サルとヒト

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サルとヒト』は、1998年4月から1999年3月までNFK系列で、
平日の13:20 - 13:55に放送されていた黒柳徹子主演の連続テレビドラマ。全240話。

概要

主演の黒柳徹子は1975年のNHK大河ドラマ『元禄太平記』以来実に23年ぶりのドラマ出演である。
黒柳は全く同時刻の裏番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系列)にも出演しているが、
当時のNFKが一般民放局として認知されていなかったことから重複出演が実現した。

あらすじ

第一部(98年4-6月期)

主夫妻は、傍から見るととても仲が良い夫婦であるが、実態は仮面夫婦であり、
互いに浮気・不倫を繰り返していた。トイレが詰まったなどという些細な事から夫・人公と喧嘩し、
家出した婦は露出狂に襲われ、正当防衛とはいえ男を殺害してしまう。
帰宅した婦を待っていたのは放火された自宅であった。放火犯は夫の不倫相手であった石油王ピクル。
そしてその事実を明らかにしたのは殺したはずのハイドと名乗る探偵であった。
物語は婦・人公・ピクルの三角関係へ移る・・・。

第二部(98年7-8月期)

人公とピクルは、銭湯で堂々と自慰行為に励むモンジローを見て新たなプレイに目覚め
愛欲に溺れる日々を過ごしていた。一方、婦は仙人・ハイドによる世界征服の計画を知り、
ブレイクダンスでの決着を挑む。そして舞台はグレートキャニオンにて急展開する・・・。

第三部(98年9-12月期)

殺し屋が暗躍する暗黒街、ここに一人の殺し屋がいた・・・
ピクルは獣姦に目覚めモンジローがピクルの子供を身篭る
その子供をモンジロー諸共始末するため、人公は殺し屋「ヤナコッタパンナコッタ」に接触。
その頃、グレートキャニオンでのブレイクダンス対決に敗れた婦は、
その手でハイドを復活させてしまう・・・。

完結編(99年1-3月期)

婦は復活したハイドに抵抗したが、無惨な最期を遂げtoranosuke復活への人柱となる。
復活したtoranosukeとハイドは「オーバー1/4トンズ」を結成し、WWEへ進出
他方、自身の子を身篭ったモンジローを殺害され、怒りに震えるピクルは街中を火の海にしてしまう
こうして人公とともに暗黒街は灰燼と化し、全てが闇に包まれた
そして世界は終末を迎える。すべてはtoranosukeの計算通りに・・・

登場人物

  • 主婦(zhŭ fù)-黒柳徹子
    本作の主人公。16歳の幼な妻で、料理が下手趣味はSMクラブに通うことで、
    そこで出会ったM男のtoranosukeと不倫ばかりしている。中国人。
    主婦役の黒柳は「彼女は髪型が長方形というチャームポイントが自慢」と語っている。

  • 主人公(zhŭ rén gōng)-烈海王
    婦の夫で、電気設備課に勤務するサラリーマン。中国人。
    ゲイバーに入り浸っており、常連客の一人である石油王・ピクルに想いを寄せている
    中盤でSMクラブ経営に乗り出し、それがきっかけで妻・婦の不倫を目のあたりにする。


  • ピクル有野晋哉
    石油王。鬼畜なほどのSで口癖は「YES、ドS」普段はゲームばっかりやっている
    非常に裕福で人格的にも優れた人物であるが、キレるとそこかしこに石油をまいて
    火をつけてしまう
    。後に所有する油田が崩壊し、途端に転落。
    それでも変わらずに自身と接してくれる婦に惹かれるようになる
    油田を手放してからの放火はサラダ油が主流

  • toranosukeマツコ・デラックス
    山菜を採るのが趣味の男。それにも関わらず肉ばかり食べているので、「ただのバカ」呼ばわりされている。
    実は人公のクローン。SMクラブで婦と出会い、不倫に走るが人公によって殺害される(第3話)

  • モンジロー勝俣州和(スーツアクター)
    ニホンザル自慰ばかりしているため、「エロ猿」と呼ばれている。
    日本語だけでなく、英語・中国語・フランス語・ドイツ語を理解することができる天才猿だが、
    尻が赤くないことが原因で他の猿からいじめられている
    だが、それは実は満月を見ると大猿になる特殊な種族であるがゆえであった・・・。

  • ハイド岡村隆史
    物語のキーマン。露出狂で、婦に襲い掛かったものの勢い余って高所から転落して死亡した(第5話)
    だが、その後も仙人となって婦の前にたびたび現れる。120kgもの体重でありながら、
    ブレイクダンスでくるくる回るなど身軽に動き回る。


主題歌

 「命乞い」-SMAP(ビクターエンタテインメント)

評価

当時まったくの無名局であったNFKだが、このドラマが最高瞬間視聴率78%という
驚異的な数値を挙げたことで一躍有力民放になった。
このような壮大なドラマは今まで見たことがない」として絶賛され、一大ムーブメントを巻き起こしたものの、
ピクルに感化された熱狂的な視聴者が自宅を全焼させた事件が続発し、
またスポンサーとなった企業がが相次いで倒産する現象が発生したことから
別の意味でも大いに話題となった。のちにNFKが海外テレビに「全米が泣いた」というフレーズで
放映権の売却を行ったことが露呈し、問題となった。

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最終更新:2008年12月19日 02:06