賀来 うの(かく うの、1976年11月11日 - )は、日本の女性漫画家。
大阪市浪速区出身、慶應義塾大学中退。身長149cm、血液型A型。独身。
1996年「マングースに恋した少年」でデビュー。
代表作に『ハブVSマングース~飛車角落ち編~』『ネコ×イタチ』など。
「マングース系漫画家」の草分け的存在として知られる。
略歴
印刷業を営む家庭に育ったため作家という職業に憧れていたが、
電話中に描いた落書きが偶然編集の目に留まり、絵画での才能も発揮、漫画家を目指すことになる。
また、若葉賞の授賞式で漫画家を志望した理由を聞かれ「一つ大きいのを当てればお金には困らないん
じゃないかと思って。それこそ漫画やゲームのような出逢いにも憧れてたし。」ともコメントしている。
どんなときに漫画のアイディアが浮かぶか?という問いに対しては
「ウォッシュレットを使っているとピンと来ることがある」 としている。
作風
サブリミナル効果による全人類の潜在的原罪的苦痛からの解放をテーマとした
SFファンタジーを得意とする。登場人物がマングースであるにも関わらず、
そのシリアスな画風で描かれる巧みな心理戦には定評があり、一部で熱狂的なファンを獲得した。
一方で作品中に糞尿の描写が多いことについては、
「シリアスすぎて自分自身息が詰まっちゃうから(笑)いわば息抜きですね」と語る。
初代担当編集者のえばら渋子は彼女の作風について、
「最初はビックリするほどマングースばっかり出てきて、意味がわからなかった。
でもマングースを描かせたらおそらく日本一。自分までマングースになったようで、
蛇にかまれた気分です。」と評している。
人物
- 動物愛護団体への寄付も行っている。その縁で佐々木茂男氏との親交が深い。
- インターネット掲示板2ちゃんねるをしばしば覗いている。
自身に関連するスレッド(話題)は「評価が怖いので見ない」とのこと。
- 森鴎外作品を愛読しており、作品中にもしばしばその影響が垣間見える。
- 3サイズは95・63・82とかなりグラマーな体型を誇る。
- 高校時代はセパタクロー部に所属していた。ポジションはアタッカーで、
本人曰く本当はバスケがやりたかったが、高校に女子バスケ部が無かったため始めたという。
友人とともに入部したもののその友人はすぐに辞めてしまい、自身も辞めようかと思ったが、
すでにレギュラー入りしていたために悩んだ末に結局3年間続け、
3年生のときは主将を務めた。大阪府大会4回戦まで進んだのが最高実績。
- 若葉賞の賞金は家賃の足しにした。
- 仕事中にガンマレイ、レッド・ツェッペリン、ハワイアン6などを聴くことが多いという。
アーティスト以外に、ファイナルファンタジーシリーズのサウンドトラックを流すこともある。
- 自身の作品以外で好きな漫画として、『ひだまりスケッチ』『漂流教室』『ローゼンメイデン』
『まじめに フェアリーテイル』『ハンター×ハンター』『カメレオンジェイル』などを挙げる。
- 空き時間にネットゲームを好んでプレイする。好きな作品は『リネージュⅡ』。
- ハブ酒を好む。マングースへの傾倒からかという問いには
「よく言われるんですけど、関係ないですよ(笑)」と公式ブログで回答している。
年譜
1996年 「マングースに恋した少年」がなかよしに掲載され、プロデビュー。
1997年 「基礎からわかる 英文法」で若葉賞受賞。
1999年 『ハブVSマングース~飛車角落ち編~』を月刊アニマルにて連載開始(2001年から休載中)。
2001年 『ネコ×イタチ』を月刊アフタヌーンにて連載開始(2008年1月号をもって打ち切り)。
2008年 11月にマーガレット誌上で最新作、「イタズラなマングース」の連載を発表。
マングースについて
現在では「マングース系漫画家」というジャンルを確立したとされるほど、
ことあるごとにマングースに触れているが、そもそも彼女のマングースへの傾倒は
幼稚園に通っていた幼少期に行った沖縄に起因するもので、
「沖縄に旅行へ行き、たまたま見たハブ対マングースのショウで見たマングースがものすごく可愛かったため
夢にマングースが出てきて興味を持つようになった。ある日マングースがハブに丸呑みされる夢を見て、
寝付けなくなって翌日の英語のテストで10点中1点をとったことがあり、自分がマングースに
並々ならぬ思い入れがあるんだなとわかりました。マングースになら処女を捧げてもいいです(笑)」という。
現在も「将棋ゴリラ」と名付けられた佐々木茂男氏のペットのゴリラに対抗できる生物を探していた時出会った
1匹の野生のメスマングースを「キスク(通称:キーちゃん、由来はマイケル・キスク)」と名付けて飼育している。
関連項目
- マングース
- ハブ
- マイケル・キスク
- 羽生善治
- セパタクロー
外部リンク
全てはここから始まった・・・
賀来うの(「架空の」のもじり)は2008年11月、「10人の勇者」と呼称される10余名のVIPPERたちが
実際にWikipediaへ投稿した項目である。
しかしながら、僅か10秒で削除の憂き目に遭い、誰もその完成した姿を見ることは無かった。
と、いうのもWikipediaはエイプリルフール以外での虚偽の項目の投稿を容認しておらず、
即時削除されるシステムだからである。
だが、それはすなわちエイプリルフールであれば虚偽・架空の項目の投稿は「合法」であるということに
他ならない。
10人の勇者たちは現在も新たな項目を安価で生み出している・・・。
賀来うのギャラリー
「賀来うの」は実に3日にも渡るWikipedia運営との攻防の末に生まれた作品である。
ゆえに、主を初めとする住民たちの遊び心が詰まった副産物も数多く生まれた。
代表作『ハブVSマングース~飛車角落ち編~』の一部
当初は男性漫画家の設定であったゆえにこのような画風だが、3日目に至ってまさかの性転換。
まったく女性らしくない作風が出来上がった。
なお、安価主は漫画家でも絵師でも何でもないので、これらの諸作品はボールペンのみで描き上げられている。
『ハブVSマングース~飛車角落ち編~』のキャラ説
言うまでもないが、設定には将棋に関する内容が多々盛り込まれている。
「龍馬」は「角」が成ったもの、「龍王」は「飛車」が成ったもの、
「穴熊」は王将の周囲を取り囲むように他の駒を配置する戦法の通称である。
なお、ハブ側の王は「ヨシハル」という名前で、
「人間によってかつて見せ物としてマングースと戦わされていた」という設定だったが、
名前が際どすぎるので没になった。
この人物のモデルはプロ棋士の森内俊之である。
ちなみに本当にマングースはハブを駆逐するために沖縄へと輸入された歴史を持つ。
しかしながら野生のマング-スは滅多にハブと戦ったりしないので、
現在では逆にマングースの駆除が行われているという。
図らずも、彼の設定は単に事実を述べただけとなった。
『ハブVSマングース~飛車角落ち編~』アニメ版資料
当然だが、アニメ化などしていないし、そもそも原作作品も存在しない。
まったくもってどうでもいいが、安価主はcvには竹本英史を希望。
『ハブVSマングース~飛車角落ち編~』のキャラクター「穴熊」を偲ぶ住民作の墓石
主が設定段階で穴熊を死なせたことに、多くの人が涙を流した・・・。
代表作『ネコ×イタチ』第448話表紙
公式ブログの管理者が安価主に依頼して製作された。
月刊誌で7年連載にも関わらず、448話というのはハシャギ過ぎな感が否めない。
最終更新:2009年01月10日 20:43