ペットの能力

本項では、ペットの能力の一覧および各能力の詳細を記述する

共通事項

ペットの能力のダメージ

  • 本項では特に注記が無い限り、ペットの能力のダメージは、NPCへ攻撃した場合のダメージを記載する

ペットからPCへの攻撃ダメージ

  • ペットがPCへ攻撃した場合のダメージは、原則、NPCへ攻撃した場合の50%になる( Pub98.2 )
  • これは通常攻撃だけでなく、魔法・特殊能力・SPMの追加ダメージ・遅延ダメージといったものも含まれる
  • ただし、Vicious BiteのようにPCとNPCで同一のダメージが発現するものや、Searing WoundsのようにPCへの効果が1/3程度になる例外も存在する

ペットの能力の発動タイプ

  • ほとんどのペットの能力は、NPCの「詠唱なしで発動する魔法」のように発動する。
    特に注意すべきはSPMで、PCのSPMは「通常攻撃の命中時に通常攻撃の代替(または追加効果)で発動」するものが多く、ペットのSPMも同様と考えてしまいがちである。しかし、実際はペットのSPM(および他の能力)のほとんどは「通常攻撃の命中成否と関係なく発動」する。この違いを知らないと、ペットの能力を過大または過小に評価してしまう可能性がある。
  • 参考情報として、各能力の発動タイプを、以下の凡例に従って本項の一覧に記載する
    ただしこれは実地調査で観測したものであり、正確な仕様とは異なる可能性があることには留意頂きたい
発動タイプ名 説明
同時 通常攻撃の命中成否にかかわらず、通常攻撃と同時に発動する可能性がある能力
能力ごとの効果に加えて通常攻撃が「命中する可能性がある」
NPCの詠唱しない呪文のようなもので、ペットの能力のほとんどはこれに該当する
命中 通常攻撃の命中時のみ、発動する可能性がある能力
能力ごとの効果に加えて通常攻撃ダメージが必ず同時に発生する
PCのSPMのようなもので、Dismount・Frenzied Whirlwind・Life Leech・Poisoningの毒付与・Searing Wounds・Vicious Biteなどが該当するようだ
代替 通常攻撃の代替行動として、発動する可能性がある能力
この行動時は通常攻撃を行わない
Dragon Breath、Smoke Bombなどが該当する
条件 戦闘フラグ・敵との距離・被ダメージ・HP残量など、特定の条件を満たした場合に、
通常攻撃または定期的な行動タイミングで、発動する可能性があると考えられる能力
回復系呪文・バフ系の呪文やマスタリー能力・Teleport・Healing・Poison Spitなどが該当する

凡例

  • 後述する能力一覧の各項目の凡例は以下の通り
  • 能力の種別によっては省略している項目もある
項目名 説明
名称 能力の名前
消費マナ 消費するマナ
発動タイプ 前出「ペットの能力の発動タイプ」を参照
習得ポイント 習得に必要なトレーニングポイント
制約 習得に関する制約・条件・注意点など
公式 公式サイトのPlayer Wiki やゲーム内の説明文の意訳
能力 習得後に使用するようになる能力
()内は消費マナ
調査 <仕様> 仕様に関する特記事項
<PCの能力との違い> PCの同名の能力との違いや・注意点
<寸評> 実際の使用感や性能の評価

マジック能力

  • PCの魔法系スキルやマスタリー能力にあたる能力
  • 1つの能力のみ習得可能
  • 他の能力(SPM・特別能力・範囲攻撃能力)を合計3つ以上を習得済みでも、4つ目の能力として習得できる(意図された仕様かどうかは不明、能力の組み合わせによっては出来ない場合もある)
  • 習得後に他のマジック能力に変更することが出来る(詳細不明だが習得した能力によっては出来なくなる場合もある)
    • 能力を変更すると、変更前の能力の呪文やスキルは使用しなくなるので、通常はトレーニングポイントが無駄になるだけである
    • ただし、能力に紐づくスキル値は残るので、能力習得のための「必要品」としては機能する
    • これを利用すると、例えば、「マジック能力のPoisoningを習得 → Poisoningを他のマジック能力に変更 → Venomous Bite(Poisoningスキル値が必要)を習得」といったことが可能
    • スキル値を習得する契機になったマジック能力(例:Poisoning)が無くなっても、元々発動時にスキル値(例:Poisoning)が上昇する能力(例:Venomous Bite)であれば、能力発動時にスキル値が上昇する
名称 Bushido(武士道) 習得ポイント 501 または 1(Bushidoスキルが無い場合は500、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ・徳之島で生まれた魔法グループの生物のみ習得可能
・Shadowmaneなどのようにアイテムから出現させるタイプのペットは、徳之島で出現させれば習得可能
・この能力を習得すると、SPMのWhirlwind Attackを習得する(SPMを既に2つ習得していても、3つ目として習得できる)
・Whirlwind Attackが2つ目以降の習得SPMとなった場合、通常通り3つ目以降のSPMは習得できなくなる
公式 ペットにBushidoの力を訓練します。
能力 ※各能力の詳細はBushidoのページを参照
Honorable Execution(0)、Confidence(10)、Evasion(10)、Counter Attack(5)、Lightning Strike(10)、Momentum Strike(10)、Whirlwind Attack(15)
調査 <仕様>
・SPMの習得時に同名のパッシブスキルを習得しても、本項の能力は使用しない
・Honorable Executionは、 攻撃対象のHPが10%以下の場合のみ使用するようだ
・PC同様、Parryingスキルとの併存による 回避率向上の効果があるようだ
・主人が名誉を使ってもパーフェクション効果は発生しない

<寸評>
使用する能力は攻守のバランスが良く、全般的に消費マナが少ないので、状況を問わず一定の効果を期待できる。単体相手のDPSや総合力ではChivalryに軍配が上がるだろうが、複数相手の範囲攻撃力や回避力はこちらが上。短所としては、習得できるペットが限られること、単体相手にWhirlwind Attackを無駄打ちすること(消費マナが少ないので致命的ではない)、HPが多い強敵にもHonorable Executionを使うなどが挙げられる。とはいえ、PCほどではないにせよ総合的には有用な能力だと言える。
名称 Chivalry(騎士道) 習得ポイント 501 または 1(Chivalryスキルが無い場合は500、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ・魔法グループの生物とRune Beetleが習得可能
・主人がプラスカルマの場合のみ習得可能
公式 ペットにChivalryの力を訓練します。ペットはプラスカルマである必要があります。
能力 ※各能力の詳細はChivalryのページを参照
Enemy of One(20)、Consecrate Weapon(10)、Divine Fury(15)、Holy Light(10)、Close Wounds(10)、Cleanse By Fire(10)、Remove Curse(10)、Dispel Evil(10)
調査 <仕様>
・ペットのEnemy of OneやConsecrate Weaponの効果時間は かなり短いという情報がある
・公式解説には「ペットはプラスカルマである必要があります」と記述があるが、実際には「主人がプラスカルマであること」が条件のはずである

<寸評>
相手が単体のPvMでダメージを追求するなら、おそらく最強のマジック能力。Enemy of One・Consecrate Weapon・Divine Furyによる通常攻撃のダメージアップが強力で、他の能力の追随を許さない。攻撃面だけでなく、回復・解毒・解呪と必要スキルが揃っており、消費マナも少ない。この能力とArmor Ignoreを併せて習得する「騎士/イグノア」タイプが、最もメジャーなペットのビルドだと考えられる。短所は範囲攻撃(Holy Light)の効果がイマイチで、Enemy of One・Divine Furyは被ダメージを増加させる場合もあり、囲まれるとやや脆い。とはいえ、多少の不利は持ち前の攻撃力で強引にひっくり返してしまう、鉄板の能力である。
名称 Discordance(不調和) 習得ポイント 501 または 1(Discordanceスキルが無い場合は500、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 魔法グループの生物とRune Beetleが習得可能
公式 ペットにDiscordanceの力を訓練します。
能力 ※各能力の詳細はDiscordanceおよびスキルマスタリーのページを参照
Discordance(30)、Tribulation(25)、Despair(25)
調査 <仕様>
・Discordance:PCのスキルと同様の効果のようだが、 ピアレスボスに対しては1%のデバフ効果しかない という情報も
・Tribulation:マナ消費による長時間維持はできず、単発・短時間の効果が発現する
・Despair:マナ消費による長時間維持はできず、単発・短時間の効果が発現する

<寸評>
強力なデバフ能力。マジック能力としてはChivalryと双璧をなす有用度ではないだろうか。TribulationとDespairはPCのマスタリー能力と違い単発なので効果が薄いが、Discordanceだけで高い効果があるため、マナを垂れ流さないことが長所になっている節すらある。
名称 Magery(魔法) 習得ポイント -
制約 調教時点で習得済のペットのみ使用可(「魔法マスタリー」であれば新規習得や変更が可能)
公式 -
能力 ※各能力の詳細はMageryのページを参照
Magic Arrow(4)、Harm(6)、Strength(6)、Bless(9)、Fireball(9)、Poison(9)、Teleport(9)、Arch Cure(11)、Greater Heal(11)、Lightning(11)、Paralyze(15)、Energy Bolt(20)、Explosion(20)、Flamestrike(40)
調査 <仕様>
・Mind Blastは使わない(INTを上げてもダメージには寄与しない)
・範囲攻撃呪文は使用しない
・魔法の射程は12マスと、やや広くなっているようだ

<寸評>
元祖魔法能力で、攻撃・回復・解毒・バフ・デバフと、一通りの機能がそろっている。炎抵抗とエネルギー抵抗が低い相手であればそこそこのダメージアップになりそうな気もするが、 DPSへの寄与は限定的という調査結果 も。また問題点として、非戦闘時に唐突にバフ等の魔法を使い始め、延々とマナを消費する様子が散見される(ペットのAIの問題と考えられる)。総合的には可もなく不可もなく、効果もそれなりといったところで、他の強力なマジック能力へ変更されることが多い。
名称 Mysticism(神秘) 習得ポイント 501 または 1(Mysticismスキルが無い場合は500、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 魔法グループの生物が習得可能
公式 ペットにMysticismの力を訓練します。
能力 ※各能力の詳細はMysticismのページを参照
Nether Bolt(4)、Purge Magic(6)、Eagle Strike(9)、Sleep(9)、Mass Sleep(14)、Bombard(20)、Cleansing Winds(20)、Spell Plague(40)、Hail Storm(40)、Nether Cyclone(50)
調査 <仕様>
特筆すべき事項は無し

<寸評>
二次スキルのFocusはすぐにスキルキャップまで上昇するので、習得直後から威力を出せるのが長所。消費マナは大きめだが範囲攻撃呪文が強力で、Sleep・Mass Sleepも有効。Magery同様に効果が薄い低サークルの呪文も使用するが、他に短所らしい短所は無い。強いて言えば、DPS重視なら(特に単体相手では)ChivalryやDiscordanceの定番マジック能力にはさすがに及ばないと思われる。
名称 Necromancy 習得ポイント 1501 または 1 (Spirit SpeakとNecromancyスキルが無い場合は合わせて1500、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ネクロマンシーグループの生物が習得可能
公式 ペットにNecromancyの力を訓練します。ペットはマイナスカルマである必要があります。
能力 ※各能力の詳細はNecromancyのページを参照
Blood Oath(13)、Corpse Skin(11)、Evil Omen(11)、Pain Spike(5)、Mind Rot(17)、Poison Strike(5)、Wither(23)、Strangle(17)、Spirit Speak(10または0)
調査 <仕様>
・Corpse Skinは 「ペットの攻撃属性の大半が物理・冷気ではない」場合のみ使用するらしい
・公式解説には「ペットはマイナスカルマである必要があります」と記述があるが、事実上の習得条件は「ネクロマンシーグループの生物であること」のみと考えられる

<寸評>
Mageryに比べると使用能力は攻撃偏重で、そこそこの威力の範囲攻撃呪文と、呪文系能力としてはかなり少ない消費マナが特長。ただし個々の威力はあまり高くなく、Corpse Skinで恩恵を受けられるペットも限られる。短所は、回復手段が少なく主人のサポートが無いと脆くなりがちなこと。消費マナあたりのダメージはまずまず高そうだが、総合的にはMageryと大差ない印象で、ダメージを重視するなら他の強力なマジック能力を選択した方が良さそうだ。
名称 Necromage 習得ポイント 1501 または 1 (Spirit SpeakかEvaluate Intelligenceスキルが無い場合は1000、NecromancyかMageryスキルが無い場合は500、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ネクロマンシーグループの生物が習得可能
公式 ペットに、NecromancyとMageryを組み合わせたNecromageryの力を訓練します。
能力 ※各能力の詳細はNecromancyMageryスキルマスタリーのページを参照
Blood Oath(13)、Corpse Skin(11)、Curse Weapon(7)、Evil Omen(11)、Pain Spike(5)、Mind Rot(17)、Poison Strike(5)、Wither(23)、Strangle(17)、Conduit(40)、Spirit Speak(10または0)、Teleport(9)、Curse(11)、Arch Cure(11)、Energy Bolt(20)、Explosion(20)、Flamestrike(40)
調査 <仕様>
・Corpse Skinは、 「ペットの攻撃属性の大半が物理・冷気ではない」場合のみ使用するらしい
・Conduitは、動作不良で効果が無いようだ
・魔法の射程は12マスと、やや広くなっているようだ

<寸評>
Mageryの低位の攻撃呪文を使わないため、Mageryより攻撃力は高い。Corpse Skinも使用呪文と概ね相性が良い。基本的にはMageryとNecromancyの上位互換と言えそうだ。ただし、ほとんどのペットにとっては習得ポイントが極めて高いのがネック。Necromageを習得するコストで「他の能力を複数習得し、さらにステータスも強化できる」となると、この能力を選択するにはかなりの思い切りが必要だ。
名称 Ninjitsu(忍術) 習得ポイント 601 ~ 1(Hidingスキルが無い場合は100、Ninjitsuスキルが無い場合は500、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 徳之島で生まれた魔法グループの生物が習得可能
公式 ペットにNinjitsuの力を訓練します。
能力 ※各能力の詳細はNinjitsuのページを参照
Smoke Bomb(10)、Death Strike(30)
調査 <仕様>
・SPMの習得時に同名のパッシブスキルを習得しても、本項の能力は使用しない
・Smoke Bomb(煙玉)は、ハイドすることでNPCから自分へのターゲットを切った後、最後の攻撃対象へ攻撃を再開する

<寸評>
Smoke Bombでペットへのターゲットを強制解除すると、敵は次のターゲッティングまたは索敵まで棒立ちになるので、やり方によっては数秒間殴り放題になる(場合がある)。ただし、ペットを盾に主人が横殴りするスタイルの場合は、主人にターゲットが向かいやすくなるので注意が必要。Death Strikeはダメージアップにつながりそうだが、滅多に使用しない。ほとんどのプレーヤーは、敢えてこのマジック能力を選ぶ理由を持たないだろう。
名称 Poisoning(毒) 習得ポイント 101 または 1(Poisoningスキルが無い場合は100、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 特になし
公式 ペットにPoisoningの力を訓練します。
能力 毒攻撃(15)
調査 <仕様>
・通常攻撃の命中時に、Poisoningスキル依存の毒効果を付与する可能性がある
・発動時にPoisoningスキルが上昇する可能性がある
・Poisoningスキルが無いペットが次の能力を習得するためには、先にこの能力を習得する必要がある
[対象能力]Aura of Nausea、Essence of Disease、Poison Breath、Venomous Bite、Vicious Bite

<寸評>
この能力自体は強力とは言い難いが、習得ポイント・消費マナともに少ないので、他の有用なマジック能力を覚えられないペットだと一応入れておこうかという気持ちになる。しかし、冷静に考えると毒攻撃も他の能力の発動チャンスを奪っている可能性があるので、DPSを重視するなら自重した方が良いかもしれない(実際のところどうなのかは不明)。
名称 Spellweaving(織成呪文) 習得ポイント 501 または 1(Spellweavingスキルが無い場合は500、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 魔法グループの生物が習得可能
公式 ペットにSpellweavingの力を訓練します。
能力 ※各能力の詳細はSpellweavingのページを参照
Gift of Renewal(24)、Immolating Weapon(32)、Thunderstorm(32)、Arcane Empowerment(50)、Essence of Wind(40)、Wild Fire(50)、Word of Death(50)
調査 <仕様>
Arcane Focusボーナスは ペットのSpellweavingスキル値によって決定するようだ

<寸評>
Gift of Renewalと、条件を満たせば300ダメージを叩き出すWord of Deathが強力。パワースクロールが比較的安価なのもメリット。範囲攻撃呪文も頻繁に使用するので、見た目の「頑張ってる感」は高い。ただ、いかんせんマナ消費が重く、Word of Death以外の攻撃呪文のダメージが低すぎることがネック。ほとんど効果の無い呪文に湯水のごとくマナを消費するので、あっという間にマナが枯渇してしまう。本気で実用性を求めるなら、スキルを120にするのはもちろん、マナ回復系のステータスやスキルも底上げした方が良さそうだ(ただし、それでもマナ枯渇は避けられないだろう)。
名称 Magery Mastery(魔法マスタリー) 習得ポイント 1501 または 1 (Evaluate IntelligenceとMageryスキルが無い場合は合わせて1500、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ・Time of Legendsパッケージの適用が必要
・魔法グループの生物が習得可能
公式 ペットにMagery呪文の高度な使い方を訓練します。
能力 ※各能力の詳細はMageryおよびスキルマスタリーのページを参照
Magic Arrow(4)、Clumsy(4)、Weaken(4)、Feeblemind(4)、Harm(6)、Agility(6)、Strength(6)、Cunning(6)、Bless(9)、Fireball(9)、Poison(9)、Arch Cure(11)、Greater Heal(11)、Curse(11)、Lightning(11)、Magic Reflection(14)、Mind Blast(14)、Paralyze(14)、Energy Bolt(20)、Explosion(20)、Flamestrike(40)、Mana Vampire(40)、Death Ray(50 + 維持35)
調査 <PCの能力との違い>
使用するマスタリー能力はDeath Rayのみ(ただし後述の理由でほぼ機能しない)

<仕様>
・基本行動として、FlamestrikeとEnergy Boltを交互に連発する
・炎抵抗が高く氷抵抗が低い敵には、Mind Blastも使う
・Mageryと同様、範囲攻撃呪文は使用しない
・敵が離れた場所にいる場合はTeleportを使うことがある
・マナが枯渇すると、少ないマナで使用できる低サークルの攻撃呪文やバフ・デバフ呪文を多く使うようになる
・魔法の射程は12マスと、やや広くなっているようだ

<寸評>
海戦に不向きだったペットが船上でテレポートしながら戦うようになるなど、使い道はある。高位の攻撃呪文をメインで使用するため、ダメージソースとしてはMageryの上位互換。特にMind BlastはINTが高ければ100超えのダメージが出る。ただ、その分マナ消費が大きく、挙動に次のような問題もある。
・敵にバフや解毒の呪文を使用する(致命的ではないが相手が強いほど厄介)
・Death Rayはダメージを発生させることが難しい(ペットは近接戦闘のAIで行動するため、効果が発現する前に能力が中断される)
・意味の無いTeleportを繰り返すことがある(Follow等の命令で制御は可能)

動作に癖や問題はあるが、マナがあるうちは高位の呪文を連発するので、短期戦であれば強いことは強い。ただし、一度マナが枯渇すると極端にDPSが落ちるので、長期戦には不向き。
名称 Bashing(Mace Fightingマスタリー) 習得ポイント 301(SPM3つが300、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ・Time of Legendsパッケージの適用が必要
・この能力を習得すると、SPMの「Mortal Strike・Concussion Blow・Disarm」を習得する(他のSPMは習得できない)
・SPMを個別に習得している場合、それが前掲のSPMだとしても、この能力は選択できない
公式 ペットにMortal Strike・Concussion Blow・Disarmのスペシャルムーブを訓練します。また、StaggerとToughnessのマスタリー能力も訓練します。
能力 ※各能力の詳細はスキルマスタリーのページを参照
Stagger、Toughness
調査 <PCの能力との違い>
Warrior's Giftは習得しないようだ

<仕様>
Staggerは、調査した範囲では発動が確認できなかった

<寸評>
マナ消費で維持するToughnessが問題児。ペットの最大HPを20~30上昇させても殆どメリットは無い上に、一度発動するとマナが枯渇する以外に停止する方法が無いようで、何もしていなくてもマナがゴリゴリ減っていく。SPMは戦力にならず、Staggerも発動するか分からない。残念ながら、他のマジック能力を選択した方が無難のようだ。
名称 Battle Defense(Parryingマスタリー) 習得ポイント 201(SPM2つが200、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ・Time of Legendsパッケージの適用が必要
・ペットのParryingスキルが有効でないと(=Wrestlingスキルが100以上無いと)、この能力は選択できない
・この能力を習得すると、SPMの「Disarm・Paralyze」を習得する(他のSPMは習得できない)
・SPMを個別に習得している場合、それが前述のSPMだとしても、この能力は選択できない
公式 ペットにDisarm・Wrestlingのスペシャルムーブを訓練します。また、Heighten Senses・Shield Bash・Body Guardのマスタリー能力も訓練します。
能力 ※各能力の詳細はスキルマスタリーのページを参照
Body Guard、Heighten Senses、Shield Bash
調査 <PCの能力との違い>
Heighten Sensesについて、PCのように継続的にマナを消費する様子は見られず、効果が出ているかどうか不明

<仕様>
・Body Guardは、ペットの2マス以内でguard命令を出すと発動しやすいようだ。発動すると、主人がペットの2マス以内に居る間、主人が受けるダメージを50%減少させる。ペットは、主人が受けるはずだったダメージの55%をさらにペットの属性抵抗で軽減した分のダメージを受ける。効果時間は60秒程度。なお、効果程度はスキル値によって変わるかもしれない(未確認)。
・Shield Bashは、150~200程度の物理属性ダメージを与えるようだ。効果程度はスキル値によって変わるかもしれない(未確認)。

<寸評>
Shield Bashがなかなか強力。また、Body Guardのダメージ軽減効果が規格外。発動タイミングを完全に制御できるわけでは無いのがネックだが、ある程度は誘導できそうである。SPMは戦力外だが、Disarmは基本的に発動しないので(おそらく他の能力の発動を阻害しないため)、効果の薄い行動はParalyzeのみとも言える。Heighten Sensesがマナを垂れ流すといったことも無く、使い方によっては化けるかもしれない。
名称 Piercing(Fencingマスタリー) 習得ポイント 301(SPM3つが300、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ・Time of Legendsパッケージの適用が必要
・この能力を習得すると、SPMの「Bleed・Armor Ignore・Paralyze」を習得する(他のSPMは習得できない)
・SPMを個別に習得している場合、それが前述のSPMだとしても、この能力は選択できない
公式 ペットにBleed・Armor Ignore・Paralyzeのスペシャルムーブを訓練します。また、PierceとThrustのマスタリー能力も訓練します。
能力 ※各能力の詳細はスキルマスタリーのページを参照
Pierce、Thrust
調査 <PCの能力との違い>
Warrior's Giftは習得しないようだ

<仕様>
Pierce・Thrustともに、調査した範囲では発動を確認できなかった

<寸評>
公式解説の通りPierceやThrustが発動するなら有用な能力と考えられるが、調査ではいずれも発動を確認できなかった。Armor Ignoreの1能力のみを習得する方が、よほどコストパフォーマンスが高い。Pub120時点ではこの能力を習得するメリットは無さそうだ。
名称 Slashing(Swordsmanshipマスタリー) 習得ポイント 301 または 801(Bushidoスキルが無い場合は500、SPM3つが300、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ・Time of Legendsパッケージの適用が必要
・この能力を習得すると、SPMの「Nerve Strike・Armor Ignore・Disarm」を習得する(他のSPMは習得できない)
・SPMを個別に習得している場合、それが前述のSPMだとしても、この能力は選択できない
公式 ペットにNerve Strike・Armor Ignore・Disarmのスペシャルムーブを訓練します。また、Focused EyeとOnslaughtのマスタリー能力も訓練します。
能力 ※各能力の詳細はスキルマスタリーのページを参照
Focused Eye、Onslaught
調査 <PCの能力との違い>
Warrior's Giftは習得しないようだ

<仕様>
Onslaughtは、調査した範囲では発動が確認できなかった

<寸評>
マナ消費で維持するFocused Eyeが問題児。通常攻撃が命のペットにとって命中アップは効果が高いが、一度発動するとマナが枯渇する以外に停止する方法が無いようで、戦闘中だろうが何もしてなかろうが、あっという間にマナが尽きる。固定のSPMもかなり良い方だが、前述の通りマナが枯渇しがちなので、自ずと使用回数は少なくなる。Onslaughtも発動するか分からない。効果が無いわけではないが、他のマジック能力を選択する方が無難だろう。
名称 Wrestle Mastery(格闘マスタリー) 習得ポイント 201(SPM2つが200、マジック能力のアクティブ化が1)
制約 ・Time of Legendsパッケージの適用が必要
・この能力を習得すると、SPMの「Disarm・Paralyze」を習得する(他のSPMは習得できない)
・SPMを個別に習得している場合、それが前述のSPMだとしても、この能力は選択できない
公式 ペットにDisarm・Paralyzeのスペシャルムーブを訓練します。また、KnockoutとRampageのマスタリー能力も訓練します。
能力 ※各能力の詳細はスキルマスタリーのページを参照
Fists of Fury、Knockout、Rampage
調査 <PCの能力との違い>
Knockoutは永続効果ではなく、通常攻撃の際にランダムで、消費マナ5~10程度で単発の効果として発動しているようだ

<仕様>
公式の解説ではFists of Furyの記述が無いが、実際は習得・発動する

<寸評>
Fists of FuryとKnockoutがシンプルにダメージを底上げしてくれる。Rampageはペットが育ち切っていると恩恵が薄いが、デメリットというほどでもない。SPMは戦力外だが、Disarmは基本的に発動しないので(おそらく他の能力の発動を阻害しないため)、総じてペットには相性が良く有効な能力と言える。ただし相手の属性抵抗が高いとダメージが頭打ちになりやすいため、抵抗を下げるデバフ能力と組み合わせたり、攻撃属性に特色のあるペットに習得させると良いかもしれない。

特別能力

  • ペット特有の能力(元々はNPCモンスターが使っていたような能力が多い)
  • 1つの能力のみ習得可能
  • 習得済の特別能力は他の特別能力に変更できない
  • 下記のいずれかに該当するペットは新規習得は出来ない
    • 特別能力を習得済
    • 他の能力(マジック能力・SPM・範囲攻撃能力)から、合計3つ以上を習得済
名称 Angry Fire 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 魔法グループの生物とFire Beetleが習得可能
公式 ペットにAngry Fireの特別能力を訓練し、ペットが破壊的な火炎攻撃を繰り出せるようにします。
調査 <仕様>
攻撃対象に炎属性の51~81ダメージを与える

<寸評>
同時に通常攻撃も命中する可能性があるので、条件次第ではArmor Ignoreが発動するよりダメージ期待値が高くなる場合がある。ただ、この能力を習得するということは炎属性が通る相手に使う想定であろうが、炎属性攻撃が得意なペットは他の強力な特別能力を習得可能か、または最初から特別能力持ちで新規習得が出来ないことが多い。特別能力の中では直接ダメージは高い方だが、採用する人はそれほど多くないと考えられる。
名称 Conductive Blast 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 魔法グループの生物が習得可能
公式 ペットにConductive Blastの特別能力を訓練し、ターゲットのエネルギー耐性を低下させます。
調査 <仕様>
・攻撃対象にエネルギー属性のダメージを10与える
・攻撃対象のエネルギー抵抗を、4秒間、「現在の50%」に低減する
・例えば、エネルギー抵抗が70であれば35にする
・攻撃対象のマナを20~30程度消費させる(これは意図された仕様ではない可能性がある)

<寸評>
通常攻撃にエネルギー属性を含むペットと相性が良い。抵抗半減だけでもなかなかの効果だが、Pub120時点では何故かマナダウン効果もあるため、さらに強力なデバフ能力になっている。
名称 Dragon Breath 消費マナ 30 発動タイプ 代替 習得ポイント 100
制約 魔法グループの生物とFire Beetleが習得可能
公式 ペットにDragon Breathの特別能力を訓練し、ターゲットの体力に基づいて壊滅的な火炎ダメージを与えるようにします。
調査 <仕様>
・攻撃対象に炎属性のダメージを与える(一部の冷気属性系のペットは冷気属性のブレスになる)
・基礎ダメージはペットのHP残量の1/5(公式解説には"damage based on its target's health=ターゲットの体力に基づく"とあるが、誤りと考えられる)
・射程距離は9マス以内のようだ

<寸評>
高ダメ-ジの遠距離攻撃だが、発動時に3~4秒の硬直時間が発生し、その間は通常攻撃を含めた他の行動をしない。よって、この能力の使用がダメージ増加につながる状況は極めて限定されるだろう。
名称 Grasping Claw 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 鉤爪を持つ生物が習得可能(狼系・ネコ系・ドラゴン・恐竜・鳥類など)
公式 ペットにGrasping Clawの特別能力を訓練し、ペットが鉤爪でターゲットを切り裂き、物理抵抗の低下と物理ダメージを発生させるようにします。
調査 <仕様>
・攻撃対象に32~70の物理属性のダメージを与える
・5秒間、攻撃対象の物理抵抗を「現在の15%」低下させる
・例えば、物理抵抗が70なら60になる(小数は切上)

<寸評>
特別能力の中では、中の上と言ったところ。そこそこのデバフ効果と合わせて、同時に通常攻撃も命中する可能性があるので、条件次第ではArmor Ignoreが発動するよりダメージ期待値が高くなる場合がある。物理属性ダメージ重視ならFrenzied Whirlwindが発動する方が強いと考えられるが、組み合わせの制限や習得ポイントとの兼ね合いで、この能力を習得することは十分に考えられる。
名称 Inferno 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 魔法グループの生物とFire Beetleが習得可能
公式 ペットにInfernoの特別能力を訓練し、ペットがターゲットを炎で包み込み、炎抵抗の低下と壊滅的な炎ダメージを発生させるようにします。
調査 <仕様>
・攻撃対象に46~79の炎属性のダメージを与える
・6秒間、攻撃対象の炎抵抗を「現在の25%」低下させる
・例えば、炎抵抗が70なら53になる(小数は切上)

<寸評>
かなり強力な特別能力。なかなかのデバフ効果に加え、同時に通常攻撃も命中する可能性があるので、条件次第ではArmor Ignoreが発動するよりダメージ期待値が高くなる場合がある。攻撃属性に炎を含むペットと組み合わせると良さそうだが、Fire BeetleにはRune Corruptionがあり、他のペットは特別能力を新規習得できないことが多いため、性能の割に選択されづらい。
名称 Life Leech 消費マナ 5 発動タイプ 命中 習得ポイント 100
制約 ネクロマンシーグループの生物が習得可能
公式 ペットにLife Leechの特別能力を訓練し、受けるダメージから生命力を吸い取るようにします。
調査 <仕様>
・ペットが通常攻撃で与えたダメージの20%だけ、ペット自身のHPを回復する(公式解説には"from incoming damage=受けるダメージから"とあるが、実際は与えたダメージ基準で回復する)
・マナがあれば、通常攻撃の命中時は必ず発動する
・毒やモータルストライクを受けた状態でも回復できる
・回復量の算出は小数切り捨てのようで、与えたダメージが5未満(回復量が1未満)の場合は回復しない
・Armor Ignoreのような通常攻撃に類する攻撃であれば回復するが、Frenzied Whirlwindのような追加ダメージでは回復しないようだ

<寸評>
Vampiric Embraceのライフリーチ能力と同等で、大きなダメージが入る相手なら強力な回復力になる。反面、小さいダメージしか入らない相手には効果が薄く、消費マナに見合わなくなる。Healingを使うペットとどちらが良いかは、相手や戦闘スタイルによって変わってくるだろう。
名称 Lightning Force 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 魔法グループの生物が習得可能
公式 ペットにLightning Forceの特別能力を訓練し、エネルギー属性ダメ-ジの攻撃をするようにします。
調査 <仕様>
・攻撃対象に44~59のエネルギー属性のダメージを与え、スタンさせる
・スタンの効果時間は一定ではない(1秒~8秒程度までを観測)
・スタンの効果時間は、攻撃対象へのターゲット(攻撃対象からの被ターゲット)で即時解除される
・スタンの効果はPCには発生しない
・詳細は不明だが、スタンが解除されるトリガは Force ArrowのDazing効果 と近似か同一のように見える

<寸評>
そこそこのダメージに加えて、スタン効果は上手く使えば敵を棒立ちにすることが出来る。ただし、プレーヤーやペットの攻撃スキルの多くは被ターゲットを誘発し、スタンを即時解除する。スタン効果を最大限活用したいなら、ペットの能力とプレーヤーの立ち回りの両方を考える必要がある(ただ、そこまでしなくても一定の恩恵は受けられるだろう)。
名称 Mana Drain 消費マナ 30 発動タイプ 同時と思われる 習得ポイント 100
制約 特になし
公式 ペットにマナドレインの特別能力を訓練し、ペットが隣接する全てのターゲットのマナを排出させるようにします。
調査 <仕様>
・隣接する攻撃対象の「いずれか1体の」マナを30程度消費させる(公式解説には "the mana of all nearby targets=全てのターゲットのマナを"とあるが、誤りと考えられる)
・マナを消費させる相手は現在の攻撃ターゲットとは限らない
・この能力は効果対象からの被ターゲットを誘発しない

<寸評>
マナダウン効果自体は有用だが、Pub120時点ではConductive Blastが同等のマナダウン効果を持ち、加えて抵抗低下とダメージも発生するため、この能力を敢えて習得するメリットはほぼ無い(Conductive Blastの効果はバグであれば修正される可能性があるので、どうしてもマナダウン効果が必要ならこちらを習得した方がいいかもしれない)。隣接するターゲット群から効果対象を決める条件は不明で、狙った相手に効果が出ない可能性もある。さらに、長時間の戦闘でも全く能力を使わなかったり、一転して不要なほど連発し始めたりと、他の能力と比べても特に発動にムラがあるように見える。やや扱いづらい。
名称 Raging Breath 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 魔法グループの生物とFire Beetleが習得可能
公式 ペットにRaging Breathの特別能力を訓練し、遅延性の炎ダメージの爆発を引き起こす、炎のブレスを使えるようにします。
調査 <仕様>
・発動時、攻撃対象に炎属性ダメージ25を与える
・以後の10秒間、毎秒、攻撃対象に10の炎属性ダメージを与える(合計100、初撃を含めると合計125)

<寸評>
炎属性が通るなら総ダメージ量は高い。ただし、ダメージが完結するまで10秒以上かかるため、無駄打ち(効果の上書き)が発生しやすく、かといって数秒で終わる戦いでは真価を発揮できない。特別な理由が無ければ、他の能力の習得を優先した方が良さそうだ。
名称 Repel 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
公式 ペットにRepelの特別能力を訓練し、あらゆる被ダメージを攻撃者に反射させます。
調査 <仕様>
・通常攻撃アクションと同時に発動する(被ダメージ時に自動でダメージを反射するわけではなく、Magic Reflectionのように効果をセットする)
・発動後、次に受けた(属性抵抗で軽減された)ダメージを50%に軽減し、残りの50%を攻撃者に反射する
・攻撃者は、反射されたダメージ値を更に攻撃者自身の属性抵抗で軽減したダメージを受ける
・遠距離攻撃や魔法のダメージも反射する

<寸評>
地味だが攻守両面で確実に効果が出る。とはいえ、発動1回につき被ダメージ1回分の効果なので、よほどハマらない限り大きな効果は期待できないだろう。
名称 Rune Corruption 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 ・昆虫グループの生物が習得可能
・この能力を習得すると、習得した能力の数にかかわらず、他の魔法能力や範囲攻撃能力が習得できなくなる場合がある(詳細な条件は不明)
公式 ペットにRune Corruptionの特別能力を訓練し、ターゲットの属性抵抗を低下させます。
調査 <仕様>
・5秒間、攻撃対象の全ての属性抵抗を「現在の50%」低下させる
・攻撃対象がPCの場合、上限を超えた抵抗値もあるものとして計算される
・例えば、装備の抵抗値の合計がALL80の場合、ALL40にする

<寸評>
極めて強力なデバフ能力。ソロやパーティーなどの状況を問わず(そして相手の抵抗が高いほど)大きな効果を発揮する。Chivalryを習得できない昆虫系のペットは、この能力とArmor Ignoreを習得させる「ルンコラ/イグノア」タイプで育成するのがセオリーの一つになっている。
名称 Searing Wounds 消費マナ 25 発動タイプ 命中 習得ポイント 100
制約 特になし
公式 ペットに Searing Woundsの特別能力を訓練し、ターゲットを焼き焦がして、治癒効果を低下させるようにします。
調査 <仕様>
[1]攻撃対象に炎属性のダメージを与える(NPCは3~8、PCは1~3程度のようだ)
[2]4秒間、攻撃対象のヒットポイント回復を低減させる(NPCは-60、PCは-20)。低減はプロパティ値の単純減算で、マイナス値になると時間の経過とともにHPを失うようになる(マイナス回復する)。例えば、対象のヒットポイント回復を-60にした場合、対象は効果時間内に約24のHPを失うことになる
[3]攻撃対象の、呪文やポーション等によるHP回復効果を5程度低減するようだ(PCでのみ検証済、NPCの場合の効果程度は不明)

<寸評>
HP回復の低減は、相手の抵抗やスキルに関係なく一定の効果を発揮できる汎用性と、通常はダメージを与えられない敵でもHPを削れる特殊性がある。使えるペットを1匹くらい育てておくと、意外なところで役に立つかもしれない。ただ、他の有用な能力を差し置いて習得するべきかは悩みどころだ。
名称 Steal Life 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 攻撃属性にエネルギーを含む魔法グループのペットが習得可能
公式 ペットにSteal Lifeの特別能力を訓練し、エネルギー属性ダメージで攻撃させます。そのダメージの一部は、一定時間の経過後、ペットのHPに変換されます。
調査 <仕様>
・発動時、攻撃対象に45のエネルギー属性ダメージを与える
・以後の5秒間、毎秒、攻撃対象に5のエネルギー属性ダメージを与える(合計25、初撃を含めると合計70)
・この能力で実際に与えた(属性抵抗で軽減された)ダメージと同じ値だけ、ペット自身のHPを回復する
・毒やモータルストライクを受けた状態でも回復できる
・基本的に攻撃スキルなので、回復系のスキルや呪文と違い、特にHPが減っていなくても使用する

<寸評>
エネルギー属性がある程度通る敵なら、ペットの回復力の底上げになる。例えば敵のエネルギー抵抗が50の場合、無駄打ち(効果の上書き)が無ければ1回の発動で32のダメージとHP回復が発生する(小数は切り捨て)。この能力はHP残量にかかわらず発動するので、「戦闘の序盤から定期的に中ヒールを使うようになる」と考えれば、まずまず効果がありそうに思える。ただ、多くの場合は主人がより強力な回復手段を持つため、性能・役割ともに中途半端という見方もできる。さらに、この能力を習得できるペットはもっと強力な回復手段を持っていたり、他に習得させたい能力があることが多い。攻守両面で効果が期待できる能力のはずだが、採用するには今一つ決め手に欠けることが多そうだ。
名称 Sticky Skin 消費マナ 5 発動タイプ 不明 習得ポイント 100
制約 スティッキースキングループの生物が習得可能
公式 ペットにSticky Skinの特別能力を訓練し、攻撃者の攻撃速度を低下させます。
調査 <仕様>
不明

<寸評>
Pub120時点では効果が発動している様子を確認できなかった。習得しない方が良いだろう。
名称 Tail Swipe 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 テイルドグループの生物が習得可能
公式 ペットにTail Swipeの特別能力を訓練し、ターゲットに対して尻尾を振り回すようにします。この行動は、ダイレクトダメージに加えて、麻痺と混乱を引き起こす可能性があります。ターゲットが混乱すると、INTとDEXが低下します。
調査 <仕様>
・攻撃対象に抵抗無視のダメージを10与える
・3秒間、攻撃対象を麻痺させる場合がある(ダメージで解除される)
・5秒間、攻撃対象を混乱させる場合がある(DEX・INT・スタミナ上限・マナ上限をそれぞれ-20)

<寸評>
複数の効果を持つが、受ける恩恵がどれも微妙な上、デバフ系効果は発生しないこともある。生物の個性を活かした能力で味わいはあるが、お得感はあまり無い。
名称 Venomous Bite 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 習得にはPoisoningスキルが必要(スキルが無いと選択画面に表示されない)
公式 ペットにVenomous Biteの特別能力を訓練し、ペットが近くのすべてのターゲットに毒を与えるようにします。
調査 <仕様>
・ペットから2マス先までの全ての攻撃対象に、毒の付与を試みる
・効果程度はPoisoningスキル依存で、最大でL4毒が入る可能性がある
・発動時にPoisoningスキルが上昇する可能性がある

<寸評>
複数相手に毒を入れたいなら、この能力かPoison Breathのどちらか(あるいは両方)。Poison Breathと比較すると、この能力は付与できる毒の最大LVが1低く、範囲もペットから2マス先までと狭いが、消費マナが30と少ないのがメリット。攻撃対象を絞り込んで戦況をコントロールしながら、コスパ良く毒を入れたいなら、この能力の方が良いだろう。
名称 Vicious Bite 消費マナ 20 発動タイプ 命中 習得ポイント 100
制約 習得にはPoisoningスキルが必要(スキルが無いと選択画面に表示されない)
公式 ペットにVicious Biteの特別能力を訓練し、近づいてくるターゲットに、遅延性のダイレクトダメージが発生する化膿した傷を与えるようにします。
調査 <仕様>
・発動時はダメージゼロで、60秒後に5の初回ダメージが発生する
・以後20秒ごとに5ずつ増加するダメージが発生し(10、15、20…)、初撃から240秒後のダメージで50に達すると、効果が終了する(合計275ダメージ)
・ダメージは抵抗無視の固定ダメージで、攻撃対象がPCでも半減されない
・この能力の効果が発動中のターゲットには再発動(無駄打ち)をしないようだ
・この能力は「継続的な攻撃」ではなく「受けた傷が勝手に悪化していく」コンセプトのようで、ダメージ発生時でも、攻撃者へダメージ値のポップアップは表示されず、被ターゲットも誘発しない

<寸評>
消費マナあたりのダメージ効率は最強クラスだが、「4分経過すれば」という条件が付くため、時間あたりのダメージ効率は最低クラスという、クセのある能力。無駄打ちをしないようなので、他の能力の発動を阻害しないと仮定すれば、長時間の戦闘では最小限のコストでダメージの底上げに寄与する可能性がある。とはいえ、真価を発揮するのに4分かかるのは、あまりにも汎用性に欠けると言わざるを得ない。

スペシャルムーブ

  • PCのスペシャルムーブ(SPM)に相当する能力
  • 原則、2つまで習得可能
  • 習得済のSPMは他のSPMに変更できない(ただしマスタリー系のマジック能力を変更するとSPMも合わせて変更や削除される)
  • 下記のいずれかに該当するペットは新規習得は出来ない
    • スペシャルムーブを2つ以上習得済
    • ペットの能力(マジック能力・特殊能力・SPM・範囲攻撃能力)から、合計3つ以上を習得済
  • Bushidoのマジック能力と同時に習得するWhirlwind Attackは例外で、SPMを2つ習得済みでも、3つめのSPMとして習得できる
名称 Armor Ignore 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
「通常攻撃の命中時に抵抗無視攻撃が発動する(命中して初めてマナを消費する)」命中発動タイプの能力ではなく、「次に命中する通常攻撃を抵抗無視攻撃に変えるようセットする(セット時点でマナを消費する)」同時発動タイプの能力。発動音からダメージの発生まで妙に長いタイムラグが発生することがあるのは、そのためである。よって、効果セット後に通常攻撃が命中しないまま再度発動した場合は、マナの無駄遣いになる。

<寸評>
ペットが習得できる最強SPMの一角。STRとベースダメージを上限まで育成し、ChivalryのEnemy of Oneとの併用が決まれば、200超えのダメージを連発することも。強敵は基本的に抵抗が高いため相手が強いほど輝く傾向があり、習得が無駄になることはほぼ無いだろう。

ただし、昨今のボスやイベントはこの能力が無効の敵も多く、肝心なところで役に立たないリスクはある。また他の能力と比べた場合、見た目の印象ほどダメージ期待値に差が無かったり、敵の属性抵抗が低いなどの条件によっては劣後することも。更に、通常攻撃が当たりづらい相手には無駄打ちが発生しやすくなるため、発動すれば必ずダメージが入る能力の方が「消費マナあたりのダメージ」は高くなりやすい。

威力・汎用性ともに間違いなくエース級の能力だが、唯一絶対の正解でないことには留意したい。
名称 Armor Pierce 消費マナ 20 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
・被貫通効果のみが発現する
・同時に通常攻撃が命中することもあるが、150%のダメージ増加は発生しない
・消費マナが10少ない
・BushidoやNinjitsuスキルは使用可否に影響しない

<寸評>
被貫通効果はPCのSPMと同一(3秒間受けるダメージが10%増加)。集団攻撃や高火力攻撃が飛び交う状況なら大きな効果が期待できる。ただ、視覚的なエフェクトが無く、一発一発のダメージ増加も分かりづらいので、役に立ってる感は薄い。機能はしているが、ペット単体で戦うようなダメージ規模では、効果を実感することは難しいかもしれない。
名称 Bladeweave 消費マナ 15 発動タイプ SPMによる 習得ポイント 600 または 100(Bushidoスキルが無い場合は500、SPMが100)
制約 ・習得にはBushidoスキルが必要
・Bushidoのマジック能力がアクティブである必要はなく、徳之島で生まれた生物でなくとも習得可能
調査 PCの能力 との違い>
通常のUIでは攻撃モードと防御モードの選択は出来ない(scriptコマンドやUO Assistで出来るらしいが未検証)

<寸評>
少ない消費マナで複数のSPMが使えるが、期待に反して発動確率は高くなく(むしろ低い可能性があり)、お得感は無い。二次的な効果として、SPM(おそらくBlock)が発動するとNinjitsuスキル値が上昇し始める。その後にNinjitsuスキル値が必要な能力を習得すれば、トレーニングポイントを節約することができる。とはいえ、そのためにこの能力を習得すべきかは慎重に考えた方が良いだろう。
名称 Bleed Attack 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
出血効果のみが発現する(同時に通常攻撃が命中する可能性はある)

<寸評>
属性抵抗で軽減できないダイレクトダメージが特長だが、PvMの実用性重視なら選択肢には上がりづらい。ダメージが完結するまで時間がかかるため無駄打ち(効果の上書き)が発生しやすく、かといって数秒で終わる短期戦では真価を発揮できない。また能力のコンセプト上、出血しない相手(多くのエレメンタルやアンデッドや機械など)には効果が無いため、汎用的でもない。これらの弱点を補うほどのダメージも期待できず、意図して採用されることは稀だろう。
名称 Block 消費マナ 20 発動タイプ 同時と思われる 習得ポイント -
制約 調教時点で習得済か、Bladeweaveで発動する以外は使用不可(個別習得は不可)
調査 PCの能力 との違い>
SPM発動時にNinjitsuスキルが上昇する可能性があるようだ

<寸評>
PCのSPMと同様の効果であれば一定の被ダメージ低減効果があるので、盾役に特化したペットであれば利用価値があるかもしれない。ただ、習得(使用)に至るまでの制約を考えると、この能力を使用したいと考えるプレーヤーは少数派だろう。
名称 Cold Wind 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 魔法グループの他、Frost Spiderが習得可能
調査 PCの能力 との違い>
・PCのSPMには存在しない、ペット特有のSPM
・攻撃対象に計6回(6秒間の毎秒)、10~14程度の冷気属性のダメージを与える
・範囲攻撃のような名前だが範囲攻撃ではなく、効果対象は1体のみ

<寸評>
冷気属性が通るなら総ダメージ量はそれなりだが、いかんせん遅延ダメージであることがネック。ダメージサイクルは比較的短い方だが、無駄打ち(効果の上書き)を完全に排除することは難しい。特別な理由が無ければ、他の能力の習得を優先する方がよさそうだ。
名称 Concussion Blow 消費マナ 20 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
・マナ減少効果と抵抗無視ダメージのみが発現する(同時に通常攻撃が命中する可能性はある)
・マナ減少効果はPCの近距離武器の効果に相当(最大80%)

<寸評>
本SPMは同じ攻撃対象へのマナ減少効果が逓減していくため、繰り返しマナを削れる特別能力(Mana DrainやConductive Blast)に比べると見劣りする。追加ダメージも無いに等しく、習得の優先度は低いだろう。
名称 Crushing Blow 消費マナ 20 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
・スタミナ減少効果のみが発現する
・通常攻撃が同時に命中することもあるが、150%のダメージ増加は発生しない

<寸評>
スタミナ減少効果は10のため、大抵の場合はすぐに自然回復されてしまう。他のスタミナダウン攻撃と併用すれば一定の効果があるかもしれないが、有効活用できる場面は限られそうだ。
名称 Disarm 消費マナ 20 発動タイプ 同時 習得ポイント -
制約 マジック能力のBashing、Slashing、Battle Defense、Wrestling Masteryのいずれかを習得すると自動的に習得する(個別習得は不可能)
調査 PCの能力 との違い>
武器解除効果のみが発動する(同時に通常攻撃が命中する可能性はある)

<寸評>
相手が武器を装備しているかどうかにかかわらず、攻撃対象がNPCの場合は発動しないようだ。
名称 Dismount 消費マナ 35 発動タイプ 命中 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
攻撃対象がPCの場合、攻撃対象が再騎乗できなくなる時間が2秒少なく、8秒である

<寸評>
相手が騎乗しているかどうかにかかわらず、攻撃対象がNPCの場合は発動しないようだ。ということは(おそらくは)他の能力の発動を阻害しないので、PvPを想定するなら仕込んでおく意味はあるかもしれない。なお 公式サイト には消費マナ25とあるが、実際はPub120時点では35である。
名称 Feint 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 600 または 100(Bushidoスキルが無い場合は500、SPMが100)
制約 ・習得にはBushidoスキルが必要
・Bushidoのマジック能力がアクティブである必要はなく、徳之島で生まれた生物でなくとも習得可能
調査 PCの能力 との違い>
・ダメージ減少効果のみが発現する(同時に通常攻撃が命中する可能性はある)
・ダメージ減少効果は、ペットに対する攻撃にのみ適用される
・例えば、ペットからFeintを受けた敵がペットを攻撃するとダメージが減少するが、敵が主人を攻撃してもダメージは減少しない
・Bushidoスキル値が50未満でも使用できる(ただし効果が出るのはスキル値50以上で、50未満でのダメージ減少率は0%)
・発動時にBushidoスキルが上昇する可能性がある

<寸評>
ペットの被ダメージ軽減手段として有効。定番のChivarly等と組み合わせて防御力の向上を図るのも良いが、発動によるBushidoスキルの上昇は緩やかなので、真価を発揮できるまで時間がかかるのがネック。徳之島産ペットなら、スキル上昇を促すマジック能力のBushidoと相性が良い。ペットによっては、他の能力を習得して攻撃力を補ったり、回復系能力と組み合わせて防御に特化したりと、アレンジを考えるのも面白そうだ。
名称 Force of Nature 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
・麻痺タイマーと、ペットへの毒ダメージのみが発現する
・通常攻撃が同時に命中することもあるが、50%~100%のダメージ増加は無い
・消費マナが5少ない

<寸評>
「滅多に発動しない2秒間の麻痺効果のために、マナを30消費して毒属性ダメージを受ける能力」になってしまっている。習得して得られるメリットは皆無だろう。
名称 Frenzied Whirlwind 消費マナ 30 発動タイプ 命中 習得ポイント 600 または 100(Ninjitsuスキルが無い場合は500、SPMが100)
制約 ・習得にはNinjitsuスキルが必要
・Ninjitsuのマジック能力がアクティブである必要はなく、徳之島で生まれた生物でなくとも習得可能
調査 PCの能力 との違い>
・消費マナが5多い(注: 公式サイト には消費マナ20とあるが、実際はPub120時点では25である)
・SPM発動時にNinjitsuスキルが上昇する可能性がある

<寸評>
Armor Ignoreと並ぶ、ペットが習得できる最強SPMの一角。範囲内の全ての攻撃対象にダメージが発生するので、囲まれていれば総ダメージは爆発的に上がる。遅延ダメージだが2~3秒で効果が完結するのでデメリットはほぼ無く、相手が単体の場合でもそれなりのダメージが出るため無駄遣い感も薄い。短所はダメージがスキル依存かつ物理属性固定であることと、習得ポイントが多いことで、Armor Ignoreより採用率が低い原因になっていると考えられる。
名称 Mortal Strike 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
・ヒール不可効果のみが発現する
・通常攻撃が同時に命中することもあるが、70%あるいは130%のダメージ補正は無い

<寸評>
ヒール不可効果が役立つ場面は確かにあるが、基本的にペットはSPMをランダムに発動させるので、無駄打ちが発生しがち。どちらかと言うとPvP向きの能力だろうか。
名称 Nerve Strike 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 600 または 100(Bushidoスキルが無い場合は500、SPMが100)
制約 ・習得にはBushidoスキルが必要
・Bushidoのマジック能力がアクティブである必要はなく、徳之島で生まれた生物でなくとも習得可能
調査 PCの能力 との違い>
・麻痺効果と、Bushidoスキル依存のダイレクトダメージのみが発現する(同時に通常攻撃が命中する可能性はある)
・Bushidoスキル値が50未満でも使用できる(ただしスキル値50以上になるまでダイレクトダメージ量はゼロ)
・SPM発動時にBushidoスキルが上昇する可能性がある

<寸評>
Bushidoスキル値が高くなり麻痺成功率とダメージが上昇すれば、かなり有用な能力。多くの麻痺スキルと異なり、PvMではダメージで麻痺解除されないため、集団攻撃時も有効なのが強み。Armor IgnoreやFrenzied Whirlwindのような分かりやすい優位性は無いが、場面を選ばず攻守で一定の効果が期待できる。短所は、Bushidoスキル習得のためのコストと、麻痺中や耐性状態での無駄打ちだろう(ダイレクトダメージは発生するので完全な無駄にはならないが)。
名称 Paralyze 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
麻痺効果のみが発現する(同時に通常攻撃が命中する可能性はある)

<寸評>
麻痺はダメージで即時解除される上、耐性も付くため、使いどころが難しい。麻痺中や耐性状態での無駄打ちも発生するので、PvMでこのSPMが有効な場面はなかなか想定しづらい。
名称 Psychic Attack 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 特になし
調査 PCの能力 との違い>
呪文ダメージとマナコストのペナルティのみが発現する(同時に通常攻撃が命中する可能性はある)

<寸評>
呪文攻撃が強力な相手であれば、一定の被ダメージ軽減が期待できる。重ね掛けでペナルティを-30%に出来れば、デバフとしてはかなりの効果。強力な敵はだいたい呪文を使うので、それなりに汎用性もある。とはいえ、他の能力を蹴ってまで習得する価値があるかは悩みどころ。無駄な能力ではないが、有効と言える場面も限られるだろう。なお 公式サイト には消費マナ25とあるが、実際はPub120時点では30である。
名称 Talon Strike 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 600 または 100(Ninjitsuスキルが無い場合は500、SPMが100)
制約 ・習得にはNinjitsuスキルが必要
・Ninjitsuのマジック能力がアクティブである必要はなく、徳之島で生まれた生物でなくとも習得可能
調査 PCの能力 との違い>
・HP回復を低減する効果のみが発現する(同時に通常攻撃が命中する可能性はある)
・消費マナが10多い
・Ninjitsuスキル値が50未満でも使用できる(ただしスキル値50以上になるまで効果はゼロ)
・発動時にNinjitsuスキルが上昇する可能性がある

<寸評>
HP回復の低減は、相手の抵抗やスキルに関係なく一定の効果を発揮できる汎用性と、通常はダメージを与えられない敵でもHPを削れる特殊性がある。使えるペットを1匹くらい育てておくと、意外なところで役に立つかもしれない。ただ、他の有用な能力を差し置いて習得するべきかは悩みどころだ。
名称 Whirlwind Attack 消費マナ 15 発動タイプ 同時 習得ポイント -
制約 ・マジック能力のBushidoを習得すると自動的に習得する(個別習得は不可能)
・この能力もペットの能力習得数に含まれるが、SPMを2つ習得した後でBushidoを習得すると、3つ目のSPMとして習得できる
調査 PCの能力 との違い>
・通常攻撃の命中成否とは関係なく、範囲ダメージのみが発現する(通常攻撃が同時に命中することもある)
・発動時にBushidoスキルが上昇する可能性がある

<寸評>
まずまず有用な範囲攻撃。相手が単体(効果ゼロ)でも気にせず無駄打ちをしまくるが、消費マナが比較的少ないので、ステータスを育て切っていれば大きな問題にはならないだろう。

範囲攻撃能力

  • ペット特有の範囲攻撃能力
  • 1つのみ習得可能
  • 下記のいずれかに該当するペットは、原則、新規習得は出来ない
    • 範囲攻撃能力を習得済
    • 他の能力(マジック能力・特殊能力・スペシャルムーブ)から、合計3つ以上を習得済
名称 Aura of Energy 消費マナ 20 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 魔法グループの生物が習得可能
公式 ペットにAura of Energyの範囲攻撃能力を訓練し、近くのターゲットにエネルギーダメージを与えます。
調査 <仕様>
・発動すると、ペットから5マス以内の全ての攻撃対象へ、5秒ごとにエネルギー属性の10ダメージを与えるようになる
・5秒ごとのダメージと同時にマナを消費する
・戦闘が終了すると(効果範囲からターゲットが居なくなると)効果の継続は終了する

<寸評>
戦闘中はほぼ常時発動してくれる。ただ、消費マナに対してダメージが少ないので、実用性を重視するなら他の能力を習得する方が良いだろう。
名称 Aura of Nausea 消費マナ 100 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 習得にはPoisoningスキルが必要(スキルが無いと選択画面に表示されない)
公式 ペットにAura of Nauseaの範囲攻撃能力を訓練し、近くのターゲットの攻撃速度、命中、回避、および詠唱速度を低下させます。
調査 <仕様>
・ターゲットの速度、命中、回避をそれぞれ60%、ファストキャストを5低減する
・低減はプロパティ値の単純減算で、60%なら0%へ、0%なら-60%になる(ファストキャストも同様、ただし回避は-25%が下限のようだ)
・効果範囲はかなり広く、少なくともペットから16マス先までの効果の発現を確認
・効果範囲内の全ての攻撃対象に効果が発動するようだ

<寸評>
非常に強力なデバフ能力。特にモンスターの速度は基本的にゼロなので-60%まで低下し、スタミナ150超でも1回の行動に3秒程度かかるようになる。ただし効果に比例するように消費マナも大きく、他の能力との共存が難しい(一度マナが枯渇すると、回復する前に他の能力を使われてしまい、この能力がほぼ使われなくなる)。これらの特性を踏まえて、複数のペットを戦わせて効果を得る手法も編み出されている( 通称:ノージャー兎 )。
名称 Essence of Disease 消費マナ 20 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 習得にはPoisoningスキルが必要
公式 ペットにEssence of Diseaseの範囲攻撃能力を訓練し、近くのターゲットに毒属性ダメージを与えます。
調査 <仕様>
・発動すると、ペットから5マス以内の全ての攻撃対象へ、5秒ごとに毒属性の10ダメージを与えるようになる
・5秒ごとのダメージと同時にマナを消費する
・戦闘が終了すると(効果範囲からターゲットが居なくなると)効果の継続は終了する

<寸評>
戦闘中はほぼ常時発動してくれる。ただ、消費マナに対してダメージが少ないので、実用性を重視するなら他の能力を習得する方が良いだろう。
名称 Essence of Earth 消費マナ 20 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 魔法グループの生物が習得可能
公式 ペットにEssence of Earthの範囲攻撃能力を訓練し、近くのターゲットに物理属性ダメージを与えます。
調査 <仕様>
・発動すると、ペットから10マス程度以内の全ての攻撃対象へ、5秒ごとに物理属性の10ダメージを与えるようになる
・5秒ごとのダメージと同時にマナを消費する
・戦闘が終了すると(効果範囲からターゲットが居なくなると)効果の継続は終了する

<寸評>
他のEssence of XX系の範囲攻撃に比べると効果範囲が広い。PvMでは10マス程度のようだが、PvPでは30マス先の画面外でも効果の継続を確認した(広すぎるので意図された仕様かは疑問)。戦闘中はほぼ常時発動してくれる。ただ、消費マナに対してダメージが少ないので、実用性を重視するなら他の能力を習得する方が良いだろう。
名称 Explosive Goo 消費マナ 30 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 魔法グループの生物とFire Beetleが習得可能
公式 ペットにExplosive Gooの範囲攻撃能力を訓練し、炎をまき散らして周囲の犠牲者に炎属性ダメージを与えます。
調査 <仕様>
・発動の数秒後、攻撃対象および周辺の敵へ拡散し、1体につき50程度の炎属性ダメージを与える
・効果範囲はかなり広く、少なくとも10マス以上は拡散するようだ
・敵が密集しているほど拡散力も増すように見えるが、具体的な法則や範囲は不明

<寸評>
炎属性が通る敵は比較的多く、敵が密集していれば5発~10発と連鎖していくため、かなり強力な範囲攻撃と言える。反面、相手が単体や少数では威力が物足りないため、集団相手の戦闘を主とするペットに習得させると良いだろう。
名称 Poison Breath 消費マナ 50 発動タイプ 同時 習得ポイント 100
制約 習得にはPoisoningスキルが必要(スキルが無いと選択画面に表示されない)
公式 ペットにPoison Breathの範囲攻撃能力を訓練し、近くのターゲットにLethal Poison(L5毒)を与えます。
調査 <仕様>
・効果範囲内の全ての攻撃対象に、毒の付与を試みる
・効果範囲はかなり広く、ペットから少なくとも10マス先までの効果の発現を確認
・効果程度はPoisoningスキル依存で、最大でL5毒が入る可能性がある
・発動時にPoisoningスキルが上昇する可能性がある

<寸評>
複数相手に毒を入れたいなら、この能力とVenomous Biteのどちらか(あるいは両方)。Venomous Biteと比較すると、この能力は消費マナが50と多いが、付与できる毒の最大LVが1高く、効果範囲も広い。多数の敵がひしめいている戦場で、被ターゲットを気にせず広範に毒をバラまきたいなら、こちらの能力が優れているだろう。

その他の能力

  • 一部のペットが持つ固有の能力
  • トレーニングでは新規習得も変更も出来ない
名称 Healing 消費マナ 15 発動タイプ 条件
制約 Cu Sidhe、Tritonなどが使用可能
調査 <仕様>
・Healingスキルにより、自律的なHP回復と解毒を行う(アイテムの包帯は所持不要)
・ペットと主人が隣接しており、主人のHPがある程度減っている場合、ペットが主人に包帯を巻く(蘇生はしない)
・包帯を巻く速度は、ペット自身に巻く場合と主人に巻く場合で変わらないようだ(6~7秒程度)

<寸評>
ペットの自己回復力、ひいては継戦能力とDPSを向上させる、非常に有用な能力。Cu SidheやTritonが強いペットと評される理由の一つは、間違いなく、この能力を持っていることだろう。
名称 Poison Spit 消費マナ 0 発動タイプ 条件
制約 Deathwatch Beetleが使用可能
調査 <仕様>
・ペットが近接攻撃を受けた時に、攻撃者に低位の毒を与える可能性がある
・消費マナはゼロか、あっても5程度と思われる(確認できず)
・この能力はAnimal Loreスキルで表示できるステータスや能力のページには表示されない

<寸評>
ごく一部のペットが使えるレア能力だが、敢えて使いたいと考えるプレーヤーはほとんど居ないだろう。
名称 Rage 消費マナ 25 発動タイプ 同時
制約 Bake Kitsune、Tsuki Wolfが使用可能
調査 <仕様>
・発動すると、毎秒、攻撃対象に10または5の物理属性の継続ダメージを与える
・効果時間は6秒間(計6回)

<寸評>
ごく一部のペットが使えるレア能力だが、消費マナに見合う効果があるとは言い難い。発動確率が非常に高く、アグレッシブなのは良いが、無駄打ち(効果の上書き)も発生しやすく、マナ消費が大きくなるのがネック。

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最終更新:2025年10月09日 00:20