「魔装兵 カーラウ・フォート」
imageプラグインエラー : 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。[解説]
聖華暦800年代に、自由都市同盟は都市同盟軍が独自開発した魔装兵で、重機兵『フォート』のバリエーション機。
当然ながら、第七世代機兵である。
量産型第1号機のロールアウトと配備開始は、聖華暦822年。
当然ながら、第七世代機兵である。
量産型第1号機のロールアウトと配備開始は、聖華暦822年。
この時期自由都市同盟に存在する魔装兵はわずかにある研究用の物や、現用機あるいは旧式機に間に合わせ的に法撃用の砲塔を背負わせただけの物が多く、総じて絶対数は少なかった。
将来的には、旧式化した機装兵『リャグーシカ』を支援用に改造した法撃型魔装兵である『リャグーシカ改』、法撃型を基本にしてはいるが通常型魔装兵として使えなくもないシームド・ラボラトリーズの『S70』なども後に完成する事はする。
しかし少なくとも、聖華暦820年前後には同盟完全オリジナルの魔装兵は、ほぼ存在していない。
必然的に軍では魔装兵が不足し、末端の部隊からは特に聖王国で一般的な汎用性の高い、通常タイプの魔装兵を要望する声が高かった。
将来的には、旧式化した機装兵『リャグーシカ』を支援用に改造した法撃型魔装兵である『リャグーシカ改』、法撃型を基本にしてはいるが通常型魔装兵として使えなくもないシームド・ラボラトリーズの『S70』なども後に完成する事はする。
しかし少なくとも、聖華暦820年前後には同盟完全オリジナルの魔装兵は、ほぼ存在していない。
必然的に軍では魔装兵が不足し、末端の部隊からは特に聖王国で一般的な汎用性の高い、通常タイプの魔装兵を要望する声が高かった。
そして同時に都市同盟軍中央軍参謀本部では、自分たち都市同盟軍が独自に開発した魔装兵がほぼ存在しない事に危機感を抱いていた。
将来的に手に入るはずの『リャグーシカ改』も『S70』も、アイオライト・プロダクションよりははるかに信頼できるとは言え、民間の会社製である。
全てを民間の会社におんぶに抱っこでは、軍組織として不健康。
更に万が一それらにそっぽを向かれたら、軍備を維持するのに多大な問題が発生するのは間違いない。
現場からの要望、そして戦略的観点からの必要性が揃った。故に参謀本部は、都市同盟軍独自の重機兵である『フォート』をベースに、魔装兵化したバリエーション機の開発を決定したのである。
将来的に手に入るはずの『リャグーシカ改』も『S70』も、アイオライト・プロダクションよりははるかに信頼できるとは言え、民間の会社製である。
全てを民間の会社におんぶに抱っこでは、軍組織として不健康。
更に万が一それらにそっぽを向かれたら、軍備を維持するのに多大な問題が発生するのは間違いない。
現場からの要望、そして戦略的観点からの必要性が揃った。故に参謀本部は、都市同盟軍独自の重機兵である『フォート』をベースに、魔装兵化したバリエーション機の開発を決定したのである。
しかしこの機体の開発は、困難を極めた。
『フォート』は第七世代機兵として造られているが、大量生産のために安価なパーツを多用している。
その上で第七世代としての体裁を満たすほどの性能を振り絞った結果、設計に余裕が少なかったのである。
都市同盟軍研究所の軍事工学研究部門は、このままでは目標性能の達成は不可能との上申書と共に、予算の増額を要求。
半ば脅し、半ば泣き落としのこの要求だったが、軍の面子を保つためであったのか、他に理由があったのか、上層部はこれを通した。
そして研究所では、原型機を『フォート』から『ブラッド・フォート』へ変更すると言う荒業というか暴挙に出たのである。
『フォート』は第七世代機兵として造られているが、大量生産のために安価なパーツを多用している。
その上で第七世代としての体裁を満たすほどの性能を振り絞った結果、設計に余裕が少なかったのである。
都市同盟軍研究所の軍事工学研究部門は、このままでは目標性能の達成は不可能との上申書と共に、予算の増額を要求。
半ば脅し、半ば泣き落としのこの要求だったが、軍の面子を保つためであったのか、他に理由があったのか、上層部はこれを通した。
そして研究所では、原型機を『フォート』から『ブラッド・フォート』へ変更すると言う荒業というか暴挙に出たのである。
『ブラッド・フォート』は『フォート』では安価な部品で済ませていた部分を、高価な第七世代機兵相応のパーツに置き換え、全体のバランス取りのために再設計した機体である。
当然ながら単純な性能でも『フォート』を軽く上回り、そして機体構造にも大きくカスタマイズの余裕があった。
その余裕の部分をたっぷり使って、魔装兵『ファルネウス・リンデ』の改修で得られたデータや教訓を元にした改造プランの産物が詰め込まれる。
予算増額申請からわずか4ヶ月も経たずにプロトタイプが完成し、その2か月後には量産型の第1号機が完成。
さっそく魔装兵部隊の隊長機として配備が始まった。魔装兵『カーラウ・フォート』の誕生である。
配備された機体は値が張ったが、その分非常に良い出来であり、使う側である魔導士たちからの評価は極めて高かった。
当然ながら単純な性能でも『フォート』を軽く上回り、そして機体構造にも大きくカスタマイズの余裕があった。
その余裕の部分をたっぷり使って、魔装兵『ファルネウス・リンデ』の改修で得られたデータや教訓を元にした改造プランの産物が詰め込まれる。
予算増額申請からわずか4ヶ月も経たずにプロトタイプが完成し、その2か月後には量産型の第1号機が完成。
さっそく魔装兵部隊の隊長機として配備が始まった。魔装兵『カーラウ・フォート』の誕生である。
配備された機体は値が張ったが、その分非常に良い出来であり、使う側である魔導士たちからの評価は極めて高かった。
なお、この機体は更に後の833年半ば、マイナーチェンジが行われる。
聖王国からの亡命者が持ち込んだ魔装兵『ブラウェ・ローゼ』より得られた特殊なエーテル出力増幅機構、その簡易型の追加搭載。
更には冒険者組合より供与された魔導簡略発動デバイスの搭載。
改造は基本的に、用意された改修キットを用いるだけであったため、その時点で配備されていた『カーラウ・フォート』全てをアップデートするのに1ヶ月ほどしか必要としなかった。
聖王国からの亡命者が持ち込んだ魔装兵『ブラウェ・ローゼ』より得られた特殊なエーテル出力増幅機構、その簡易型の追加搭載。
更には冒険者組合より供与された魔導簡略発動デバイスの搭載。
改造は基本的に、用意された改修キットを用いるだけであったため、その時点で配備されていた『カーラウ・フォート』全てをアップデートするのに1ヶ月ほどしか必要としなかった。
[武装・特殊装備]
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[都市同盟軍制式魔導杖]
魔装兵『ファルネウス・リンデ』のうち、優秀な操手が搭乗する機体に与えられている魔導杖と基本的に同じものである。
機体の魔導炉よりエーテルを吸い上げ、内蔵のブラッドグレイルを通して瞬間的に増幅する。
後述の制式ランスとの選択武装。武装の変更により、近接戦闘と魔法のどちらを主にして戦うか、戦況に応じて選択できる。
魔装兵『ファルネウス・リンデ』のうち、優秀な操手が搭乗する機体に与えられている魔導杖と基本的に同じものである。
機体の魔導炉よりエーテルを吸い上げ、内蔵のブラッドグレイルを通して瞬間的に増幅する。
後述の制式ランスとの選択武装。武装の変更により、近接戦闘と魔法のどちらを主にして戦うか、戦況に応じて選択できる。
[都市同盟軍制式ランス]]
重機兵『フォート』系が用いている、巨大なランス。
特に変わった能力があるわけではないが、強靭で品質が高く、なおかつ大量生産品であるため万一喪失しても補充が容易である。
その上、武器ごとの癖の様な物が無く、長々と時間を取って新しい武器に慣れる必要も無い。
前述の制式魔導杖との選択武装。
重機兵『フォート』系が用いている、巨大なランス。
特に変わった能力があるわけではないが、強靭で品質が高く、なおかつ大量生産品であるため万一喪失しても補充が容易である。
その上、武器ごとの癖の様な物が無く、長々と時間を取って新しい武器に慣れる必要も無い。
前述の制式魔導杖との選択武装。