最上の空陸両用 6


280 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:01:38 ID:.k7Sgbd.
第501統合航空戦闘団、ストライクウィッチーズは、
ネウロイが建造中の大陸侵攻への橋頭堡、通称「妖樹」の破壊作戦
オペレーションサラマンドラを実行する。

襲い来る多数のネウロイ、そして壮大な規模を誇る妖樹のまえに
苦戦を強いられるストライクウィッチーズ。

その時、戦場を貫き飛ぶ一発の砲弾。
圧倒的な苦境の中、妖樹のコアを撃ちぬいたのは、扶桑海軍の巡洋艦最上から
増員として派遣された<俺>少尉の、戦車砲による一撃であった…!
………
……

副長「今回はあえて<俺>少尉の活躍をちょっと水増しして日誌を作ってみましたぞ」

艦長「ほほう、これはいかにも<俺>少尉が大活躍したように見えるな!
   扶桑皇国海軍…と、ついでに陸軍の面目躍如といったところか」

副長「どうです<俺>少尉、たまにはちょっと大げさに活躍を讃えられるのも嬉しいものでしょう?」

俺 (こんなもん見せるためにわざわざ呼ばれたのか…)
俺「あの、恐縮ですがこれ話古いですよ?
  前回は、俺とサーニャさんとエイラさんが夜間哨戒するお話だったじゃないですか」

副長「え、そうなのですか?」

俺「あー、おふたりとも昨日までミーナ中佐のカミナリで死亡されてましたもんね。
  まぁいいや。では、私は失礼します」

俺「ああそれと、イメージ崩れるんで、もうこれからはあらすじパートには呼ばないでくださいね。では」

前のお話はこちら
でもとりあえず、<俺>少尉がナイトウィッチに片足突っ込んだ事だけ把握しておけばおkです、はい。

281 名前: 今回はしょっぱなからお風呂回だよ~ 投稿日:2010/12/14(火) 00:02:44 ID:.k7Sgbd.
夜間哨戒明け、早朝
………
……

俺「しくしく…お風呂に入りたい」ごしごし

坂本「ん、おはよう、<俺>!
    朝が早くていい事だな…いや、哨戒から帰ってから寝ていないのか?」

俺「あ、坂本少佐おはようございます。
  寝る前に風呂に入ろうと思ったんですけど、栓が抜かれちゃってて…
  しかたなく、手ぬぐいを絞って体を拭いてるところです」

坂本「ああ、そうなのか…それはすまなかったな。
   しかし、確かサウナだったら火を起こせば使えただろうに、
   そっちには行かなかったのか?」

俺「一度お風呂に入れると思ったら、もうそれ以外のもので
  汗を流すのは勿体無いと思ってしまいまして」

坂本「はっはっは。
    まぁ、気持ちはわからんでもない。
    仕方ない、当番兵に湯を張らせるからちょっと待っていろ」

俺「いいんですか!?」

坂本「そんな、メシをねだる子犬のような目で見られるのも忍びないからな。
    だが、風呂の中で寝るなよ」

俺「わかりました!ありがとうございます」

282 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:05:39 ID:.k7Sgbd.
俺「来た!湯船きた!これで入れる!」
………
……

どぼーん

俺「うぎゃー。
  これはもう死ぬ!幸せすぎて死ぬ!」ばしゃばしゃ

ぽわぽわ ミ☆
……

俺「ふひゃあ。
  船に乗ってる間は風呂なんてぜいたく品だったもんなあ。
  それがどうですか!この広さ!この景観!
  海が一望出来る露天風呂なんて、これがもう同じ人間の住む世界とは思えん」



ぱしゃん



俺「!?
  だ、誰かいるのか!?」
  (湯煙のせいで良く見えない…)

俺(返事がないな…音のした方向はあっちか、
  ちょっと近づいてみるか…)

283 名前:名無しの俺[sage] 投稿日:2010/12/14(火) 00:07:11 ID:G2xhHwDQ
フラグ!

284 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:10:39 ID:.k7Sgbd.
俺(誰だろう、当番兵とかかな)ざぶ、ざぶ

俺(こんな時間に、俺以外の人が入ってくるとは思えんし…
  しかし、朝の寒い時間なせいか、本当に湯煙が濃い、前が見えにくい)ざぶ、ざぶ

俺(まさか、あり得んとは思うが以前501が発見したという人型ネウロイ、とか?)ちゃぷ、ちゃぷ


俺(いや、まて…まさか、誰か501の人が入ってきてたりするのか、おい?)ちゃぷ…

俺(可能性は否定し切れん。朝風呂好きな人がいたりするかも知れん。
  現に俺も朝風呂だいすき派閥だからな)

俺(だが、さっきの呼びかけで返事がなかったということは、やはり、敵…?)

285 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:13:28 ID:.k7Sgbd.

俺(いや、相手の姿が見えない以上、あらゆる予断は断つべきだ。
  とりあえず急接近して意表を付く、これだな)

俺(む、うすぼんやりとシルエットが浮かび上がってきたぞ。
  …小柄だな)


俺「よし、このあたりか…くそ、湯煙でおぼろげなシルエットしか見えんが、
  ともあれ奇襲だ、いくぞ…。
  おりゃあ!」ざばーん!







ぎゃあ!ぎゃあ!ぎゃあ!
ばさばさ


俺「…なーんだ、鳥か。
  ごめんなー
  しかしおおきな鳥だなぁ、さすが欧州」


俺「よし、入りなおそう。
  はーびばのの」

286 名前: >283「くっ フラグが たりない!」 投稿日:2010/12/14(火) 00:15:22 ID:.k7Sgbd.
食堂
………
……

宮藤「それで、<俺>さん浴衣着てるんですかあ」

俺「うん。
  いやー、気持よかった」ほくほく

リーネ「それで<俺>さん、そんなに笑顔なんですね」

俺「え、そうですか?」びくっ

バルクホルン「正直、いままで貴様のそんな屈託の無い笑顔は見たことがない。
         そんな表情をするなんて、ちょっとびっくりしたぞ」

ミーナ「失礼よ、トゥルーデ…
    それにしても、扶桑の人って、本当にお風呂が好きなのね」

俺「あー、まぁ、扶桑の諺で『風呂は命の洗濯』という言葉がありまして、ですね…」

バルクホルン(表情が消えたな)
リーネ(せっかく笑ってたのに、なんですぐむっつり顔になっちゃうんだろう)
ミーナ(笑っている顔を見られるのが恥ずかしいのかしら…)


宮藤「…あの、ところで<俺>さん、その浴衣の裾から見えてる包帯ってなんですか?」

287 名前:名無しの俺[sage] 投稿日:2010/12/14(火) 00:17:12 ID:sVznijvs
.>>286
吹っ飛ばされるんですね、分かります。

[ピー]崎くんは頑張ってるんや!頑張ってるんやで!

288 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:17:39 ID:.k7Sgbd.
俺「包帯…あ、これですか?昨日の作戦で怪我した部分に包帯巻いてるんです。
  情けないことに結構あちこち擦ったりぶつけたりで…」

リーネ「そういえば、手首とかにも巻いてますね。ひょっとして…」

俺「ああ、そこは戦車砲の射撃位置確保のためにスライディングしたときに手を、がりがりがりー…って」

宮藤「…! <俺>さん、ちょっとすいません」ばばっ

俺「うあ…うわひゃあ!?
  俺の浴衣をはだけさせて何見てますか!?」

宮藤「…やっぱり!<俺>さんすごいいっぱい怪我してるじゃないですか!
    あ、ここなんて血が滲んでる…ああ、ここだってそうだ。
    どうして黙っていたんですか!」

俺「え、いや、これは…別にそんな、普通に体も動くし、たいしたことじゃないと思って何も言わなかっ」
宮藤「たいしたことじゃなくないですよ!
   すいませんミーナさん、<俺>さんが怪我してるから治してきます。
   さあ行きますよ<俺>さん」がしっ

俺「うわわ、そんな強く手を引っ張られたら…!」どたどたどた…


ミーナ「…彼、怪我していたのね…。
    考えて見れば、地面の上を飛んだりはねたり吹き飛ばされたりすれば傷だらけになるわよね。
    空ではそういう事がないから…迂闊だったわね、もっと気をつけてあげないと…」

289 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:19:40 ID:.k7Sgbd.
俺(何故か俺の部屋に連れ込まれ浴衣をひっペがされている件)
………
……

宮藤「もう、こんなに怪我してるのになんで言ってくれないんですか…
    痛かったんじゃないですか?」ぽわわわわ

俺「コレくらいの傷なら慣れっこですから…。
  それにしても、宮藤さんは治癒魔法が使えるんですね、すごいなぁ」

宮藤「そういえば、<俺>さんにはまだ教えてなかったんでしたっけ。
    だとしたら、私もいけませんでしたね、すいません。
    …よし、これで開いてた傷は全部治せましたけど、どうですか?」わわわ…ん

俺「うん、もう全然痛くないです。
  本当にありがとうございます」

宮藤「よかった…って、やっぱり痛かったんじゃないですかあ!もう」

俺「はっはは、すいません、ま、オトコのコだから多少のケガはガマンなのです。
  …おっと、もうオトコのコなんて歳じゃないってツッコミはダメですよ」

宮藤「えへへ…<俺>さんってそんな冗談も言うんですね。
    …でも、けっこうあちこちにキズの跡が残ってるんですね。
    軍人さんって大変なんですね…」

俺「いや、これは、俺が単にドジなだけですよ」

290 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:22:12 ID:.k7Sgbd.
宮藤「それにしても、<俺>さんの部屋って初めて来ましたけど、物が全然ないですね。
    船から私物って持ってきてないんですか?」

俺「船の備品はほとんど据付のモノですし、服以外のものは必要ないですから持ってきてないんですよ」

宮藤「へええ…、あれ、机の上に写真立てがありますね。
    これは…なんか、軍服の人がたくさん写ってますけど」

俺「あ…それは、陸軍時代の俺の元同僚と撮った写真です。
  もう、結構前の写真なんでちょっとボロボロだけど」

宮藤「そうなんですか…今は皆さんどうされてるんですか?」

俺「半分くらいは軍に残ってますけど、ケガやらなにやらで除隊したヤツとかもいるし
  他にも退役して商売やり始めたヤツとか、いろいろいますね」

宮藤「そうなんですかあ。元同僚ってことは、みんな<俺>さんのお友達なんですね」

俺「さあ、どうだったんでしょうか。
  少なくとも、今はもう違いますよ」ぱたっ

宮藤「あれ、写真しまっちゃうんですか?
    うーん…それにしても、なんか物がないと部屋が殺風景ですよね。
    近くの街にいいお店があるんですけど、良かったら今度行きませんか?」

俺「いや、いいですよ。どうせ遠くないうちに出て行っちゃうんですから、俺は。
  それより、どうもありがとうございました。戻りましょう」

宮藤「……。
    はい」

291 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:23:44 ID:.k7Sgbd.
ブリーフィング
………
……

ミーナ「みんな、ご苦労様。
     オペレーションサラマンドラについては、私たちの作戦行動は終了となります。
     今後は通常通りのシフトで任務に当たってください」

坂本「それでは、まず本日の哨戒任務の搭乗割りを発表する。
    ペリーヌ、ルッキーニ、そして<俺>の三名だ。
    その他のものは…」

俺「あ、あのすみません!
  わ、私ですか?」


坂本「なんだ<俺>、不満か?」じろ

俺「はい、いいえ。
  その、不満はないのですが、一応今日は夜間哨戒明けで…」

坂本「お前が夜間哨戒に参加するに当たって、私たちは条件を出したはずだな。
    『平素の任務に支障のない範囲で』と。
    私たちはその約束を信用して、夜間哨戒を許可したのだが?

    もし昨日の夜間飛行で今日の任務に支障をきたす、というような事であれば、
    今後お前が夜間哨戒に参加することは禁止せざるを得ないが、それでいいんだな?」

俺「なッ…!?」

292 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:26:05 ID:.k7Sgbd.
俺「うっ…」 ち、ちらり…

サーニャ「あ……」

俺「……!」
俺(サーニャ、か…昨日あんなに嬉しそうにしてくれたのに、いきなりこんな事態に…)
  (とはいえ、ここは「無理です」っていうのが一番ラクというか現実的な道ではあるんだが)
  (だいたい、夜に飛んだせいで魔法力も消耗してるはずだし、このあとさらに飛ぶのは危ないんじゃないかと)
  (っていうか仮に夜間哨戒やめたとしても、どっちにしろあと1週間程度の付き合いなんだし、別にどうでも…どうでも…)



俺「…はい、問題ありません。
  <俺>少尉、哨戒任務の命令受領しました!」
俺(あーくそ、やるか!まぁ、なんとかなるよな、なんとか…なんとかするわ)

俺「ですが、ひとつ質問をお許しいただけますか?」

坂本「…よろしい、言ってみろ」

俺「ありがたくあります。
  私のストライカーユニット、特に速度の問題についてです。
  この前のように敵から退避という事になった場合、私は足を引っ張ってしまうのでは?」

坂本「それについては腹案がある。詳細はハンガーで伝える。 他は?」

俺「ありません」

坂本「よろしい。
    他のメンバーは訓練だ。以上、解散!」

293 名前: <俺>がノロいせいでヤバかった話は第二話で見れるよ! 投稿日:2010/12/14(火) 00:28:40 ID:.k7Sgbd.
解散後
………
……

ミーナ「意地悪ね、美緒」

坂本「なんのことだ?」

ミーナ「<俺>さんの事。
     本当は休ませる予定だったのに、無理やりねじ込むんだもの」

坂本「あいつの覚悟を測りたかったのさ。
    本当に、あいつがこのままサーニャに付き合うつもりがあるのか。
    一時の勢いだけの事であれば、早めにケリをつけたほうがお互いのためにいい」

ミーナ「それはいいのだけれど、ちゃんと次からは考慮してくれるのよね?」

坂本「わかってる。明日からは夜か昼、どっちかだけ飛ばすように予定を組むさ。
    これはちょっとした試験のようなものだからな。
    ところで、<俺>の対策についてだが、本当にあれで大丈夫なのか?」

ミーナ「単純な手ではあるけど、だからこそ急なときにでも使えるし、多分大丈夫よ」

坂本「単純な『手』か、上手いな」

ミーナ「別に冗談のつもりじゃないんだけど…ま、いいわ。
    指導はよろしくお願いね」

294 名前: 名前欄の文字数制限若干厳しめ 投稿日:2010/12/14(火) 00:30:15 ID:.k7Sgbd.
ハンガーで哨戒出撃準備中
………
……

サーニャ「あの…<俺>さん、ごめんなさい…」

俺「ほえ?
  なぜサーニャさんが謝るんですか?」

エイラ「バカ、わかれよな。
    サーニャはオマエが昼よる連続で出撃させられる事に責任感じてんだよ。
    ま、ついでにわたしもちょっとだけ、ナ」

俺「ああ、いや、別にサーニャさんのせいじゃないですよ。
  さっきのあれは俺が勝手に中佐たちとした約束事ですからね」

サーニャ「……でも」

エイラ「サーニャ、行こう。
     …寝不足だからってふらふらして、ケガとかすんなよな」てくてく


ペリーヌ「ま、わたくしは細かい事情は存じ上げませんけれど、
      任務中に眠ったりしたら黒焦げにしてしまいますわよ」

俺「あはは…まぁ、大丈夫ですよ。
  お風呂も入りましたし、昔は一昼夜起き通しとかも結構やってましたから
  『貴様らは命令なしに寝る事も瞬きする事もゆるさーん』とか言われたりね、ははは」

ルッキーニ「おっちゃんファイトいっぱつだねぇ」

295 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:33:08 ID:.k7Sgbd.
坂本「うむ、3人とも準備できたようだな。
    さて、ブリーフィングの時に話した<俺>のスピード問題対策の航法についてこれから説明する。
    これは少なくとも一人の協力が必要だから、ペリーヌとルッキーニもよく見ておくこと。
   では<俺>、手を出せ」

俺「は…」すっ

坂本「うむ。 これを、こうする」ぎゅ

ペリーヌ(少佐がお手を!?なんて羨ましい…!)

俺「うわっ…その、俺の手を握って、どうするんですか?」

坂本「どうするもこうするもない、これで飛ぶのさ」ぐいっ

俺「はあ、なるほど…ははは、これは酷く単純な…要は早い人に引っ張ってもらうと。
  しかしこれで速度が増すんですか?
  素人考えでは、私の重量の分だけ引っ張る側の速度が落ちるだけのような」ぐぐぐ…

坂本「仮にお前がただ持ち運ばれるだけの60キログラムのウェイトならばそうなるだろうな。
    ではなくて、この状態でお前も推進するんだよ、そうすればそのストライカーで直接飛ぶよりは速くなる。
    当然、引っ張る側は最高速よりは遅くなるが、それでも<俺>よりは速く飛べるだろうしな」ぐいいっ

俺「なるほど。ま、理屈はどうあれまず実践してみます」おっとっと

坂本「そうしろ、これで無理なようならまた考える。
    ペリーヌとルッキーニは、航法の訓練に可能なかぎり協力すること」

「りょりょ、了解しましたわ!」「はいはーい」

296 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:34:49 ID:.k7Sgbd.
哨戒飛行開始
………
……

ペリーヌ「寝不足という割には、割と安定して飛びますのね」

俺「ま、やりますといった手前、これくらいは…」

ペリーヌ「…ところで、その、特に興味があるわけではないのですけれど、
      いったい昨日、何がありましたの?」

俺「あー…ペリーヌ中尉に言われて、サーニャさんを運んだ後の事になるんですけど、
  ま、ちょっとしたきっかけというかなんというか…いろいろありまして。
  ちょっと思うところがあって俺が自分から夜間哨戒への参加を頼み込んだんです」

ペリーヌ「ずいぶん思い切ったことをしますのね」

ルッキーニ「よくやるなあ。あたしなんて夜寝ないんじゃ眠くなっちゃうよ」

俺「いや、俺だって夜寝なきゃそれなりに眠いんだよ、ルッキーニ。

  ただ…ま、考えなしといわれたらそれまでなんですけどねー。
  でも一度決めちゃうと、なんかもうやらずには気持ちが悪いって言うか…」

ペリーヌ「ま、それで今の有様というのなら、確かにそれは軽率が招いた結果なのでしょうけど」

俺「はは、きついなー」

ペリーヌ「…でも、殿方のそういう意地の張り方は嫌いじゃありませんわ」

297 名前:名無しの俺[sage] 投稿日:2010/12/14(火) 00:35:19 ID:nKGfRcJU
ハイパー支援体勢

298 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:36:40 ID:.k7Sgbd.
ルッキーニ「あたしは最初っからおっちゃんさんのこときらいじゃありませんわあ」

ペリーヌ「妙なマネをしないでくださいまし!
      あと、なにか誤解されてるようですけど、別に私は<俺>さんの事は
      最初から嫌いだったりした事はありませんわ」

ルッキーニ「だってさ、おっちゃん」

俺「は…それは、ありがとうございますペリーヌ中尉」

ペリーヌ「え?
      あ、いやその…そういう返答をされるとこちらも反応に困りますわ」わたわた

ルッキーニ「ペリーヌ赤くなってるー」

ペリーヌ「か、からかわないでくださいまし!」

ルッキーニ「うきゃー!トネールくるよトネール!にげろー」びゅーん

ペリーヌ「お待ちなさい!」ぎゅーん


俺「ああ、二人とも行っちゃった…。
  ははは、すっげえドッグファイト」
  (あーあ、もう点みたいになってら、さすがに速いな)

299 名前:最上 >297対ハイパー支援感謝ビーム砲発射! 投稿日:2010/12/14(火) 00:39:54 ID:.k7Sgbd.
俺「…のどかだな」

俺(うわ、これうたた寝ルートだやばい。やばいやばいな)つねりつねり

俺「しかし、そういや昨日で確か一週間経ったんだっけか?
  なんかずいぶんいろいろあった気がするが、しかし考えて見れば
  ほとんど例のオペレーションサラマンドラ絡みで潰れた感じだな」

俺(そういえば、あの作戦で撃墜数いくつ増えたんだろ…
  いままでアレだけの数のネウロイを見たことなかったしなぁ。
  さすが対ネウロイ戦の最前線、統合戦闘航空団ってところか)むにーむにー

俺「あと一週間かあ。
  まあ、もうあんな大規模な作戦はねーだろうし、何事も無く終わってくれりゃあいいな」

俺(何事も無く、か…。
  サーニャと約束をしたばかりなのに、この分じゃ一緒に飛ぶのはせいぜい1,2回しかないかな。
  それに、ミーナ中佐たちもせっかく俺の使い方がわかったところだろうに。
  これではい、おさらば、か)

俺「…ま、しょせんそんなもんだよな。
  最上に来るまではいつもたらい回しだったし、
  慣れ親しんだ頃にハイさよならってのもよくある話だもんな…」ぽりぽり


俺「って、あれ?あの二人戻ってくるな」

300 名前:最上 >280統合航空⇔戦闘団ェ… 投稿日:2010/12/14(火) 00:42:38 ID:.k7Sgbd.
……

ペリーヌ「もう、ルッキーニさんに釣られてつい<俺>さんを置いていってしまいましたわ。
      <俺>さん、失礼しましたわ」

ルッキーニ「あー、わたしのせいにしてるー!」

ペリーヌ「あなたが、わたしをからかうからですわ!」

ルッキーニ「うぎぎぎ!ふんだ、ツーンツンメガネ!
       それよりおっちゃんおっちゃん!
       坂本少佐が言ってたアレやってみない?」

俺「ん…おお、アレか。
  よし、じゃあまずはルッキーニとやってみるか」

ペリーヌ「例の、<俺>さんのスピード対策の航法ですわね」

俺「ええ。
  ペリーヌ中尉、万一の場合に備えてちょっと離れていてください」

ペリーヌ「了解ですわ。
      くれぐれも気をつけてくださいましね」

301 名前:名無しの俺[sage] 投稿日:2010/12/14(火) 00:43:16 ID:nKGfRcJU
.>>280見て思い出した

googleIMEで「ないとうぃっち」と打ってスペースキーを押すと
「ナイトウォッチ」に変換されちゃうんだよな

これ編集したときに初めて気づきました。
もちろん、何事もなかったかのように修正したぞ、はっはっは!

てっきり「統合航空⇔戦闘団」のような誤字ネタだと思ってたんですよぅorz

302 名前:最上 >301上遠野読者の俺に違和感はなかった 投稿日:2010/12/14(火) 00:45:21 ID:.k7Sgbd.
ルッキーニ「よおし、いくよおっちゃん!」さっ

俺(抵抗ないなぁ、若いって羨ましい。俺の歳になるとこんなちっちゃい子と手繋ぐのは若干罪悪感があるよ)

俺「よし、つかんだぞルッキーニ、頼む!」きゅっ

ルッキーニ「おっけー!んじゃいっくよー!」どひゅーん!

俺「え…うわー!いきなり早い早いルッキーニ、バランスが…バランスやばい!」ぐるぐるぐる

ルッキーニ「うじゃじゃ、おっちゃんがひっぱってにゃぎゃーおちるううううう!!」ぐりんっかくかくんっ

 ひゅるるるるるるる……↓


ペリーヌ「あ…あら?」

どぼーん!

ペリーヌ「<俺>さん、ルッキーニさん!?」

ペリーヌ「そ、そんな…おふたりとも、返事なさってくださいまし!
      <俺>さん!ルッキーニさん!」

ざばぁ!

俺「ふぇぇぇ…怖かったあ」

ルッキーニ「あは、あはははは!
       すごかったよ今の!おっちゃんすごい!」

303 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:47:03 ID:.k7Sgbd.
ペリーヌ「<俺>さん、ルッキーニさん…良かった、ご無事でしたのね。
      …で、なぜそんなふうに固く抱き合っていらっしゃるのかしら?」ぴりぴり

俺「ああ、落ちていってることに気づいたので、とっさにルッキーニを抱き抱えたんです。
  ほらアレ、俺の固有魔法です。水中呼吸。
  こんな感じで密着すれば自分以外にも効果が及ぶので、このような」

ルッキーニ「ペリーヌ、おっちゃんすごいんだよ!
        海の中に潜ってても息苦しくならないの。でも塩からー」んべー

ペリーヌ「はぅぅ…もう、心配させないでくださいまし。
      肝が冷えましたわ…」

俺「すみませんでした。
  …しかし、やっぱりある程度テンポを合わせてやらないと事故りますね、これ。

  …ところでルッキーニ。もう、離れても平気だぞ」ぱっ

ルッキーニ「いいじゃん、今日はもうこうしてるー。
       飛ぶの面倒になっちゃった。おっちゃん、また潜って」ぽふっ

ペリーヌ「ワガママをいうもんじゃありません、わ!」べりっ

ルッキーニ「はがされたー!
        ちぇ、ペリーヌひどい」

ペリーヌ「何をおっしゃっていますの、もう。
      <俺>さんだって迷惑されてるでしょう?」

俺(…いや、正直別に迷惑ではなかったが、なんかそんな事言うと怪しいヤツみたいだから言わない)

304 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:48:12 ID:.k7Sgbd.
俺(なんかじゃれてる間に哨戒がほとんど消化されてる…ま、いいのか)
………
……

ペリーヌ「さて、そろそろ帰りますわよ」

ルッキーニ「へーい」

俺「了解」

俺「…あ、そうだペリーヌ中尉。
  中尉とも例のアレ試してみたいのですが」

ペリーヌ「ああ、そういえばルッキーニさんが大失敗して大騒ぎになったせいで
      すっかり忘れていましたわね」

ルッキーニ「あたしのせいじゃないよお!」

俺「まあまあ、最初は失敗はつきものだよ、ルッキーニ」

305 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:49:26 ID:.k7Sgbd.
俺「じゃ、よろしくお願いします、ペリーヌ中尉」

ペリーヌ「え、ええ。よろしくお願い致しますわ!」

俺「……」

ペリーヌ「……」

俺「あの、手を…」さっ

ペリーヌ「へ!?
      あ、ああ、手ですわね、どうぞ」きゅ

俺「…失礼します」きゅ
  (自分から手掴むのはそうでもないが、「掴んでください」とばかりに手を差し出すのはチト恥ずかしいよな)

ペリーヌ「わ、わたくしが引っ張るカタチになるのですから、わたくしがゴーの合図を出してもよろしくて?」

俺「はい、お願いします」

ペリーヌ「それじゃ、いきますわよ…
      3,2,1、ゴー!」ぶるるるるるるる…

俺「よし、俺も行きます」ぶろろろろろろろ…

306 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:50:36 ID:.k7Sgbd.
ぶぉろろろろろろろろろ……!

俺「…なんだ、この感覚…
  速い!」

ペリーヌ「この時点でわたくしのVG39bisのほぼ最高速の8割…!
      ふたり分の重量を抱えているとは思えない速度ですわね…!」

俺「俺のFw61の最高速度はもうとっくにオーバーしてます。
  はは、はっはは!これは想像以上です。
  さっきはとたんに変針しておっこちたのに、相性いいんですかね?」

ペリーヌ「あ、相性はともかく技量の問題じゃないですかしら!?
     ルッキーニさんとも、もっと足並みを揃えていれば違った結果になったのではなくて?」

俺「かもしれないですね。
  いや、これなら充分だ、ありがとうございますペリーヌさん!」

ペリーヌ「れ、礼を言われるようなことではありませんわ。
      それより、そろそろ速度を落としますわよ」
………
……

ルッキーニ「ペリーヌずるい!」

ペリーヌ「ず、ずるいと言われましても困りますわ」

ルッキーニ「おっちゃんえこひいきした!」

俺「うええっ!?いや、言いがかりだルッキーニ!」

307 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:52:05 ID:.k7Sgbd.
哨戒から帰還
………
……

ペリーヌ「ふぅ…なんだか疲れましたわ」

俺「ペリーヌ中尉、ありがとうございました。
  この分なら、他の皆さんとも訓練次第で組めそうです」

ルッキーニ「ずーるーいー!
       ペリーヌばっかずるいずるいずるいよお!」

俺「あーあー、ルッキーニ、また今度練習しよう、な」

ペリーヌ「そんな難しいことじゃありませんでしたわ。
      ルッキーニさんだって、いきなり飛ばそうとさえしなければきっとできますわよ」

坂本「帰ってきたか3人とも。ご苦労だったな」

ペリーヌ「少佐!
      いえそんな、敵影もなく無事に終わりましたし、
      そんなお言葉をいただくなんて恐れ多いですわ」

坂本「そうか、それはなによりだ。
    ん…なんだ<俺>とルッキーニ、びしょぬれじゃないか」

308 名前: 投稿日:2010/12/14(火) 00:53:11 ID:.k7Sgbd.
俺「坂本少佐、ただいま帰りました。
  あの、これは例の航法の訓練で海に…」

ルッキーニ「さ、さいしょはしっぱいはつきものだよね?」

坂本「はっはっは、なるほどな」

ペリーヌ「わたくしと<俺>さんのペアでは、8割ほどのスピードを得ることが出来ました。
      たぶん、簡単な訓練で他の方でも同じくらいの推力が得られると思います」

坂本「なるほど、ご苦労だった。
    詳しく話を聞きたいところだが…哨戒に出ている間に最上から
    <俺>に出頭命令がでている」

俺「出頭命令、ですか?」

坂本「うん。
    報告はペリーヌとルッキーニから受けるから、お前はこのまま最上に行け」

俺「は、了解しました」

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最終更新:2013年01月30日 14:06