エクソダスの復活 | |
Clockwork Exodus は、かつて長期に渡って展開されたエクソダスにまつわる公式イベントを通常のゲームシステムに組み込む形でリビルドしたボスです。エクソダス復活を信じる者達は一旦は討伐されたエクソダスの復活を画策し、プレイヤーはその計画に協力して復活を助けるか、もしくは復活を阻止する為(討伐するために復活させる)に立ち上がります。エクソダスは従来のボスシステムに比べるとパーティープレイを前提にコンセプトが設計されていて、一人ではボスの出現エリアへ入場すら出来ない仕様となっています。逆にパーティープレイの視点で見ると、積極的な戦闘参加によって前衛・後衛関係なくレアなアイテムを貰えるチャンスがあり、鍵の入手も従来の戦闘だけに寄った方法だけでなく、複数方法が用意されているため取り付き易い側面もあります。戦闘エリアである旧ガーゴイルシティはかつては小規模な町が存在した程マップが広く、入場地点には復活用アンクも用意されているので、参加者さえ揃えられれば積極的に活用できるコンテンツです。戦闘面ではSlasher of Veilsのような硬直落石攻撃やShimmering Effusionのような大ダメージ魔法もありませんが、従来のボスモンスターには無い多彩な特殊能力を持ち、ライフリーチ無効の特性がヴァンプやライフリーチスタイルを封じていて、後衛要員の重要度を上げていると言えます(戦士同士による包帯巻き合いも有効です)。また、突然のターゲット変化やパラゴンを凌駕する移動速度など、全体的に作業化しがちなボス戦で全員が適度に緊張感を持続できる点も従来には無い面白さがあります。 |
召喚アイテム | |
エクソダス召喚の儀式に必要なアイテム(実質的な鍵)は『エクソダスの生贄の短剣』『儀式の衣』『エクソダス召喚の魔書』『エクソダス召喚祭壇』の4アイテムです。ただし、一般的なピアレスボスとは違っていて、参加者1人につき短剣、衣、魔書の1セット必要になる為(『エクソダス召喚祭壇』のみパーティー全体で1つ)、参加人数に応じた鍵のセットが必要になります。仮に4人組パーティーで討伐する場合は祭壇を除いた4セット分(鍵3種×4人分+パーティ全体で祭壇1つ)を用意しなければいけません。また、エクソダス全体コンセプトとして、パーティーを組んでいないと儀式(入場)自体が出来ないので、最低1人は自分以外のプレイヤーを探す必要があります(つまり最低2人から入場可能になります)。いずれの鍵も『戦士ルート』『盗賊ルート』『生産者ルート』の3パターン入手方法が用意されていますが、どの方法で入手しても鍵は同一のものが手に入り、他の人へ譲渡する事も可能です。 |
短剣の注意点 | |
後述の召喚儀式関連の項目で説明しますが、儀式では『エクソダスの生贄の短剣』を武器として装備する必要があります。しかし、短剣の初期状態はヒューマン・エルフ用になっているので、ガーゴイル種族は装備する事が出来ません。そのため短剣をガーゴイル用に変成する必要があります。イルシェナー旧ガーゴイルシティ前に居る(左図参照)フード付きローブを着たNPCに人間用の『エクソダスの生贄の短剣』を直接ドロップして交換してもらうことができます。 |
エクソダスダンジョン | |
イルシェナーに存在するエクソダスダンジョン内のモンスターを討伐して鍵を得る方法です。戦士と銘打っていますが、魔法使いであっても、生産者だったとしても敵を倒せるのであれば獲得可能です。この方法は一般的にコスト面や回転率から最も楽な手段でしょう。エクソダスダンジョンに出現する『exodus drone』『exodus sentinel』『exodus juggernaut』『the Knight』『the Squire』『the Champion』を倒すとバックパック内に一定確率で直接出現します。アーティファクト等の出現と同質で、その敵を倒すために攻撃や攻撃者への支援を行っていれば入手出来る可能性がある為、一体の敵から二人が同時に鍵を入手する場合もあります。『エクソダスの生贄の短剣』『儀式の衣』『エクソダス召喚の魔書』『エクソダス召喚祭壇』のどれが入手出来るかはランダムですが、鍵自体の出現率はモンスターによってある程度決まっているようです。また、ダンジョン内の敵にはアタック命令の出来ない敵が多いためテイマーは注意が必要です。鍵を入手できるモンスターは全種で魔法を使用しませんが、鍵を出さないenslaved gargoyleやcontrollerも出現するため魔法対策が不要というわけではありません。 |
鍵を入手できるモンスター | ||||
画像 | 名前 | 強さ | 入手率 | 備考 |
exodus drone | 弱 | 低 | 弱いだけあって体感的に20~30匹倒して1個出るかどうかといったくらいです | |
exodus sentinel | 中 | 中 | 体感的には10匹に1個出るくらい | |
exodus juggernaut | 強 | 高 | このシリーズでは最も強く5匹に1個くらいは鍵を出しますが個体数自体少ないようで時間沸きのようです。 魔法こそ使わないものの攻撃力が高く、この敵に加えてexodus minion lordや魔法系の敵が絡んだ場合は注意が必要です。 | |
the Squire | 弱 | 低 | ストーリー的には討伐部隊のようで善側NPCなのでノンアクティブです。 青ネームなので倒すとカルマが低下します。ブロック回避を多様してきます。出血攻撃による包帯回復や詠唱阻止を行います | |
the Knight | 中 | 中 | ストーリー的には討伐部隊のようで善側NPCなのでノンアクティブです。 青ネームなので倒すとカルマが低下します。ブロック回避を多様してきます。 落馬が非常に厄介で、落とされた瞬間に騎乗生物が別の敵に攻撃される事もしばしばあります。 モータル攻撃によって回復行為を封じてきます。 実態騎乗生物に乗っている場合はなるべく周囲の状況が落ち着いていてからが良いでしょう | |
the Champion | 強 | 中 | ストーリー的には討伐部隊のようで善側NPCなのでノンアクティブです。 青ネームなので倒すとカルマが低下します。 ゴールドカラーでいかにも特別仕様という感じで攻撃力も高く、やたらとブロック回避を連発してきますが、 体感的にexodus juggernautのように高確率で鍵を入手できるという印象ではありません。 |
エクソダスダンジョン | ||
イルシェナーに存在するエクソダスダンジョン内のモンスターや特殊なオブジェクトから窃盗をして鍵を得る方法です。ダンジョン内でDetecting Hidden(スキル60%以上)を使用すると 特殊な箱を発見する事があります。この箱に対してLockpickingを試行すると、一定確率で鍵を入手する事が出来ます。また、各種稀少素材や素材が入っている事もあります。盗賊ルートとしては上記の箱発見以外にも、ダンジョン内に出現する the Exodus Zealot に対して[[Stealing]を使うと鍵を盗める事があります。 |
生産者向け | |
この方法は材料を揃えて生産で鍵を作成するものです。作業こそ短時間で終了するものの、必要になる生産スキルは幅広く、材料集めやそれにかかる時間やコストを含めるとかなり困難な方法と言えます。加えて材料の一部には稀少な練成素材、宝珠の守人系のボスから入手する『汚染物』が必要となる鍵もある為、用意する為に投資やボス討伐の環境が必要になり、その環境によって戦士ルートを行えてしまうジレンマがある為です(エクソダス導入当初は汚染物の消費数が5でしたが、いつの間にか1個へ消費数が修正されたため、以前よりはコストパフォーマンスが向上しました)。このルートは主要な手段としてではなく、どうしても乱数等で鍵に偏りが生じてしまったり、急遽人数の追加があり鍵が必要になった時といった場合など、必要に応じて作るのが効果的でしょう。鍵自体には作成後1週間という有効期限がありますが、素材状態でストックしておけば事実上は永久に鍵をストックできる部分が最大の利点でしょう。 |
生産リスト | |||||||||||
スキル | 値 | 画像 | 名称 | 画像 | 名称 | 数 | スキル | 値 | 画像 | 名称 | 数 |
鍛冶 | 95.0% | エクソダス生贄の短剣 | インゴット | 12個 | |||||||
ブルーダイヤ | 2個 | ||||||||||
ファイアルビー | 2個 | ||||||||||
ブラックロックの欠片 | 10個 | ||||||||||
裁縫 | 101.0% | 儀式の衣 | アビス布 | 6個 | 裁縫 | 110.0% | ブラックロック結晶 | 1個x6 | |||
布生地 | 10個x6 | ||||||||||
砂金 | 5個 | 錬金術 | 90.0% | ゴールド | 1000gpx5 | ||||||
切った皮 | 6枚 | ||||||||||
ファイアルビー | 1個 | ||||||||||
書写 | 95.0% | エクソダス召喚の魔書 | summon daemon | 1個 | 書写 | 75.0% | 空のスクロール | 1個 | |||
Blood Moss | 1個 | ||||||||||
Mandrake | 1個 | ||||||||||
Sulfurous Ash | 1個 | ||||||||||
Spider's Silk | 1個 | ||||||||||
汚染物 | 1個 | ||||||||||
Daemon Bone | 5個 | ||||||||||
Daemon Blood | 5個 | ||||||||||
大工 魔法 |
95.0% 75.0% |
エクソダス召喚祭壇 | ネクサスコア | 1個 | 錬金術 | 90.0% | 割れたガラス | 5個 | |||
ダークサファイア | 5個 | ||||||||||
Spider's Silk | 10個 | ||||||||||
Mandrake | 10個 | ||||||||||
木の板 | 100枚 | ||||||||||
高品質な花崗岩 | 10個 | ||||||||||
ブラックロックの欠片 | 10個 |
共闘と旧ガーゴイルシティ |
Clockwork Exodus戦は、ピアレスボスのようなパーティー専用マップとは違って、旧ガーゴイルシティというかつては街が存在した大きな専用マップで倒す事になります。既に他パーティーが交戦している場合、エクソダスのヒットポイントが70%を切っていなければ増援部隊として参戦する形になります。エクソダスのヒットポイントが70%以下の時と討伐後20分程度は祭壇設置自体が不可能になります。ただし、こういった仕様も現実的にはゴールデンタイムで偶発的な共闘がおきる事は稀で、相乗りに勝機を求める事は難しく、倒せる展望を持って挑むようにしましょう。 |
儀式前に確認する事 |
エクソダスを召喚するためには1人につき1セットの鍵が必要です。祭壇を設置してから7分以内に召喚儀式(事実上の鍵投入)をする必要がありますが、これは代表者だけでなく参加者全員が後述する方法で儀式を行う事を意味します。祭壇を設置した後に鍵が不足しているといった事の無いように参加人数と鍵の所持数確認をして、儀式方法などは事前に確認と説明をしておきましょう。見落としがちなポイントとしてガーゴイル種族は初期状態の短剣を装備できないため、予め旧ガーゴイルシティ前にいるNPCに短剣を交換(変成)してもらう必要があります(前述)。もし、7分以内に全員の儀式が完了できない場合、既に儀式を完了させた人の鍵は無駄になり折角集めた鍵も時間も水の泡となります。急用で参加できない人がいた場合はパーティーを抜けてもらい、寝落ちや無応答になってしまった場合はパーティーリーダーが該当者をパーティーから除名すれば祭壇を設置した後でも全員儀式を完了させた事に出来ます。 |
準備 | |
最初に参加者全員でパーティーを結成します。エクソダス召喚の儀式を行うには最低2人以上のパーティー状態でなければなりません。 その後、トラメル、もしくはフェルッカのカオスを除いた『徳の神殿』へ向かいます。尚、フェルッカ側であっても行き着く先はイルシェナー(トラメルルール)にある同一マップのようです。 | |
代表者、祭壇設置者向け | |
代表者は『エクソダス召喚祭壇の証書』をWクリックしてアンク手前にある徳のシンボルタイルを指定します(左)。すると祭壇が出現するので、パーティー全員に儀式を行うように要請して下さい。当然ですが祭壇を設置した人も儀式を完了させる必要があります。最終的な移動を行うには、設置者が祭壇を左クリックしてコマンドメニューを出現させ、儀式の実行を選択します(右)。もし、未完了のプレイヤーがいる段階で儀式を行うと、誰が儀式を行っていないか名前が分かるようになっています。 | |
全員向け | |
①『エクソダス生贄の短剣』と『儀式の衣』を装備します | |
②『エクソダス召喚の魔書』をバックパック内でWクリックして設置した祭壇に対しターゲットを指定します | |
③ ペーパードール上で右手に装備している『エクソダス生贄の短剣』をWクリックして祭壇を指定します | |
※ ③行程は『短剣を指定してから祭壇ではなく自分自身』でも可能です。祭壇を指定した場合カルマ10000上昇するのに対して、自分を指定した場合は10000下降します。 この違いはエクソダスを討伐する立場で召喚を行っているのか、自身を生贄にしてエクソダスを蘇らせている背徳的な立場かの違いを表すようです。 ③の指定する対象についてはパーティー全体で方針を統一する必要はありません。 |
ピアレスボスと違って入場した段階では出現していません。プレイヤーが一定ラインを超えた段階で決まった地点(左図)に出現するようになっています。事前にアタッカー間で名誉獲得者を相談しておき、そのプレイヤーが出現させると良いでしょう。 |
説明 | |
ライフリーチ無効 | ヴァンプ化、追加効果ライフリーチ、カースウェポンなどのリーチ系回復行為を無効化します。マナリーチ、スタミナリーチは有効です。 |
アニマルロア 不調和 扇動 自己名誉無効 |
自己名誉とは名誉のダメージボーナスではなく、自己指定する事でアクティブモンスターからのターゲットを一定時間回避する効果の事です。 |
Magery Mysticism | Animated WeaponやRising Colossusの召喚を行います。魔法剥がしを行うのでエネワンやポーション効果を剥がされる事があります。 |
ランダム弱点属性 | エクソダスは召喚する度に抵抗の弱点属性が変化しているようで、他のボスのように特定属性に必ず弱いといった事はないようです。 ロアが無効な為厳密には不明ですが、ダメージから逆算すると弱点抵抗は50~60程度、それ以外の抵抗は70~80程度と考えられます。 |
超高速移動 | パラゴンを遥かに凌ぐ速いスピードで移動します。騎乗状態で一直線にマップを駆け抜けても潜伏などを使用しない限り振り切る事は難しいでしょう。 |
ターゲット変化 | 攻撃のターゲットを唐突に変更する事があります。これはパラゴンや範囲に微ダメージを与えるタイプの変更に近いものですが、パラゴンならば『走らない』、範囲微ダメージの場合は近接しないという対策が出来るのに対して、エクソダスはこちらが行動や移動をせず、十分に距離を確保していても画面内にいれば変更してくる事があります。 |
設置渦 | エクソダスの周囲に黒い渦を発生させます。踏んでしまった場合はヒットポイントやスタミナに大きなダメージを受けます。渦はエクソダスが移動した時に移動経路上近辺に複数発生しますが、隣接しているキャラクターの足元などに発生する事はありません。また、きちんと近接すれば戦士も影響を受けず、元々距離をとっている後衛にも影響しません。しかし、移動時や立ち位置を変更する場合は渦を踏まないように注意する必要があります。 |
マナ蒸発 | 近辺プレイヤー1人のマナを蒸発させ0にします。5秒に1回程度と高頻度に行ってきます。 |
スペシャルムーブ | Bleed Attackによる出血効果、Whirlwind Attackによる周囲ダメージ |
前衛(戦士 アタッカー役) |
エクソダスには特効設定がありません。エクソダスに限った話ではありませんが特効の無いモンスターに対して名誉取得アタッカーが居るのと居ないのでは全体進行が全く違います。集いの種類にもよりますが、内々のメンバーで挑戦するのであれば名誉担当のメインアタッカーを事前に決めておくと良いでしょう。最初の一回は誰にでもあるもので挑戦していく気概も大切ですが、安定を重視したい時は経験者やボスソロ戦に普段から慣れている人に頼むのが良いでしょう。リーチによる所謂白豚やリーチスタイルは無効な為、魂石を持っていればNecromancyとHealingをスイッチさせるか、ヴァンプ化をレイス化に切り替えてマナ回復(マナリーチ効果は有効でレイスは特性として出血を無効化にできます)に重点を置くといった対策も有効です。前述の通り属性は毎回ランダムなので物理をベースにしたイグノア系の改良系武器などにコンセクを使うと良いと思います。毒魔法をしてくるので、オレンジの花びらを齧っておくと良いでしょう。 |
後衛(ヒーラー 回復役) |
アタッカーにヒールを行っているだけでも表彰状などを始めとしたアーティファクトを入手できるチャンスがあり、その確率はメインアタッカーと比べても遜色ありません。距離をとってギリギリから回復を行うと良いでしょう。神秘ヒールは回復に加えて低下系ステータス効果も解除するため喜ばれます。エクソダスに中距離程度に近づくとマナ蒸発攻撃をうけるようになる為、ターゲットが頻繁に切り替わる可能性があります。唐突にターゲットを変更するため後衛としてはとても不安な所ですが、前衛が引き戻しに失敗しエクソダスが移動してきた段階で後衛が振り切る事は不可能に近く、距離を稼いで潜伏してターゲット解除、前衛がターゲットを取り直すといった動作は困難です。逃げる先によっては他の人へターゲットが移り、以降ドッチボールのようにエクソダスが右往左往を始める事がありますが、一旦そうなってしまうと数秒程度は一人で戦闘を維持できるような前衛がいければパーティ全体の崩壊にも繋がります。状況によっても判断は変化するので一概に言える事ではありませんが、幽霊化する覚悟をもってその場で仁王立ちする勇気を持つ事が、時には最善な場合も頭に入れておくと良いかもしれません。 |