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属性抵抗バフ・デバフ計算

  • 本稿では「属性抵抗に対するバフ・デバフ効果」がどのように作用するかを解説する

1.要点

  • はじめに本テーマの要点・結論を記す(大半のプレーヤーにとってはこれで充分な情報だと考えられる)
  • より詳しい内容を知りたい場合は、後述の「2.用語」「3.計算式・発生パターン」を参照いただきたい

(1)同一ターゲットに、同一の属性抵抗バフ/デバフを重ねがけした場合、効果は累積しない
   例:抵抗値60のターゲットをRune Corruptionで抵抗値30にした状態で、再度Rune Corruptionを入れても、抵抗値は変わらない(30のままである)

(2)同一ターゲットに、異なる属性抵抗バフ/デバフを重ねがけした場合、効果は累積する
   例:物理抵抗60のNPCをRune Corruptionで物理抵抗30にした状態で、Grasping Clawを入れると、物理抵抗は26になる

(3)上限を超えた抵抗値は、デバフに対して有効に機能する
   例:累計抵抗値80・上限抵抗値70のPCにRune Corruptionを入れると、抵抗値は上限抵抗値の半減の35ではなく、45になる

(4)最低保証抵抗値は、バフ・デバフの結果よりも優先される
   例:抵抗値60・最低保証抵抗値40のPCにRune Corruptionを入れると、抵抗値は半減の30ではなく、40に補正される

(5)バフ・デバフの効果は、最低保証抵抗値を無視して処理される
   例:物理抵抗値10・最低保証抵抗値40のPCにReactive Armorを使用すると、物理抵抗値は40+15の55ではなく、10+15で25になる(その上で最低保証値の40に補正される)

2.用語

  • 本稿では説明のために以下の用語を使用する
用語 説明
上限抵抗値 PCの各属性抵抗値のキャップ。デフォルトは70(エルフのエネルギー抵抗は75)。防具強化剤やデバフなどで増減する場合がある。NPCにはこのキャップは存在しない。
最低保証抵抗値 Resisting Spellsスキルによる最低保証抵抗値。例えばスキル値100では全ての属性抵抗が40まで保証される。この効果はペットを含むNPCには発生しない。
累計抵抗値 上限抵抗値と最低保証抵抗値を考慮しない、理論上の累計の抵抗値。

例えば上限抵抗値が70、装備などの抵抗値の累計が90の場合は、累計抵抗値は90と考える。また、最低保証抵抗値が40ある場合でも、抵抗値の合計が30の場合は、累計抵抗値は30と考える。
上限適用抵抗値 累計抵抗値に上限抵抗値を適用した(かつ最低保証抵抗値を適用しない)抵抗値。上限を超過する抵抗値が無い場合は、累計抵抗値と同義/同値となる。

例えば上限抵抗値が70、累計抵抗値が90の場合は、上限適用抵抗値は70と考える。また、最低保証抵抗値が40ある場合でも、抵抗値の合計が30の場合は、上限適用抵抗値は30と考える。
実質抵抗値 被ダメージ時に機能する、最終的な実質の抵抗値。累計抵抗値に上限抵抗値と最低保証抵抗値を適用したもの。

例えば上限抵抗値が70・最低保証抵抗値が40で、累計抵抗値が物理抵抗90・炎抵抗20の場合、実質抵抗値は物理抵抗70・炎抵抗40となる。

3.計算式・発生パターン

  • 属性抵抗値(実質抵抗値)は、以下の要素の組み合わせで決定される
  ・累計抵抗値
  ・上限抵抗値
  ・最低保証抵抗値
  ・加減算効果
  ・乗算効果

  本項では上記の要素がどのように関連して作用するかを、実例と共に解説する

3-1.加減算効果

  • Wraith Formなどの各種変身呪文や、Reactive Armor・Protection・Magic Reflection・Corpse Skin・Onslaughtなどの能力は、使用者のスキル値やマスタリーレベルに基づき、一定の抵抗値が変動する
  • このような属性抵抗のバフ・デバフ効果を、本稿では「加減算効果」と呼ぶ
  • 加減算効果の計算は単純で、以下の式で表すことができる
  <効果発生時> 累計抵抗値 + バフ・デバフの効果値
  <効果消滅時> 累計抵抗値 - 効果発生時に変動した抵抗値
  • 例として、下表で「上限抵抗値オール70・最低保証抵抗値40のPCが、Corpse SkinとMagic Reflectionの効果を受けた場合の、抵抗値の変動」を示す
  • 表内の①・②・③…の番号は時系列の状態遷移を、赤字は直前の状態からのプラスの変化量を、青字はマイナスの変化量を示す(以後同様)
時系列 抵抗値種別 AR FR CR PR ER
① 初期状態 累計 80 80 30 30 80
実質 70 70 40 40 70
説明 累計抵抗値に上限抵抗値と最低保証抵抗値を適用したものが実質抵抗値となる
② Corpse Skin効果発動 累計 95 (+15) 65 (-15) 45 (+15) 15 (-15) 80
実質 70 65 45 40 80
説明 加減算効果は、効果発動前(①)の累計抵抗値に作用する
その後、改めて上限抵抗値と最低保証抵抗値の補正を受ける
③ Corpse Skin再実行(重ねがけ) 累計 95 65 45 15 80
実質 70 65 45 40 80
説明 同一のバフ・デバフを重ねがけしても効果は累積しない
④ Magic Reflection効果発動 累計 75 (-20) 75 (+10) 55 (+10) 25 (+10) 90 (+10)
実質 65 70 55 40 70
説明 加減算効果は、効果発動前(③)の累計抵抗値に作用する
その後、改めて上限抵抗値と最低保証抵抗値の補正を受ける
※ここでARの実質抵抗値が65になっているのは、Magic Reflectionの効果でARの上限抵抗値が5低下したためである
⑤ Corpse Skin効果消滅 累計 60 (-15) 90 (+15) 40 (-15) 40 (+15) 90
実質 60 70 40 40 70
説明 効果消滅時は、効果発生時(②)の変動値が累計抵抗値に戻される
その間に他のバフ・デバフで累計抵抗値が変動していても、戻る値には影響しない
⑥ Magic Reflection効果消滅 累計 80 (+20) 80 (-10) 30 (-10) 30 (-10) 80 (-10)
実質 70 70 40 40 70
説明 効果発生時(④)の変動値が累計抵抗値に戻される

<補足>
 1. バフ・デバフの効果対象がNPCの場合は、上限抵抗値と最低保証抵抗値が無いので、上表の累計抵抗値がそのまま実質抵抗値になると考えればよい
 2. Magic Reflectionのようにスキル値で効果程度が変化する呪文や能力について、もし効果の発動から消滅の間にスキル値が変動しても、戻される抵抗値はあくまで「効果発生時の変動値」である

3-2.乗算効果

  • Conductive Blast・Inferno・Grasping Claw・Rune Corruptionなどの能力は、ターゲットの抵抗値に基づき、一定の割合で抵抗値を変動させる
  • このような属性抵抗のデバフ効果を、本稿では「乗算効果」と呼ぶ(本稿作成時点で乗算効果のバフは確認できていないため、デバフ前提で記述する)
  • 乗算効果は、加減算効果のように累計抵抗値に作用するのではなく、上限適用抵抗値に対して作用する
  • 式で表すと以下の通りである
  <効果発生時> 累計抵抗値 + (上限適用抵抗値 × デバフの効果割合)  ※括弧内は少数切捨
  <効果消滅時> 累計抵抗値 - 効果発生時に変動した抵抗値
  • 上記式だけ見ると単純だが、実際の抵抗値の変動(特にPC)は直感的に理解しづらいため、下表で順を追って説明する
(1)PCの場合
時系列 抵抗値種別 AR FR CR PR ER
① 初期状態 累計 80 80 70 60 30
上限適用 70 75 70 60 30
実質 70 75 70 60 40
説明 本表では説明の便宜上、上限適用抵抗値(最低保証を適用しない)と、実質抵抗値(最低保証を適用する)を分けて表記する
効果の適用対象はPC、上限抵抗値はFRのみ75、他の抵抗値は70、最低保証抵抗値は40とする
② Rune Corruption効果発動 変動率 -50% -50% -50% -50% -50%
累計 45 (-35) 43 (-37) 35 (-35) 30 (-30) 15 (-15)
上限適用 45 43 35 30 15
実質 45 43 40 40 40
説明 乗算効果は、効果発動前(①)の上限適用抵抗値に作用する

AR:上限適用抵抗値70×変動率-50%で変動値は-35、累計抵抗80と-35の和で45となる
FR:上限適用抵抗値75×変動率-50%で変動値は-37(少数切捨)、累計抵抗80と-37の和で43となる
CR:上限適用抵抗値70×変動率-50%で変動値は-35、累計抵抗70と-35の和で35、最低保証抵抗値で40に補正される
PR:上限適用抵抗値60×変動率-50%で変動値は-30、累計抵抗60と-30の和で30、最低保証抵抗値で40に補正される
ER:上限適用抵抗値30×変動率-50%で変動値は-15、累計抵抗30と-15の和で15、最低保証抵抗値で40に補正される
③ Rune Corruption再実行(重ねがけ) 変動率 0% 0% 0% 0% 0%
累計 45 43 35 30 15
上限適用 45 43 35 30 15
実質 45 43 40 40 40
説明 同一のバフ・デバフを重ねがけしても効果は累積しない
④ Inferno効果発動 変動率 0% -25% 0% 0% 0%
累計 45 33 (-10) 35 30 15
上限適用 45 33 35 30 15
実質 45 40 40 40 40
説明 乗算効果は、効果発動前(③)の上限適用抵抗値に作用する

FR:上限適用抵抗値43×変動率-25%で変動値は-10(少数切捨)、累計抵抗43と-10の和で33、最低保証抵抗値で40に補正される
⑤ Rune Corruption効果消滅 累計 80 (+35) 70 (+37) 70 (+35) 60 (+30) 30 (+15)
上限適用 70 70 70 60 30
実質 70 70 70 60 40
説明 効果発生時(②)の変動値が累計抵抗値に戻される
⑥ Inferno効果消滅 累計 80 80 (+10) 70 60 30
上限適用 70 75 70 60 30
実質 70 75 70 60 40
説明 効果発生時(④)の変動値が累計抵抗値に戻される
⑦ Inferno効果発動 変動率 0% -25% 0% 0% 0%
累計 80 62 (-18) 70 60 30
上限適用 70 62 70 60 30
実質 70 62 70 60 40
説明 FR:上限適用抵抗値75×変動率-25%で変動値は-18(少数切捨)、累計抵抗80と-18の和で62となる

本表④と比較すると、同じ能力でも発動時のターゲットの抵抗値によって効果量が変化することが分かる
⑧ Rune Corruption効果発動 変動率 -50% -50% -50% -50% -50%
累計 45 (-35) 31 (-31) 35 (-35) 30 (-30) 15 (-15)
上限適用 45 31 35 30 15
実質 45 40 40 40 40
説明 FR:上限適用抵抗値62×変動率-50%で変動値は-31、累計抵抗62と-31の和で31となる
※FR以外は②と同一の変動値なので説明省略

④と⑧はいずれも「Rune CorruptionとInfernoの両方が作用している状態」だが、累計FRは④が33、⑧が31で、同じデバフ能力が累積していても効果の発生順によってデバフの効果量が変化することが分かる
ただしこれは「上限抵抗を超過する抵抗値が存在し、複数の乗算効果が発動した場合」のみ発生する誤差に過ぎず、プレーへの影響はほぼ無いと考えられる
<補足>
 具体例は省略するが、加減算効果と乗算効果が複合しても処理手順は変わらない
 いずれも、各項の冒頭で示した計算式の通り処理されるだけである

 つまり、加減算効果の発生時は「累計抵抗値 + バフ・デバフの効果値」、
 乗算効果の発生時は「累計抵抗値 + (上限適用抵抗値 × デバフの効果割合)」
 効果消滅時はいずれも「累計抵抗値 - 効果発生時に変動した抵抗値」というルールが、常に適用される
(2)NPCの場合
  • ペットを含むNPCには上限抵抗値および最低保証抵抗値が無いので、乗算効果の計算は単純になる
  • つまり、累計抵抗値=実質抵抗値なので、常に累計抵抗値に変動率を掛けるだけでよい
  • 下表で、前掲「PCの場合」と同じプロセスをNPCに適用した場合の、抵抗値の変動を示す
時系列 抵抗値種別 AR FR CR PR ER
① 初期状態 累計 80 80 70 60 30
説明 本表の諸条件は、前掲の「PCの場合」の表と同一とする
② Rune Corruption効果発動 変動率 -50% -50% -50% -50% -50%
累計 40 (-40) 40 (-40) 35 (-35) 30 (-30) 15 (-15)
説明 効果発動前(①)の累計抵抗値に変動率を掛けた結果が、そのまま最終結果になる
③ Rune Corruption再実行(重ねがけ) 変動率 0% 0% 0% 0% 0%
累計 40 40 35 30 15
説明 同一のバフ・デバフを重ねがけしても効果は累積しない
④ Inferno効果発動 変動率 0% -25% 0% 0% 0%
累計 40 30 (-10) 35 30 15
説明 効果発動前(③)の累計抵抗値に変動率を掛けた結果
⑤ Rune Corruption効果消滅 累計 80 (+40) 70 (+40) 70 (+35) 60 (+30) 30 (+15)
説明 効果発生時(②)の変動値が累計抵抗値に戻される
⑥ Inferno効果消滅 累計 80 80 (+10) 70 60 30
説明 効果発生時(④)の変動値が累計抵抗値に戻される
⑦ Inferno効果発動 変動率 0% -25% 0% 0% 0%
累計 80 60 (-20) 70 60 30
説明 効果発動前(⑥)の累計抵抗値に変動率を掛けた結果
⑧ Rune Corruption効果発動 変動率 -50% -50% -50% -50% -50%
累計 40 (-40) 30 (-30) 35 (-35) 30 (-30) 15 (-15)
説明 効果発動前(⑦)の累計抵抗値に変動率を掛けた結果

本表の④と⑧を見ると、同じデバフ能力の累積であれば、効果の発生順にかかわらず同一の結果になることが分かる(PCの場合とは異なる)

※ 本稿の内容は実地調査で観測したもので、正確な仕様とは異なる可能性がある。また調査は主にPub123のTCで行ったが、後続の環境では仕様変更されている可能性があるため、留意いただきたい。

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最終更新:2026年06月21日 13:00