦は始まったばかりよ。
    イザという時、あなたのスピードを頼りにしたいのよ、我慢して」

シャーリー「りょーかい…みんな、頑張れよ」

81 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:25:09.79 ID:3kHHo4Qo
妖樹近空、交戦中
………
……

ハルトマン「んじゃ先に突撃するよー」ドッヒューン!

坂本「頼む、ハルトマン!
   エイラとリーネ、ルッキーニは引き続き攻撃部隊を援護しろ。
   私たちが包囲網に穴を開ける、付いて来い!」

リーネ「わかりました!」

バルクホルン「少佐、大丈夫だろうか?
         私も突破に参加したほうが良いのではないか」

坂本「お前とサーニャの役割は妖樹への直接攻撃だ。
   心配するな、私たちに任せておけ」

バルクホルン「む…済まない、少佐」

エイラ「サーニャ、私のところへ。
    大丈夫、絶対まもってやるからな」

サーニャ「うん、エイラ…」

82 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:28:27.81 ID:3kHHo4Qo
陸上攻撃隊
………
……

ペリーヌ「宮藤さん、<俺>さん。
      坂本少佐たちはすでに戦闘に入っていますわ。
      急ぎますわよ!」

宮藤「はい!」

俺「了解、急ぎます」


チカッ

 ドゥン!
俺「…うぁはッ!」シールド防御

ペリーヌ「攻撃!?どこからですの?
      まだ空には敵はいませんのに」

俺「陸戦用ネウロイっす、前方1000!木の下に隠れてやがる。
  空戦ストライカーじゃ地上目標はキツい、接近して俺が仕留めます」バウンバウン

チカッチカッ、パパパッ
      ドカン、ボボボボ
俺「くっそがあああああああッ」シールド防御、回避、さらにシールド防御

83 名前:最上の空陸両用 つまり「◇◇◇◇◇◇」で抽出して読み飛ばせばだな・・・[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:33:28.97 ID:3kHHo4Qo
◇◇◇◇◇◇
いま対象は前方700、全高2.5メートル、4脚で、頭よりケツが高く、そこに戦車砲のような砲門が付いてる。
陸戦型ネウロイでもポピュラーな「ホッパー」、俺でも『1対1なら』勝てる相手だ。

久しぶりの地上戦だ、正直言ってゾクゾクしてきている自分を感じる。

ストライカーの脚部ホイールが回転数を上げる。
距離700であればこの速度なら一呼吸で7.7mmサブマシンガンの射程距離に入る。
瞬間、ホッパーの戦車砲がビームを放つ光が見える。
こっちに命中、シールドを展開。普段の飛行用チューンの時とは比較にならない力強いシールドが頼もしい。
しかしそれでも敵ネウロイのビームは簡単には防ぎきれない。
こちらの推進力とビームの圧力の突っ張り合いに耐えかね、ストライカーの踵が地面にめり込んでいく。
それでもなんとかビームの消尽まで耐え切り、ホイールで地面を削りながら再び前進。

早速次弾の光…次弾は横に転がるようにステップして回避する。
ビームがすぐそばの地面をぶっ叩いてど派手に土を巻き上げるのを横目に、ビームに沿って走る。
砲口から発射されたそのビームの光跡が消えきらないうちに一足とびで間合いに入り
両腰のハードポイントから右、左。7.7mmを取り出し構え、射撃。
1秒で10発の弾を吐き出すサブマシンガン、それを両手で撃って、1秒で20発。
たっぷり3秒もぶちこんでやって、概算で60発の弾を叩き込む。
もっとも、全弾ぶち込み終わる前にコアをぶち抜かれてネウロイは崩壊し初めていたが。

弾がもったいなかったかな、まぁ景気付けとしてはちょうどいいのかもわからんね。
飛んでいるときとは違う、充溢する力を実感し一瞬快感が頭を温めるが、それもすぐに冷める。
作戦はまだ始まったばかり。サブマシンガンの弾倉を交換して、さっさと走らないと。

走行を再開。
それにしてもさっきから口の中が泥臭い。うぺっ、と手の甲に吐いてみたら土塗れだ。
ああ、こうでなくては。

84 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:36:47.44 ID:3kHHo4Qo
俺「ふぅ…おわり」

宮藤「<俺>さんかっこいいー!」

ペリーヌ「なんというか泥臭い戦い方ですわね。
      まあ、それでも勝ったことは確かですけど
     …それにしても、く、く…あんな言葉を叫ばれるだなんて…!」

俺「オッケーです、いきましょう!」

ペリーヌ「ちょっと<俺>さん!
      あのですわね、その…く、く…」

俺「なんですかー?聞こえないです!」

ペリーヌ「き、汚らしい言葉遣いはおやめなさーい!」

俺「?」

宮藤「ペリーヌさん、そんな事を言ってる場合じゃないですよ!
   早く行きましょう!」

ペリーヌ「こ、このまめだぬ…こほん。
     確かに、あなたの言うとおりですわね…。

     <俺>さん、行きますわよー!」

俺「はい!」

85 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 20:37:07.93 ID:sIDmkZ.o
空陸両用の過去分を読んできたがwikiの編集がマメすぎてワロタ

もっといろいろやりたいけどこりすぎると容量が足りないワロタ
まぁ贅沢はいわないのぜ

86 名前:最上の空陸両用[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:39:42.02 ID:3kHHo4Qo
妖樹上空
………
……

坂本「れっぷううう、ざんッ!」バオオッ

バルクホルン「やった、突破口が開いた!
         いくぞ、サーニャ!」

サーニャ「はい!」

リーネ「私が後ろを守ります!」


サーニャ「…目標に接近しました…当たって!」ドシュッドシュッ

ドン、ドドンッ

ルッキーニ「やったー!当たったー!」

坂本「いや、まだだ!
   バルクホルン!」

バルクホルン「了解した!うおおおおおおおおおっ!!」ドドドドッ

ドン、ガラガラガラ…

エーリカ「きいてるきいてる!」

87 名前:最上の空陸両用 >85thx 書くの好きなもんでテキスト量ばかり増えて困ったものです[sage saga] 投稿日:2010/12/04(土) 20:43:49.86 ID:3kHHo4Qo
リーネ「…!
    坂本少佐!妖樹に吊り下げられてたネウロイが次々とこっちに向かってきます!」

坂本「く…!ヤツらも本気でこちらを潰すつもりだ!
   ミーナ、<俺>はまだ着かないのか!支援砲撃はどうした!」

ミーナ『あとすこしで攻撃位置に着くという連絡があったわ。
    もう少しだけ我慢して!』ザザー

坂本「っく…了解した!
   みんな、頑張れ!」

リーネ「は、はい!」

ルッキーニ「うじゅー!そんな事言われたってさー!
       おっちゃんはやくーはやくぅー!!」

エイラ「ホントにあんなヤツ当てになるのかよ…
    !サーニャ、こっち…!」 ぐい

サーニャ「あ…ネウロイのビーム…!?
      ありがとうエイラ。手を引っ張ってくれなかったら、私あのビームに…」

エイラ「き、きにすんな!わたしはサーニャを守る役なんだからな!」

坂本「いいぞ、その調子だエイラ。
   みんなも落ち着いて対処しろ!」

坂本(<俺>…!任せているんだ、信じているんだぞ、応えてみせろ…! 貴様は扶桑の男だろう!)

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最終更新:2013年01月30日 14:04